新カストリ文学座
新カストリ文学座は、昭和中期に一世を風靡した「カストリ文学」を継ぐ、新しい文学形態を樹立すべくSF小説家四乃四四が旗揚げした団体である。
文学形式が定着し、アイデアもその狭隘な中でしか発揮出来ぬため三文小説に落ちることも多々ある。
世界初の全ページ挿絵付き小説(実際は片側が絵だがね)をSF小説家四乃四四は考え、出版した。
それが刑(おさか)である。
古典文学を残しながら、新しい文体を取り入れ、通常ならば600ページになるところを50ページ弱に文章を圧縮。
シノプシス・時代背景・人物描写を決して壊さぬ書き方も樹立した。
新しい文学形態は、来世まで残る偉業。
夢野久作のドグラマグラを読めば解るが、当時、異端とされていた夢野文学形態は、後の推理小説で常套化し今に受けうがれている。
文学革命こそ、作家とっての真の目標。
新カストリ文学座では、次の文学へアプローチを続けていく。