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11/01/15 22:27
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1 : ひろの
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<発起> :8月下旬
− T・G・D織り込み小説 −
プロ野球セリーグは、Tigers、Giants、Dragonsが大混戦です。 そこで、こんな挑戦。
T、G、Dを頭に織り込んで文章を作って、それで小説を作る。
どの順番でもかまいません。(野球でも多分、ころころと順位が変わるだけに。)
例題を兼ねて、出だしを提示します。 遠慮なくご参加を。で、ハチャメチャなお話にしちゃってください。
<プロローグ> D:ドラマの始まりの予感・・・。 T:滝川大学のみなさんと G:合コンが終わり、店を出た時のことでした。
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11/01/15 22:30
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2 : ひろの
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<投稿> (1)
1. ツネツネ 08月26日 23:29
D:ドリンクバーで、 G:ガンガン飲みまくろう。と、 T:ツネツネが言い出した。
2. チハル 08月27日 06:33
D 「ドーナツの食べたいな〜♪ G ガーデンに犬がいるオシャレなカフェに行きたい〜♪」 T チハルも負けじと言った
3. ひろの 08月27日 17:31
T:ツネツネこと、男まさりの筑波初音(ツクバ ハツネ)と、 G:ギャル丸出しの筑波千春(ツクバ チハル)は性格が真逆な双子。 D:男性陣は戸惑って、女性軍の仲間は面白がっている。
4. ひろの 08月28日 17:55
D:大文字まどか(ダイモンジ マドカ)の美貌に仲間の視線が集まる中、 T:筑波姉妹に関心が行ってる僕。 G:元気で明るくて、むしろ好感度がよかった。
5. 紅蓮 08月29日 14:05
D:大文字まどかの魅力は控えめで清楚。 T:ところが彼女の裏の顔はブラック一色。 G:紅蓮はそれを知っている。
6. チハル 08月29日 14:23
T:筑波千春はお構いなし。 G:紅蓮ちゃんと初音(ツネツネ)を引き連れて D:大文字まどかに言った。 千春「ねぇまどか、この間の合コンでカッコよくってお金持ちの彼見つけたって? 私にも紹介してよ〜♪」
7. ひろの 08月29日 16:10
G:ぐいぐいと進めてしまう千春に、初音はあまり乗り気でない感じ。 T:チラッとこっちを見て、僕と目が合った。 D:男性軍の他の3人はといえば、まどかの追っかけと化している。
8. チハル 08月30日 00:34
T:突然千春が僕に声をかけてきた 。 D:「どうしたの?まどかのところ、行かなくていいの?」 G:偶然なんだろうか? 僕が使っている携帯ストラップと色違いのストラップを付けている事に気が付いた。
9. ツネツネ 08月30日 00:50
G:グレーのストラップと、 D:ダークグレーのストラップ… T:とてつもなく色が似ていたので運命を感じた僕でした。
10. 紅蓮 08月30日 16:14
T:となりに座っている初音もそのことに気がついた。 D:だけどなんとなくおもしろくなくて話題にしなかった。 G:紅蓮はそんな初音に不思議に思う。
<<つづく>>
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11/01/18 22:06
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3 : ひろの
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11. ひろの 08月30日 17:42
T:チワワが足に絡みついては逃げていく。 D:ドリンクバーとワンちゃん喫茶の間を取って、 G:偶然見つけた「スナック・ZOO」になだれ込んでの2次会になっていた。
12. 紅蓮 08月31日 11:28
G:じつは紅蓮は犬が苦手である。 T:たとえ小型犬であろうとも・・・。 D:だけどかっこわるくて言い出せずにいた。
13. ひろの 08月31日 17:45
D:動物スナック「ZOO]なんて、よく保健所が許可したなぁ。 G:がっちり躾したのか、子犬、子猫、ウサギもテーブルには乗らない。 T:千春はさぞ喜んでると思いきや、僕のストラップを見てから、様子が変だ。
14. ひろの 08月31日 22:38
T:千春は、このストラップを持つことの特別な意味を知っていたのだ。 D:どんな意味があるのか、僕が知るのはもう少し先になる。 G:元気ギャル・千春がこの時は、動揺を隠そうとしてるように見えた。
15. チハル 09月04日 07:13
D:「どうしたの? G:元気ないね。動物達に逢いたかったんじゃないの?」 T:注意深く千春の反応を見ながら、さりげなく問い掛けてみた。
16. ひろの 09月04日 18:00
D:「ど・・・どうもしないけどぉ、何、そんなに気にしてるの?・・・ T: つき合いたいの?なぁんだぁ!じゃ、メルアド交換しよ、メルアド交換。」 G:強引にこんな展開に持ち込んだ千春、何か、密かに伝えたいのか・・・?
17. 紅蓮 09月04日 19:44
D:どうしたというのだろう。 G:ぎゅっとケータイを握る手はふるえている。 T:千春の瞳はゆれていた。
18. ひろの 09月04日 21:46
D:ダルメシアンの子犬を抱いてキメるまどか。 G:グラドルみたい、とほめちぎる悠太と道夫をさておき、心の内は T:<富樫、だっけ?あいつむかつく!私に惚れないで千春と接近するなんて・・・>
19. チハル 09月05日 08:28
D:黙っていられないのか、まどかは僕らの会話に加わってきた。 T:「楽しそうね。私もご一緒していい? わんちゃん達かわいいし、こんなところにこんな素敵なお店があるなんて知らなかったな。 富樫、やるね〜♪」 G:ぐいぐい会話を引っ張るまどか。
20. ひろの 09月05日 08:57
T:千春は、まどかに調子を合わせてはしゃいだ。 D:どうあっても、今は言いたくないのか。 G:紅蓮の犬嫌いなど知らないまま、まどかは彼の隣に陣取った。
<<つづく>>
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11/01/22 23:02
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4 : ひろの
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21. チハル 09月06日 17:23
G:紅蓮はまどかが隣に来たことで、少しトーンダウンしていた。 T:当のまどかは、それに気づきもせず、笑顔を浮かべて話していた。 D:「誰か楽しいゲーム仕切って欲しいな。 私富樫とペアがいいな〜♪」
22. ひろの 09月06日 17:47
T:付き人みたいに、悠太と道夫がまどかのそばをうろうろするのは G:紅蓮のそばをうろうろしている ということにもなるのだ。 D:どいつもこいつも犬を抱っこかよ、と紅蓮は人知れずげんなり。
23. ひろの 09月08日 17:44
T:ツネツネがマスターに声をかけた。 D:「どぎついお酒、どんなのありますかぁ〜?」 G:ゲームに負けたら飲まされる、的な?
24. ひろの 09月09日 18:40
G:ゲームは「山手線」ものというか、1人1人言うあそび。 T:隣にまどかほどの美人がいて、どぎまぎしてたうえに、 D:できるだけ僕と距離を置く千春も気になってしまってた。
25. ツネツネ 09月10日 06:31
G:ゲームは始まった… T:「東京」「品川」「新宿」「池袋」「渋谷」「秋葉原」… D:誰も間違えてなかったその時…
26. ひろの 09月10日 22:55
G:「五反田」と言った瞬間、 D:「出てるよー。」と一斉に指さされた僕。 T:ちっとも集中できてねぇ〜!
27. ひろの 09月11日 17:58
T:立て続けに負けた。 D:泥酔だ。 G:ぐったりだ。
28. 紅蓮 09月12日 21:53
D:泥酔している富樫を G:じっとみつめる千春。 T:とてもギャルのテンションとは思えない真剣な表情だった。
29. ひろの 09月13日 17:47
T:次の日の朝、っていうか、正午近く、 G:紅蓮の部屋で目を覚ました僕。 D:どんどん飲まされてからは、覚えてない。
<<つづく>>
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11/01/25 22:08
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5 : ひろの
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30. チハル 09月13日 23:31
T:「つぅ・・・」 D:どうやらかなり飲みすぎたようだ。 G:紅蓮は気を利かし、僕に水を差し出した。
31. ツネツネ 09月14日 05:56
G:ゴクゴク… D:どうもおかしい… T:テキーラを飲まされた…
32. ひろの 09月14日 17:17
T:たまらず吹き出した。 D:大爆笑された。 G:紅蓮、道夫、悠太、悪友ども、勢ぞろいしてた。
33. チハル 09月15日 22:29
D:「どうした? それ美味いだろ? 昨日も楽しかったんだろ?」 T:「ちょ・・・ちょっとまって。 昨日?」 G:愕然とした! 僕としたことが・・・。 昨夜あれからどうしてたのか全く記憶にない!
35. ひろの 09月16日 18:20
D:「大文字さんにお持ち帰りされるなんて、 T: てめえ、それでも友達か。」と悠太。 G:紅蓮だけが、あいつに惚れるな、こうなるぞ、と思って首を振ってた。
D:どうにか、その話を糸口に、思い出そうとした。 T:次の店に、1人で女たちみんな引き連れて、かっこつけておごって・・・・・・! G:現実だとしたら、財布の中は・・・!?
36. ひろの 09月21日 22:21
G:五千円札1枚しか、お札は残ってない! T:と思ったら、そこにメモ紙が入ってた。 D:「誰にも知られずに会いに来て。 千春」
37. ひろの 09月26日 21:17
T:「とりあえず・・・うちに帰ろっかな。」 D:どこにいつ行けばいいかメールで聞くにも、まず1人で冷静になってからだ。 G:紅蓮の家を出て、悪友たちとひとまず別れた。
<<つづく>>
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11/01/29 22:51
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6 : ひろの
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38. ひろの 09月29日 22:07
T:とりあえず・・・アパートに帰ってきた。 G:玄関で靴を脱ぐなり、奥のベッドへ駆け込んだ。 D:ダウンしながらも、ケータイのメールをチェック。
39. チハル 10月01日 11:21
D:ドキッとした! 思わず誰もついてきてないか確かめる。 T:千春からメールが入っている! G:『五時に昨日のお店に来て。 話があるの』
40. ひろの 10月05日 22:18
G:「5時って・・・もう1時間ねえじゃん!」 T:テキーラの影響が残ってないことを祈って車で急行。 D:どうか、おまわりさんに遭いませんように・・・。
41. ツネツネ 10月06日 05:40
T:ところが、おまわりさんがいっぱいいた… G:強盗が起きたらしい… D:でも、無事にたどり着いた…
42. チハル 10月06日 21:09
G:ガラス越しに店の中を覗いた。 T:千春は既に店内待っていた。 D:「どうしたの?」僕は千春に近付き、声をかけた。
43. ひろの 10月07日 00:49
T:ちょうどその頃、 G:紅蓮は初音から D:電話で、千春が家出したかも、って助けを求められていた。
44. チハル 10月08日 18:30
T:「ちょっと初音、落ち着いて話して」 D:動揺を隠せない初音に G:紅蓮は、驚きながらも冷静に対応した。
45. ひろの 10月08日 21:16
G:「ごめんなさい、 T: 取り乱してしまって・・・。 D: 大事そうな物、ほとんど持ち出したみたいなの。」
46. チハル 10月08日 22:35
D:「どういう事?昨日は G:元気そうに話してたし・・・いや T:ちょっと待てよ」 紅蓮は昨夜の千春の様子を、思い浮かべてみた。
47. ひろの 10月09日 05:50
T:「富樫と接近してたな・・・あいつ、何か知ってるかも・・・。」 D:「でしょ?だから聞いてるの。 G: 紅蓮さんなら、彼と連絡できると思って・・・。」
48. チハル 10月09日 13:45
T:とりあえず、紅蓮は電話をかけてみる事にした。 D:だがその時、僕は携帯の電源を切っていた。 G:強引に千春が僕の携帯を取り上げてしまったからだ。
<<つづく>>
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11/02/01 22:53
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7 : ひろの
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49. ひろの 10月09日 21:20
D:「どうして富樫が、電源を切って・・・何か変だぞ!」 G:紅蓮は、車でまず初音を迎えに行き、 T:富樫のアパートへ向かった。
50. チハル 10月09日 21:30
D:だけど僕はそこにいるはずもない。 T:千春と二人、今ここで向かい合っているのだから。 G:ぎこちない態度の千春。 明らかにいつもの彼女とは違っている。
51. ひろの 10月10日 21:00
T:突然、着メロが鳴った。 D:電話に出たのは「ZOO」のマスターだった。 G:ゴールドの、僕たちのと同じストラップがケータイについてる!
52. チハル 10月10日 22:39
T:「千春はそこにいるのか?」 D:どういうことなのだろう?僕は訳が解らず混乱した。 G: グレーの・・・千春のくれたストラップと、ゴールドのマスターのストラップ、交互に見つめていると・・・
53. ひろの 10月11日 21:22
T:「千春さんというお客さま、いらっしゃいますか?」というマスターは D:ダークグレーのストラップをかざして見せた千春に笑顔が消え、 G:「ごめんなさい、来てないようです・・・はい、失礼します。」
54. チハル 10月12日 07:20
T:とりあえずこの場は G:誤魔化しておいた。 D:「どういうこと、これ? ちゃんと説明して欲しいな」
55. ひろの 10月12日 18:14
D:電話を終えたマスターが近寄ってきて、声をひそめて話しかけてきた。 T:「千春さん、ですか?そのストラップ、あなたの?」 G:「グレーのストラップの持ち主もここに。え〜っと、あなた、名前・・・。」
56. ひろの 10月12日 22:39
G:ガックリ! D:男性としては全く興味持たれてなかった・・・。 T:「富樫だよ!富樫大介!」
57. チハル 10月13日 18:07
G:「ごめん、そうだったよね。 D:ど忘れしちゃってた。」 T:と言いながら、さっきまでとは全然違う、いつもの笑顔を見せた。
58. ひろの 10月13日 22:21
D:黙り込んでマスター、その様子を観察している。 T:「千春さんは、あの明るさでみんなを照らすセイント(聖者)か。 G: グレーのストラップの彼の方は、どのタイプのセイントだろう・・・?」
<<つづく>>
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11/02/05 23:10
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8 : ひろの
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59. チハル 10月13日 23:40
T:「ちゃんと説明するね。 D:でもその前に約束して。 G:グレーのストラップを外さないって。」
60. ひろの 10月15日 17:59
T:取りたくても取れないくらいさ、と言う思いで聞いてた。 G:ガールフレンドにあげても、ケータイ落としても、 D:どうしてだか巡り巡って帰ってきてしまう、不思議なストラップ。
61. チハル 10月16日 10:17
D:「どうしてこのストラップを手に入れたのか、私にもよくわからないの。 T:地下街を歩いていた時、男の人にぶつかって G:ごめんなさいって謝ろうとしたら、手を握りしめられて・・・びっくりしてたら、その人は逃げて行ってしまって。私はストラップを渡されていたの。」
62. ひろの 10月16日 21:32
D:「どうやら、間違いないようですね。」とマスター。 T:「千春さんも、・・・え〜っと、あなた、あなたも、運命の仲間。」 G:げんなりしながらも僕は「富樫です、ってば。」
63. チハル 10月17日 21:41
G:強引に会話に加わるマスター。もしや何かを知ってる様子だ。 D:「どういう事か・・・マスターは何かを知っているのですね!」 T:突然大きな声を出した僕に、マスターは落ち着いて話し始めた。
64. ひろの 10月18日 18:16
D:「でかい声出されては困ります。 T: 地球人の存亡に関わる G: 極秘事項ですから。」
65. チハル 10月19日 09:30
D:ドキッ!! 「ち・・・地球人の存亡って・・・」 T:突拍子もない展開に G:愕然とする僕。
66. ひろの 10月19日 17:33
T:千春はというと、 D:どちらかといえば、その話、来たね。って感じで G:眼光鋭くマスターをにらんでる。
<<つづく>>
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11/02/12 22:59
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9 : ひろの
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67. チハル 10月20日 20:58
D:「どこから話すべきかな? T:とりあえず、地下街で千春にストラップを渡したのは僕なんだ。 G:強引な手だけど、あの時はこれしか方法がなかったから。」
68. ひろの 10月21日 17:28
T:淡々と話し始めたマスターだが、ふと店内のお客さんたちを見渡して D:「デリケートな話は、ここでは無理ですね。 G: 銀のストラップを持つ男がこの奥にいるんで、話、聞いてください。」
69. チハル 10月21日 22:50
D:どうも引っかかる。 T:直感でそう感じた。 G:「ごめんここで話聞くわ。」
70. ひろの 10月22日 18:13
T:千春が突然、 G:強引に僕を奥に押し込めようとしだした。 D:「ドア見てよ!紅蓮さんと初姉ぇが来ちゃった!」
71. チハル 10月23日 08:13
D:「大丈夫か?何してたんだ?」 G:紅蓮は僕等を見つけると、慌ててお店に飛び込んできた。 T:「とりあえず今のところは大丈夫。千春とマスターの話しを一緒に聞いてくれないか?」
72. ひろの 10月23日 18:19
D:だが、初音が千春の「家出」を、感情的に詰問しだした。 T:千春は主だった私物を持ち出していて引っ込みがつかない。 G:ごまかしたい一心で出た言葉は何と、「富樫さんと暮らすことにしたの。」
73. チハル 10月24日 19:58
T:「ち、ちょっと待って!僕は一緒には暮らせないよ。 D:だってうちは、両親も兄弟も祖父母もいる大家族だよ。 G:紅蓮も知ってるだろ?
74. ひろの 10月24日 21:17
T:「富樫、お前、アパートじゃんよ?」 G:「紅蓮!難点解消してどうすんだよ?」と初音。 D:「どうせすぐボロが出るさ。」 と、紅蓮、ニヤリ。
75. チハル 10月26日 18:14
D:どういうことだ? G:紅蓮も初音も敵なのか? T: 助けを求めなくては!! そう思った瞬間
76. ひろの 10月26日 19:50
G:「ゴールイン間近の2人を D: 黙って見守ってあげられませんか?」と、マスターまでおかしなことを・・・。 T:多勢に無勢でどうにもならず、千春をアパートに連れ帰ってしまった。
<<つづく>>
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11/02/13 22:14
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10 : ひろの
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77. チハル 10月26日 23:59
T:疲れた・・・。 D:だらしなく上着を足元に脱ぎ捨てると G:グレーのストラップのついた携帯が上着から飛び出した。
78. ひろの 10月27日 21:50
D:「どうしてちゃんとハンガーにかけないかなぁ。」 G:ギクゥゥっ!そうだ、千春が来てた。 T:つい、いつもの調子でやっちゃった。
79. チハル 10月28日 20:26
T:ちょっと焦りながら、慌てて上着を取り上げると D:ドサッと積み上げていた本が崩れてきた。 G:ごそごそとそこら中のものをかき集めていたら・・・
80. ひろの 10月28日 23:14
G:玄関にでっかいバッグを2つ置きっぱなしで D:だるそうに僕のベッドに倒れ込んだ千春、かなりな心労だったようだ。 T:ちなみに「バッグ」は、コインロッカーに立ち寄って持ってきた、千春の私物。
81. チハル 10月29日 07:30
D:どんな物が入ってるんだろう? T:ちょっとだけバッグに興味を示した僕。するといきなり G:ガツンと一言!
82. ひろの 10月29日 18:42
D:「どつくぞ、こらぁー!」 G:ギョッとして振り向いたら、 T:千春は力尽きて眠っていた・・・て、今の、寝言??
83. チハル 10月29日 18:59
G:グウグウ寝息をたてて眠っている。 D:どうすればいいんだろう? T:途方に暮れる僕。
84. ひろの 10月29日 22:08
T:「富樫なら、千春が泊まっても安心だな、変に手を出せっこない。」 G:紅蓮の全幅の信頼のことば、思い返すと何かカチンとくる。 D:だとしても、疲れ、ストラップの謎、全然、手を出すとかって場合じゃなかった。
85. チハル 10月30日 20:44
D:どうすることもできないのだから T:とにかく今は寝よう。 G:元気が出たら、良い考えも出てくるだろう。
86. ひろの 10月30日 22:18
T:千春も、明日、大学に行くんだろうし、 G:5時半くらいに目覚ましセットすれば、 D:どうしたくても間に合うんじゃね?とか考えながら、自分の布団を敷く。
87. チハル 10月31日 00:57
G:ゴロンと横になって T:千春を眺めた。 D:どこからともなく、優しい香りが漂ってきた。
88. ひろの 10月31日 10:32
G:ギャルの放つ甘い香りに誘われて、フラフラとベッドへ寄って行った。 T:チュー、くらいしないと、このチャンスで男がすたる、と顔を寄せた時、 D:毒ガスか?と思った時はもう遅く、僕の体は力が抜けてその場に崩れた。
<<つづく>>
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11/02/19 21:52
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11 : ひろの
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89. チハル 10月31日 15:03
G:ゴトッ!!!物凄い音で目がさめた。 D:泥棒か!? T:違った。千春が来ている事を、すっかり忘れていた。
90. ひろの 10月31日 18:25
T:ていうか、ここ、僕の部屋じゃない! G:ぐるりと見回したが、まだ闇に目が慣れない。 D:どこだ、ここは・・・?
91. チハル 10月31日 22:32
D:ドクン、ドクン、自分の心臓の音が聞こえるほど、緊張感に押し潰されそうになった。 T:とりあえず気持ちを落ち着けて、深呼吸した。 G: ガランとした、殺風景な部屋が、ぼんやりと浮かんできた。
92. ひろの 11月01日 17:52
T:手探りで壁をたどってみた。 G:ガラス戸発見、鍵もかかってないし、監禁とかじゃないみたいだ。 D:出てみると、廊下のはるか向こうに、灯りがこぼれている。
93. チハル 11月02日 17:27
G:ぐっと手に滲む汗を握りしめた。 D:何処からともなく、話し声が聞こえてくる。・・・この部屋か? T: 扉にそっと近付いて、中から聞こえてくる話声に耳を傾けた。
94. ひろの 11月02日 22:05
D:「だいすけ!」 G:ギクッ!見つかった?と思って身をすくめ、おそるおそる窓をのぞいた。 T:「ちゃんと座って食べなさい。」と、猫をしつけてる男がいた。
95. チハル 11月03日 08:10
G:ぐったりとした「だいすけ」と呼ばれるその猫。 T:力無く、ごはんを食べている。 D:動物虐待か?
96. ひろの 11月03日 17:23
G:「グレーのストラップのあなた、遠慮なさらず、入っていいんですよ。」 D:ドキッとして振り向いたら・・・「ZOO」のマスター!笑みを浮かべて・・・。 T:ちなみに、「富樫」ですけど、もう覚えてもよくない?
<<つづく>>
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11/02/21 22:24
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12 : ひろの
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97. チハル 11月03日 19:16
D:だいすけと呼ばれていた猫は、マスターの顔を見るなり態度を一変させ G:ゴロゴロのどをならし、マスターに擦り寄って行った。 T:手でだいすけの頭をさすり、マスターは僕を部屋に招き入れた。
98. ひろの 11月03日 22:53
D:「動物スナックZOOの T: 地下室なんですよ。 G: 元気になったか?だいすけ、お〜、よし、よし・・・。」
99. チハル 11月04日 00:00
D:「どういうことですか?随分手荒なまねたと思うけど。 G:グレーのストラップの意味もまだ聞いてないし。 T:千春・・・そう千春はどこにいる?」
100.ひろの 11月04日 17:46
T:「手のかかる新人だなあ。 G: 極秘だっていうのに、お友達の前で聞こうとしたそうじゃないか。」 D:「太宰君、いかにも『和』を重んじる聖者じゃないか。 友達や家族を実に大事にしてた。」
101. チハル 11月04日 20:38
G:「極秘も何も、僕は何にも知らないのだから。責任なんてないよ!」 D:太宰に向かって叫んだ。あいつには、猫も近付きたがらないようだ。 T:注意しておいたほうがいいのかもしれない・・・そんな事を考えていた。
102. ひろの 11月04日 21:35
T:「注意なんて大げさな。太宰君は、機械よりは動物が不得手なだけですよ。」 G:ごく自然にサラリと言ったマスターに、僕は息をのんだ。 D:どうして「注意したほうが」と「考えた」だけなのに、見透かされたんだ?
103. チハル 11月04日 23:22
G:「疑心暗鬼になることないですよ。 D:どうしても何も、あなたの考えている事はすぐに解るのですよ。」 T:淡々とした口調で話し続けるマスター。
104. ひろの 11月05日 17:30
T:たじろぐ僕の後ろで、太宰は必死に笑いをこらえていた。それから、 G:「郷田さんは、動物の感情が読める人なんだよ。 D: 動物なみに本能任せに思うのは、気をつけた方がいい。」
<<つづく>>
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11/02/24 21:56
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13 : ひろの
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105. チハル 11月05日 18:06
D:「で、本題に入るけど、君の通っている T:滝沢学園に大文字まどかっているだろう? G:合コンでも確か一緒だったはずだね。」
106. ひろの 11月05日 22:21
T:「確かに・・・そう、ですけど・・・。」と戸惑って答える初音。 G:合コンの翌日、ZOOの近くでの強盗事件を追ってる刑事たちに D:「どういうこと?まどかが何か関係あるんですか?」と聞くと、
107. チハル 11月05日 23:02
T:「ちょっと、話は最後まで聞こうね。 D:大文字まどかが、関係あるかどうかは解らない。 G:強盗が落して行った証拠となるストラップが、大文字はるかが持っているのと同じものだったそうなんだ。
108. ひろの 11月05日 23:36
G:牛革製で奇妙な文様が彫られて、警察も見たことがないタイプ。 T:たまたま、これを見て、まどかのかと思ったと言った学生がいたらしい。 D:「出どころを知りたいんだ。お友達を呼んで来てくれませんか?」
109. チハル 11月06日 15:51
T:「ちょっと待って!警察官でもないあなた方が D:どうしてそれだけの理由でまどかを疑うのですか?それにこんなやり方 G:強引すぎるでしょう! 僕は協力する気にはなれませんね。」
110. ひろの 11月06日 17:05
G:「紅蓮さん!急に出てきて失礼だよ。刑事さんだってば!」と初音がいさめた。 T:豊原五郎刑事は大学そばの家の窓に映る自分の童顔にため息をつく。 D:大卒以前の奴にしか見られないのはいつものこと、とあきらめ顔だ。
111. ひろの 11月07日 08:18
D:大学の門をくぐる足取りも重く、初音はまどかを探しに部室に向かった。 T:豊原刑事はケータイの震えに気付いて本部からの連絡を受けた。 G:グリーンのストラップが顔のそばで揺れる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
T:珠の代わりに、ストラップ、 D:D、T、Gのイニシャルしか持たないのは「犬」のつく姓の再現。 G:現代の「八犬伝の犬士」なのですよ。ついに、マスターから明かされた。
112. チハル 11月07日 23:49
T:「ちょっと待って!そんなに D:大それた話 聞いてないよ。・・・っていうか、僕は普通に平和な大学生活を送って、普通にサラリーマンになることが夢なんだ。」 G:強引な誘いには乗るべきではない。僕はストラップを置いてその場から立ち去ることにした。
113. ひろの 11月08日 00:11
G:頑固に仲間入りを拒んで部屋を出た僕だったが T:敵は平然とお茶を飲み、 D:「出口を知らない。闇の廊下だけ。話もほとんど聞いてない。 彼、どうするんでしょうね。」
<<つづく>>
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11/02/26 22:49
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14 : ひろの
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114. チハル 11月08日 07:53
G:ガランとした、暗い廊下を歩いていくと D:だいすけがいた。「なんだ、こんな所についてきたんだな。」そういって近付こうとしたとき、 T:「ついて行ってはダメ!」千春がそっと声をかけてきた。 「あいつらに、関わりたくないの。早くここを出ましょう。」 切羽詰まった表情で、手を差し延べてきた。
115. ひろの 11月08日 17:44
D:「だめでしょ。あんなに真相を聞きたがってたのに、 G: ご理解がはんぱなままでは、帰せません。」とうそぶくマスター。 T:千春が入って来たドアにはたどりついたが、鍵がかかってる!
116. チハル 11月08日 17:56
T:とりあえず、ここを抜けだして千春の話を聞こう。そう思っていた。 D:どうしても昨日、今日のいつもと違う彼女の表情が気になる。それに G:強引すぎる方法で、友達のまどかの情報を僕から聞き出そうとするなんて、僕には納得できない!
117. ひろの 11月08日 23:57
G:「郷田常雄、太宰俊博、堂本ともみ、高柳源次、筑波千春、富樫大介、 D: 出会ってしまった聖者は6人、残り2人、か・・・。 T: 地球のシグナル、病のピークが迫っているんですね・・・。」
118. チハル 11月09日 01:49
G:「がはは♪ 悲観的に考えることは何もない! D:どんな時も余裕を持っているべきさ。 T:という事でとりあえず腹ごしらえだ!」
119. ひろの 11月09日 17:24
G:郷田と太宰がのんきに焼き肉をつついているところに、 T:投降やむなしだった。僕と千春はげんなりした顔を出した。 D:「出口のカギを開けろ・・・。」
120. チハル 11月10日 20:19
D:出口が開くと同時に、僕は千春の手を握って駆け出した。 T:とりあえずまどかに会おう。そう思いながら。 G:郷田と一瞬目があったが、追いかけてくる様子もなく彼は焼き肉に舌鼓を打っていた。
121. ひろの 11月10日 21:49
D:「どうせ玉梓の呪いの再来にも、ここだけが救いだってことにもすぐ気付く。 T: ・・・千春さんが一緒でしたが・・・ああ、あれを見たのか。 G: ・・・牛カルビ取り過ぎ!おいこら、太宰って!」
122. チハル 11月11日 20:25
D:どうにかお店から脱出出来たようだ。 G:「ごめんね」 T:千春が呟いた。
123. ひろの 11月11日 21:52
D:「どうして、君が謝るの。」 T:千春は、僕の拉致に協力したことを告白した。 G:ガスを渡され、言われるまま使って眠らせたというのだ。
124. チハル 11月13日 20:33
D:どうしてそこまで G:強引な手を使うんだろう? T:とにかくまどかにも会わなければ!なんだか心配なんだ。
<<つづく>>
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11/03/01 23:05
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15 : ひろの
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125. ひろの 11月13日 22:12
T:千春は郷田と同じく、八犬伝の犬士は使命を知る必要がある、と説明した。 D:「第1版の八犬伝、あたしも持ってたんだけど、予言書だったって、知ってる? G: 現実の未来に八犬士現れ世界を覆う玉梓の災いに立ち向かうなりってね。」
126. チハル 11月14日 20:16
T:唐突にそういうこと言われても・・・。 G:ぐるぐるとこれまでの出来事が頭の中を駆け巡った。 D:だいたいどうして僕が犬士なのかも意味不明だ。
127. ひろの 11月14日 21:37
T:「富樫君と組んで戦おうって決めて、荷物まとめて出てきて、 G: 郷田さんの金のストラップを見た時は、本当に、運命だって思ったわ。 D: 大怪獣を飼ってるって知るまでは、ね。」
128. チハル 11月15日 16:06
G:ゴジラでも飼育しているっていうのだろうか? D:どこまで飛躍する?この話。 T:とにかく話を聞くことにした。
129. ひろの 11月15日 18:18
D:Denny's にはいって、昼食を待ちながら話の続きを聞く。 T:「鷹の機械獣って感じに見えたわ。 G: 疑惑の犬士よ。犬士の再来の予言が本当でも、あいつらは、偽者かも。」
130. チハル 11月16日 18:39
G:ガタガタとカップを持つ手が震える千春。 T:大変中事に巻き込まれてしまったことは、どうやら間違いなさそうだ。 D:「どうしてそう思うの?」問い掛けてみた。
131. ひろの 11月16日 22:06
D:「だって、怪獣と、八犬伝は、別に関係ないじゃない。」 G:ご飯をまともに食べるのも久しぶりかも、と思いながら聞いてた僕。 T:とんかつ定食を食べながら「まどかは、何かを知ってるのかな?」
132. チハル 11月17日 18:20
D:どうだろう?私、まどかとはあまり仲良くなかったし。 G:合コン、昨夜のね。あれも、女子の人数あわせだとか言って T:突然まどかに誘われたんだけど・・・本当はどうしてだろう?
133. ひろの 11月17日 22:05
G:疑問、疑惑、疑念でいっぱいだ。 T:昼食済ませ、ちょっとくらい休憩してから D:大学へ、まどかを探しに行った。
<<つづく>>
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11/03/06 10:45
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16 : ひろの
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134. チハル 11月18日 20:44
D:大学は今、近々行われる G:学園祭の準備で賑わっていた。 T:「富樫!何してんだよ!お前が来ないから、滝川クイーンコンテストの進行表、出来なかったじゃないか。」
135. ひろの 11月18日 21:09
G:強引にコンテストの打ち合わせに引っ張られ、 T:千春に、まどかを探すのを任せた。 D:どうせ、まじめに部活に出てるはず、と簡単に考えていたが・・・。
136. チハル 11月18日 21:47
T:ちゃんと出ている。 D:どういう風の吹き回しだろう? G:ぐるりとあたりを見回すと・・・
137. ひろの 11月18日 22:31
G:ゴルフ部のみんな、顔がこわばってる。 D:刑事(デカ)さんがまどかを探してたのを T:ついさっきまで、かくまっていたというのだ。
138. チハル 11月19日 19:43
T:当のまどかは・・・いつもの華やかさは感じられず G:げっそりとした表情だ 。 D:でも、千春を見るなりいつもの気取ったまどかに戻った。
139. ひろの 11月19日 22:02
G:紅蓮と初音もそこにいた。 D:「DIA AID(ダイア・エイド)宝石店強盗事件、知ってるか? T: たまたまストラップがどうとかで、関係者にされてるらしいぜ。」
140. チハル 11月20日 20:49
D:どうやら例の事件は G:学校中に知れ渡っているいる様子だ。 T:とりあえず、ここは黙ってみんなの話を聞いておくことにした。
141. ひろの 11月20日 23:39
D:「でもまどか、事件と関係ないよね。」と聞く千春、初音、紅蓮に T:「当然でしょ。」と澄まし顔で言い切ったまどかだが、 G:ぎごちなく見えたような、気も、した。
142. チハル 11月21日 16:39
D:「刑事(デカ)たちったらね、 G:強盗の事件のことよりも、このストラップに興味があるみたいよ。 T:千春、あなたも気をつけておいた方がいいかもね。」
143. ひろの 11月21日 17:34
G:「グレードが高い、そういう希少なストラップだから、 T: ターゲットの身元を追うのに有効だ、ってはなしでしょ。」 D:どうよ、と千春が推理してみせたら、まどかが、かすかにこわばった。
144. チハル 11月22日 21:07
T:「とにかく・・・これは私からの忠告よ! D:どう思おうと勝手だけど、 G:銀のストラップには気をつけることね。」
<<つづく>>
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11/03/08 21:17
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17 : ひろの
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145. ひろの 11月22日 21:31
T:ちょうどその頃、豊原刑事は G:強盗に遭った宝石店に店長を訪ねていた。 D:「堂本ともみです。」若き美人店長の登場に驚いた。
146. チハル 11月24日 18:07
T:年相応とは言えない G:ゴージャスに着飾った彼女の胸には D:ダイヤのネックレスが光っている。
147. ひろの 11月24日 21:56
T:手の包帯が痛々しい。 G:ガラスケースが壊れた店内で犯人相手に D:大乱闘をやって切ったというから、なかなか気の強い女性のようだ。
148. チハル 11月25日 20:09
G:「強盗はまだ捕まらないのかしら?」 T:「手掛かりを今探しているところなのです。」 D:・・・で、一つあなたにお願いがありまして。」
149. ひろの 11月26日 18:37
D:「デートしてくださいってお願い? OKしてもいいわよ。 T: 豊原さんって言ったっけ?童顔のかわいい刑事さん。フフ・・・。」 G:逆たまチャンスか?とか、のぼせてる場合じゃないよ、勤務中だぞ。
150. チハル 11月27日 18:17
T:「取り調べ中です。ちゃんと真面目に答えてくださいね。 G:強盗が奪っていった宝石はさほど値の張らないもの。 D:どうしてあなたが付けている、高価なダイヤを 奪わなかったと思いますか?」
151. ひろの 11月27日 22:41
D:(どこに食いつくわけ?)意図が読めず、不機嫌に視線を落としたともみ、 T:豊原刑事のポケットからこぼれているストラップに目を止め息をのんだ。 G:(グリーンの『犬士ストラップ』!・・・Toyohara刑事、7人目の、仲間?)
153. チハル 11月28日 03:52
D:「ダイヤねぇ・・・。あなただって G:強盗の本当の狙い、見当くらい T:ついてるんじゃないの?豊原刑事。」
154. ひろの 11月28日 21:20
T:「ついてませんよ。・・・何か知ってるんですか?なら、 G: ごまかさず言ってくれませんか。」と、豊原はややいらだち気味。 D:(どうやら、まだ自分が犬士だとは、全く知らないようね・・・。)
<<つづく>>
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11/03/12 21:23
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18 : ひろの
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155. チハル 11月29日 22:20
G:「グリーンのストラップ、あなたのね。それって T:とってもレアなものだって知ってた? D:どこで手に入れたのかしら?」
156. ひろの 11月29日 23:14
T:豊原は、思いがけない問いにあっけにとられた。 G:「合同新任式の時、もらった用具一式に紛れ込んでたっていうか・・・ D: 誰もがもらった記念品だと思ってたけど、僕だけらしいんです。」
157. チハル 12月01日 17:17
D:「どうしてあなただけ、ストラップを手にしたのかしら? T:トップで試験に G:合格したのかしら?」
158. ひろの 12月01日 18:37
D:「どうでもいいことだろ。それより、何か事件のこと知ってるんですか?」 T:ともみは少し考え、雇われ店長の自分より詳しい人がいる、と耳打ち。 G:「極秘情報よ。1人で行かないと『ZOO』のマスター、応じないと思うわ。」
159. チハル 12月01日 19:46
D:どういう意味なんだ? G:事情全く検討つかず。 T:ともみは、そんな豊原の手を引いて、ZOOへ向かった。
160. ひろの 12月01日 22:29
T:連れ立って歩きつつ、ともみは電話をしだした。 D:だいだい色のストラップが急ぎ足のせいで揺れる。 G:「郷田さん?グリーンが見つかったわ。」
161. チハル 12月02日 23:16
T:食べかけていた焼き肉を、思わず落としそうになりながら G:「ご苦労だった。 すぐにこっちに連れて来られるか?」 D:「どうにかね。事情説明はおまかせするわ。」
162. ひろの 12月03日 21:16
T:豊原にしてみれば、行き先が「ZOO」というのは好都合だった。 D:DIA AIDの主力商品ダイヤの流通経路に関わっているとか、 G:疑惑のある店だったから。
163. チハル 12月04日 22:42
T:手柄を立てられるかもしれない!!密かに野心を燃やし、 D:ドクンドクンと胸を高鳴らせながら G:ガラス戸を引いた豊原。
164. ひろの 12月05日 09:01
D:ドアを通ると、ともみは「仕事に戻らないと。」と豊原を残し立ち去った。 G:ぐるりと見回すと、内装も、客たちと戯れる犬や猫の様子も、妙に和む。 T:とりあえず、あいてる席に座り店内をつぶさに観察した。
<<つづく>>
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11/03/15 22:31
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19 : ひろの
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165. チハル 12月05日 17:59
T:「豊原刑事ですね。お待ちしておりました。」 G:郷田はとても紳士的な態度で迎えてくれた。 D:ドキドキしながら構えていた豊原は、少し拍子抜けしたが、任務を思い出し、衿を正した。
166. ひろの 12月05日 21:00
D:「堂本から聞いていますよ。 G: 強盗事件を追ってるんですって? T: 近い場所で物騒なことが起きると、怖いもんですな。」
167. ひろの 12月07日 18:06
T:豊原は、温厚なマスターのペースにのらないよう警戒していた。 G:「ごまかさなくてもいいですよ。 D: DIA AIDと深く関わってるとか。狙われた理由も知ってるんですよね?」
168. チハル 12月07日 20:59
D:「堂本から何も聞いてないのですか? T:例えば・・・あなたの持っている G:グリーンのストラップのことなど」
169. ひろの 12月07日 22:34
G:「解せませんね。あの人といい、ストラップが何だというんですか?」 T:突っかかる豊原の足元に、ネコが甘えてきた。 D:「だいすけ!・・・この子、今日が店内デビューなんですよ。」
170. チハル 12月08日 19:42
D:「どうでもいいって言ってるだろう! T:ちゃんと質問には答えていただきますよ。 G:郷田さん!」
171. ひろの 12月08日 22:12
D:「動物たちとも仲よく過ごす店をずっとやってると、なおさら、 G: 強盗とか、人が人を脅かすいろんな事件、辛くなります。」 T:とぼけた口調でマスター、世相を切なく憂いだした。
172. チハル 12月11日 01:48
D:だんだん腹が立ってきた豊原は T:突然「こいつがどうなってもいいのか」と言いだし G:強引にダイスケの首根っこを掴んで 、郷田に見せた。
173. ひろの 12月11日 21:40
G:郷田もさすがに顔つきをこわばらせた。 D:(どうしたっていうんだ?犬士がこんな、脅しめいたことをするはずは・・・?) T:注意深く豊原の意識を探ると、(・・・洗脳されてる?警察に、か?)
<<つづく>>
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11/03/20 17:31
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20 : ひろの
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174. チハル 12月11日 22:33
G:郷田の心配をよそに、 D:ダイスケははらりと身をかわし、涼しい顔でお気に入りのソファーに寝転んだ。 その時 T:豊原のポケットから、グリーンのストラップがこぼれおちた。
175. ひろの 12月12日 14:51
T:とっさに、しまおうとそこを見た時、豊原は目を疑った。 D:どういう現象か、ストラップが美しい光を発している。さらには、 G:郷田の握るゴールドのストラップも、共鳴するように光を放っていたのだ。
176. チハル 12月13日 20:38
D:誰もがその輝きにしばらくの間、目を奪われていた。そして G:現実に戻った時、 T:とんでもないことが起こった。
177. ひろの 12月13日 22:56
G:極彩色のまばゆい空間の中、2人きり差し向かいの郷田と豊原。 D:「同志よ、ようこそ。このストラップを持つ者の、これが『えにし』。」 T:「滝沢馬琴の『八犬伝』ぽいぞ?」その物語は、知ってたとみえる。
178. チハル 12月16日 00:06
D:『どうしたんだ?この展開は? G:郷田というこの男、やはり只者ではない!! T:というか・・・俺って???』
179. ひろの 12月16日 22:20
T:「小さい時から、悪を憎み刑事に憧れた、天性の『正義感の聖者』。 G: 現実の、 経済と政権支配を守る公務員の仕事に、今、違和感を・・・。」 D:でしょ?と言わんばかりの郷田に、豊原は、首を横に振れずにいた。
180. チハル 12月16日 23:26
T:「ところが諸悪の根源は警察の内部組織にある。 D:黙ってそれを見ていることが豊原刑事、あなたには出来ますか?」 G:郷田は豊原の眼を覗きこんで聞いた。
181. ひろの 12月17日 21:58
T:「治安維持という名の国民監視も、警察利権も、許せないんでしょ?」 G:郷田に図星をさされ、豊原は観念した。 D:「どうにかする方法が・・・あなたたちと、組め、というんですか?」
182. チハル 12月19日 19:47
G:郷田は深くうなずいた。 D:「どうするべきなのか・・・今は答えかねます。 T: ちょっと様子を見ながら、考えてみましょう。」
183. ひろの 12月19日 21:01
G:極彩色の空間は、店内の風景に戻っていた。 T:豊原にマスターが、判断材料に家宅捜索でもしますか、と言い出した。 D:「どのみち、そのあたりの捜査もせずに帰れないですよね。」
184. チハル 12月21日 00:55
T:豊原はしばらくの間、ZOOに居座ることに決めた。 一方こちらは G:学園祭の準備に追われる富樫、千春、まどか。 D:だれも強盗事件のことなど、思いだす気配すらなかった
<<つづく>>
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11/03/24 22:29
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21 : ひろの
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185. ひろの 12月25日 17:21
D:「電話しても出ないし。何してた?」と明彦に聞かれて僕は G:郷田さんたちにストラップごと突き返したことを思い出した。 T:ちょっと不便になったな、と思いながら、返事を濁し、作業に没頭。
186. チハル 12月25日 18:27
T:「ちょっと見ろよ!すっげー美人!」明彦の言葉に顔をあげると G:ゴージャスな宝石を身につけた D:大学生じゃないよな・・・っていう大人の女性が、目の前を足速に歩いていた。
187. ひろの 12月25日 22:44
D:「どうしました?」と聞きに行ったのは、ステージ班班長の宏文。 G:「学園祭はあさってからですけど・・・。」 T:超セレブ美女は、意に介さずに辺りを見回している。
188. チハル 12月28日 21:47
D:どうすればいいのか、迷う宏文。 T:ちょうどそこに通りかかったのは G:紅蓮だった。
190. ひろの 12月28日 22:03
D:「誰か探してる、とか?」と尋ねる紅蓮に女性が向き直った時、 G:「ごめん、遅れちゃった。」と言って走り寄ってきたのは、初音。 T:ともみはさりげなく手元の小さな写真と見比べ、「あなたね?」
191. チハル 12月29日 21:36
G:がしっと腕を掴まれた初音は驚いて T:ともみを睨みつけ、叫んだ。 D:「誰ですか?放してください!」
192. ひろの 12月29日 21:57
T:ともみはあわてて手を放した。 D:(ダメ、ダメ!今騒ぎにしちゃ、何にもならない。) G:紅蓮たちも睨んでる中、「千春」を連れ出してちゃんと説得するには・・・?
193. チハル 12月30日 23:12
T:「富樫・・・そうそう、富樫君って知ってるかな? G:学園祭の準備してる・・・とかって聞いたんだ・・・けど。」 D:ドキドキしながら、知ってる情報を駆使して、この場を取り繕うともみ。
194. ひろの 12月30日 23:40
T:富樫君と、私、いや、たぶん、千春に、興味持ってる奴? D:動物スナックの、あの夜のことと関係あるかも、とピンときた初音は G:「ご用件、あたしと2人きりなら、聞かせてくれます?」と言い出した。
195. チハル 01月01日 20:11
T:つい「そうこなくっちゃ〜!」と大喜びするともみ。 D:「どういう事か説明していただきましょうか」 G:紅蓮はそんなともみと初音の間に立ち塞がった。
<<つづく>>
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11/03/26 22:40
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22 : ひろの
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196. ひろの 01月01日 21:16
T:「ちょっと見てくる。」と言った僕を明彦が制した。 D:「だめだ。おまえはさぼった分仕事しろ。ここは、俺が行ってくる。」 G:俄然、元気になりやがって、美女に近づきたいだけだろ、女好きめ。
197. チハル 01月02日 13:39
D:どんよりした雰囲気のステージに G:「ご機嫌いかが〜♪」 T:ちっとも空気を読まない明彦が、脳天気に現れた。
198. ひろの 01月02日 16:57
D:「どうしたの?ん?どうしたんですか?」 T:ともみは、この軽そうな男を味方につけることにした。 G:紅蓮をちら見して「レディーの事情に割り込む男って、どう思います?」
199. チハル 01月03日 15:48
D:「どうって?うーむ、 G:紅蓮くん、レディーを困らせちゃあいかんね。 T:楽しく行こう!初音ちゃんも美人のおねーさんも、僕は女性の味方ですから♪」
200. ひろの 01月03日 18:02
D:「ですよね!そういうわけで、しつれい〜。」と初音を連れて喫茶店を目指す T:ともみは、自分の目的以外は見えなくなるタイプ。 G:ご丁寧に千春じゃなく「初音」と言ったのに、完全にスルーしていた。
201. チハル 01月03日 19:43
G:紅蓮は明彦の胸倉を掴んで D:「どういうことか判ってんのか!」 T:「ち、ちょっと落ち着いて。何かあったの?」
202. ひろの 01月03日 22:32
T:「千春を呼んでくるんだ、早く!」 G:紅蓮は明彦に怒鳴り、自分は見失いそうな2人を追った。 D:どうにも、胸騒ぎがやまない。
203. チハル 01月04日 23:42
G:がっくりと肩を落として帰ってくる明彦に D:「どうした? さっきの女性に振られた?」と富樫は声をかけた。 T: 「千春は?どこにいるか知らないか?」
204. ひろの 01月05日 17:44
G:ゴマ塩おむすびの差し入れを持ってきた女子チームの中から T:千春が出てきて、富樫に歩み寄った。 D:「誰か、今、あたしを呼んだ?」
<<つづく>>
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11/03/30 17:06
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23 : ひろの
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205. チハル 01月05日 19:42
T:「千春ちゃ〜ん♪待っていたんだよ。 G:紅蓮くんが君に会いたいって♪ D:デートくらい、自分で誘えばいいのに。男らしくないんだな〜♪」
206. ひろの 01月05日 22:10
D:「どうしてそうなる!?」と突っ込みの宏文、それから状況説明した。 T:富樫を知ってて、千春と同じ顔をした初音を連れて行った女って、 G:郷田さんの使者かも?富樫と千春はあわてて後を追った。
207. チハル 01月06日 21:03
T:途中思い出して D:大文字まどかにメールを打った。 G:『元気? Zooでのパーティー楽しかったよね』と。
208. ひろの 01月06日 22:27
D:どうしてだ!!? G:郷田さんに突き返したはずのケータイ、何で僕、使ってるんだ? T:千春「置き忘れてると思って拾ってたの。 さっき上着のポッケに返しといたからね。」
209. チハル 01月08日 01:38
D:どんなリアクションをまどかはするのか。 T:ちょっと期待しつつ G:紅蓮を追ってZOOへと向かう二人
210. ひろの 01月08日 06:48
G:紅蓮はその頃、初音と「謎の女」を見失って焦っていた。 D:だがその代わり、偶然、ある人物に会っていた。 T:「千葉警部!」「お、学生探偵グレンじゃないか。何か事件か?」
211. チハル 01月11日 15:02
D:「同級生が連れ去られたんだよ。 G:強盗事件の被害者にね。 T:千葉警部、これってどういうことなんだろう?」
212. ひろの 01月11日 17:25
D:「どうやら、同じ件を追ってるようだな。 G: 紅蓮くん、私たちに協力してくれるね? T: ちょうど君は犬嫌いだし・・・いや、どうでもいいが・・・。」
213. チハル 01月12日 21:23
G:「げっ!!何でそこで犬が出てくるかな〜。 D:どうせつまらない事でも考えてるんでしょ。」 T:「直感さえてるね!ぜひそんな紅蓮君にお願いしたいことがある。」
214. ひろの 01月12日 23:04
G:現代の八犬伝の犬士とかいうふざけた連中を D:打倒するのに協力しろ、などと まともには言えないが、 T:「友達が他にも、妙な勧誘に遭ってる、なんてこと、なかったか?」
215. チハル 01月13日 18:06
D:「・・・どうかな?」しばらく考えた G:紅蓮は、合コンの時 T:千春の様子がおかしかったことを思い出していた。
216. ひろの 01月13日 22:40
G:「紅蓮くん、思い当たることがあるんだね?」 T: 「とりあえず、それは後です。初音を探さないと・・・。」 D:「どっちに行ったものか・・・こっちだ、来たまえ、紅蓮くん!」
<<つづく>>
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11/04/02 21:44
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24 : ひろの
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217. チハル 01月13日 23:41
T:富樫と千春は、この間ZOOに到着していた。 D:ドアの向こうでどっしりと G:郷田が座っている姿が見えた。
218. ひろの 01月14日 22:03
T:「富樫君、筑波さん、来てくれたんですね・・・ D: ・・・堂本さんは? G: 合流したんじゃないんですか?」
219. チハル 01月15日 16:00
D:「堂本・・・って?誰? T:って僕達は別にあなたに会いに来たわけじゃない!! G:強引な事して・・・そんなやり方は、嫌いだっていっただろ?」
220. ひろの 01月15日 18:49
D:太宰が割り込み、銀のストラップがついた自分の携帯を見せた。 T:「対立してる場合じゃないかもな。堂本がS・O・Sを出してる。」 G:郷田は富樫をにらみ「太宰と一緒に助けに行きますか?それとも・・・?」
D:堂本・・・って?誰?といいたいところだが、 T:とぼけるのも限界だ。いっしょにいる初音が危ないってことだ。 G:郷田は、苛立たしげに店を出る太宰の背を厳しい目つきで見やった。
221. チハル 01月15日 20:43
G:ぐるりと見渡すと、こちらの様子を伺う、もう一人の人影が。 D:「どうされたのですか?」 と声をかけてきた。 T:戸惑っていると「失礼しました。私捜査でここにきている、豊原といいます」 そういって警察手帳を見せた。
222. ひろの 01月16日 09:40
G:「ぐずぐずしてる場合じゃないでしょ。行きますよ。」 T:富樫と千春は、警察の人まで仲間にいるのか、といぶかしがったが D:どのみち今は、選択肢がない。太宰、豊原を追って初音のもとへ走った。
223. チハル 01月16日 21:28
T:到着した場所は、ともみが経営するという D:DIA AIDだった。強盗事件で被害にあった G:ガラスの入れ替え作業のため、今は休業しているが。
224. ひろの 01月17日 17:20
T:店舗の裏の駐車場で、ともみはチンピラ連中と乱闘になっていた。 G:偶然拾った鉄パイプを巧みに操り、初音をかばいつつ敵を蹴散らす。 D:堂にいったともみの喧嘩術に、すさんだ過去が伺える。
225. チハル 01月18日 23:56
D:ドラマのヒーローの如く T:ともみはあっというまにチンピラ達を蹴倒した。 G:ガタガタと震えの止まらない初音は、尊敬の眼差しでともみを見ている。
226. ひろの 01月19日 17:41
D:だが、チンピラどもも懲りずに襲いかかってくる。 T:ともみは疲れて防戦に回り、2人、徐々に追い詰められていく。 G:「限界かな・・・」と思ったその時、駆けつけた4人の影。
<<つづく>>
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11/04/05 21:56
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25 : ひろの
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227. ひろの 01月21日 22:37
G:ゴロツキたちは足音に気づき振り向いた。総勢15人くらいか。 D:だが4人の犬士たちはひるまず立ち向かう。 T:たちまち、また大乱闘だ。
D:太宰はまるでボクサー、千春は空手家のよう。敵が次々に吹っ飛ぶ。 G:現職刑事の豊原は柔道と空手の技を器用に織り交ぜ敵を退ける。 T:富樫も合気道では道場最強。次々に敵を転がしていった。
228. チハル 01月22日 23:41
D:大乱闘が収まった頃になってやっと到着したのが G:紅蓮と千葉刑事のコンビ。 T:チンピラ達の転がる姿を見ながら「よっ!八犬士たち」
229. ひろの 01月23日 10:38
G:ゴロツキ達は、さらに援軍が来たと思って、散り散りに逃げだした。 T:「千葉警部!」と、豊原はあからさまに警戒した。 D:「太宰さん、気をつけて。ダイヤ密輸疑惑でZOOをつけ狙ってる人だ。」
230 ] チハル 01月23日 18:57
D:「どういう意味かな?新人君。 G:元気がいいのは良いことだけど T:立場をわきまえたまえ。」
231 ] ひろの 01月23日 23:10
T:千葉は、豊原の直接の上司。豊原はさすがにばつが悪い。 G:ギロリと睨まれ「ZOOの副店長さん」と組んでの喧嘩を問われて、 D:DIA AIDを指示通り探り、喧嘩に遭遇したのは偶然、で押し通した。
232 ]ひろの 01月25日 17:15
T:「ところで、紅蓮くんから事件があったって聞いてる。 D: どいつだ、誘拐犯は?」 G:ぐるりと見渡す千葉警部を、犬士たちは一様にいぶかる。
D:太宰たち犬士が遮るのも押しのけて千葉が見たのは、 T:血で真っ赤な腕を抱えてうずくまるともみと、かばう初音の姿だった。 G:強盗に遭った時の傷をひた隠しで戦っていたのだ。
233 ] チハル 01月26日 11:29
D:「どうしよう・・・。 T:ともみさん、 G:ごめんね・・・大丈夫?」
234 ] ひろの 01月26日 17:47
T:「当事者は提訴しそうにないですよ。 G: ゴロツキどもを追わなくていいんですか?」 D:太宰に迫られ、千葉警部はぐうの音も出ない。
<<つづく>>
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11/04/09 20:53
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26 : ひろの
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235 ] チハル 01月26日 18:21
D:「どういうことなんだ?まぁ・・・初音が無事なら、とりあえずいいんだけど。。。。」 G:紅蓮はどうすればいいか分からず、みんなの様子を見渡しながら、 T:とりあえずともみの手当をする事にした。
236 ] ひろの 01月27日 17:35
G:紅蓮は医学部のエリート。ひとまず応急処置をした。 D:「でも、すぐ病院に行かないと・・・立てますか?」 T:ともみを助け起こす初音。千春が反対側を支えにまわった。
T:「千春さん・・・の D: ダブル??あれ?・・・うっ。」 G:ぐったりしていたともみ、理解できてないまま、意識を失った。
237 ] チハル 01月29日 18:06
D:「誰が応急手当をしたのですか?」 T:到着した救急隊員に事情を説明しながら G:紅蓮と初音はともみと共に救急車に乗り込んだ。
238 ] ひろの 01月29日 21:49
T:千春は救急車に乗り込もうとして、呼び止めた太宰にひそひそと G:「極秘のこと、ともみさんがあたしに似た人に言ったら、まずいですよね。」 D:「同志、として信じていいのか?筑波。」
239 ] チハル 01月30日 20:02
D:「どうだろ?成り行きしだいじゃない? T:ともみさんのことだってまだわかんないところもあるし、 G:紅蓮の行動もちょっと気になる。」
240 ] ひろの 01月30日 22:22
D:ドアが閉まり、救急車は走り去った。 T:富樫は太宰とともにそれを見送り、変な気分になっていた。 G:ごまかせないのか・・・戦った時の奇妙な連帯感といい、やはり僕も、犬士?
241 ] チハル 01月31日 21:01
T:・・・とかいろいろ、ここにきてからの事を考えていると、 D:「どういう経緯かは知らないが、この状況を詳しく説明してもらおうか?」 G:現実を突き詰める、千葉警部の尋問に狼狽する豊原の姿あった。
242 ] ひろの 01月31日 22:30
D:DIA AIDを、救急車を待たず後にした千葉と豊原は T:近くの人けのない街かどでにらみ合っていた。 G:「ゴロツキが、市民を襲うのに出くわしただけですが・・・。」と豊原。
243 ] チハル 02月03日 07:30
G:「誤魔化さなくてもいいじゃないか。 T:豊原、君が優秀で熱い男だってことは、俺も認めてるんだぞ。 D:どうだ、俺と手を組まないか?」
244 ] ひろの 02月03日 18:00
G:「強盗事件を指示通り、追跡中です。そのうえ・・・ D: どうしろ、というんですか?」 T:豊原は千葉警部に尋ねた。
245 ] チハル 02月07日 08:41
D:「どうだ?あの被害者の女性、怪しくなかったか? G:強盗に入られたというのに、あんなに暴れて。 T:ちょっとの間くらい大人しくするのが当り前だろう。」
246 ] ひろの 02月07日 17:49
G:「疑惑というのは、彼女はカルト組織ZOOのソルジャーかも・・・ですね。 D: 堂本ともみについては、署に戻って報告したいことがいくつかあります。」 T:豊原は、犬士として単独で警察への”逆”潜入捜査を決め込んでいた。
247 チハル 02月10日 10:03
T:千葉はその言葉を聞くと、ニヤッと笑って、 D:「では早速署に戻るとするか。」そう言いながら G:ガランと鉄パイプを足で蹴って、駐車場の隅に移動させた。
248 ひろの 02月10日 18:48
T:千葉警部、近くに停めた車をとりに行かせた豊原を見届けると、 G:「ゴロツキ差し向けようが、1匹 けがしただけか。」とつぶやいた。 D:「できれば雌犬2匹、捕まえたかったが・・・手強いな。」
249 ] チハル 02月12日 18:18
G:ギュッと拳を握り締めながら、呟く千葉。 D:どう見てもその眼差しは暗く、 T:とてつもない闇を、秘めているようだった。
<<つづく>>
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11/04/14 22:44
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27 : ひろの
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250 ] ひろの 02月12日 22:48
G:「ゴロツキに絡まれたのは、手頃な喫茶店を見つけるより前よ。 D: だから結局、何の用件だったかも聞いてないままなの。」 T:千春に救急車の中で尋ねられた際の、初音の回答がこれだった。
251 ] チハル 02月13日 09:03
T:千春はそれを、よけいに不安に思っていた。 D:「でも・・・例の件って?初音何を知っているの? G:紅蓮も、あの警部と何故一緒に?」
252 ] ひろの 02月13日 13:20
G:紅蓮は「千春こそ、妙な勧誘受けてるんなら、やめとけよ。」と言う。 D:「同棲始めた人に営業したら変な勧誘かしら?あたし宝石屋さんよ。」 T:ともみが気がついたようで、けだるく答えた。
253 ] チハル 02月15日 00:22
D:「どうだか。じゃあ聞くけど…犬士ってなに?」 G:紅蓮は不躾に言い放った。 T:ともみと千春はしばらく顔を見合わせたが、正直に話し始めた。
254 ] ひろの 02月15日 18:46
D:「刑事(デカ)さん用語で、犬がいるスナックのなじみ客のことよ。 G: 愚にもつかない容疑かけられて、迷惑してるの。」 T:ともみは犬士たちにとっての「表向きの事実の話」でしらを切る。
255 ] ひろの 02月17日 21:34
D:「どんな?『容疑』がもう穏やかじゃないし。」と紅蓮がさらに食いつく。 G:「業績がたまたまいいと 密輸では?なんて言ってくるんじゃかなわないわ。 T: ただ、それ以上は企業秘密。まして学生くんに言うことじゃないからね。」
256 ] チハル 02月18日 18:35
G:紅蓮はそう言うともみに冷たく言い放った。 D:「どうせそんなところだろうと思ってたよ。 T:ちょっとでもあんたを信用した俺が、馬鹿だった。千春、初音、もう帰ろう!」
257 ] ひろの 02月18日 22:00
T:千春は、自分のストラップがまばゆく光ってるのに目を奪われていた。 D:橙色の、ともみが握ってるストラップの発光と共鳴して強く、弱く、光を放つ。 G:紅蓮と初音には光が見えていないらしいのが、なおさら不思議だった。
258 ] ひろの 02月20日 16:19
T:「千春!何、ぼーっとしてんだよ。」と紅蓮の声。 G:現実に戻された千春ではあったが、 D:動揺していた。八犬伝の玉と同じ現象・・・やっぱり、あたしって・・・?
259 ] チハル 02月20日 19:33
G:「ゴメン!私行けない。」 T:千春の言葉に紅蓮、初音、そしてともみも驚いた。 D:「どうしてもやらなきゃいけないことがあるんだ」
<<つづく>>
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11/04/17 22:44
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28 : ひろの
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260 ] ひろの 02月20日 22:40
T:止まった救急車から降りて、千春は D:どうにか歩ける感じのともみに肩を貸して病院に入った。 G:紅蓮と初音は病院には入らず、まるで盟友同士の後ろ姿を入り口で見送った。
D:「騙されたわ。双子だったとはね。・・・でもあなた、強いのね。」 G:「ごくしん空手の、これでも師範代ですから。」 T:「・・・正しくは『極心(きょくしん)』空手よ。わりとテキトーさんなのね?」
261 ] チハル 02月23日 18:54
D:「騙したって?私と初音はもともと双子なのに? G:紅蓮とだって、仲間割れする気なんかないから誤解しないで。 T:ただ、あなたのことをちょっと知ろうかな・・・って思っただけ。」
262 ] ひろの 02月24日 17:49
G:「強情ね。あなたたちが騙したとは思ってないわ。」と笑みを浮かべ、 T:ともみは案内された病室のベッドに横たわり治療を待った。 D:「ドジや勘違いが着飾ってるような女・・・って知れちゃったかしら?」
263 ] チハル 02月24日 23:24
D:「誰もそんなこと思ってないって。 G:偶然私達が出逢ったわけではないのでしょ? T:富樫のことだって。ともみさん、私に言いたいことあるのでしょ?
264 ] ひろの 02月25日 18:29
D:「どうして離反したの? T: 富樫君の拉致には、犬士として納得して加わってたそうじゃない。 G: 疑惑があるなら聞いて。何でも答えてあげるわ。」
265 ] チハル 02月26日 19:40
D:「だったらあなたの思い違いね。 T:富樫の拉致なんて納得するわけないでしょ? G:強引なことしたって、富樫が仲間になるなんて思えないし。」
266 ] ひろの 02月26日 22:30
G:「強引にでも、犬士の使命をわかってほしい理由を聞いて。 T: 『地球の病と犬士の縁(えにし)、失望と希望の均衡の如し、されど、 D: 出会うのみ団結せずは滅びの兆し』って一節は、知ってる?」
267 チハル 02月26日 23:10
T:「突然何を言い出すのかと思ったら。。。知らない聞いた事もないわ。 D:出逢いを大切にするのなら、なおのこと拉致なんていう手、使うべきじゃないでしょ? G:強引な手だってそう、話し合えばいい事をそんな手を使うから、こじれちゃったんじゃない。
268 ] ひろの 02月27日 09:28
D:「第1版の八犬伝にそういう文句があるの。読み返してみて。 T: ところで・・・話し合えばいい、って思ってるなら、考えは同じなのよ。 G: 現に今回も、話をするために訪ねただけ・・・拉致とか思ってない?」
269 ] チハル 02月28日 19:01
D:「だったら拉致だなんて言わずに、 T:ちゃんと最初から話せばいいじゃない。 G:現実離れした物語を無理矢理こじつける方が、どう考えても変よ。」
270 ] ひろの 02月28日 22:24
G:「現実離れした現実から、いつまで逃げ回れるかしら?」 T:ともみはグッと声のトーンを落とし、窓から空をにらんでいた。 D:どす黒くて不気味な、蜘蛛のような雲が、すぐそこに見える。
271 ] チハル 03月02日 18:06
T:「とにかく、友達を試したり、利用するのは好きじゃない。 G:現実離れした現実が何であろうと、それを理由にするのは違うと思う。 D:だって友達を裏切るようなことをしておいて、正義も何もないでしょ!」
272 ] ひろの 03月02日 21:45
G:「偶然、犬士が結束するのを・・・待ってるほど余裕はねえんだよ・・・。」 D:どすの利いた声で吐き捨てたともみは、セレブから野良犬へ豹変していた。 T:千春への恫喝ですら なかった。グロい雲だけを睨み微かに震えている。
<<つづく>>
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11/04/20 21:40
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29 : ひろの
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273 ] チハル 03月03日 21:59
T:千春は小さな溜息をついた。 D:どう考えても納得出来ないでいた。このままにしていくことも、出来なさそうだし。考えているうちに G:紅蓮の事が、ふっと気になった。なぜ紅蓮はあの場に?
274 ] ひろの 03月04日 22:44
G:外科の先生と看護師さんたちがきて、言い合いは一時中断。 T:千春は場所を譲りつつ、考えるにはちょうどいいか、と思った。 D:どうせ、治療を後ろから見ているしかできないのだから。
275 ] チハル 03月06日 12:33
T:取り残された初音と G:紅蓮は、二人の刑事が去った後の 宝石店にいた。 D:どうしてなのか、工事をしているはずの店内は、そこが宝石店だったことを忘れるほど、簡素に整えられている。
276 ] ひろの 03月06日 16:53
T:ちゃんと美人店長の正体を突き止めないとすまなくなってきた。 G:紅蓮の中では、凶暴な本性を持つうさんくさい女、と結論が出ている。 D:だが、初音が身を呈して守ってくれたともみに憧れをもったみたいなのだ。
277 ] チハル 03月09日 18:48
D:どうしようもなく、ともみのことが気になる紅蓮は T:とにかく急いでともみのいる病院に駆けつけようと、初音を連れて店を飛び出した。 G:偶然…と言えるだろうか?なんとZOOのマスターが現れた。
278 ] ひろの 03月10日 18:19
T:突然、マスターは紅蓮と初音の腕をつかみ、店にグイと連れ込んだ。 G:紅蓮はいきなりの乱暴な行動に「何するんだ!」と反発した。 D:だが、マスターは構わず外を睨んでて、紅蓮と初音が同じ方を見ると、
G:グロい雲がバラリと雹を落とし、そこは芝生が煙を上げて焼けてしまった。 D:「ドライアイスの”ひょう”・・・。触ったら大火傷ですよ。」とマスター。 T:「ちょっとでも避難をためらったら・・・間一髪でした。」
279 ] チハル 03月10日 18:33
D:「でもどうして?」もう何が何だか分からない。 G:紅蓮はかなり混乱していた。 T:確か千葉が怪しいと言っていた店、ZOOのマスターに疑惑の目を向けた。
280 ] ひろの 03月12日 15:30
T:「助けてくれて、ありがとうございます。」 G:紅蓮、礼儀正しく切り出したのだが、 D:「動物スナックのマスター、ですよね。この宝石店と何か関係が?」
[ 281 ] チハル 03月15日 08:22
G:「紅蓮くん・・・だったよね。 T:富樫くんに会いたいのだが、連絡先知らなくて・・・。 T:ちょっと君、呼び出してくれないかい?」
[ 282 ] ひろの 03月15日 17:46
T:「富樫? G: ごつい顔つきの人と裏の駐車場にいたけど・・・それからは?」 D:「太宰、か。」マスターはケータイを取り出した。
<<つづく>>
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11/05/01 05:21
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30 : ひろの
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[ 283 ] チハル 03月17日
T:「富樫君がそっちにいると聞いたのだが・・・」 D:電話中のマスターを放置して、この場を立ち去ろうとした紅蓮。 G:ぐいっとマスターに腕を掴まれた。
[ 284 ] ひろの 03月19日 06:55
T:注意深く、紅蓮に近づけた金のストラップの反応をにらむマスター、 D:「どっちなんだ、これは・・・?」と独り言をつぶやいた。 G:紅蓮はその言動の意味がわからず戸惑っている。
[ 285 ] チハル 03月19日 17:41
T:「ちょっとおっさん!さっきから何が言いたいんだ?」 D:「誰におっさん言うたんじゃ」 G:紅蓮におっさん呼ばわりされて、大人気なく不機嫌になるマスター。
[ 286 ] ひろの 03月20日 17:12
T:「ともみさんといい、マスターさんといい、 D: 誰をどうしたいのか、もう話してくれませんか?」 G:語気を荒げて初音が言い放った。
[ 287 ] チハル 03月21日 20:10
T:ちょっとだけ考え込んだ様子のマスター。 G:「紅蓮くん、何で君はそんなに我々のことを知りたがるのかな? D:どこかの警部に何かを吹き込まれているからなのかな?」
[ 288 ] ひろの 03月23日 17:49
T:「ただのスナックが、 D: どうして宝石店のスポンサーなんかできるのか、 G: 疑惑の店だ、って聞いてますけど?」
[ 289 ] チハル 03月23日 19:13
D:「どうだろう?それだけで、君のような賢い青年が、 G:疑惑の目を向けるとは、とても思えないが。」 T:と言いながら、やはりストラップを気にするマスター。
[ 290 ] ひろの 03月25日 17:16
T:「たった今、とんでもないことと向き合ってる人じゃないかと思ったんです。 D: ドライアイスの”ひょう”が何なのかも、知ってたんですよね?」 G:郷田は、紅蓮の鋭さに舌を巻いた。犬士の仲間であってほしいくらいだ。
291 ] チハル 03月26日 22:32
G:紅蓮と真っ直ぐに向かいあい、郷田はある提案をした。 D:「どうだろう?君さえよければ、ひとつお願いがあるのだが。 T:ともみ君のボディーガードを引き受けてはくれないか?」
292 ] ひろの 03月27日 13:10
T:ともみもまた、あの油断のならない青年に興味を示していた。しかし、 G:「紅蓮竜也(りゅうや)だからイニシャルが違うわ。」と千春がそっけなく答えた。 D:大病院の玄関を、治療を済ませたともみと千春が出るところだった。
293 ] チハル 03月27日 19:57
G:「紅蓮はいい奴よ。」 T:千春一言呟いた。そして二人は D:黙ったまま、宝石店へと向かった。
294 ] ひろの 03月27日 23:23
D:「どうしてかな・・・。 G: 原石・・・紅蓮くんは、そんな匂いがする。」 T:千春は、ともみのつぶやきを、黙って聞き流した。
<<つづく>>
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11/05/05 18:23
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31 : ひろの
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295 ] チハル 03月28日 18:06
T:ちょうど千春とともみが宝石店に到着した時 G:郷田が紅蓮にともみのボディーガードを提案している最中だった。 D:「ど・・・どういうことよ!!こんなぼっちゃんなんかに私のボディーガードなんて 勤まる訳ないじゃない!!」
296 ] ひろの 03月28日 18:59
D:「ドンピシャだと思わないか?暴走の堂本に彼の知性がついててくれれば・・・。 G: 強引にやると、また嫌われるしな。彼の返答次第だけど・・・どう。」 T:ちょっと、待てよ・・・!紅蓮は困惑してしまっていた。
297 ] チハル 03月28日 19:19
G:郷田からの提案ってところが癪に障るけど T:ともみのことが心配なのも、また事実。 D:どうせなら、これを利用して探ってみるのもいいか!
298 ] ひろの 03月29日 22:22
D:「どうなっても知らないよ。 G: 郷田さんたちを疑ってる俺を、懐に入れて、いいんですか?」 T:丁々発止の駆け引きが始まったようだ。
299 ] チハル 03月29日 22:34
T:「とんでもない!君を男と見込んでのお願いだ。 D:大事なともみくんを、信用ならない奴に預かるほど落ちぶれてはない」 G:郷田は紅蓮の肩にしっかりと手を置いて話した。
300 ] ひろの 03月30日 18:44
D:「大学もあるんだけど、 T: 手を貸せる限り通う、ってことでいいんですか?」 G:郷田は、紅蓮が「探る」つもりなのは承知で、笑ってうなずいた。
301 ] チハル 04月01日 15:24
D:「どっちが保護者かわかんない坊やに、ボディーガードだなんて!」 T:ともみは激しく抵抗したが、 G:郷田はそれを制止して、紅蓮に話しを続けた。
302 ] ひろの 04月02日 17:28
G:「強盗事件を転機に、うちの犬たちを預けてペットショップに切り替える。 D: 堂本君の怪我もあるし、君と、そう、初音さんにも手を貸してほしい。」 T:ちょっと待って?紅蓮は凍りついた。もしや、犬を扱うってこと?
303 ] チハル 04月02日 20:02
D:動揺する紅蓮を見て T:ともみはざまあみろと言わんばかりに G「幻滅だわ〜!だから坊やってやーなのよねー。」
304 ] ひろの 04月02日 21:07
D:「どうかしたの?」と初音。 G:紅蓮は、かっこ悪いと思って犬が恐いのをひた隠しにしてたんだった。 T:ただ、郷田は、その克服が犬士・紅蓮誕生のカギだと見抜いていた。
<<つづく>>
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11/05/08 09:33
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32 : ひろの
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305 ] チハル 04月03日 19:25
G:「紅蓮、私はこのお話し、引き受けて欲しいの。 T:確かにともみさんは、とっても強かった。 D:でもね、やっぱり女性だし、もしも新しいペットショップにまで奴らが来たら・・・。」
306 ] ひろの 04月03日 20:50
T:たとえ初音が言おうと、遠慮したかった紅蓮であったが D:「男子たるもの、二言は無い、ですからね。」 G:郷田がしれっと言い放って追い込む。
307 ] チハル 04月03日 21:57
T:「当然だろ! D:でもあんたなんかに指図される筋合いはない。 G:強盗達がいつまたともみさんの所に来るか心配なだけなんだ。」
308 ] ひろの 04月04日 18:01
D:「でしょうね。そういうことでいいですよ。」と郷田。一方で、 T:千春は初音から、ドライアイスの「ひょう」のことを聞かされ青ざめた。 G:現実離れした現実。ともみの言う危機を実感してしまう。
[ 309 ] チハル 04月08日 11:28
G:「紅蓮くん、お分かりだと思うが、ともみくんのボディーガード…といっても T:建前上はペットショップの店員になる訳だ。初音くんも勿論。 D:男性は君だけになるから、しっかり頼む!」
[ 310 ] ひろの 04月08日 18:34
T:手伝いが、こちら側で早急に必要になる。 G:郷田がそう即断し、紅蓮と初音を引き入れたなりの理由があった。 D:太宰と富樫の現状が携帯からわかった。岐阜に逃亡したまどかを追っていたのだ。
[ 311 ] チハル 04月09日 18:59
D:どうやら敵の本拠地は岐阜にあるようだ。 T:・・・と言うことは、まどかの存在とは・・・? G:紅蓮には幾つか頭をよぎるものがあった。
[ 312 ] ひろの 04月10日 21:17
G:岐阜に向かう太宰の車の助手席で、富樫は意地を張っていた。 T:「手を組んだわけじゃないからな。まどかにおかしなことをしたら・・・。」 D:「どうもしない。聞きたいことがあるだけだ。」
[ 314 ] チハル 04月12日 22:38
T:大した会話もなく、重い空気の車内。 D:道中パーキングエリア内にある G:ガソリンスタンドに立ち寄った。
[ 315 ] ひろの 04月12日 22:50
D:太宰が作ったという G:GPSソフトをダウンロードしたから、メルアドの主の居場所はわかったけど、 T:富樫は首をひねった。どうしてまどかが、連絡を絶って岐阜へ・・・?
<<つづく>>
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11/05/10 21:25
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33 : ひろの
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[ 316 ] チハル 04月14日 14:53
T:富樫の想いを察してなのか・・・? D:太宰はぽつりと話しだした。 G:「学園アイドル・大文字まどか?そんなに、いい女なのか?」
[ 317 ] ひろの 04月14日 22:20
T:「とびきりの美人さ。ミス滝川コンテストも彼女のためにあるようなもの。」 D:「だが、お前の好みは、筑波千春の方なんだろ?」 G:ゴホ!ゴホッ!富樫は、飲んでた缶コーヒーでのど詰まりを起こした。
[ 318 ] チハル 04月16日 21:57
D:「だからどうだって? G:学園アイドルはまどかだって、誰もが認めてるし。」 T:唐突のツッコミに、慌ててごまかした。
[ 319 ] ひろの 04月17日 07:19
T:つかの間の休憩をサービスエリアで。本当に、つかの間だった。 D:「誰かぁ〜!ひったくりつかまえてー!」と声がして G:がたいのいい若者が5人、そのずっと後方におばさん、こっちへ走ってきた。
[ 320 ] チハル 04月17日 08:20
D:どちらから声を掛けるでもなく、絶妙のコンビネーションで G:がたいのいい男達からバックを奪い返す T:富樫と太宰。
[ 321 ] ひろの 04月17日 11:18
T:血走った目で、5人のひったくりがナイフを振り回してきた。 G:ぎりぎりのところでかわし、敵をアスファルトに叩きつける富樫。 D:太宰がリーダー格の男をねじ伏せると、仲間は息をのみ立ちすくんだ。
[ 322 ] チハル 04月18日 23:15
G:「御苦労だったな。ひったくりなんて三文芝居したってバレバレなんだよ。 D:で、誰からの指示なんだ?」 T:捕らえたリーダー格の男を問い詰める太宰。
[ 324 ] ひろの 04月19日 18:08
T:敵の一団はリーダーを見捨てて車に逃げ込み走り去ってしまった。 G:ガードマンたちが駆けて来たのが見えたせいもあった。 D:だんまりを決め込む男と太宰、富樫の元に彼らが到着した。
[ 325 ] チハル 04月19日 18:57
D:「どうしたのですか?」 G:ガードマンが声をかけると、男は T:「助けてください!こいつらに襲われて!」
T:「違うだろう!お前がスリを・・・」そう言おうとすると、 G:「ガソリンスタンドで、この人達にバッグを盗まれたんです!」 D:どういうことか!おばさんは富樫と太宰を犯人扱いした!
[ 326 ] ひろの 04月20日 17:50
G:「誤解だ!ひったくりはこいつだ!」反論する富樫を太宰が制した。 D:「ドラッグだ。みんながみんな、目がまともじゃない。」と耳打ち。 T:富樫と太宰の腕をガードマンたちがつかむ。さて、どうしたものか・・・。
<<つづく>>
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11/05/14 21:45
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34 : ひろの
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[ 327 ] チハル (休業中) 4/23 21:25
T:とにかく、ここは逃げるしかない! G:ガードマンの手が、一瞬緩んだスキに腕を振りほどき D:ダッシュで走った!
[ 328 ] ひろの 4/23 22:31
G:ガードマンも足が速くて逃げきれず、闘うしかなくなった。 D:だが敵も強い。太宰と富樫でも苦戦に陥っていく・・・。 T:突然、ガードマンに殴りかかり、富樫たちに加勢する男が現れた!
[ 329 ] チハル (休業中) 4/25 21:14
T:豊原刑事だ。警察手帳をかざし D:「どうしたんですか?事情を聞かせてもらいましょうか。」と言うと G:ガードマン達は振り上げた腕を大人しく引っ込めた。
[ 330 ] ひろの 4/26 18:19
G:ガードマンたちが警官隊にしょっ引かれる異様な光景。 D:「ドラッグ密売拠点の疑いがあったんでね。しかし・・・ T: 富樫君が、どうしてここに?」と豊原。
[ 331 ] チハル (休業中) 4/27 17:03
D:どう説明すればいいものか? T:富樫は答えに困った。すると、太宰が G:「学園祭のアイドルが姿を消したってね。富樫くんから協力を求められたんだよ。」
[ 332 ] ひろの 4/27 22:45
T:「富樫君の大学の、アイドル・・・?」豊原はそこから無言で考えを巡らせた。 G:強盗と同じストラップを持つ女として追跡中の D:大文字まどかのことか?
[ 333 ] チハル (休業中) 4/28 16:08
T:「豊原刑事、さすがだな。彼女の行き先の見当はついてるんだろう。 G:岐阜にこれから向かうところなんだが、あんたはどうする? D:同行するか?」
[ 334 ] ひろの 4/29 18:18
D:ドラッグの実態を追うフリージャーナリスト、大空涼(おおぞら・りょう)。 G:ガードマン逮捕のありさまを前に何度もシャッターを切る。 T:豊原が気づいて振り向いた。すると涼は、あわてて車に乗り逃走した!
<<つづく>>
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11/05/17 22:11
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35 : ひろの
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[ 335 ] チハル (休業中)
D:「どうやらのんびりしている暇はないな」 T:富樫に急いで車に乗るように促した太宰。 G:岐阜への道程を急いだ。
[ 336 ] ひろの 4/29 23:32
T:豊原はといえば、逃げる涼とカーチェイスを繰り広げた。 D:ドライブテクニックでは負けない。余裕で追走する豊原。 G:ギブアップか?カメラマンの車は次のS・A前で左ウィンカーを出した。
[ 337 ] チハル (休業中) 4/30 17:50
T:とりあえずマスターに連絡を・・・ D:太宰の隣に座った富樫は機転を利かし、早い段階でZOOのマスターに連絡を入れておいた。 G:グレーのスポーツカーに乗った涼は、フェイントをかけて、SAを突っ切った。
[ 338 ] ひろの 5/1 10:06
D:だが、豊原の妨害をかわしハンドルを切った涼の車は横転してしまった。 G:ごろりと仰向けの車にかけ寄り、中を伺う豊原。・・・奴がいない! T:豊原は、車の中でカメラを拾い、息をのんだ。群青色の犬士ストラップがついてる。
[ 339 ] チハル (休業中) 5/1 20:51
D:「どういうことだ?」 G:群青色のストラップを握りしめ、呆然とする豊原。よくみると T:小さく何か書いてある。
[ 340 ] ひろの 5/1 21:19
T:豊原は名刺を拾い、なお混乱した。大空涼?T、G、Dと関係ないじゃないか? G:ギャラリーがその間にも集まってしまった。車を早く片付けないと・・・。 D:道路交通課に無線で処理を要請。その後、改めてストラップを凝視した。
[ 341 ] チハル (休業中) 5/4 19:23
T:『助けて』そう書いている。 G:群青色のストラップの本当の持ち主からのメッセージだろうか? D:だが涼という男、派手なカーチェイスの割に、あまりにも沢山の証拠を残してないか?
[ 342 ] ひろの 5/5 18:07
D:データベースにあの男の車のナンバーを照合して、豊原は結果にあ然とした。 T:「高柳源治?・・・フリーライターで、ペンネーム、大空涼・・・。 G: 郷田さんの説明にこの名前・・・じゃ、奴が、放浪の犬士・ゲン?」
[ 343 ] チハル (休業中) 5/7 21:34
D:だが、まだ謎は多い。横転した車から逃げ出す理由。 G:擬装工作とも思える名刺。 T:『助けて』の意味。
[ 344 ] ひろの 5/7 23:17
T:豊原は、注意深くS・Aを見渡した。いるはずだ。徒歩で逃げるわけがない。 G:強奪される車は無いか、あるいは、 D:誰かに乗せてもらおうとする奴がいないか、と。
[ 345 ] チハル (休業中) 5/9 23:37
D:だが、それらしい人影は見当たらない。 G:ガソリンスタンド! そうだ! ガソリンスタンドで一悶着あったようだったな。 T:確かスリ騒ぎとか・・・。
[ 346 ] ひろの 5/10 18:29
T:豊原はガソリンスタンドへ急いだ。 D:誰もいない・・・が、その奥の軽食コーナーに人だかりが見えた。行ってみると、 G:「ごめんなさい!」と泣くオヤジをテーブルにねじ伏せているのは・・・大空涼!
<<つづく>>
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11/05/21 23:10
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36 : ひろの
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[ 347 ] チハル (休業中) 5/11 08:11
T:豊原は気付かれないように息をひそめ、様子を伺った。 D:「どうしてあいつを逃がした?あいつがどういうやつか、あんたは知っているんだろ?」 G:ガンガン詰め寄る涼。オヤジはただ「ごめんなさい」と繰り返すばかり。
348 ] ひろの 5/11 18:12
D:どうやら、見物人たちの話だと、オヤジはスリの一味のようだ。 T:ただ、涼はそれ以上の何かをつかんでいる様子だ。「あいつ」とは・・・。 G:「ご苦労さん。あとは警察の仕事だ・・・君も、ここを動くな!」と割って入る豊原。
[ 349 ] チハル (休業中) 5/11 20:48
T:「手出しするんじゃない!」感情的に怒鳴る涼に D:「刑事のお出ましか。じゃあ教えるとするか。」というオヤジは、 G:ぐっと力を込められたのか、うめき声をあげた。
350 ] ひろの 5/12 17:08
T:手錠でテーブルにスリを繋ぐやいなや、豊原は涼につかみかかった。 G:「ごねるならお前もブタ箱行きだぞ。・・・いや、犬小屋がお似合いか?」 D:どう返す?犬士の敵を装ってかまをかけ、反応を窺った。
[ 351 ] チハル (休業中) 5/12 17:31
D:だがイマイチ反応は薄い。 T:違うのか?そう思った時、 G:「偽装工作のおばさんだよ、刑事さん」オヤジが口を挟んだ。
[ 352 ] ひろの 5/12 18:46
G:「偽装工作の・・・何だって? D: どういう意味だ?」 T:豊原はオヤジに向き直って聞いた。
[ 353 ] チハル (休業中) 5/13 18:59
T:「ちょっと小遣い稼ぎしないかって G:偽装工作の話しを持ち掛けられたんだ。 D:騙されたんだ、情けないけどな。」
[ 354 ] ひろの 5/14 18:23
T:「続きは車の中で聞こう。 G: ガソリンスタンドの中でやってちゃ迷惑だ。・・・君も来るんだ。 D: どっちみち、君の大事なカメラは俺が握ってるんだから。」
[ 355 ] チハル 5/17 18:51
T:と言って二人を車の中に連れて行こうと G:ガソリンスタンドの建物から出たところに D:誰かが待ち伏せていた。
[ 356 ] ひろの 5/18 18:41
T:突然、仲間の奪回にきた3人の男の奇襲に遭った豊原、 G:強引に引きずられ、パンチや蹴りをもらってしまった。 D:だが、涼が助太刀にはいった。鋭いパンチで次々に敵を弾きとばす。
[ 357 ] チハル 5/18 19:08
T:強い!手出しする暇さえ与えず、 D:どんどん敵を薙ぎ倒していく涼。 G:ぐるっと倒れた敵が、涼の後ろにまわりこんで、ナイフを振り上げた。
[ 358 ] ひろの 5/19 17:39
G:グサリとやったるぜ、とばかりに、そいつは涼の背中へナイフを振り下ろした! T:豊原が寸前で手首を受け止めねじり上げた。と、涼の振り向きざまのキック炸裂! D:できすぎの連携だ。2人、居並んで身構える。
<<つづく>>
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11/07/09 17:57
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37 : ひろの
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[ 359 ] チハル 5/21 16:49
D:どうやら敵も怖じけづいた様子だ。 T:逮捕しなくては! G:現実に戻った豊原が、一瞬焦りの表情を見せた。
[ 360 ] ひろの 5/21 22:28
T:敵の車が近かったのは不運だった。逃げ込んで走り去ってしまったのだ。 D:できるだけ手がかりはほしい。豊原は車の後ろ姿を写メにとらえた。 G:グリーンのストラップを見て、涼の表情が変わった。
[ 361 ] チハル 5/23 20:43
G:画像を確認しようとした豊原の携帯を取り上げ、涼は問い詰めた。 D:「どうしてこれを刑事のあんたが持ってるんだ? T:突然様子を変えた涼に驚きを隠せない豊原。
[ 362 ] ひろの 5/23 22:32
D:「誰からこれを奪ったんだ?武装警察の回し者野郎!」 T:「・・・・・・大した記者さんだ。そこまで調べ上げていたのか。 G: 誤解するな。俺は、同じことを組織内部から探ってるんだ。」
[ 363 ] チハル 5/24 15:21
D:動揺する涼を制しながら豊原は言った。 T:「とにかく・・・今はここを離れよう。少し騒ぎが大きくなりすぎた。 G:岐阜に向かうのだが・・・あんたはどうする?」
[ 364 ] ひろの 5/25 18:21
G:『郷田』を電話帳機能から選び、 D:電話をかけた涼。 T:「ちょっと待て!俺のケータイ、勝手に・・・。」と豊原。こいつ、自由すぎる・・・。
[ 365 ] チハル 5/27 13:16
T:「豊原刑事、どうしたのですか?何かあったのですか?」 D:電話の向こうでは G:郷田が心配している様子だ。
[ 366 ] ひろの 5/27 18:20
G:「郷田さん!・・・『豊原刑事』って・・・仲間?」 D:「誰だ!・・・その声は・・・高柳くんか!どうしてこの電話で?」 T:豊原がケータイを取り返そうと手を出し、涼は邪魔くさがる。
[ 367 ] チハル 5/27 19:51
G:「偶然スリの現場に出くわしてね。カメラに収めていたら D:堂々と犯人を逃がす刑事と出会ってね。 T:トラブルにまで巻き込まれたよ。」
[ 368 ] ひろの 5/28 18:21
T:「豊原くんが追ってる盗撮者というのが、君だったんですね。 D: 出くわしたことまでは、富樫くんから連絡を受けてたんでね。 G: 合流したのなら、その調子で仲良くやってくださいよ。」
[ 369 ] チハル 5/31 21:25
T:「と、盗撮って!失礼な! D:誰が俺に写真を撮って来てくれって頼んだんだ。」 G:郷田にたてつきながらも、状況を理解したようだ。
[ 370 ] ひろの 6/1 19:01
T:「撮って逃げたんだからしょうがないな。しかもこのざまだ。」と豊原。 G:グレーの涼の愛車はひっくり返って交通課に片づけられてる。 D:どうも、豊原についていく以外、涼に選択肢はなさそうだ。
<<つづく>>
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11/07/30 18:53
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38 : ひろの
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[ 371 ] チハル 6/5 13:55
T:という訳で、男二人 G:岐阜までのドライブが結局した。 D:どうも気まずい雰囲気の車内・・・
[ 372 ] ひろの 6/5 17:59
G:「郷田、太宰、堂本、高柳・・・5人目か、豊原刑事?」と涼が尋ねた。 D:「データ収集は仕事柄、か。 T: 筑波千春、富樫大介の学生コンビもいる。・・・もう7人まできた。」
[ 373 ] チハル 6/8 22:13
T:ちょっとだけ安心した表情をうかがわせた高柳。 D:だが、ふっと何かを思い出したように呟いた。 G:「解せないな。なぜ刑事が犬士なんだ?」
[ 374 ] ひろの 6/9 17:07
D:「刑事はもともと正義の仕事だ。それを・・・よほど恨みがあるのか?」と豊原。 G:グッとことばに詰まった高柳。一転して口を閉ざした。
T:「輝彦さん、無事でいて・・・。」まどかが急いで列車を降りたのもその頃だった。
[ 375 ] チハル 6/10 20:14
D:どうしたのだろう?いつも大勢いる、まどかの親衛隊の姿はない。 T:高飛車な、いつものまどかとは随分違い、 G:ぎこちない面持ちで、立ちつくしている。
[ 376 ] ひろの 6/10 22:37
D:どうして、彼のストラップが強盗事件の現場なんかに? G:我慢できずに、まどかはただ1人、真相を求めてここまで来てしまった。 T:タクシーを拾うまでのつもりで、知らない道を西へ歩き出した。
[ 377 ] チハル 6/11 20:25
T:ところが、そんなまどかを、付け狙う影が。 D:だがそれにまどかは、全く気付くようすがない。 G:ぐんぐん二人の距離は、縮まっていく。
[ 378 ひろの 6/11 21:48
G:「ご迷惑じゃなければ、道案内、お願いできませんこと?」 D:出会った青年にまどかが声をかけると、そいつはデレデレして引き受けた。 T:追跡者は物陰で見てて舌打ちをした。しばらく、これ以上の接近は難しい・・・。
[ 379 ] チハル 6/14 17:38
G:ぐるっと遠回りしつつ、携帯で青年とまどかの写真を撮ったかと思うと D:誰かにこっそりメールを打った。 T:ちっとも気づく気配のないまどかと青年。
[ 380 ] ひろの 6/15 21:13
T:タクシーが通ったのが左に見えた。そっちが大通りみたいだ。 G:「ごくろうさま。」と青年をあっさりふって、まどかは大通りへ歩き出した。 D:だが、青年がまどかの手首をつかんだ。
[ 381 ] チハル
T:「ちょっと!何するのよ、失礼ね!」 G:強引な青年の態度に腹を立てたまどかは D:どん!と青年を突き放した。
[ 382 ] ひろの 6/19 21:15
G:逆ギレした青年は、まどかの腕をつかみ、 T:「楽しいことしようぜ!」と連れて行こうとした。 D:誰か、助けて!まどかは必死に抵抗する。
<<つづく>>
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11/09/25 10:22
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39 : ひろの
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[ 384 ] チハル 6/24 22:33
G:「ご苦労だったな。」 T:千葉が物陰から警察手帳を見せながら、登場した。 D:動揺を隠せない青年。
[ 385 ] ひろの 6/26 07:38
G:ギョッとしたのは青年だけではない。まどかもだ。 T:手を放し、青年はそそくさと立ち去った。 D:できれば関わりたくない。まどかも、足早に大通りへ歩き出した。
[ 386 ] チハル 6/28 21:12
T:「ちょっとまちなさい。 D:どうして逃げるのかな? G:・・・岐阜きたのは何か理由があるんだろう?」
[ 387 ] ひろの 6/29 21:37
T:つかまっては仕方がない。まどかは向き直り笑顔で応えた。 G:「ご苦労様です。刑事のおじさん。 D: どういうご用件ですの?私が、何かの容疑者だとでも?」
[ 388 ] チハル 7/3 08:54
D:どうして一人なのか気になっただけだよ。 G:強盗事件の主犯が君、という推理も面白いが T:違うことはわかってるよ。」
[ 389 ] ひろの 7/4 17:12
D:「だったら、行ってもいいですね。」 T:「ところがそうもいかないんですよ。 G: 強盗の正体、ストラップの持ち主、知ってるなら話してくれんか。」
[ 390 ] チハル 7/4 18:49
T:詰め寄る千葉。 D:動揺を隠せないまどかは、後退りしながら G:がたがたと震えている。
[ 391 ] ひろの 7/6 18:13
T:富樫達4人は、着くなりまどかに詰め寄る千葉に気付き、物陰に身を隠した。 G:「げ。あのオッチャン?苦手なんだよなぁ。」「千葉さんが、どうしてここに?」 D:「どうする?ヘタに出ていけないぞ。」「決まってる!まどかを救うんだ!」
D:太宰が「そうだな、行け。お前だけ顔が知れてない。」とムチャ振り。富樫は目をむいた。 T:「高柳さんも、警察じゃ目障りな有名人なんでね。」と豊原。 G:「グラサン貸してやる。姫を助けてきな。」と高柳。
[ 392 ] チハル 7/8 21:34
D:どうしよう・・・と迷っているうちに、 T:千葉とまどかは、パトカーに乗りこみ、どこかへいってしまった。 G:がーん!想定外の出来事に、敏感に反応する太宰。
<<つづく>>
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11/10/25 07:49
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40 : ひろの
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[ 393 ] ひろの 7/9 17:46
T:「富樫!なにもたもたしてんだ!」太宰が富樫の胸ぐらをつかむ。 G:「逆に、好都合かも知れないぞ。姫が一緒なら・・・。」と、高柳がニヤリ。 D:「どこに行っても追跡できる。警部さんの正体を暴くには、チャンスだ。」
[ 394 ] チハル 7/9 18:12
G:ガッツポーズを決める高柳を見て T:溜息をつく太宰。 D:「どうやったらそんなに楽観的になれるんだ?」
[ 395 ] ひろの 7/10 09:51
T:「富樫くんをを責める前に、」と豊原が発言した。 D:「大文字まどかの様子がおかしい。すんなりパトカーに乗るなんて。 G: 学園で聞き込みした限り、従順とは程遠いイメージだったんだ・・・。」
[ 396 ] チハル 7/13 16:59
T:「確かに。いつものまどかなら G:学園一の女王さまだよ。 D:だけどやっぱり可愛いいところもあるわけで」
[ 397 ] ひろの 7/14 22:27
D:「太宰さん、この坊やに話してなかったのか? T: 玉梓のストラップの魔力のこと。」と高柳。 G:「頑固に犬士の話に耳を塞いでくれてるんでね。」
[ 398 ] チハル 7/18 13:10
G:学園祭の準備が途中だったことを思い出した富樫。 D:どうなったんだろう? みんな責任を持って、準備を進めてるだろうか? T:溜息をつく高柳と太宰。
[ 399 ] ひろの 7/19 23:15
G:「学園のアイドルを取り戻さずに済まなくなった、ってことだろ。」と高柳。 T:富樫は、否応なく戦いに引きずり込む運命の力を感じていた。 D:どうして、こうなってしまったんだろう・・・。
[ 400 ] チハル 7/30 06:28
T:とりあえずまどかを見つけださなければ。 D:どうにか気持ちを奮い立たせ G:頑張ろう・・・と決意する富樫。
<<つづく>>
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11/11/13 22:00
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41 : ひろの
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[ 401 ] ひろの 8/1 18:16
G:逆襲へ、4人の犬士たちが結束したかに思われたが、 T:「偵察に4人必要か?」と高柳、手分けを提案してきた。 D:「どうにも気になる場所があるんだ。行かせてくれないか?」
[ 402 ] チハル 8/1 20:17
D:「どういうことだか・・・ T:とりあえず説明をしてもらわないと G:GOはだせんなぁ。」
[ 403 ] ひろの 8/2 18:20
T:高柳は元々、不気味な雲を調査してる施設に行く気だったと打ち明けた。 G:「学園のアイドル追っかけるのは、俺のプランに入ってないんでね。 D: 刑事さんの車、貸してくれないか。千葉に見られてもまずいだろ。」
[ 404 ] チハル 8/3 20:46
G:ぐるっと皆の顔を見渡しながら、太宰は言った。 D:「どうだろう?ここは高柳くんの意見をくみとって、誰かもう一人 T:ついて行ってくれないか?」
[ 405 ] ひろの 8/5 17:52
G:「強盗事件の捜査として隔離されちゃ手が出ない。 T: 千葉さんに俺が合流して内偵する展開があると思う。 D: 大文字まどか追跡の方は、俺が行かないと。」とは豊原。
[ 406 ] チハル 8/6 01:20
G:「学園アイドルを連れ戻すのは、 D:同級生の役目かな・・・と。 T:調査は太宰さんと高柳さんでお願いします。」
[ 407 ] ひろの 8/8 17:48
D:「・・・だめだ。富樫くん、俺といっしょの方がいい。」と高柳が言い出した。 T:「トラウマ抱えてパンチも使えないんじゃ、刑事くんが困るぞ。」 G:ぎくりとした富樫。友達を死なせた忌まわしい過去が脳裏をよぎった。
T:「天才ボクサーだった引きこもり青年を以前に取材したが、君は雰囲気が似てる。」 D:「どうして『合気道』なのか、と思っていたが・・・。」と豊原。 G:「頑固に平凡な将来にしがみつくのも、関係あるのか?」と太宰も聞く。
[ 408 ] チハル 9/2 19:31
D:「どういうつもりでそんなことを言うのか知らないけれど G:学生の僕が学園アイドルを T:連れ戻したいっていうことが、そんなにおかしいですか?」
[ 409 ] ひろの 9/4 08:58
G:柄にもなくキレて叫んだ富樫。二度とふれたくない記憶の傷に障っていた。 D:だが、この壁を越えることこそ、『最強犬士』覚醒のカギだったのだ。 T:タブロイド記者の感性が、そこまで見抜いていたわけでもなかったのだが・・・。
<<つづく>>
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11/11/19 23:04
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42 : ひろの
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[ 410 ] チハル 9/4 17:48
D:黙ってその様子を見ていた豊原だったが G:「ごちゃごちゃ言ってる間に姫が危険な目に逢ってるかも知れないんだぞ!」 T:と皆をけしかけた。
[ 411 ] ひろの 9/4 20:08
D:太宰が、もう時間がない、とばかりに最後の決断を下した。 T:富樫の思いをくんで、豊原とともにまどかを追う方を任せた。 G:「ギャンブルだな。かなりの・・・。」と高柳がつぶやいた。
[ 412 ] チハル 9/7 06:06
T:富樫は豊原と車に乗り込み G:ぐっと堪える高柳を横目に D:ダッシュで千葉とまどかを追い掛けた。
[ 413 ] ひろの 9/9 18:34
G:GPSマップをケータイの画面に出して睨みつけ T:富樫はまどかを案じて、目に見えて苛立っていた。 D:「どのみち、まずは様子見だ。そんなに力むな。」と声をかける豊原。
[ 414 ] チハル 9/10 20:06
D:どう考えたって、落ち着けって言う方が無理だろ! G:学園祭の女王が不在ではダメなんだ。 T:たがか学園祭だって思うかも知れないが、まどかがいないとマズい事になる。
[ 415 ] ひろの 9/12 18:05
D:「だが、簡単にはいかないかも知れないぞ。 G: 強盗事件のが『帝のストラップ』で、彼女が素直にパトカーに乗ったのが T: 『玉梓のストラップ』とそいつが共鳴して意思を奪われたせいだとしたら・・・。」
[ 416 ] チハル 9/12 19:26
G:ぐっと拳を握りしめ T:豊原は熱弁している。 D:だが千葉は安易にまどかに手出しすることは出来ないはずだ。
[ 417 ] ひろの 9/13 18:15
T:展開が読めないまま、富樫と豊原はまどかを追う。 D:太宰と高柳は、その頃、 G:岐阜市郊外の「超科学開発センター」を訪れていた。
[ 418 ] チハル 9/14 18:18
G:グレイの服を着た研究員二人が D:段々こちらに歩いて来ている。 T:突然足をとめ、キョロキョロ辺りを見回しはじめた。
[ 419 ] ひろの 9/14 21:26
T:長身の若い研究員・伊藤輝彦が「大空さん、ですか?かなりの遅刻ですね?」 D:太宰は、取材名目で来てるってわけか、と思いあたり G:ごまかし笑いでペコペコしてる高柳を見やった。
[ 420 ] チハル 9/22 20:54
G:ぎこちない高柳をフォローしようと太宰が話しを始めた。 T:「大変お待たせして申し訳ありません。 D:どうやら私どもの手違いで、そちら様にご迷惑をおかけした様子で。」
[ 421 ] ひろの 9/23 18:22
T:「大したことありません。奥へどうぞ。」伊藤はにこやかに応対した。 D:太宰と高柳は後に続いて歩いたが、ある部屋の前で思わず足を止めた。 G:ガラス窓の中の超ハイテクオペレーションルームに目を奪われたのだ。
<<つづく>>
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11/11/27 19:56
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43 : ひろの
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[ 422 ] チハル 9/25 13:37
G:「ご覧下さい。 T:当社独自の10年にも及ぶ研究を重ね、未だ開発中の D:ダークパラサイトです。」
[ 423 ] ひろの 9/25 22:22
D:「ダーク・・・パラサイト?」 T:高柳は「伊藤輝彦」の名札と彼の精悍な顔立ち、それに G:銀色のメカを、代わる代わる凝視した。
[ 424 ] チハル 10/3 12:29
T:「単なる高性能の臭気装置ですよ。 D:だがもうすぐ、もっと凄い物に変わる。」 G:ガラスの向こう側を、誇らしげに見つめながら話しを続ける伊藤。
[ 425 ] ひろの 10/4 18:45
D:「ダークパラサイトを開発してるってことは、 G: グロい雲の解析が、かなり進んでるということ?」と高柳が尋ねる。 T:「立ち話じゃ語りきれない。資料室に行きましょう。」伊藤は再び歩き始めた。
[ 426 ] チハル 10/7 17:45
G:がらんとした、無機質な廊下は D:どこまで続くのだろうか。不気味なほど長い。 T:ちょっと不安になりかけた頃、伊藤が口を開いた。
[ 427 ] ひろの 10/8 22:23
D:「電話口で話した限り、あの雲のことを大空さん、 T: 大変な事態だと気付いているようですが・・・ G: ゴシップ記事扱いで済まさないと信じていいんですか?」
[ 428 ] チハル 10/14 22:15
T:「当然で・・・」口を開きかけた高柳を D:太宰は制止し、代わりに伊藤に応えた。 G:「ゴシップ扱いで済まさないかどうかは、今日の取材次第たって事くらい、お解りですよね。」
[ 429 ] ひろの 10/16 09:29
D:太宰と睨み合った末、伊藤は微かに唇の端を上げた。 T:「ちゃかしに来たのならすぐわかります。あなたたちは、いい眼をしてる。」 G:ガチャっと音がした。伊藤がドアノブを回した音だ。
[ 430 ] チハル 10/16 14:13
T:扉の向こうに進む伊藤の後を D:太宰、高柳が続く。 G:「ご覧下さい。これがグロい雲の正体です。」
<<つづく>>
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12/05/05 17:31
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44 : ひろの
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[ 431 ] ひろの 10/16 17:22
G:5台のパソコンが起動し、それぞれ雲の映像、論文、グラフなどを表示した。 D:「どのコンテンツを見ても構いませんよ。要するに・・・ T: 炭酸ガスが上空で密集、凝固した現象です。これは・・・文明の副作用。」
[ 432 ] チハル 10/17 19:08
G:画面上の雲を、とりあえず拡大してみた。 D:データを分析して裏付けるには T:ちょっとばかり時間がかかりそうだ。
[ 433 ] ひろの 10/17 21:35
D:太宰は画面を真剣に睨み、伊藤は、お茶を入れます、と言って外に出る。 G:ぐるりと部屋全体を見回した高柳は T:茶色の犬士ストラップがついたケータイをデスクの上で見つけ息をのんだ。
[ 434 ] チハル 10/18 12:01
D:「どういうことなんだ!」唸る高柳に気付かないのだろうか? G:画面を凝視する太宰の指は T:止まることなくキーワードを叩き続けている。
[ 435 ] ひろの 10/18 18:43
T:高柳は、さらにこの資料室を観察し、 D:出入り記録表を見つけた。研究員全員の名前が載っている。 G:愕然とした。「伊藤輝彦」を含め、犬士のイニシャルに合う者がいない。
[ 436 ] チハル 10/19 07:40
D:どう考えても、普通携帯を置き忘れたまま気付かないということは有り得ない。 T:とすると、俺のように偽名を使うものがいるのだろうか?それとも・・・ G:ゴミ箱には、シュレッダーにかけた書類が溢れるほど溜まっていた。
[ 437 ] ひろの 10/19 22:13
G:「ゴミ箱が、何か?」伊藤が2つの茶碗を乗せたお盆を持って立っていた。 D:ドキッとして「いや、別に何も・・・。」とごまかす高柳。 T:テーブルにお茶を置き、伊藤はそのケータイを平然と右ポケットにしまった。
[ 438 ] チハル 10/20 15:22
G:画面を見たまま、太宰は伊藤に話し掛けた。 D:「どうやってこれだけのデータを手に入れたのですか? T:ちょっとやそっとじゃ集まらないでしょう。」
[ 439 ] ひろの 10/20 18:58
G:「がんばりましたよ。・・・・・・ええ、がんばりました。 D: どうあっても、最悪の事態を阻止しなければいけないんだ。」 T:魂のきれいさから出た返答。犬士でもおかしくはない。だが、イニシャルは?
[ 440 ] チハル 10/24 19:36
D:太宰と伊藤が話しをしている間に T:高柳はそっと G:ごみ箱から印影の付いたシュレッダーくずを拾った。
[ 441 ] ひろの 10/24 23:16
T:テーブルに紙くずを広げてならし、ながめてみた。 G:厳密に、怪しいと睨んだ紙をよりわけて並べると、 D:「大文字まどか」の名前が出てきた!
D:「大文字 輝彦」の名前が、続けて出てきた。これは、婚姻届だ! T:ただ、「いぬ文字」の誤字を書いて破棄したようだ。これも奇妙な宿命か。 G:「学生結婚していたのか。しかも、婿入りだったんだ・・・。」
[ 442 ] チハル 10/25 19:22
D:でもよーく考えると G:ゴミ箱に入ってるということは T:提出されていないのでは?
[ 443 ] ひろの 10/25 23:14
G:誤植で名字を「犬文字」と書いちゃったから、捨てたんだろう。 T:たぶん、清書したのが他にあって、提出してるはずだ。 D:大文字まどかが岐阜に来た理由も、おそらく彼が関わってる。
<<つづく>>
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