2804 人を励ます言葉は「自由」 エリュアールの抵抗の詩
遊歩道を彩る紫詰草(ムラサキツメクサ) 「力強い ひとつの言葉にはげまされて わたしは ふたたび人生を始める わたしは生まれてきた きみを知るために きみの名を呼ぶために 白由よ」 フランスの詩人ポール・エリュアール(1895—1952)の「自由」という詩の結びの言葉だ。第二次大戦中、4年余にわたってナチス・ドイツに占領されたフランス。国民の心に「希望」を蘇らせたという詩。これがナチスに対する抵抗運動・レジスタンスに力を与えたことで知られる。現代こそ、この詩に共感を覚える世界の人は数多いと思われる。
2025/06/28 05:09