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ブログみる「ブログみる」でブログ力を身につける!魅力的な文章は人生を豊かにする! - モリタコ坊主ひろば

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  • 1位

    娘の好きだった犬種だったらいいとは思う。

    銀行通帳を記帳する。「イヌ」という項目で、お金が引き落とされている。ということは、死んだ娘は、無事、イヌに生まれ変わったらしい。犬種まではわからない。安い分そこはお任せなのだ。できるだけ娘の願いは叶えてあげたかったので、多少は罪悪感は薄れた。娘の好きだった犬種だったらいいとは思う。家に帰ったら、病床の夫が、「クジラに生まれ変わりたい」とつぶやいた。私はにっこり笑って、スマホを取り出した。そして、イワシに生まれ変わるための申し込みフォームを開いた。

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  • 2位

    彼の頭の中は、妻の笑顔でいっぱいだった。

    空軍のパイロットは、空に浮かぶ雲に、盗聴器を仕掛けた。天国にいる妻の声を聞きたいと思ったのだ。彼はさっそく傍受した音声を確認した。様々な人や物の音が聞こえたが、その中に妻の声はなかった。「なるほど」彼は気づいた。「あいつは地獄に堕ちたのだな」パイロットは、彼の国が支援している小国の内戦について、上官に作戦を提案した。それは、民間人のいる地域を無差別に爆撃するという内容だった。彼の頭の中は、妻の笑顔でいっぱいだった。

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  • 3位

    まだ扇風機はいらなかったな。(i)

    春が過ぎてだんだんと暑くなってきた。ある日、とても暑かったので、少し早いが、扇風機を出そうと思った。物置代わりになっている、家を出た息子の部屋の扉を開ける。古ぼけた扇風機が佇んでいた。そろそろ買い替えなくては。そう思いながら持ち上げると、扇風機の足元に何かが落ちていた。それは、ぼろぼろになった、扇風機の羽根だった。扇風機を見ると、本来羽根が生えている部分に、わずかな出っ張りが生えているだけだった。ああ、そうか。換羽期か。扇風機の羽根が生え変わる時期だ。古い扇風機だ。まだ息子が家にいた頃に買った、安い扇風機だ。まだこいつは生きようとしている。私は扇風機を抱えて、リビングに戻った。そして窓を開け放…

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  • 4位
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  • 5位

    『闇を闇から』第4章 12.トゥ・ゴゥ(5)

    **************** 深い海の底から緩やかに立ち上る白い泡になって、長い旅を続けて海面へ辿りつき、ようやくぽかりと弾けた、そんな気分で京介は目を覚ました。「……」 しばらくぼんやりと天井を

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  • 6位

    夢🌠

    ぼくは夢。眠る君の瞳の奥で生まれ、自由に漂う。喜びも希望も、憧れも願いも、すべて私の色に変わる。触れられず、掴めず、でも確かに存在する。夜の帳とともに訪れ、君の世界をやさしく彩る。光あふれる物語を乗せて、いつまでも心に寄り添う。...

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  • 『闇を闇から』第4章 12.トゥ・ゴゥ(8)

    **************** 突然真崎が閉じていた目を開いて見下ろしてきた。 (中略)「……そ……っか………これ……ちがう…んだ…」 真崎が囁き、瞬きして美並に焦点を合わせてきた。 軽く震えが走る。一瞬、離

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  • 仕事は難しい。(i)

    寿司屋の板前さんが、最近体を鍛えているという。ボルダリングを始めたらしい。「何のためにだい?」板前さんは壁のお品書きを指さした。そこには「しゃちほこ」という文字があった。なるほど。城の壁を登ってしゃちほこを捕まえるためか。仕事にまじめな人だ。寿司屋を出て歩いていると、整形外科の病院から、天ぷら屋のご主人が出てきた。「何をなさっていたんですか?」天ぷら屋さんは照れ臭そうに、「雲の天ぷらを作りたくて」と答えた。そして、振り返って背中を見せた。段ボールで出来た翼が貼り付けてあった。「これは仮ですが」なるほど。背中に翼を移植して、雲を採りに行くのだな。仕事にまじめな人だ。天ぷら屋さんと別れて、カレー屋…

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  • それは満月だった。

    夜道で老人とすれ違った。老人はパジャマを着ていた。裸足だった。鼻にチューブが取り付けられていた。うつろな目をしていた。おそらくどこかの施設から逃げ出して徘徊しているのだろうとわかった。老人は両手で光る何かを抱えていた。それは満月だった。俺は夜空を見た。満月が出ているはずの夜空には何もなかった。老人はぺたぺたという足音を響かせ、どこかへ歩き去った。俺はスマホを夜空に構えた。だが、何もないので、何を撮っていいかわからなかった。

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  • 女は納豆を男に手渡した。

    俺は夜の繁華街を歩いていた。客引きとネオンにうんざりして、裏路地に入った。すると、遠くの方に男女が立っているのが見えた。よからぬ空気が漂っている。そっと近づく。男は中年の冴えない風貌だが、目が据わっていた。女はこの近くの風俗店にでも勤めているらしいことがすぐにわかる風貌だった。さらに目をこらす。すると、男の方が、片手にナイフを持っているのがわかった。女は怯えた顔で、手元をしきりに動かしている。どうやら男にナイフで何か脅迫されているらしい。男に気づかれないよう、そっと背後から近づく。二人の様子がより詳しくわかった。男は、ナイフを持っているのと反対の手に、白飯が盛られた茶碗を持っていた。そして、女…

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  • 超短編小説 トモコとマリコ

    超短編小説を中心とした短い読み物を発表しています。

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  • 佐藤広虫

    小さな記憶の破片Fragmentsは幼い頃に無くしてしまったパズルのピースたち。一つ一つ拾い集めて嵌め込めば、見えなかった風景が浮かび上がる。

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