自作小説を紹介！！

ケンタと秘密の花園　391

　　カイくんの後ろを、速足で追いかけながら、ケンタとタカシくんは、顏を見合わせました。目の前に見えているのは、時折曲がったりくねったりしながら、ただ通路が長く…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 97 　企むオヤジたち…前編

こんばんは！暇人です。  昼間は止んでいた雨も…夕方になるとまた、降り始めました。やっぱり降るんだ…せっかくお散歩しようと思っていたのが、水をさされ…残念だな…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　390

「やっぱ　そうなんだ」「そうだよね？」思わず声をもらす、裕太と颯太。不思議そうに、仙人は裕太の顏を見ると「なんだ、君たち…とうに、答えにたどり着いていたんじゃ…

ケンタと秘密の花園　390

　　朝だからかなぁ～　ふとケンタは思います。キョロキョロと何か手がかりがないか、探していると…「なになに？何か忘れ物？」タカシくんが聞くので「別に」と答えるし…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　389

　　なおも仙人は、２人を試すように続ける。「これは絵空事じゃすまないかも、しれないんだ…　君たちも見ただろ？　春江さんが誘拐されたのも、おそらく君たちが私に対…

女神の探し物〈17〉 ヴィーナスを洗浄する

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ケンタと秘密の花園　389

　　ロウソクの光で照らしだすと、思ったよりも大きな穴のようでした。まずは、その穴を光で照らすと、壁をレンガで頑丈に作っているように見えました。「おぉーい、抜け…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　388

「さっきあの島の伝説がある…と言ったろ？　実は他にもあって、さる金持ちが財産を隠した、とか、　ある人物があそこに移り住んだ…とか、色んな逸話があるんだ。　ほら…

ケンタと秘密の花園　388

「これ…空き缶を見つけたんだ」淡々とタカシくんは、カイくんを見ます。カイくんは「えぇっ」と不満気に言うと、「なんだって、そんなのが出来るんだよぉ」それでもちょ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　387

　　まるで何かを迷っているかのような…そんな仙人の表情に、裕太と颯太は顔を見合わせた。あたかも何かを隠しているような…２人には行かせたくないような、事情でもあ…

ケンタと秘密の花園　387

「よし、なんとかなるかな！」　そう言うと…タカシくんはワインのビンを横倒しにして、慎重にロウソクを入れると、「底を切れたらいいんだけど…」と言いつつ、口の部分…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　386

「お宝？」思わず裕太は、声が裏返った。仙人は意味ありげにうなづく。「昔…とある男が自分の財産を隠したんだ…」「えっ？」「ホント？」身を乗り出すようにして、裕太…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　38６

　　謎の穴を見て、子供たちのテンションが一気に上がります。「どうなってるんだろう？」「どこかにつながってるのかなぁ？」「それとも、また別の家につながってる？」…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　385

　　３人は、さらに顔をぐいっと近付けて、先ほどから古びた紙を見つめている。「昔の人は、けっこうまめに、観察していたんだねぇ」絵を見ながら、仙人は裕太と颯太に語…

ケンタと秘密の花園　385

　　いきなり開いた大きな穴を見つめると…「いいから、言ってみようぜ！」嬉しそうに、カイくんが２人に声をかけます。「でも…また、迷子にならないのかなぁ」心配そう…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　384

　　自分にも何とか読めないものだろうか…そう思うけれども、やはりこればかりは難しそうだ。それでも熱心に１つ１つの展示物をながめ、絵を見つけると、細かなトコまで…

ケンタと秘密の花園　384

「わかった」「とにかく　やってみよう」　カイくんの勢いにつられた、ケンタとタカシくん。不安だけれど、やっぱり気になることは、確かめてみないと、気がすみません。…

女神の探し物〈16〉 ふたりだけの禊

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　383

「これは…嘘かまことかは知らないが…奇跡的に、その場所を示す、　重要な手がかりがあるんだ」と、仙人はぐっと大きく目を見開いた。 　とはいえ、ここは何の変哲もな…

ケンタと秘密の花園　383

　　カイくんのぶつかった棚の辺りに…わずかなすき間が開いているように見えたのです。それはごく小さなすき間で…おそらく１ｃｍくらいでしょうか。ともすれば見落とし…

4/22 Coming Soon!

illi the Whale | くじらのイリー Ⅱ-Rainbow Shower-がいよいよ４月２２日に発売されます！✨🐬✨“心の声の導き” と“シンクロニシティ” が紡いでゆく魂の成長の物語‘今’

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　382

　　よく見ると、その書き物の隣には解説文が展示されており、仙人の語った内容がほぼ書かれていた。「ねぇそれって…本当の話？作り話なんでしょう？」裕太が聞くと、「…

ケンタと秘密の花園　382

「何かないかなぁ～缶詰とか、ビーフジャーキーとかさぁ」　ボヤクようにして、カイくんが辺りを見回します。「それにしても、この部屋はなんだ？」そう言うと…タカシく…

第10話　クリスマス

　その日は、二学期の終業式の日だった。　午前中に学校が終わり、創真は誰とも名残を惜しむことなく学校をあとにする。　もうひとりで登下校することにはだいぶ慣れた。その道すがら翼を見かけても、意識しない素振りはできるようになったつもりだ。もともと表情が乏しいほうなのでそう難しいことではない。　あっ——。　校門を出て信号待ちをしていると、チラチラと雪が舞っていることに気がついた。　折りたたみ傘は持っているが...

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　381

　　少しもったいぶった顔をして、仙人は子供たちの顔を順繰りに見比べる。得意気に言う仙人の目の前をのぞき込むと、やたらと古びた紙が展示されている。時を経て、褐色…

ケンタと秘密の花園　381

　　カイくんは迷うことなく、ドンドン階段を降りて行きます。まもなく下に行きつくと、先ほどまでいた上を見上げて、「早く降りてこいよぉ～！」ケンタとタカシくんをう…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　380

「そんなすごい島だったの～？」　それでも裕太は興奮して、声が裏返る。その黄色い声に、颯太は少し辟易とするけれど、でも少なからず驚いていた。それを、満更でもない…

ケンタと秘密の花園　380

「ねぇ、これって…物置なんじゃない？　何か食べるものが、きっとたくさんあるかもしれないよ！」　励ますように、ケンタは明るく言います。本当は…ケンタの足も、ガク…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　379

　　そこに足を踏み入れると、まず先に、颯太は『それ』に気付いていた。まずは島の変革とその歴史についての年表があり、これはお決まりの展示で…わざわざ見せる意味は…

ケンタと秘密の花園　379

「えぇっと、確かまだ…残ってたはず…だけどなぁ」　そう言うと、タカシくんはゴソゴソと、通園バッグの中を探っているようです。ようやくロウソクに火をともすと、それ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　378

　　おもむろに、ついたてに飾ってあるパネルを、裕太は１つずつ見て回る。海岸線の様子や、洞窟の辺り、さらには潮干狩りの風景や、花見の様子…日常のヒトコマが、写真…

ケンタと秘密の花園　378

「そうかぁ～？だけど、そうじゃないんだなぁ」　先ほどから、遠巻きにして見ているケンタとタカシくんを見て…ずっとニヤニヤとしているカイくんです。早く教えてくれれ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　377

「さすがは裕太のおじいさんだねぇ」「だろ？」ひとしきり地図とジオラマと見比べてから、颯太はふと顔を上げると、「あのぅ～秘密の洞窟の場所が、わかればいいんですが…

女神の探し物〈15〉 穢されたヴァギナ

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ケンタと秘密の花園　377

　　カイ君の行動は、予測不可能！すっかりアレコレと考えるのをあきらめた様子で、タカシくんは軽く肩をすくめました。　　廊下を通り抜け、迷路のように角を曲がって行…

ケンタと秘密の花園　376

「それってなんなの？食べるもの？　それとも、飲み物？」　おそるおそるケンタが聞くと…ケンタが聞くと、カイくんは目をグリグリさせて「それは行ってみれば　わかるよ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　376

　　部屋の中央には、島の何万分の１かの縮小された、全景の模型が置いてあり、「あっ、島って、こんな風になっているんだぁ」珍しそうに２人は、丹念に眺めた。かなりリ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　375

　　廃校とはいえ、よその学校の教室に入るのは、何だか後ろめたいような…不思議な気分だ。ひそかな秘密を隠し持っているような、奇妙な感覚がする。「どうした？早くお…

ケンタと秘密の花園　375

　　早速手をグイと差し出すと、ザブザブと手で水をすくって顔を洗い、頭を突っ込み、最後に口をつけて、そのまま水しぶきを散らして、直に飲み始めました。髪がぬれるこ…

ミニマリストという便利な言葉を知って、物が捨てられるようになってきた

私は物が捨てられません。 ブログを始めて、ますます家の中が散らかっています。 すべてはブログのせい。 ブログを書くのが楽しい、ひとのブログを読むのも楽しい。 ブログを始めて、「小説家になろう」というサイトを知って、 登録までして、ひとの書いた小説を読んで楽しむようになり、 自分でも投稿し始めて・・・、ほんっと時間がいくらあっても足りない！ いちおう主婦なので、掃除・洗濯・ご飯の用意が毎日あって、 仕事も持っているので週４日ぐらいは働いて、新聞は目を通さないと捨てられない人なので新聞に目を通し、図書館で借りた本を読み、スマホゲームのログインをし・・・ でも、すべては言い訳だ。そんなことはわかって…

突然ですが、ペット飼っていますか？　猫ちゃん飼ってる人多いですね。落選小説に日の目を　２

我が家では、金魚を飼っています。 娘は「猫、飼いたい」とよく言うのですが 私は「もう、被っているでしょ」と一蹴します。 チャオ (CIAO) 猫用おやつ ちゅ~る まぐろ 海鮮ミックス味 14g×20本入 出版社/メーカー: いなばペットフード 発売日: 2014/09/15 メディア: その他 この商品を含むブログ (1件) を見る とあるコンクールに応募して落選した小説を書きなおしました。 老猫目線で描かれた人間世界。 「オレ様はネコである。名前は3つほどある」 よかったら読んでください。 https://ncode.syosetu.com/n0074fl/

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　374

　　腰軽く、さっさと階段を上がって行く仙人の姿を見て、本当のところ、一体何歳なんだろう…と、その後ろ姿を感心したように、裕太は見つめた。視線を感じたのか、仙人…

ケンタと秘密の花園　374

「お呼びだよ～行かなくちゃ！」タカシくんが、いち早く立ち上がります。「そうだねぇ」カイくんの機嫌が悪くならないうちに行こう…ケンタも立ち上がります。２人は貯蔵…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　373

　　学校なのに、学校じゃない。それが何だか不思議な感じがして、物珍しそうにキョロキョロしながら、仙人の後をついて行く。仙人は前をスタスタと歩きながら「ここで昔…

ケンタと秘密の花園　373

　　ガックリと肩を落とすケンタを見て…タカシくんはあわてて取り繕うように「ほら…これでガマンして！」自分のカバンに手を突っ込んで、カバンの奥でグチャグチャにく…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　372

　　昔ながらの教室の形、そのままに、机といすを適当に並べて、絵の道具を並べたり、ロッカーの上に、陶芸教室でもあるのか、焼き物を並べてあったり…粘土で出来た、人…

ケンタと秘密の花園　372

「そもそも…もしも食べられるとして、缶切りがないと、食べられないじゃないかぁ」冷静にタカシくんがそう言うと…そう言われれば、そうだ…と。目の前に、食料があると…

女神の探し物〈14〉 ビニールシートの屈辱

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　371

「ここはね…週に数回、習い事をする教室のようなものをしているんだ」チラリ…と廊下沿いの窓をのぞくと、ゆったりと仙人は言う。もとある教室を、出来るだけ生かして‥…

ケンタと秘密の花園　371

「これって、なに？」ケンタが聞くと…「それは、食べ物か何かを、入れているところかもしれないよ？」タカシくんは、床にある小さな切れ目のようなものを見て、じっくり…