平等な夜 #12
僕は床に散らばった荷物と都さんのスーツを拾い上げて、近くのコートスタンドにかけた。心臓が口から出そうなほど緊張していた。都さんが、僕の家にいる。廊下に立っている都さんの涼しげな横顔を見ていると、とても現実のこととは思えなくてゾクゾクする。 「どうぞ」 僕がリビングのドアを開けると、都さんは小さく声をあげた。わあ、三島さんの部屋、すごくお洒落ですね。ゆるりと微笑まれて、僕は赤くなって...
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2022年03月 (1件〜50件)