自作小説を紹介！！

ケンタと秘密の花園　437

「痛そうだねぇ」　そっとカイくんの頬に、ケンタが触れようとすると「大したことないって…」と言いながら、その手を払いのけます。そうしてわざと、ほっぺを軽くさわる…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 129 ハッカアメとおばあさん

こんばんは！暇人です。今日は１日雨降り一時、雷も鳴りましたが…警報は出ず、大雨注意報で済みまして（まだ油断は出来ないけど）ちょっとホッとしている骨無しです。残…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　436

「あれって、なに？」「顔？」　波に洗われて、白い像のようなものが、ちらりと顏をのぞかせている。「うーん、そうだなぁ」さすがの颯太にもわからず、少し考え込むと、…

ケンタと秘密の花園　436

　　そわそわとしながら、母さんと園へ向かい、先生とあいさつをしている間に、1人だけ…キョロキョロと園庭を見回しました。すると「おっ！」と言う、カイくんの元気な…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 128 遠くの孫より近くの幼子…

こんばんは！暇人です。今日は梅雨独特の、じめっとした天気で…降ったり止んだりを繰り返していました。さすが雨女のワタシ。止んでるなぁ～と思うと、降ってくる。涼し…

ポーラに忘れな草〈3〉 ポール・ミーツ・ポーラ

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ケンタと秘密の花園　435

「でも…」もっとメアリーさんの話が聞きたいケンタです。あの家はなんなのか？あの写真の女の子は、一体なんなのか？聞きたいことが、一杯あるのに…複雑な顔をして、メ…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 127 かりそめのジイジとバァバ

こんばんは！暇人です。今日はスカッと晴れ渡り…気持ちよく陽射しが厳しかったですもう夏だね！などと思いながら…夏服とサンダル、日傘をさして出掛けます。お散歩も厳…

第12話　首謀者

「無事か、創真」　翼は横たわった男にサバイバルナイフを突きつけたまま、ちらりと振り返った。大丈夫だと創真が答えると、安堵したようにほっと息をついていたが、すぐさま表情を引きしめて男のほうに向きなおる。「動くなよ」　そう告げて、目出し帽をはぎ取った。　やはり見覚えはなかったようだ。急所を攻撃されて憔悴したのかぐったりとしていて生気がなく、鼻と口からは流血し、それが目出し帽でこすれてけっこう悲惨な見た...

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　434

「この向こう…海みたいだね」　耳をすまして、颯太はささやいた。確かに岩の向こうから…波の音が聞こえるような気がした。「とにかく行ってみようか」目をグリグリさせ…

ケンタと秘密の花園　434

　夢中でクッキーを食べるカイくんと、ついつられて手を伸ばすケンタとタカシくん。その様子を眺めながら、メアリーさんはしみじみとした顔をします。「私もまさか、本当…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 126 あの手この手でがんばる店主たち…

こんばんは！暇人です。今朝はどんより、曇り空でしたが…昼辺りから晴れてきて…お花の教室に行く時には、陽射しがキラリしまったぁ～日傘を忘れた先生の都合があり「3…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　433

　　裕太は思わず颯太を突っつくと「ねぇ、ここって…秘密の洞窟？」思わず裕太がささやくようにつぶやくと、颯太は静かに頭を振る。「いいや…違うと思うけどな」えっ？…

ケンタと秘密の花園　433

「あっ、チョコチップクッキーだぁ～！」　先ほどまで、ポンポンとクッションで跳ねて、はしゃいでいたカイくん。すかさずこちらまで身を乗り出すと、ぐいっと手を伸ばし…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 125 招き猫コンビと町おこしを企てる男たち…

こんばんは！暇人です。今日は曇ったり晴れたりの天気です…昨日はだるかったのですが、今日は大丈夫お天気女、ここにあり( ・－・)ま、元気になれてよかったです。昨…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　432

  　　言いたいことを言い放つと、男は再びあっという間に、闇の中に姿を消した。まるでロウソクの火がフッと吹き消されたように、男の姿が一瞬で闇に溶けて行った後を…

ケンタと秘密の花園　432

　　カイくんが突然、何かを見つけたように駆け出すと…ポン！とクッションの上に、跳ねるように腰を下ろします。それにしても、相変わらず元気だなぁ～と感心したように…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　431

　　それにしても、あの用務員のオジサン…学校ではいつも黙っていたから、もっと無口だと思っていたのに、こんなにしゃべる人だったのか？裕太が驚いた顔をしていると、…

ケンタと秘密の花園　431

「それでね、どうしてメアリーさんの写真があそこにあったの？」メアリーさんが落ち着いたところを見計らって、蒸し返すようにケンタが言うと、「さぁ～？」メアリーさん…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 124 古びた商店街にも光が！

こんばんは！暇人です。今日は気持ちのよい空が顔を見せました。先週の暑さは、少しおさまり…心地よい１日でした。 どうにか読んだ本を２冊、図書館へ返しに行き…今日…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　430

　　言葉もなく、ただ茫然として、男に視線を向ける、裕太と颯太。挑発的な男も、２人を見返すと、少し頬をゆるめて、「なぁ、覚えているか？家に石を投げられたこと」い…

ポーラに忘れな草〈2〉 牛乳瓶に忘れな草

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ケンタと秘密の花園　430

　　それは懐かしい感覚でした。実際はほんの１日しかたっていない、というのに…ここに来たのは、遠い遠い昔のような気がして、ケンタは「うわぁ～」と声をあげました。…

小説「生まれて初めてのファンレター２」を書きました。

こんにちは。 ときどき小説を書いています。 一作目「生まれて初めてのファンレター」をまだ読んでない方は こちらから。https://ncode.syosetu.com/n5145fn/ 冒頭はこんな感じ ネット上で惚れてしまった人がいます。 その方は手がきれいなのです。 年齢はわかりませんが、きっと私よりひとまわり以上年下です。 是非、一作目から読んでください。 「生まれて初めてのファンレター２」はこちらから。https://ncode.syosetu.com/n9612fn/ 冒頭は・・・ 俺は、ガンプラオタクだ。 ガンプラとはガンダムのプラモデルのこと。 中学生のときガンダムにはまり、以来…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 123 起死回生なるか？活気づく店主たち

こんばんは！暇人です。今日は曇りがちの空で…雨雲もあったのですが、降ることなく夕方になると晴れ間も見えてきました。今日は少しだけ、爽やかな風…昨日は泥だらけの…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　429

　　固まる裕太の側に、はぁはぁと息を切らして、颯太がようやく裕太に追いついて来た。やはりり用務員さんの方を向き、どうしたらいいものか…と考えているようだった。…

ケンタと秘密の花園　429

「ねぇ、あのオジサンとは、知り合いなの？」早速もらったミカンの皮をむくカイくん。汁をチラシながら、素っ気なく聞くと、メアリーさんは「いいえ」とあっさりと頭を振…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　428

　　それでも裕太は用心しながら、（颯太は裕太の背中にピタッと張り付いて、まるでオンブお化けか、背後霊の状態で、それでも握りこぶしをぐっと握りしめていた）近付い…

ケンタと秘密の花園　428

「なんだったら…この子たちを家まで送ってあげるよ？」　オジサンは、運転席に向かいかけて、クルリ…とこちらを振り向くと、メアリーさんに向かって、声をかけます。そ…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 122 起死回生、一発逆転を狙う店主たち

こんばんは！暇人です。今日は暑い１日でした…朝からヘルパーさんの来る日でこの機会を逃すまじ大量の洗濯物とシーツを干して、スッキリしました。洗濯物がたくさんある…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　427

　　その声は…まるで地の底から響いて来るような、そんな感じがして裕太は思わず、飛びあがらんばかりに驚いた。実際に颯太は「ヒッ！」と短く叫ぶと、裕太の腕にしがみ…

ケンタと秘密の花園　427

「お母さんたちには、電話しておいたわ。　すぐに迎えに来てくれると思うわ」　トラックは見覚えのある、門のところで止まりました。「疲れたでしょ？　まずはここで…お…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 121 招き猫コンビが福を呼ぶ？

こんばんは！暇人です。今日は本当に暑かったですね～容赦なく照りつける太陽に…汗がダラダラ…扇風機を１日つけていたい感じで…いよいよ夏だねぇと。あんまり暑くて、…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　426

　　ゴツゴツとした岩肌が、懐中電灯で照らしだされている。崩れてきたりしないか、と裕太はそっと手で触って確かめる。周りがところどころ、びっしりとコケで覆われてい…

ケンタと秘密の花園　426

　　ほんの1日前のことなのに…久しぶりに帰って来た…という気がしてくるのです。バス停を過ぎると、ようやく家が見えて来て、人の気配も感じられました。「よかったぁ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　425

「でも…どこにつながっているのか、わかんないんだよ？」と裕太が言うと、「だから…ためしに行くんじゃないかぁ」ちょっと駄々っ子のような口調で、珍しく颯太は主張す…

ケンタと秘密の花園　425

　　メアリーさんの指先を見て、ケンタは「あぁ」とうなづきます。そうしてタカシくんとカイくんの様子を盗み見ます。２人はあの女の子のことを、知りません…果たしてケ…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 120 小さなマスコットガール

こんばんは！暇人です。昨日は涼しい天気でしたが…今日は気持ちよく晴れました。午前中はまだ涼しかったのですが、午後から暑くなってきましたね！そろそろ梅雨入りしそ…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　424

　　早速懐中電灯を取り出すと、颯太は試しに中を照らしてみる。ゴツゴツとした岩肌には、くり抜いたような跡が無数にある。岩盤は、かなり固そうだ。「一体、誰がなんの…

ケンタと秘密の花園　424

　　メアリーさんに抗議するように、カイくんは腰に手を当てて立ちすくむと、「知らないトコだって言いながら…自分の知ってる場所なんじゃん！」口をとがらせて、責める…

ローズマリーの詩〈21〉 そのハーブは避妊の使者

　連載　 　ローズマリーの詩　 　21　そのハーブは避妊の使者破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。私は、かつてあなたを愛した男、牧原哲司の姪っ子です。「千の丘」の真坂千里に告白した私は、「おじが後悔している」ことを彼女に告げた

ポーラに忘れな草〈1〉 障子の向こうの彼女

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　423

「行ってもいいの？怖くはないの？」いつもは臆病な颯太に、一応裕太は聞いてみる。すると「わかってる」と短く颯太はうなづいた。 　外から見たら、何の変哲もない、た…

ケンタと秘密の花園　423

　　あっという間に、バス停は通り過ぎてしまったけれど、それでも遠巻きながら、「よかったぁ～やっと帰ってきたんだぁ！」急に助かった、という実感が湧いてきたのか、…

選り抜きストーリー ある日の善行さん 119 大騒ぎのイベント２日目

こんばんは！暇人です。九州が梅雨入り？したようですね…我が街は、明日辺り降る予報でしたが…かなり晴れてきました。（ホントに降るのかなぁ？）風が吹いて、日陰は涼…

宝の島を探しに行こう！（仮題）第７部　422

　　辺りを警戒しつつ…油断すると、足元が崩れたり、足をすべらせてはいけない…足元を見ながら、ゆっくりと下に行き、裕太はついに、先ほど見つけた洞くつへと、たどり…