自作小説を紹介！！

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから… 13

（この子って…ジュンヤ？）　どういうこと？と思うけれども…信子はあえて口に出すのをガマンして、見つめる。すると「これって、ボク？」　驚いた顔で、ジュンヤは水晶…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　22

「ときに…教えて欲しいのだが」　じいちゃんは、鶏小屋から現れた少年に、話しかける。「先生は、今日は学校に来ているか、知ってるかい？」　人のよさそうな顔をして、…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから… 12

　　どうして、と信子が幾分落胆していると…その場をごまかすように魔法使いが、ぽんと手を打つと「あっ、そうかぁ～　キミ…暗示にかかりやすいタイプなのかしらぁ」そ…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　21

　　花壇の側には、四角い金網の小屋が見えた。その中をのぞくと、ニワトリがじぃっと鋭い瞳で、こちらを見ている。「このニワトリ…誰が世話をするのかなぁ」思わず裕太…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから… 11

　　少年は淡々とした表情で信子を見ると、「それは来ますよぉ～　あなたの大切な人が、ここへ来ますよ、と言われたらね」　当たり前だ、と言わんばかりに、キッパリと言…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　20

　　そうなんだ…と裕太は思う。確か以前来た時も、画材とか、陶芸の材料とか、楽器などが置いてあったなぁ～と思い出す。「でもなんで、こんな近くに？」同じ敷地に、２…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから… 10

　　まるで夢の中に入り込んだみたい…信子は思わず目を見張る。昨晩　水晶の中で見かけた男の子が現れた…そんな錯覚を、信子は起こしていた。 　もっとも彼と別れ別れ…

スペースエイト　第80話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その17～

  にほんブログ村にほんブログ村   第80話   「何も……何一言……いう事も出来ず……送ってくれた戦士の瞳。なんて……なんて間抜けで鈍感だったんだ、この俺…

廊下隔離の娘と…選り抜きストーリー ある日の善行さん 237 ちょっぴり焼きもち、善行さん

こんばんは！暇人です。今日も暖かくなりました…怪しい雲も、一時ありましたが気持ちのよい空…うーん、どこかへ行きたいなぁそんな風に思いますが…今は、我慢、ガマン…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　19

　　ある意味、裕太の背中を押すことになったので、とてもありがたいと、正直思っていた。じいちゃんは特に何も言わないけれども。「ここ、君たちがこの前、来た学校だろ…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…9

　　さすがに信子はドキリとして、なんでこういうことに、鋭いんだろう…何か仕掛けがあるのかしら、と辺りをキョロキョロと見回した。 「たぶん、この先の公園で、待っ…

スペースエイト　第79話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その16～

  にほんブログ村     第79話   「科学が発達すると時を同じくして経済学も発達して金の絶対量が増えればその価値が下がることも言われるようになってきまし…

もしも時計が左回りを始めたら？〈3〉 ボクの手首の金色の輝き

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　18

　　下手をすれば、全く運動の『う』の字もしない、裕太の父さんよりも、よっぽどじいちゃんの方が、運動神経がいいのではないか…と裕太は思うのだ。それに…と裕太はさ…

ローズマリーの詩〈34〉 「七つの水仙」をもう一度

　連載　 　ローズマリーの詩　 　34　おじと聡史と私と彼女破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。聡史との結婚を決意した私と家を出る決意を固めたおじ。しかし、結婚に反対する母は、なかなか聡史と会おうとしない。私は聡史を連れて、「

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…8

　　まさか自分がだまされたりする…などとは、全く信子は疑ったりはしない。それよりも…こんなことなら、もう少しきれいな服を借りてきたらよかったな…と、思っただけ…

スペースエイト　第78話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その15～

  にほんブログ村    第78話    「では１８年前帝国より共和国と名乗る３つの惑星群が独立を果たしたことはお伝えしたと思いますがその時帝国内を震撼させて…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　17

「何を言う！　そんなものは、への河童じゃ！」　じいちゃんは子供の用に、鼻をぐぃっとさわると、得意気に胸をそらす。 　サイクリングなんて…颯太と2人で、神々の島…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…7

「やっぱりユメじゃあなかったんだぁ」　思わず信子がつぶやくと…魔法使いはフン、と胸をそらすと「私は、約束は必ず守る人間ですからね！」　なんだか得意そうにそう言…

スペースエイト　第77話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その14～

   にほんブログ村   第77話 前回 　慣れた手つきでデーターアンドロイドはクラッチを踏み、ミッションレバーを上に上げ、右に動かしてから上に押し、２速に入…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　16

「帽子をかぶって、行きなさいよ！」　台所から、母さんがひょこっと顔をのぞかせる。「ほら、水筒も！」スタスタと、玄関にいる2人に近付くと、「はい」と手渡す。「お…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…6

「おまたせ！」　いきなりどこかから、声が聞えてくる。えっ、どこどこ？　驚いて振り返ると…魔法使いのおばあさんがこちらを向いて、立っていた。「えっ、どうして？」…

スペースエイト　第76話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その13～

  にほんブログ村   第76話   前回の終了部  　なんというんだろう、このタイプの車は、アウトドア好きの家族でもキャンプ用のテントやパラソル、バーベキュ…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　15

「えっ」　裕太はピタッと手を止める。「じいちゃん、行き先が決まってるんじゃあないの？」思わず大きな声になる。するとじいちゃんはのどかな声で、「別に何も、ないさ…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…５

「大丈夫？」　信子のことをかなり気にしながらも、カスミさんは玄関へと急ぐ。「家の中を、適当にしてていいからね！」あわてて携帯を、ポケットに突っ込んで、出かけて…

ホラーなアイツ、ふたたび！&ありふれた愛のうた

こんばんは！暇人です。昨日とはうってかわって、今日はヒンヤリとした空気になりました。天気はとてもいいのですが…外に出たとたん、寒っ((⛄️))風が強い１日でし…

スペースエイト　第75話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その12～

   にほんブログ村     第75話  　前回の終了部 　相も変わらず独特かつ訳のわからない取りまわしだが、言いたいことはわかった。早い話教皇が、誰にも言う…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　14

「それならさっさと、着替えなさい！」母さんのとがった声が響いて来る。じいちゃんが、ニコリとすると、すかさず「おじいちゃんも…よろしくお願いしますね！」容赦なく…

もしも時計が左回りを始めたら？〈2〉 時計職人の暗示

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…4

「洗濯物を出しておいてください」　手を洗うカスミさんに向かって、信子は声をかける。「一緒に洗っておきます」とりあえず自分の仕事を見つけた、と思う。するとカスミ…

スペースエイト　第74話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その11～

   にほんブログ村   第74話  （前回の続き）「あ、あ、アンドロイドさん？」　俺以外の５人も同じくらいにびっくりしてしまっている。先の俺達に任務の概要を…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　13

　　裕太が家に帰ってから、数日たったある日のこと、「いい加減、起きなさいよ！」　突然母さんにたたき起こされ、寝ぐせのまま、しぶしぶ階下に降りていくと…「たまに…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…3

「いいんですか？」　昨夜は遅くまで起きていたので、信子は眠たそうにアクビをしていると…「まだ、ゆっくりしてていいのに」カスミさんは笑う。「ねぇ、夕べは眠れた？…

スペースエイト　第73話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その10～

   にほんブログ村    第73話  　大きな金属の車輪が二本の線路の上を転がっているとは思わないほどのスムーズさと静かさで発車した。駅舎内ではロングレール…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　12

「ね、どうしたらいいと思う？」単身赴任中の父さんから、電話がかかってきたと言って、初めはにこやかに話していた母さんも、急に受話器に手をあてて、「裕太、いいから…

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…2

「おはよう！」　いつの間にか、うとうとしていたらしい…カチャカチャと、流しの方で物音がするので、信子は目が覚める。（いつの間にか　寝たんだ…）何だか不思議な気…

スペースエイト　第72話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その9～

    にほんブログ村     第72話    　航空機の需要は非常に低い。ヘリコプターや飛行機は災害救助や極めて人の往来が少なく、鉄道敷設のコストに見合わな…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　11

　　颯太と再び別れた裕太は…もちろん覚悟をしてはいたけれども、心にポッカリと大きな穴があいたような、そんな寂しさを感じていた。もう本当に、別れてしまったんだ……

おかえりなさい、シンデレラ 第17章 水晶玉の向こうから…１

　　あれは幻だったのだろうか？信子はソファーの端に座り込み、ボンヤリと考えている。魔法使いのおばあさんに、先ほど見せられた、あの水晶…（もっとも本当に、魔法使…

スペースエイト　第71話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その8～

    にほんブログ村    第71話   　今回の惑星サッマーのゴンドラは、宗教的中心惑星であることをその入り口に足を踏み入れた時から感じさせてくれるような…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　10

　　それはそうなんだ。わかってはいるけれど…今まで転校して行ったジュンくんも、ヨーコちゃんも、カイくんもみんな、手紙を書くと言っったきり、なしのつぶてだ…結局…

おかえりなさい、シンデレラ 第16章 リターン、まさかの再会 　17

「で、あのぉ～怪しい男は、どうなった？」　王子が出かける前に、この別荘の近くで、怪しい男がウロウロしていたことを、覚えていたのだ。すると王子は、この幼なじみの…

スペースエイト　第70話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その7～

   コラム：外出自粛のなか、皆さまはどうされているのでしょうか？おそらくですが楽しく小説を書いて過ごしているので、外出しないでも平気という方はほとんどおられ…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　9

「そうかぁ～そんな風に見えなかったゾォ」　裕太が駄々っ子のように訴えるのを、ヘラリとじいちゃんは笑って、缶ビールのプルリングを引き上げた。「よく、がんばったな…

おかえりなさい、シンデレラ 第16章 リターン、まさかの再会 16

「でも…留守の間、何か変わったことはなかった？」　あらためて王子は、エラに向かって聞く。そう言われてもエラは、ここへ来たばかりなので、今一つ状況がわからない。…

スペースエイト　第69話 モウ＝マドゥー帝国首都惑星サッマー～その6～

   にほんブログ村    第69話   　上陸班は先ほどからの上級士官６名。残りのクルーはどうしても、修理中の海月に残して来なければならなかった。特に機関部…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　8

　　翌日颯太の母さんに、駅へ車で送ってもらうと…そこにはすでに、（単身　駅の近くのホテルで泊まった）じいちゃんが、ボストンバッグ１つを持って、裕太を待ちかまえ…

おかえりなさい、シンデレラ 第16章 リターン、まさかの再会 15

　　一体ここに、いつまでいるんだろう…自分はいつまで、こうしていたら　いいのだろう…他に行くべきところが、全く思いつかないエラだ。ここにいられるうちは、とにか…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第3章　　別れ、そして新たな冒険へ…　7

　　おそらく　不動産屋のオジサンは、事情を察したのだろう。黙って裕太とじいちゃんの様子を見守っている。裕太は黙って、頭を振ると、「いいんだ」とだけつぶやいた。…

もしも時計が左回りを始めたら？〈1〉 時間が反逆を始めた

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。