自作小説を紹介！！

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…10

　　なに？　何の音？　また…なにかあるの？と、エラは思わず、身構えていた。「なに、なに？」けたたましい音と共に…アナスタシアもひどく驚いて、辺りを見まわす。目…

もしも、時計が左回りを始めたら？〈10〉 時計よ、止まれ。過去よ、さらば

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…19

　　赤銅色に日焼けした腕を、すっと伸ばし、老人は節くれだった指を、ジュンペイの方へ向けた。　なんだ？裕太はその指先の指し示す方を見つめる。「その…素敵な機械だ…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…9

　　その女性も、チラリとこちらを見るけれど…気づかぬ様子で、入り口につながれている、ヤギに近付いて行く。（あのヤギ…ずいぶん人間になれた感じねぇ）飼われている…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…18

　　老人は白く濁る目をジュンペイに向けると、「まぁ、そうかもしれないなぁ」あっさりと認めた。「えっ、なんだそれ～　じゃあ、意味がないじゃあないかぁ」ブスリとし…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…8

　　悄然と肩を落とすアナスタシアを見て、ハンスはそっと肩に手を置く。「この人は、動揺しているんです。　すみません…」　彼は丁寧に、頭を下げた。そうして「行こう…

番外編　義理の兄の初恋

「乾杯」　誠一は用意されたペアのグラスにシャンパンを注ぐと、二人掛けの応接ソファに並んで座っている澪と乾杯して、軽く口をつけた。なめらかな泡がはじけて芳醇な香りが鼻に抜けていく。　澪もグラスから口を離すと感じ入ったように息をつき、背もたれに身を預けた。「たまには実家でのんびりするのもいいよねぇ。ごちそうにシャンパンにおつまみに至れり尽くせり。あ、でも誠一はあんまり落ち着けない？」「いや、十分くつろ...

ヤバイ、忘れた！あわてふためくサザエさん！雨傘にまつわる物語…善行さんと赤い傘 後編

こんばんは！暇人です。今日はですね、１日曇り空でした。雨は降っていないけれど…ムシムシムシムシハンパない今日はね、やらかしました。雨が降っていないし、読む本も…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…17

「すごいもの？」　老人の言葉に、ジュンペイはすぐにピクリと反応する。「ねぇ、なに？どんなの？お宝？」思わずつばでも飛ばすような勢いで、ジュンペイが食いついて来…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…７

　　急に険しい顔で、男はアナスタシアの顔を見つめる。　ゾクリと底冷えするような、鋭い目つきで、彼女の目の奥をのぞき込もうとすると…彼女はビクリと顔をこわばらせ…

雨傘にまつわる物語…善行さんと赤い傘 前編

こんばんは！暇人です。昨日梅雨入りしまして…早速今日は雨降りの１日でした。昨晩はね、一時激しく降ったり今朝も空が真っ白になりまして…警報が出るか？😱😱と思…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…16

　　こんな人、今まで見たことがない…この人の言うことは、本当なのだろうか？作り話なんじゃあないだろうか、と思っていると…ジュンペイがヘラリと笑い、「へぇ～まさ…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…６

　　すっかり戸惑い、うなだれるハンス。「道を迷ってしまって…こんなトコまで来てしまいました。　どうも　すみません」　深々と下に擦り付けんばかりに、頭を垂れた。…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…15

　　この老人だって、子供の頃があった、なんて…裕太にはちょっと想像がつかないけれども。「そうかぁ～ヨウちゃん、元気にしているかぁ？」老人の顔が急に柔和になり、…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…５

「あっ、ボクは別に…　この人のお母さんを探しに…」　どもり気味だけども、正直にハンスが答えると、男はうろんな目付きになり「この、女性の母君とな」と、さらに鋭い…

歴史チップス2020年６月号ロス味

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歴史チップス2020年５月号商売味

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歴史チップス2020年4月号巣籠味

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歴史チップス2020年３月号呪い味

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歴史チップス2020年２月号猛威味

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冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…14

　　大体身内の名前など、気にしたことなど今までなかった。意識して、じいちゃんの名前など思ったことなかったのだ。「ま、そういうもんだろ？」思いがけず老人が、ニコ…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…4

　　ここかぁ～アナスタシアは、軽く息を吐く。先ほどまでのドライブ気分は、どこかに消え…本来の目的である、母親の捜索を思い出す。　ハンスはその間、手近な木に、手…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…13

　　裕太が困ったように口ごもると「キミのおじいさん…なんていう名前だ？」いきなり老人が口を開いた。　このおじいさん、やっぱりここの人なのか？それまで考えてもい…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…3

　　ぎこちなく答えるハンスの額には汗…にじみ出る汗をぬぐう、その横顔を　アナスタシはとても愛しいと思う。気が付くと、2人で新緑の森の中をデートしているような、…

暑い１日と 選り抜きストーリー最終章 ある日の善行さん 239

こんばんは！暇人です。今日はですね、朝から抜けるような青空かなり朝から暑くて…ダンナも「買い物行くの、止める？」と言うくらいの天気で…「うん」と言いそうになっ…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…12

「えっ」なんでいきなり、その名前を言うのか？裕太は思わず、言葉をつまらせる。仙人でもないのに…タキモトの名前を知っている、ということは…やはりこの人は、ただ者…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…2

「いつか、こういう静かな所に、住むのもいいよねぇ」　ポツリとハンスはつぶやいた。「えっ？」　どういうこと？と、彼女は傍らにいる彼を見上げる。彼は前を向いたまま…

もしも、時計が左回りを始めたら？〈9〉 何もできなかった罪

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…11

　　ジュンペイはじぃっと老人の目を見据えると、「うん」とお腹に力をこめる。「それと、おじいさんの探って欲しいことと、何か関係があるんですか？」そのものズバリ、…

おかえりなさい、シンデレラ 第20章 森の奥…１

　　どこへ連れていかれるのだろう？酒場で出会った男が、どんどん森の奥へと入って行くので、急に不安になる。前を行く男の馬車は、止まることなく一定のスピードを保っ…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…10

　　裕太はジュンペイに「知ってる？」とささやく。「そんなの…知らないよ」と、裕太が先に返すとジュンペイが小さく「あっ」と声をもらす。「えっ？」裕太は彼を振り返…

おかえりなさい、シンデレラ 第19章 ユメよ、もう1度…9

　　つまりは、信子が不登校だ、というのがバレてしまった…と、（当たり前なのだが）うつむきがちに、そう思う。そんな信子の様子を見ながら、カスミさんは何事か考えて…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…9

「えっ、なに？」　俄然ジュンペイは、その奇妙な老人に興味を持ったようだ。老人の顔を穴があきそうなほどにじぃっと見る。浅黒く手、黒光りのする鮫肌の、ボーボーの白…

おかえりなさい、シンデレラ 第19章 ユメよ、もう1度…8

　　まさかカスミさんに、見せるわけにはいかない…とりあえずどこかにしまおう、と思う。もちろん　安全な場所など、思いつきもしない。そっとソファーの側に、カバンを…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…8

　　もっとも裕太には、どの老人も同じようにしか見えないから、あてにはならないけれど…その人の年齢を想像することすらできない。単に身近にいる、自分のじいちゃんと…

おかえりなさい、シンデレラ 第19章 ユメよ、もう1度…7

（持って帰って来てしまった！）　　夕食後、先にカスミさんがシャワーに行ったあと、信子はバッグを手元に引き寄せる。トートバッグの中には、昼間空き地で拾った、あの…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…7

　　謎の老人の出現で、裕太はすっかり気を取られていたけれど…ドローンは、木の根元の茂みに落ちていた。老人はそれを目の高さまで掲げると、しげしげと見つめる。「最…

おかえりなさい、シンデレラ 第19章 ユメよ、もう1度…6

　　空き地を離れようと、背中を向ける瞬間、何かがキラリと光るのが目の端に写った。（えっ、あれは　なに？）思わず足を止めて、もう1度空き地の方へと取って返す。 …

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第5章　　謎の老人現る…6

「まずは　ここのボタンを押して」　ジュンペイが指し示すと、裕太はおそるおそるコントローラーを手に持った。「まずは、飛ばすことから始めよう」ジュンペイがそう言う…