アパルトマンで見る夢は 1 椅子
白髪頭の監督は、お辞儀をするように下を向き、その顔を両手で隠した。 体が前へ傾いたことで、彼の座っていたパイプ椅子が、キィ……と小さな音を立てた。 静まり返った広い部屋に、その音だけが通って聞こえた。 数秒後に、ピタピタ、と、裸足の足音が近寄ってきた。 自分のすぐ正面で止まるのを、監督は闇の中で感じ取った。 両手をそっと顔から下ろして、目を開くと、白くて細い足が二本、きれいに揃っているのが見えた...
自分のブログでオリジナル小説を書いてらっしゃる方! トラックバックすることで、少しでも読者の目に止まるチャンスを増やしましょう!! ここで、自分の小説を紹介しましょう! どんなジャンルでもOK!! 「今回はたまたま日記」という場合も、小説カテゴリーが分かりやすく整理されているなら構いません。 検索 でんでん虫 販売 書き方
2020年12月 (1件〜50件)