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二次創作小説が書けるんだ!

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二次創作小説が書けるんだ!
テーマ名
二次創作小説が書けるんだ!
テーマの詳細
二次創作小説をブログで書いてる人歓迎です♪ 二次創作なんでもOK★ ちなみに、管理人はリボーンとテニプリ中心に二次創作書いております♪ リボーンとテニプリの二次創作書いてる人もトラバをしてください♪ご自由に♪気軽に♪
テーマ投稿数
1,123件
参加メンバー
43人

二次創作小説が書けるんだ!の記事

2020年03月 (1件〜50件)

  • #二次小説
  • #創作ストーリー
  • 2020/03/22 09:26
    爆ベイ SS② DANCING IN THE DARK 2020/03/21ツイート

    DANCING IN THE DARK いつもの街角を曲がると、薄ぼんやりした光景の中にブロンズ色の扉が浮かび上がる。バー、『CORCOVADO』は今夜も静かに佇んでいた。 オレンジ色に照らされた店内、低く流れるジャズは愛を歌い上げる男性ヴォーカルのナンバーだ。一度でいいからそんなふうに言ってもらいたかったと思いつつジャケットを脱ぎ、ネクタイも外して指定席に座る。 カクテルを注文するより先に、馴染みのバーテンダーが「今日はお誕生日だそうですね、おめでとうございます」と話しかけてきた。 そうだ、今日、三月二十一日は自身の誕生日じゃないか。忙し過ぎて、そんなことも忘れていたのかと苦笑する。「でも、…

  • 2020/03/16 17:55
    爆ベイ SS① 催涙雨

    ※この作品は「織姫と彦星」というお題をいただいてTwitter上にUPしたショートストーリーです。 — 催涙雨 — 「星、キレイだなぁ~」 遠くの山々を臨む大きな窓から夜空を見上げ、唐突に呟く木ノ宮タカオに、火渡カイは「また始まった」とばかりに、肩をすくめた。 ベイブレード世界大会も歴史を積み重ね、参加者の増加と年齢層の幅が広がるにつれて、これまでのジュニアクラスだけでなくシニアクラスや、ジュニアから細分化したティーンズクラスという大会も催されるようになった。対象者は十五歳から二十歳まで。つまり高校生から大学生ぐらいの年齢の者に参加資格がある。 かつてのジュニア大会の覇者も高校に進学したが、そ…

  • 2020/03/15 01:03
    爆ベイ 小説③ SAY YES カイタカ結婚物語❹(最終章)

    第四章 火渡邸での豪勢な生活は庶民出身のタカオにとって驚きの連続だったが、それにも慣れてくると今度は暇を持て余すようになった。 お屋敷あるあるの倣いで、火渡家も何名もの使用人を抱えているため、料理、洗濯、掃除——家事と呼ばれる作業のほとんどは彼ら、彼女らの手で行われる。主婦業をやる機会がないから、専業主婦ですらない。 当初は物珍しさも手伝って、オーディオルームで映画を鑑賞したが、ガラではないのですぐに飽きた。あとはトレーニングルームでストレッチしてみたり、そこに設置されたスタジアムでベイを回したりする以外に建物内での暇潰しの手段がなく、買い物にも興味がないので外出といえば、たまにキョウジュとラ…

  • 2020/03/15 01:03
    爆ベイ 小説③ SAY YES カイタカ結婚物語❸

    第三章 六月、大安吉日。 梅雨入りしてはいるが、今日は気持ちのいい快晴である。オレの行いがいいお陰だと、タカオは自慢げに言った。 数時間後、ホテルのチャペルで、挙式は厳かに進行していた。そこには気難しい表情の火渡宗一郎の姿もあったが、美咲がどうやって義父を説得したのかは、定かではない。妻の隣で進は始終笑顔だった。 タカオをエスコートするのは、この日のために帰国した父・木ノ宮龍也で、感慨深げな顔をしている。花嫁の晴れ姿を天国の母親にも見せてやりたかったと思っているのだろう。紋付袴姿の龍之介は早くも号泣し、仁に宥められていた。「永遠の愛を誓いますか?」——ドラマの中でしか見たことのない場面に今、自…

  • 2020/03/15 01:03
    爆ベイ 小説③ SAY YES カイタカ結婚物語❷

    第二章 なかなか寝付けず、その反動で朝寝坊をしてしまったタカオは仁に揺り起こされて、ようやく目を覚ました。「タカオ、カイから電話が入ったぞ」「えっ?」「何度メッセージを送っても返事がこないからって、固定の方にかけたらしいけど」 慌ててスマホを見る。今日の午後一時頃に、こちらに来るという内容だった。「一時って……げっ、あと三十分!」 急いで身支度を済ませようとするが、クローゼットを開けて、さて何を着ていけばいいのかと迷う自分に、タカオは戸惑った。 外へ出かける時、大抵はいつものTシャツにいつものベスト、あるいは赤いGジャンとジーンズ、ファッションに気を遣った試しなどなかったのに、新しいシャツを着…

  • 2020/03/15 01:03
    爆ベイ 小説③ SAY YES カイタカ結婚物語❶

    第一章 三月。金曜日の昼下がり。 帰宅した木ノ宮タカオはストライプ柄のネクタイを緩めると、祖父が営む剣道道場の縁側にドサッと倒れ込んだ。菜種梅雨には早いが、気温はすっかり春のようだ。「……っくしょー、ちくしょー!」 またしても「お祈り」されてしまった。いや、正式な「お祈りメール」は届いていないけれど、あの様子では不採用に決まっている。 やっとの思いで、幹部との三次面接までこぎ着けたのに、最後の最後でダメ出しを食らうなんて。考えただけでも腹が立つ、ここまでに費やした時間を返して欲しい。「振り出しに戻るかよ、クソッ。もう、やってらんねーよ」 訪問した会社への愚痴を呪文のように唱えていると、「おやお…

  • 2020/03/09 07:39
    爆ベイ 小説② 続・蒼い夜❸(最終章)

    第三章「怪我はもういいのか?」「ああ。リハビリも昨日で終わった」「それじゃあ、思いっきりバトルできるな。よかった、よかった」 そう言って微笑みかけると、カイはわずかに照れたような素振りで、草叢に身体を預けた。並んで座っていたタカオも同じように、その場に寝転がる。 見上げた空はどこまでも青く、雲はのんびりと浮かんでいる。数ヶ月ほど前には街が壊滅状態にあったなんて信じられないほどに平和だ。 河原に建てられた、戦後のバラック小屋のようなBBA本部前ではマックスたちが子供らにベイの指導をしているが、その場をこっそりと抜けて、ここの丘までやって来た。二人きりになりたかったからだ。「全治三週間だっけ? え…

  • 2020/03/09 07:39
    爆ベイ 小説② 続・蒼い夜❷

    第二章 決勝戦が始まった。Fサングレを下したBBA対ネオボーグ、因縁の対決だと、あらゆるメディアや人々が騒ぐ中、タカオの心は不思議なほどに静まり返っていた。「いよいよ、だな」 少し前の自分なら、心のどこかにわだかまりをくすぶらせていたかもしれないけれど、今はもう、何の迷いもない。己のすべてをこの時に賭けるだけだ。 ユーリ対大地の第一試合が引き分けになり、勝負は第二試合で決まることになった。 スタジアムの前にゆっくりと進む。目の前に現れたのは傷だらけになったカイだった。既に一試合終えたタカオと同じ条件にしたいと、彼はネオボーグのチームメイト、セルゲイ・ボリス両名とのバトルをこなしていた。そこまで…

  • 2020/03/09 07:39
    爆ベイ 小説② 続・蒼い夜❶

    第一章 その日、あいつは突然やって来た── 一昨年、初めて行なわれたベイブレードの世界大会最終決戦、ロシアでの対ボーグ戦を終えて日本に戻ってから、音信不通になっていた火渡カイが何の連絡もなしに突然、木ノ宮タカオの元を訪れたのは、いつもより汗ばむ陽気の初夏だった。「おまえのバカ面が懐かしくなってな」 日頃は無口で無愛想だが、たまに辛辣な言葉をサラリと口にする。そんな物言いにもすっかり慣れたタカオは腹を立てるよりも久しぶりに会えた嬉しさが先に立ち、先程彼を自宅に招き入れたのだ。「あれから何していたんだよ? そうそう、オレらはさぁ……」 どこかの国の民族衣裳のような服を纏った少年・オズマに出会ったこ…

  • 2020/03/08 17:09
    肝だめし温泉~The thrilling springs ~8(おまけ)

    *「蛍沢温泉?」電話の向こうから、ゲンジロウの怪訝そうな声が伝わってきた。「あのおんぼろ温泉やろ?コンダクターやってたときにすんごい廃墟温泉があるいうて行ったことあるけどな……少し前、とうとう廃業したて聞いたような……」「は?……だってお前、ついこの間、あそこのボロ宿屋でバイトしてただろ?」「いや……実はワイ、この一年くらいミナミのレストランでシェフやらせてもろててん。お陰さんでなかなか繁盛しててな、この...

  • ブログみる案件きた!ブログリーダー - くろのお金ブログ
  • 2020/03/07 23:26
    肝だめし温泉~The thrilling springs ~7

    お久しぶりの肝だめし温泉。例によってあんなところでw長く空いてしまったので、最後までアップしました。 7 * 「なにす………っ………!」 宙太が意外に着痩せするタイプなのは知っていたけれど、目の前で交差する宙太の腕は、予想以上にがっしりとして逞しい。 背中にピッタリと密着する宙太の胸の筋肉だけでもドキドキが止まらないのに、はち切れそうな上腕を顔を挟むように前に回されると抗議どころか呼吸も忘れてしまいそうになる。...

  • 2020/03/02 00:05
    爆ベイ 小説① 蒼い夜❹(最終章)

    第四章 G・B・C大会が始まって6日目、第3回戦。この国でもベイブレード人気は高く、試合会場は既にたくさんの観客で埋まっている。 各チームに個別に与えられている選手控室から会場への細い通路を行く、レイ率いるバイフーチームの前に、シャレたスーツ姿に黒いサングラスをかけた男が立っていた。「コン・レイさんですね?」 突然声をかけられて戸惑うレイ、返事ができないままの彼を見て、男はおもむろにサングラスをはずして言った。「ボクですよ、憶えていらっしゃいませんか?」「お、おまえは……ゼオ?」 緑の長い髪は以前と同じだが、すっかり大人びて、美少年ぶりにますます磨きをかけた彼に、レイは目を丸くして、相手を穴の…

  • 2020/03/02 00:05
    爆ベイ 小説① 蒼い夜❸

    第三章 この辺りでは中堅クラスのホテルの一室、決して広くはない部屋に並んだツインベッドを壁にかかったライトが心細い光で照らしている。 ベッドに潜り込んで即、始まった大地のイビキをバックミュージックに、タカオはグレーのカーテンの隙間から見える夜の街を眺めていた。ここでは暗い夜空が広がり、星が瞬いている。蒼い夜ではない、もう昨夜とは違う夜なのだ──「ゼオ……本当に今夜だけ、だったのかよ」 アメリカからイタリアへの移動、大会のスケジュールは公になっているとはいえ、選手を応援する人たちがそのまま同じように移動するとは限らない。ゼオとはあれが最後かも、タカオの胸は締めつけられるようだった。 自分を裏切り…

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