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オリジナル小説サーチ!コミュ☆
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オリジナル小説サーチ!コミュ☆
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自作のオリジナル小説を掲載しているブログであればジャンル不問です 短編、長編、ショートショートetc・・・ トラバ自体は日記でもOKです! 日記が面白ければ小説も面白いかも・・・ってね(*´∀`*) じゃんじゃん参加してね!
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オリジナル小説サーチ!コミュ☆の記事

1件〜50件

  • 短篇小説「風が吹けば桶屋が儲かるチャレンジ route 1」
    2020/06/05 15:40
    短篇小説「風が吹けば桶屋が儲かるチャレンジ route 1」

    一陣の風が、吹いた。はたして桶屋は儲かるだろうか。 駅前の大通りを通り抜けた風が、路上に落ちていたコンビニ袋を舞い上げた。宙を舞ったコンビニ袋が、直進してきた八百屋の軽トラックのフロントガラスに貼りつき、その視界を奪う。八百屋の軽トラは急ブレーキを踏んだが、その急停止のせいで、後方から大型トラックに追突される。その衝撃で軽トラの荷台に積み込まれていたダンボールの蓋が次々と開き、大量のリンゴが路上へとばら撒かれた。 そこを通りかかった親切なお婆さんが、きんちゃく袋かららくらくホンを取り出しすぐに警察と救急車を呼んだ。お婆さんと集まってきた野次馬たちは、心配気に状況を見守りつつも、手持ち無沙汰から…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • 【コロナ禍中でも】アマゾンさんより、40冊目の本を出版しました!
    2020/06/05 13:22
    【コロナ禍中でも】アマゾンさんより、40冊目の本を出版しました!

    コロナウィルスにかこつけて、編集作業を遅れせておりましたが。ようやくアマゾンさんより、40冊目の本を発売できました。伝説の魔導師? イエイエ、ただの出稼ぎです。: 1 Kindle版あの「小説家になろう!」で264万アクセスをたたき出した異色異世界お仕事小説、ついに電子書籍化!「ひょんなことから異世界の掃除屋として働くことになった三十路前女が、たまたま...

    海山ヒロ

    BIENVENU 海山ヒロの我が家へようこそ

  • もしも、時計が左回りを始めたら?〈9〉 何もできなかった罪
    2020/06/04 21:54
    もしも、時計が左回りを始めたら?〈9〉 何もできなかった罪

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

    不純愛講座 by 長住哲雄

  • 短篇小説「正論マン」
    2020/06/04 15:54
    短篇小説「正論マン」

    正論ばかり言う正論マンがセイロンティーを飲んでいる。これは駄洒落だが駄洒落こそが正論なのではと正論マンは最近思う。 たとえ言葉の響きだけであっても、一致している部分があるというのは間違いなく正しい。もしも正論マンがダージリンティーを飲んでいたら、「なぜセイロンティーじゃないんだ?」と言われてしまうことだろう。それは正論マンがセイロンティーを飲むのが正論だと皆が感じているからにほかならない。 正論マンは町のネジ工場に務めている。ある朝出社すると正論マンは部長に呼び出され、「いま開発中の新型ネジの進行状況はどうなってる?」と訊かれた。「僕はネジじゃないので、わかりません。ネジのことを知りたかったら…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • ショートショート「木屋町センチメンタル」(改訂版)
    2020/06/01 17:24
    ショートショート「木屋町センチメンタル」(改訂版)

         関西の出張の合間、私は半日だけ京都に寄ることにした。淀屋橋から京阪電車に乗り、祇園四条の地下を抜けると、懐かしい、心地良い秋風が吹いた。10年の歳月…

    有沢祐輔

    空虚ノスタルジア

  • ショートショート「売らない師」
    2020/06/01 14:02
    ショートショート「売らない師」

    僕はその日も売らない師の店を訪れていた。 売らない師の店では、なんでも売っているがなんにも売っていない。食品もおもちゃも洋服もペットも電化製品も、その他なんだかわからないものまで扱っているが、この店で誰かがなにかを購入する場面を、僕はこれまで一度たりとも見たことがない。それどころか、買ったという話を聞いたことすらない。だからこそ彼女は、誰が呼んだか「売らない師」と呼ばれているのだ。 それでも僕がついつい売らない師の店に立ち寄ってしまうのは、もちろん置いてある商品がすこぶる魅力的であるから。この日も僕は、棚の隅っこにさりげなく置いてあった商品がどうしても欲しくなってしまった。丸っこくて柔らかくて…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • もしも、時計が左回りを始めたら?〈8〉 待ち伏せの放課後
    2020/05/29 23:53
    もしも、時計が左回りを始めたら?〈8〉 待ち伏せの放課後

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

    不純愛講座 by 長住哲雄

  • ロックンロール・ライダー:第九話
    2020/05/29 21:29
    ロックンロール・ライダー:第九話

     イフ文にパフォーム文、ピクチャー句、いろんな命令文や定義文が解説され、ノートに書きながら少しづつコボル言語を覚えていく。 駒田主任の説明は分かりやすく、開発部は嫌だと思っていた俺...

    Inazuma Ramone

    Feel The Darkness

  • 短篇小説「机の上の空論城」
    2020/05/27 19:23
    短篇小説「机の上の空論城」

    いよいよ私はたどり着いた。旅の最終目的地である、この大いなる「空論城」へと。 門前から見上げると、「空論城」は四本の太い木の柱に支えられた巨大な板の上に、そう、まるで机の上に建っているように見えた。さすがはかの有名な言葉「机上の空論」の語源となった城である。それは土台となる机の上にその底面を接しているようでありながら、そこからやや浮遊しているような不安定さをも孕んでいた。 思えば長い旅路であった。そのはじまりには、私を呼び出した王様との口論があった。 たしかに世は乱れ、平和などすっかり遠い昔の夢物語のようであった。だが前回の凄惨な大戦からの教訓としてもたらされた非暴力の思想は、なおも崩れてはい…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • もしも、時計が左回りを始めたら?〈7〉 その男、過去からの使者
    2020/05/23 21:05
    もしも、時計が左回りを始めたら?〈7〉 その男、過去からの使者

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

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  • 短篇小説「電動アシスト式告白機」
    2020/05/23 15:19
    短篇小説「電動アシスト式告白機」

    たいした脚力も必要なく坂道をすいすい登れる電動アシスト式自転車に驚いていたのも、今は昔。近ごろではすっかり、何から何まで電動の力を借りるようになった。箸の上げ下げに至るまで、今や電動アシストなしには考えられない。もはや人類そのものが、すでに「電動」であるといっても過言ではないのかもしれない。 電動アシスト式スニーカー、電動アシスト式マフラー、電動アシスト式カツラ、電動アシスト式たて笛、電動アシスト式入れ歯――人間のあらゆる部位に電動アシスト機能は役立っているが、ここへ来て人間の「部位」ではなく「行動」を、いわゆる「もの」ではなく「こと」をアシストする電動システムが発売される段階に至ったのは、進…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • 短篇小説「よろずサポートセンター」
    2020/05/20 18:12
    短篇小説「よろずサポートセンター」

    私は何か困ったことがあると、必ず「よろずサポートセンター」に相談することにしている。みんなもそうするといい。電話に出た「よろずサポーター」が、なんでも解決してくれる。本当に最高のサービスがここにある。その手段さえ問わなければ。 仕事から帰ってきて部屋の電球が切れていることに気づいたときも、私は即座に「よろずサポートセンター」に電話をかけた。すると電話に出たよろずサポーターの指示により、三十分もしないうちに一流テレビ局の照明スタッフ数名が駆けつけ、様々な角度から、夜が明けるまで私を激しく照らし続けてくれた。 おかげで私は一睡もできなかったが、初めて俳優のような気分を味わうことができた。替えの電球…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • 自伝的創愛記〈12〉 才能の発見としごき
    2020/05/19 22:59
    自伝的創愛記〈12〉 才能の発見としごき

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

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  • ロックンロール・ライダー:第八話
    2020/05/19 18:43
    ロックンロール・ライダー:第八話

     お喋りを続ける女二人を引き連れ、ビルの谷間を歩いて会社へ向かう。 後ろを歩く安田さんと馬場さんは、相変わらず俺の顔のことで盛り上がっており、どんな服が似合うか話している。 俺の私...

    Inazuma Ramone

    Feel The Darkness

  • 「オレの愛しい王子様」番外編 この感情に名前はつけない
    2020/05/17 22:44
    「オレの愛しい王子様」番外編 この感情に名前はつけない

    東條圭吾は後方の扉から大講義室に入った。試験だからか、始業十五分前なのにすでにちらほらと席が埋まっている。圭吾も階段状の通路を降りてやや前寄りの長椅子に座った。席は決まっていないが普段から何となくこのあたりなのだ。さて、と——。前回からちょうど三週間。試験も今日で終わる。だから次はこの日にしようと前々から決めていた。メッセンジャーバッグを机に置いてスマートフォンを手にとると、お決まりのメッセージを打ち込み、こころなしか緊張しつつ送信ボタンをタップする。東條圭吾:今日よかったら来ないか?向こうもちょうどスマートフォンを見ていたのか、それが画面に表示されるとすぐに既読がついて、返事が来た。諫早創真:5時半まででいいなら東條圭吾:了解。ケーキ用意しとく諫早創真:今日はオレが買ってくよ東條圭吾:わかったほっとして頬がゆ...「オレの愛しい王子様」番外編この感情に名前はつけない

    瑞原唯子

    瑞原唯子のひとりごと

  • ショートショート「アナタハダレニモアイサレナイ」
    2020/05/17 17:30
    ショートショート「アナタハダレニモアイサレナイ」

         夕闇の雑踏で掌が踊る。誰かの温度を待つような踊りは空振りを続け、記憶の中の君が下卑た笑みを零す。 「アナタハダレニモアイサレナイ」  君の呪いは確か…

    有沢祐輔

    空虚ノスタルジア

  • 短篇小説「抽選の多い料理店」
    2020/05/15 18:34
    短篇小説「抽選の多い料理店」

    近ごろ、美食家兼ギャンブル好きのあいだで評判のレストランがあるという。その店は、「抽選の多い料理店」と呼ばれている。「抽選の多い料理店」を訪れるには、まず抽選に当たらなければならない。なにしろ「抽選の多い料理店」なのだから、当然の話である。しかしこの入店権を得るまでの道のりも、やはりひと筋縄ではいかない。 この店の噂を耳にした人間は最初、必ずやインターネットの検索窓に「抽選の多い料理店」と入力して店のことを調べる。驚くべきことに、この段階で早くも抽選が行われているとも知らずに。 そこで表示された検索結果一覧に店側の用意した抽選ページが表示される人は、ごく少数に限られている。同じワードを入力した…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • もしも、時計が左回りを始めたら?〈6〉 目の前の「開かずの扉」
    2020/05/15 13:01
    もしも、時計が左回りを始めたら?〈6〉 目の前の「開かずの扉」

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

    不純愛講座 by 長住哲雄

  • 「Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ」パロディーSS 宮本英明様作
    2020/05/14 19:40
    「Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ」パロディーSS 宮本英明様作

    創作 オリジナル SS ショートショート 短編 パロディー キャラクター 小説 物語 短編小説 男の子 女の子 少年 少女 ノベル

    kao._.

    *創作の庭*

  • 短篇小説「親切な訪問者」
    2020/05/14 13:00
    短篇小説「親切な訪問者」

    とある休日の昼下がり、私は自宅で時間指定の宅配便を待っていた。指定した時刻は十四時~十六時。そしてラジオの時報が十四時を知らせた瞬間、早くも部屋のインターホンが鳴った。 こんなことは珍しい。こういうのはたいがい中途半端な、最も来られては都合の悪いタイミングで来ると相場が決まっている。たとえばちょうど開始時刻から四十分ほど過ぎてトイレに行きたくなり、さらにそこから十五分ほど我慢していま行くべきかまだ待つべきか大いに迷った挙げ句、我慢の限界が来て用を足しはじめたところで鳴ったりするものだ。 排便を途中で切りあげるほど難しいことはない。小ならば残尿感、大ならば残便感さらには拭き残しを抱えたまま玄関に…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • 番外編 この感情に名前はつけない
    2020/05/13 01:02
    番外編 この感情に名前はつけない

     東條圭吾は後方の扉から大講義室に入った。 試験だからか、始業十五分前なのにすでにちらほらと席が埋まっている。圭吾も階段状の通路を降りてやや前寄りの長椅子に座った。席は決まっていないが普段から何となくこのあたりなのだ。 さて、と——。 前回からちょうど三週間。試験も今日で終わる。 だから次はこの日にしようと前々から決めていた。メッセンジャーバッグを机に置いてスマートフォンを手にとると、お決まりのメッ...

    瑞原唯子

    虚空碧海 - オリジナル恋愛小説

  • 短篇小説「過言禁止法」〈改稿〉
    2020/05/12 01:19
    短篇小説「過言禁止法」〈改稿〉

    SNSの流行により日本語は乱れに乱れた。どう乱れたかといえば端的に言って万事表現がオーバーになった。 短文の中で自己表現をするとなれば、自然と過激な言葉に頼るようになる。さらには、ただ一方的に表現するだけでなく互いのリプライによる相乗効果も働くとなれば、言葉がなおさら過激化するのは必然であった。そこで日本語教育の行く末を憂う文科省が中心となり政府が打ち出した政策が、2020年夏より施行された「過言禁止法」である。 この法律により禁止されるのは、「事実とは異なる過剰な表現」ということになっている。なぜならば政府によれば、「言い過ぎている表現=過言」こそが人心を乱すデマの源泉であると目されているか…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • ロックンロール・ライダー:第七話
    2020/05/10 18:58
    ロックンロール・ライダー:第七話

     人事部で書類を訂正して会議室へ戻ると、桑原課長促うながされて席に着く。人事部から、会社の組織がどうなっているのか説明するらしい。「日本データサービスは、銀行や証券会社のコンピュー...

    Inazuma Ramone

    Feel The Darkness

  • もしも、時計が左回りを始めたら?〈5〉 「過去」を運ぶタクシー
    2020/05/09 23:52
    もしも、時計が左回りを始めたら?〈5〉 「過去」を運ぶタクシー

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

    不純愛講座 by 長住哲雄

  • 一太郎で作った小説原稿ファイルの落とし穴?!
    2020/05/09 16:58
    一太郎で作った小説原稿ファイルの落とし穴?!

    最近、執筆していてどうも一太郎が重いというか、コピーしてペーストしたあと固まってしまうので、不思議に思っていました。 どうも次作小説原稿ファイルでのみ起こるようですので、よく確認してみたところ……。 「(・ω・)?ん? なんか、シートがやたら多くね?11個もあるんですけど。実は、今回プロットや原稿シートの他に、色々創作メモや設定などを一元管理していた…

    平沢沙里

    High-Clear Voice

  • 短篇小説「桃太郎そのあとに〈童話後日譚〉」
    2020/05/09 13:46
    短篇小説「桃太郎そのあとに〈童話後日譚〉」

    かつてない鬼退治の大成功により、その中心人物である桃太郎の人気は爆発した。 民衆に甚大な被害をもたらしていることを認識していたにもかかわらず、その事実を隠蔽して鬼を放置し続けてきた時の政権はにわかに求心力を失い、鬼に苦しめられてきた人民の誰もが桃太郎政権の誕生を望んだ。それは民衆の自然な心の動きであった。 どこへ行っても街を歩けば行列ができるほどの握手攻めに遭い、その人気にすっかり気を良くした桃太郎は、やがて全国各地で一斉蜂起した民衆らの一揆勢力に担ぎあげられる形で、反政府運動の象徴となった。 各種動物をも戦力としてまとめあげたその無類のカリスマ性により、一般市民は武器の貧弱さをも乗り越える圧…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • 短篇小説「豚に真珠そのあとに〈ことわざ後日譚〉」
    2020/05/06 18:26
    短篇小説「豚に真珠そのあとに〈ことわざ後日譚〉」

    豚は戸惑っていた。今朝、飼い主である王様から突然に、真珠の首飾りをかけられたからである。それはとてもキラキラと輝いていたが、残念ながら美味しそうには見えなかった。きっと口には入れないほうがいいだろう。 豚は最初、一部の凶暴な動物たちのように、いよいよ自分にも首輪をつけられたのかと考えた。しかし豚は王様に飼われている他の動物らと比べても、特に素行不良なところはないと自負していたし、なによりその首飾りは、頑丈というよりは繊細と表現すべき代物であるように見えた。豚の足でつけはずしなどしようものなら、一発ですべての真珠が四方八方へと弾け飛んでしまいそうだ。 しかし豚は王様に逆らうことに身の危険を感じて…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • 人生が一番輝いた瞬間。それがオリンピックだ! (10) 
    2020/05/05 13:00
    人生が一番輝いた瞬間。それがオリンピックだ! (10) 

    スランプ明けての三期ぶりのオリンピック。司会者と解説者がスイマーの紹介をしている。 「4レーンはアメリカのデイブ、5レーンはフランスのホーキンス、6レーンはカナダのクリス、7レーンは日本のクワダ」 「いやあ、流石オリンピック、名立たるスイマー揃いですね」 「ねえ、スランプから脱っしたと言われるデイブの泳ぎが見ものですね」 「スランプと言えば、日本の桑田政行はどうなんでしょうね?」 「彼は三期ぶりですよ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 短篇小説「犬も歩けば棒に当たる」〈ことものわざがたり〉
    2020/05/02 09:34
    短篇小説「犬も歩けば棒に当たる」〈ことものわざがたり〉

    これは紆余曲折を経て、最終的に犬が歩いて棒に当たるまでの話である。 犬が、歩いていた。あるいは、歩いている犬がいた。場所はどこにしようか。とりあえず街中にしてみようか。 犬の前にまず、電柱が現れる。これは棒と言えるだろうか。かなり長くて大きいが、棒とは言えるだろう。犬は後ろ右足を上げて、電柱に小便をひっかけた。 いつもそうしているのだから、これは当たる用の棒ではなく、小便をかける用の棒だ。もちろん犬にとっては、電気を各家庭へ供給するための棒などではない。もしも電柱に当たる犬がいるとしたら、すでに意識が朦朧としているか犬ではないかのどちらかだと思われる。 次に犬の前に現れるのは、道路側からの侵入…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • もしも時計が左回りを始めたら?〈4〉 会うはずのない人と
    2020/05/01 21:34
    もしも時計が左回りを始めたら?〈4〉 会うはずのない人と

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

    不純愛講座 by 長住哲雄

  • ロックンロール・ライダー:第六話
    2020/05/01 18:49
    ロックンロール・ライダー:第六話

     気怠けだるい午後の昼下がり、帝釈天と柴又駅の間を通る道を、春の日差しを浴びながら昨日とは反対方向に歩く。 ガソリンスタンド、コンビニ、焼き肉屋、埼玉の実家付近では絶滅してしまった...

    Inazuma Ramone

    Feel The Darkness

  • 短篇小説「かつぎ屋」
    2020/04/30 18:31
    短篇小説「かつぎ屋」

    その日の私は、とてもかつぎたい気分だった。舌先三寸で難攻不落の某大手企業を口説き落とさなければならないという、かつてない大仕事が翌日に控えていたからだ。我が社の命運をかけた新商品のプレゼンを、私は任されていた。こんなときは何かしらかつがないことには、とてもやっていられない。誰だってそうだろう。 翌朝のプレゼン準備を完璧に整えた私は、しかしいまだ不安が拭えぬまま、仕事帰りに行きつけのかつぎ屋へと向かった。今日はいったい何をかつがせてくれるのだろうか。適切なものさえかつがせてもらえれば、何がどうなろうと次の日のプレゼンは上手くいくような気がした。逆に何もかつがないままでは、何をやってもうまくいかな…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • スペースエイト 第80話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その17~
    2020/04/27 19:20
    スペースエイト 第80話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その17~

      にほんブログ村にほんブログ村   第80話   「何も……何一言……いう事も出来ず……送ってくれた戦士の瞳。なんて……なんて間抜けで鈍感だったんだ、この俺…

    艦上零

    月読の宴たち

  • 短篇小説「逆接さん」
    2020/04/27 18:05
    短篇小説「逆接さん」

    その魅力を語るには、どうしても逆接を用いずして表現できない女、それが「逆接さん」である。 逆接さんは魅力的な女性ではあるが美人ではない。身長は高くないが実際の身長を聞いてみると、それよりはだいぶ高いなと誰もが思う。性格は温厚だが激しい。時に温厚だったり時に激しかったりというのではなく、常時温厚で常時激しいのだからそうとしか言いようがない。梅干しは嫌いだが梅ガムを好んで食べる。 学生時代の逆接さんは、バレーボール部に所属していたがバレーボールが好きではなかった。しかしバレーボールは好きではないが、練習は好きだった。練習が好きなのにもかかわらず、雨で部活が中止になると誰よりも喜んだ。体育館の天井に…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • スペースエイト 第79話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その16~
    2020/04/26 18:39
    スペースエイト 第79話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その16~

      にほんブログ村     第79話   「科学が発達すると時を同じくして経済学も発達して金の絶対量が増えればその価値が下がることも言われるようになってきまし…

    艦上零

    月読の宴たち

  • 人生が一番輝いた瞬間、それがオリンピックだ! (7) 
    2020/04/26 09:02
    人生が一番輝いた瞬間、それがオリンピックだ! (7) 

    それから4年後にあるオリンピックに向けて泳いでいく。社長の息子である政行君に泳ぎを教えながら自分も泳いでいく。何も考えなくて良い。癒されつつ泳ぐ。それは環境が良かったからだ。オリンピックに出場し、総合優勝、個人と1位を手にして2制覇する。幸平はタッチの差で2位だったけれど努力したのだろう、改善点を克服したみたいだ。 「幸平、凄いな」 「義昭には、あと少しなのに……」 「俺も努力してるからな」 「それ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 短篇小説「桃太郎ネガ」
    2020/04/26 01:28
    短篇小説「桃太郎ネガ」

    むかしむかし、ある暗雲たちこめる鬱蒼とした僻地に、中二病のお爺さんと、実年齢よりもはるかに老けて見えるお婆さんがいました。 ある日、お爺さんは自殺の名所として有名な山へ柴刈りに、お婆さんは上流にある工場排水で汚染された川へ洗濯に行きました。 お婆さんが「どういうわけか、洗えば洗うほど、服が汚れていくような気がするねぇ」と思いながら洗濯をしていると、川上から「どんぶらこ、どんぶらこ」と、地獄の釜が煮えたぎるような音をたてて、大きな桃が流れてきました。「あんらまぁ、信じらんねぇくらい大きな桃だけんども、なんだかあちこち黒ずんどるわ。八百屋の店先で、だいぶいろんなお客さんに指で押されたのかねぇ」 お…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • もしも時計が左回りを始めたら?〈3〉 ボクの手首の金色の輝き
    2020/04/25 23:11
    もしも時計が左回りを始めたら?〈3〉 ボクの手首の金色の輝き

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

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  • スペースエイト 第78話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その15~
    2020/04/25 18:42
    スペースエイト 第78話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その15~

      にほんブログ村    第78話    「では18年前帝国より共和国と名乗る3つの惑星群が独立を果たしたことはお伝えしたと思いますがその時帝国内を震撼させて…

    艦上零

    月読の宴たち

  • サルシャとウルスラのふたりごと~何が起こった?!創作進んでる!
    2020/04/25 17:07
    サルシャとウルスラのふたりごと~何が起こった?!創作進んでる!

    サルシャ「ちょ、いったいどーした訳??今週6日間、毎日のように何かしら書いたり描いたりしてるじゃないの!」 …

    平沢沙里

    High-Clear Voice

  • ローズマリーの詩〈33〉 「七つの水仙」をもう一度
    2020/04/24 22:40
    ローズマリーの詩〈33〉 「七つの水仙」をもう一度

     連載   ローズマリーの詩   34 おじと聡史と私と彼女破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。聡史との結婚を決意した私と家を出る決意を固めたおじ。しかし、結婚に反対する母は、なかなか聡史と会おうとしない。私は聡史を連れて、「

    TETSUO 長住

    「おとなの恋愛小説」倶楽部

  • スペースエイト 第77話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その14~
    2020/04/24 20:00
    スペースエイト 第77話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その14~

       にほんブログ村   第77話 前回  慣れた手つきでデーターアンドロイドはクラッチを踏み、ミッションレバーを上に上げ、右に動かしてから上に押し、2速に入…

    艦上零

    月読の宴たち

  • スペースエイト 第76話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その13~
    2020/04/23 18:04
    スペースエイト 第76話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その13~

      にほんブログ村   第76話   前回の終了部   なんというんだろう、このタイプの車は、アウトドア好きの家族でもキャンプ用のテントやパラソル、バーベキュ…

    艦上零

    月読の宴たち

  • 短篇小説「喩え刑事」
    2020/04/23 15:12
    短篇小説「喩え刑事」

    管轄内で立てこもり事件が発生したとの通報を受け、喩え刑事がパトカーで現場へ急行した。五十代の男が、別れた妻とその娘を人質に立てこもっているという。 喩え刑事は、助手席に乗るゆるふわパーマの新米刑事に言うでもなく呟いた。「いま俺たちは、まるで矢のように現場へ向かっているな」 新米刑事は、パトカーの形はそんなに矢のように尖っているわけでもないな、と思ったので何も考えずに生返事で済ませた。しかし喩え刑事は、「だろ?」と満足気な様子でアクセルを踏み込んだ。 二人の刑事は、まもなく住宅街の中心部にある現場に到着した。すでに盾を持った警官隊が、古ぼけた一戸建てをすっかり包囲していた。「ずいぶんと大袈裟だね…

    井上智公

    泣きながら一気に書きました

  • スペースエイト 第75話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その12~
    2020/04/22 18:05
    スペースエイト 第75話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その12~

       にほんブログ村     第75話   前回の終了部  相も変わらず独特かつ訳のわからない取りまわしだが、言いたいことはわかった。早い話教皇が、誰にも言う…

    艦上零

    月読の宴たち

  • スペースエイト 第74話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その11~
    2020/04/21 19:41
    スペースエイト 第74話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その11~

       にほんブログ村   第74話  (前回の続き)「あ、あ、アンドロイドさん?」 俺以外の5人も同じくらいにびっくりしてしまっている。先の俺達に任務の概要を…

    艦上零

    月読の宴たち

  • スペースエイト 第73話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その10~
    2020/04/20 18:23
    スペースエイト 第73話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その10~

       にほんブログ村    第73話   大きな金属の車輪が二本の線路の上を転がっているとは思わないほどのスムーズさと静かさで発車した。駅舎内ではロングレール…

    艦上零

    月読の宴たち

  • スペースエイト 第72話   モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その9~
    2020/04/19 18:44
    スペースエイト 第72話 モウ=マドゥー帝国首都惑星サッマー~その9~

        にほんブログ村     第72話     航空機の需要は非常に低い。ヘリコプターや飛行機は災害救助や極めて人の往来が少なく、鉄道敷設のコストに見合わな…

    艦上零

    月読の宴たち

  • 【御礼】この頃、アマゾンさんで販売している小説がよく読まれています。
    2020/04/19 18:32
    【御礼】この頃、アマゾンさんで販売している小説がよく読まれています。

    先日発売開始した「Gift:美味い話には裏がある。それが世界の真理ですよね?」で、丁度40冊。アマゾンさんで電子書籍を販売しています。最初の作品は、2014年1月に発売開始。それから気が付けば6年以上経過し、冊数も増えてきてはいるものの、ワタクシなにせ、文学賞なんてものは最終選考手前に残ったことがある程度の、無名作家。どこぞの出版社から注文を受けているのではなく、己の欲望の赴くままに自ブログや「小説家になろ...

    海山ヒロ

    BIENVENU 海山ヒロの我が家へようこそ

  • もしも時計が左回りを始めたら?〈2〉 時計職人の暗示
    2020/04/19 15:46
    もしも時計が左回りを始めたら?〈2〉 時計職人の暗示

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

    長住哲雄

    不純愛講座 by 長住哲雄

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