自作小説を紹介！！

　　廃校といわれる通り、人の気配がまるでしない、ガランとした校舎だ。確かに人の出入りはあるとはいうものの、以前のような活気は見受けられない。まるで眠っているよ…

daisysacky

戦う骨無し女

　　一口飲むと、いくらでものどが渇きます。ケンタとタカシくんはかわるがわる手を浸し、顔を洗い、のどを潤し、手を洗い…水をチョロチョロと流しました。「ねぇ～何か…

daisysacky

戦う骨無し女

　　スタスタと先を行く仙人に遅れまい…と、裕太と颯太はあわてて自転車をロックすると、一応用心のためにと、桜の木の陰に隠すようにして、自転車をたてかけておいた。…

daisysacky

戦う骨無し女

　　見上げた先には、水道の蛇口が見えたからです。流し台によじ登るケンタのことを、期待を込めて、タカシくんは見守ります。幾分固くなっている蛇口に手を伸ばすと…案…

daisysacky

戦う骨無し女

「本当は、外部の人が立ち入ってはいけない、神聖な場所なんだ」　そう言うと、仙人はカッと目を見開いて、子供たちの顔を順繰りに見つめる。「でも…君たちも気付いてい…

daisysacky

戦う骨無し女

こんばんは！暇人です。今日も一気に気温が上がりまして５月並みの気温ではないか？と。それに伴って、桜も一気に咲きましたね🌸お花見のお客さんも、あちこちで見かけ…

daisysacky

戦う骨無し女

　　思いがけなくすんなりと扉が開いたので、ケンタは大きく押し開くと…意外にもそこは、キッチンにつながる扉のようでした。一歩足を踏み入れると、そこは大きな棚が見…

daisysacky

戦う骨無し女

「いなくなったとはいっても、全く子供がいないわけではないよ」目尻にシワをたっぷりと刻んで、仙人は裕太に微笑んで見せた。「島にあった２つの学校のうち、１つがなく…

daisysacky

戦う骨無し女

　　さて、台所はどこだろう？ケンタはキョロキョロして探します。カイくんに言われた通り、階段を降りたところの玄関フロアから、向かって左側（玄関ドアから見て右側）…

daisysacky

戦う骨無し女

「ホント？」目を輝かせて、裕太は仙人を見返すと、「知ってるとは思うが…まぁ、本人の顔を見ないとなぁ～」と、曖昧な顔をして、笑った。それからまっすぐに、今は見え…

daisysacky

戦う骨無し女

　　どうやらカイくんも、同様のようで…ロウソクのカップを忘れてきた口みたいです。おそらくみんな、ケンタが言い出すまで、すっかり忘れていたのでしょう。（明るいで…

daisysacky

戦う骨無し女

　　運動場を抜けると、古い校舎の方へと向かいながら…前を歩く仙人がふと、「ここは、ワシも昔、通ったんだ」と懐かしそうな声で、前を向いたまま言った。すると裕太は…

daisysacky

戦う骨無し女

　　タカシくんは、ケンタの肩に手を置くと「行こう！」と言うと、その腕を引っ張ります。「うん」ケンタはうなづくと、一瞬、あの女の子がいないかと、キョロキョロして…

daisysacky

戦う骨無し女

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

シランケン・重松シュタイン

シランケンの不純愛講座

とうとう、オリンピック、来年になりましたね。 実は、小説書いています。 東京でオリンピックが開催されることが決まったころ書いた小説です。 コンクールに応募して落選のたびに書き直し、ジャンルを変え、応募。最初ハッピーエンドだった物語がホラーに変貌しました。 落選３回。そして「小説家になろう」サイトに投稿するためにまた書き直しました。旬を逃したらもう誰も読んでくれない、そう思ってがんばりました！ 順番では今日は、骨髄のネタの日だったのですが、投稿したらすぐ感想がついてうれしくなっちゃいました。 夜中で誰も見てないのをいいことに、ブログ更新します。 「ＴＯＫＹＯオリンピックを3カ月後に控えた２０ＸＸ…

hoozukireiko

ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

「そういえば」思い出したように、颯太は切り出した。「なに？」裕太は立ち止まる颯太を振り返る。「岸本先生と、裕太のおじいさん…見かけませんでしたか？」今朝のじい…

daisysacky

戦う骨無し女

　　おもちゃ箱のような、この不思議な家…でも、電気はないし、水も通っているかどうか、わかりません…それでも奇妙な子の家を、２人はすっかり気に入りました。「カイ…

daisysacky

戦う骨無し女

　　裕太と颯太の自転車の脇で、ゆっくりと歩みを合わせると、仙人も２人と並んで歩いた。「で、どこまで行くの？」期待のこもったまなざしで、裕太は仙人を見上げる。す…

daisysacky

戦う骨無し女

「あの女の人だ！」思わずタカシくんが、声を上げます。「えっ？タカシくんも見たの？」驚いた顔で、タカシくんを見ると、「うん…」とタカシくんはうなづくと、「じゃ、…

daisysacky

戦う骨無し女

こんばんは！暇人です。今日は晴れてる…と思ったら、どんよりと雲雨が降るのかな？と思いましたが…降ったかどうだか、気がつきませんでした…でもね！歩き始めに、虹を…

daisysacky

戦う骨無し女

「あれ？おばあさんは？」　身軽にしている仙人を見て、思わずソウタが聞く。仙人は、とてもにこやかな顔をして、いつの間にか傍らに来ていた。「信頼できる人に預けてき…

daisysacky

戦う骨無し女

　　部屋の真ん中に、大きなベッド（自分たちが先ほどまで寝ていた…）それからベビーベッド。部屋の隅には、木で出来た木馬…ベビーベッドの上には、メリー（グルグル回…

daisysacky

戦う骨無し女

　　まっすぐに前を見据えて、自転車を漕ぐこと、数分…次第に見慣れた風景が、かすかに視界に入って来た。海沿いからは、心地よい潮の香りの風が吹いている。のどかな風…

daisysacky

戦う骨無し女