稲妻トリップ 10 ビー玉
お婆さんは、試着室の前の椅子から、ゆっくりと立ち上がり、エレベーターの方へ向かった。 私はその椅子の上に、うちのデパートのロゴマークが入った、紙袋を見つけた。 お婆さん、忘れ物、と言って、私は紙袋の取っ手を持ち、あとを追いかけた。 違和感がした。なんて重いの。これ、なにを買ったんだろう。 お婆さんが、エレベーターのドアの前で待っていた。よかった、追いついた。「まあ、ごめんなさい……」「いえ。お持...
【夜想曲34話】すみません、賢者さんちはどこですか
1200文字の物語が、誰かの心に灯をともすまで。短編小説作家として大切にしていること
【残069話】影はいつでもすぐそこに(3)
【夜想曲33話】すみません、賢者さんちはどこですか
【残068話】影はいつでもすぐそこに(2)
小説を読むうえでの文学理論
猫の居る風景
【夜想曲32話】愛情たっぷり地獄の晩餐
【残067話】影はいつでもすぐそこに(1)
ショートショート『楽譜倉庫から』
ショートショート『眠っていた音』
ショートショート『歪んだマグカップ』
短編小説『遠くから響く音』
【夜想曲31話】セルフ封印を編み出した!2
【中年独身男のSF小説】時の交差点で ~時空を越えた絆~
2020年12月 (1件〜50件)