SF (41)

SF (41)

ジェイムズ.P.ホーガン(James Patrick Hogan)は好きなSF作家の一人である。大学時代、書店で初めて「星を継ぐもの(Inherit the Stars)」を手に取り、その後、「ガニメデの優しい巨人(The Gentle Giants of Ganymede)」、「巨人たちの星(Giants' Star)」(いずれも創元SF文庫)と読み進めてしまったのは、お決まりのパターンである。所謂、これら巨人三部作も十分良いのだが、個人的には、その後の、「造物主の掟(Code of the Lifemaker)」が好みである。 土星の衛星タイタンに発生した機械生命による、文明の顛末を描いた…