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小説宣伝広場

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BL小説以外ならジャンル不問です。 自分の小説をここで宣伝しまくっちゃってください♪ ※自作小説以外はTBしないでください。 あと、どうでもいいことなんですが・・・・・・。 トラコミュ管理人(私)の名前を「闇夜」から「帽子うさぎ」に変更しました。 今後ともよろしくお願いします。
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14,540件
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337人

小説宣伝広場の記事

2020年11月 (1件〜50件)

  • #朗読家葉月のりこ
  • #ショートショート
  • 2020/11/29 10:56
    教えてくれ

      ある日私は、通り行く人たちが、私のことをじっと見ていることに気づいた。 それはまるで、何か得体の知れないものでも見るかのように、恐ろしそうに、脅えていた。 ふと視線が合うと、すぐに目をそらすのだ。 子供たちは私を指差して驚き、笑い出す子もいた。 私は何だか不気味に思った。 私の顔に何かついているのだろうか、そう思い、不意に取り出した鏡を見てみたが、いつもと変わらない姿がそこにはあった。 どこへ...

  • 2020/11/29 05:30
    201128-10遥か銀河に手を伸ばし【ラーメン】20-1

    キャラクター紹介ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好き      性格はクール。オーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き        ジェルドをいじるのを面白がっている花子さん:全身金色のタイツに       スケルトン家事ロボットを入れたメイドさんこれは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。_________________________201128-10遥か銀河に...

  • 2020/11/28 09:45
    ヒーローの敵

      宇宙から、変な敵が降ってくるようになって、早一年。 でも大丈夫。 地球には強い味方、「イズミくん」というヒーローがいたのです! 今日も人々は、宇宙からやってくる、謎の宇宙人に襲われていました。 宇宙人は、そこらへんに生えている木を投げ飛ばし、ビルを破壊し、手あたりしだいに食器を投げたりするのです。 とても危ないので、見ていられません。 人々はいっせいに口をそろえて、「助けてー! イズミくーん!...

  • 2020/11/27 23:04
    キャット・ファイター〈3〉 落札された裸

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 2020/11/26 17:18
    アマゾンさんより44冊目の本を出版しました。

    はい、はいはい。アマゾンさんより44冊目の本を出版しました。伝説の魔導師? イエイエ、ただの出稼ぎです。3おかげさまで、「伝説の魔導師?」シリーズ前2作はそこそこご好評をいただいておりまして。今回でシリーズ3冊目。これ以降は未定ですので、いまのところの最終巻でございます。もちろん今作も、読み放題プラン対応。そしてアマゾンさんの読み放題では懐かしのあの作品、話題のあの作品も読み放題になっております。です...

  • 2020/11/26 05:20
    ss201125‐9遥か銀河に手を伸ばし【ブラックホール】19

    キャラクター紹介ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好きオーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き       花子さん:全身金色のタイツに       スケルトン家事ロボットを入れたメイドさん。これは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。_________________________ss201125‐9遥か銀河に手を伸ばし【ブラックホール】:19 一羽の白鳥が水辺にいる。...

  • 2020/11/23 09:20
    かくれんぼ

      私たちは、かくれんぼをして遊んだ。 体の小さな者は、すぐに見つかった。 そして、大きな者に食べられたりもした。 体の大きな者は、あまり隠れられる場所がない。 私もそのうちの一人だった。 周りを見回してみても、私より大きな木は生えていない。 私が一歩前へ進むと、大きな地響きが起きる。 おそらく私は、地球上始まって以来、この世で最も大きな存在であろう。 そう、私は恐竜。 私は大変よく目立った。 遠...

  • 2020/11/23 05:25
    ss201122―8ママは今日も過保護です3-3

    ss201122―8ママは今日も過保護です3-3:キャラクター紹介:・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。      ・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している     霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、         娘の拒否にあい、担任教師と相談の上         自宅の蔵にあった...

  • 2020/11/22 10:40
    人生の散髪屋

      ――この散髪屋でカットすると、まったく違う自分になれる―― 最近、彼氏に振られたデコちゃんは、外見から変わりたいと思い、その散髪屋へ入った。 古ぼけた建物はこじんまりとして、店内の鏡も錆びついていた。 何か怪しいな、とは思うものの、デコちゃんは店の主人に、自分のなりたい髪型を口で伝えた。 主人は50歳くらいのおじさんで、頭が寂しい。 デコちゃんの髪の毛をしばらく見つめて、「本当にいいんだね?」と確認...

  • 2020/11/22 05:28
    ss201119―7ママは今日も過保護です3-2:

    ss201119―7ママは今日も過保護です3-2:キャラクター紹介:・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。      ・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している     霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、         娘の拒否にあい、担任教師と相談の上         自宅の蔵にあった...

  • ブログみる案件きた!ブログリーダー - くろのお金ブログ
  • 2020/11/21 23:37
    キャット・ファイター〈2〉 脱げれば「負け」というリング

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 2020/11/21 09:31
    スランプの怪物

      あるところにSF作家がいた。 彼はスランプに陥っていた。 そんな中、突然彼の前に、大きな怪物が現れた。「な、なんだお前は!!」「俺はあんたの産物さ」 と怪物は言った。「あんたが困った時に、あんたの脳みそを通して出てくる仕組みになっている。言ってみりゃ、俺を喋らせているのは、あんたの考えによるってもんだよ」「そんな、まさか、信じられない……」 作家は困って、近くの人に呼びかけた。「誰か、この怪物が...

  • 2020/11/21 00:20
    姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(七)

    食べものには3秒ルールというのがある。床に落とした食品は、すぐに拾って食べれば、あるいは水で洗えば、いたって清潔だという思い込み。しかし、自分の肌の、しかも、そんな部分へうっかり転がったそれは食べてほしいとも、やめてほしいとも言いづらい。どうしよう、どうしよう。わたし、どうしたらいいのかな?日乃宮媛子は、懸命にその頭をめぐらせて、この切羽詰まった事態をどう切り抜けるべきか、考えあぐねていた。そして、夢中に考えるあまりに、彼女は放心してしまい、「千華音ちゃん…」とつぶやいた拍子に、すぐさま全身で危機を感じた。皇月家の御神巫女が胸をおしあて、体重をかけてくるのを。身動きがとれない…!しまった!いつのまにか、自由を封じられていたのだった。驚きに目を見開く。熱い息遣いが、耳もとに囁くように落ちる。怖い…でも、それよりも...姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(七)

  • 2020/11/18 05:32
    ss201116―6ママは今日も過保護です3

    ss201116―6ママは今日も過保護です3:キャラクター紹介:・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。      ・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している     霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、         娘の拒否にあい、担任教師と相談の上         自宅の蔵にあった...

  • 2020/11/18 00:20
    姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(六)

    どうしよう、どうしよう。私、どうしたらいいのかしら?皇月千華音は、懸命にそのよく回りすぎる頭を働かせて、この切羽詰まった事態をどう切り抜けるべきか、考えあぐねていた。そして、夢中に考えるあまりに、彼女は放心してしまい、「媛子…」とつぶやいた拍子に、ぽろりとチェリーの片側を取り落とす。果実の抜けた唇は、半開きになっていて、千華音の目がとろんとしている。「あ、もお。だめだよ、千華音ちゃんてば」ぶらんと下がった残りの粒。媛子がその軸のつなぎ目をひょいとつまみあげて、自分の分の粒を舌へ乗せて転がしてみせる。艶やかなグロスを引いた唇、剥がれていてもぷるんとして艶々しい。ゆっくりと右へ、左へ。その舌の動きを見つめているうちに千華音はなんだか酔ったような気分に陥った。前にもこんなふうに自分を失いかけたことがあるような…。「ほ...姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(六)

  • 2020/11/17 05:36
    ss201112‐5遥か銀河に手を伸ばし【カレーの食べ方】

    ss201112‐5遥か銀河に手を伸ばし【カレーの食べ方】:キャラクター紹介ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好きオーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き       花子さん:全身金色のタイツに       スケルトン家事ロボットを入れたメイドさん。これは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。_________________________ss201112‐5遥か銀河に手を伸ば...

  • 2020/11/15 14:01
    キャット・ファイター〈1〉 泥だらけの転落

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 2020/11/15 10:41
    平凡

      俺は退屈していた。 特に頭が良いでも悪いでもないし、ルックスだって良くも悪くもない。 特別運動神経にすぐれているというわけでもなく、いわゆるどこにでもいるような、いたって普通のつまらない人間である。 そんなつまらない人間は、やっぱり大きくも小さくもない中小企業の事務員として入社して、早くも3年の月日が経とうとしていた。 毎日の仕事といえば、上司から言われたことを地道にこなし、時には電話でのクレ...

  • 2020/11/15 10:39
    ドッキリ大作戦!

      お笑いピン芸人の鈴木は、最近、悩んでいた。 自分のギャグがヒットしなくなったのだ。 しかも、新人の芸人がどんどん出てくる。 若手に客を持っていかれ、TV出演もほとんどなくなってしまった。 最近では、山田とかいう二十歳そこそこのピン芸人が、ブームらしい。 お笑いのくせにルックスもよく、女子のファンも多い。 下積み時代も浅く、芸歴十年の鈴木にとっては、とんでもない強敵となった。 バラエティ番組のプ...

  • 2020/11/14 09:29
    脱獄

      目が覚めると、いつの間にか新人がやってきていた。「やぁ、おはよう。初めまして」「初めまして。ところで……ここはどこだい?」「ここは監獄だよ。入れられた者は、二度と外には出られない」「そんなぁ……」「ほら、あそこに机と椅子が見えるだろう? 看守がいてね、そいつが夜になると、決まってそこに座るんだ。そして僕らを、オリごしに眺める。何か、晩ご飯を持参してくるよ」「僕たちのご飯はいつだい?」「何のん気なこ...

  • 2020/11/14 00:15
    姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(五)

    壁掛け時計が、正確に午前零時の鐘を打つ。媛子にお世話をされて、戦いの疲れもほぐれ、うつらうつらいい心地になりかけた千華音は、はっとなって我を取り戻したのだった。そうだ、忘れていた。きょうの訪問の目的を…。「お風呂をいただいて、ありがとう。それでね、今日はこちらを持参したのだけど…」と言って、千華音がいつもの大きな鞄から取り出したのは――ビニル袋に入った透明な六角形のカップの容器だった。中には艶々しく輝く赤薔薇いろの果実が並んでいる。「わあ、これ、アメリカンチェリーだね」「外国産なの?日本の果物にしては色が濃すぎると思って」「さくらんぼの一種なんだよ、知らない?」千華音は島でみる果物しか目にしたことがない。交易が限られている故郷の島では、山桃やいちじく、干し柿、夏蜜柑、さつま芋などなど、いかにも田舎にありそうな原...姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(五)

  • 2020/11/11 05:27
    ss201109―4ママは今日も過保護です2

    ss201109―4ママは今日も過保護です2:キャラクター紹介:・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。      ・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している     霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、         娘の拒否にあい、担任教師と相談の上         自宅の蔵にあった...

  • 2020/11/11 00:16
    姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(四)

    ここは一歩踏み入れれば、敵地であって戦場であって、負けることはできぬ場所。そう、断固として気を許してはならない。相手の懐に入ったら、油断させるのはこちらなのだ、しかし、だが、しかし…――。媛子のマイルームに招かれたときから、ずっとずっと媛子のターン。千華音はもうすでに媛子のペースに乗せられ放しなのだった。ここには、あまりにも媛子の生活の匂いがあふれている。ソファにも、布団にも、ぬいぐるみにも、タオルにも、借りた下着にも。さきほどの、のぼせあがる一時間にわたるバスタイムも。甘い少女の気配に酔いつぶれ、すぐに退きたくなるはずがあろうはずもない。浴室から出た千華音は、やはりと言えばやはり、脱がされたのと同じく、着つけもされたのだった。寝間着は着脱しやすいのか、浴衣みたいなものを着せてくれた。絣で通気性がいい。無地に近...姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(四)

  • 2020/11/09 05:22
    ss201030奥様は魔女と里帰り

    ss201030奥様は魔女と里帰り「じゃぁ、ダーリン行ってくるわね」奥様が魔法陣に乗って手を振る。「行ってくるって、朝には帰ってくるじゃないか。ま、里帰りなんて久しぶりだけど明日はハロウィンだからな。のんびりできないのが難点だな」俺は苦笑して応える。そう、奥様は魔女なのだ。魔女界から人間界にやってきて俺と出会って結ばれた。すると奥様が口を尖らせて「だってダーリンと一夜だけでも離れるなんて心配なんだもの。浮...

  • 2020/11/08 15:21
    未亡人下宿〈6〉 青き駆け落ち

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • #般若
  • 2020/11/08 09:53
    ランナー

      私は走ることが好きだ。 走り続けることで、生きていることを実感できる。 とりわけ、雨の日が好きだ。 体を潤おし、乾いた心に染み渡る。 だから私は、雨の日でも走る。 ある日、私は、友達と賭けをした。 私がよく走るので、一年のうちに、この世界を一周できるか、賭けようというのだ。 体力には自信があったので、私はこれから一年間、走ってきて、必ず戻ると約束した。 友達は、もし私が勝ったら、豪華ディナーを...

  • 2020/11/08 05:33
    ss201029ビターなナイフを持つ彼女4

    ss201029ビターなナイフを持つ彼女4:秋の夕日はつるべ落としあっと言う間に日が暮れるその残照の陽に彼女の顔が映っている。学校の僕のクラスに彼女はいる。たった一人。「君、帰らないの」ビターなナイフを持つ彼女は紅い唇をにっとあげて僕に問う。「帰らないと巻き込まれるわよ」そう、心臓にビターなナイフを持つ彼女。彼女はそのビターなナイフで闇を切る。闇の獣を駆り立てる。彼女は僕に近づくとにっこり微笑む。「私から...

  • 2020/11/07 22:29
    ローズマリーの詩〈終章〉 ふたりの門出に贈る歌

     連載   ローズマリーの詩   38 あの歌に送られて破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。聡史と私の門出を祝うパーティ。祝宴の最後にスピーチに立った哲司おじが選んだのは、あの曲、『七つの水仙』だった。その曲に涙をぬぐったあの

  • 2020/11/07 09:45
    記憶を追って…

      飲食店の片すみに、いつも一人のお爺さんが座っていた。 店の店長は、もうその光景にはすっかり慣れていたので、毎日お爺さんに、料理を多めに出していた。常連客へのサービスだ。 店長は、手が暇になると、お爺さんのそばへ行き、他愛もない会話を楽しむ。 毎日そうしているうちに、お爺さんは、自分の身の上話を語り始めた。 それによると、こうだ。 お爺さんは絵描きだった。 手にスケッチブックを持って、外を散歩す...

  • 2020/11/07 05:19
    ss201028執事は言う「お嬢様にとってそれは平和なお茶会です」

    ss201028執事は言う「お嬢様にとってそれは平和なお茶会です」:「お嬢様、お帰りなさいませ」執事の私が学校からお帰りになられたお嬢様にお声をかけると「ふんふんふ〜ん♪執事、今度の日曜日のお茶会に同じクラスの委員長様をご招待したのよ」私の頭に衝撃が走る。お嬢様の通われる学校の同じクラスの同級生で委員長をしているのは・・・あの小僧かっ「それでねそれでね、わたくし恥ずかしいから委員長様と仲の良い同級生の方に...

  • 2020/11/07 00:21
    姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(三)

    皇月千華音は、湯気のはふはふと流れるなかを、曇った鏡のまえの自分と対峙していた。豊かな胸の前をハンドタオルで隠せるだけは隠し、小刻みに揺れる膝がしらを合わせ気味にしながら、椅子に腰かけている。からだが熱い。こころが燃える。そして、ひたすら恥ずかしい。なぜ、こんなことになったのだろう。私はただ、媛子の喜ぶ顔が見たくて、あれを届けに来ただけなのに…。まさか、こんな…媛子と…。いま、千華音は媛子の賃貸マンションのバスルームにいるのだった。このマンションは間取りが広いせいか、浴室もユニットバスではなく、セパレートなのでややゆったりしている。湯舟にしたって、ふたり肩を並べて入れそうな大きさである。女の子の一人暮らしにしては、十分すぎる広さだった。カップル御用達かファミリー向けの物件なのであろう。ジャグジーもついていて、泡...姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(三)

  • 2020/11/06 05:29
    ss201027焼きそばパンとまるごとの・・・

    ss201027焼きそばパンとまるごとの・・・昼。ここはとある学校の校舎の屋上。俺は早々に昼飯を食べ本を読もうと独りを楽しむはずだった。「なぁなぁ委員長、この焼きそばパンうめぇ。購買いい仕事するよな」そう、それは同じクラスの同級生。ちゃんとつるむダチがいるはずなのに昼休みになるとこの屋上にやってきて俺の側で昼飯を食う。「うちの購売は委員長会で試食をしたり厳しい審査の元に商品を揃えているからな」「そうなんだ...

  • 2020/11/05 21:48
    姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(二)

    媛子の部屋に通された千華音は、落ち着かない様子で周囲を見渡した。あまり、じろじろと他人のプライベートを覗くのは失礼かと思いつつも、やはりチェックしてしまう。どうしたって瞳は正直だ。恋は盲目というが、好きな相手の暮らしを深く眺めてしまうのも恋の仕業。敵を知り、己を知れば、危うからず。歴戦の猛者の視界は、鳥よりもかなり広い。見ないところまで感じる洞察力は伊達ではない。何が変わっているか、変わっていないのか。一番に目がいってしまうのは、やはり――飾り棚のうえの写真立て。私たちのツーショットが増えている――。その事実に、千華音はなぜか安心してしまう。学校で友だちがいないわけではなかろうに、媛子は千華音以外との誰かの写真を飾らない。遠慮しているのだろうか。それとも、人間関係を知らせないため、無関係の民間人を巻き込まないた...姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」(二)

  • 2020/11/04 05:34
    ss201026奥様は魔女と使い魔ちゃん4🍀キリ番55555お礼ショートショート🍀

    ss201026奥様は魔女と使い魔ちゃん4:「ただいま〜♪」「にゃーん」ん?家のドアを開けると玄関で猫がお座りをして出迎えてくれた。俺はドアの外の表札を見て自分の家である事を確認する。「あ、ダーリン大丈夫。ここはあなたの家よ、お帰りなさい」そう言って奥様がパタパタスリッパを言わせながらやってきたので安心する俺。「うん、ただいま。それよりその猫ちゃんどこの子?」奥様の腕の中ですっかり寛いでいるミックスらしき...

  • 2020/11/03 22:50
    未亡人下宿〈5〉 筆おろし

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 2020/11/03 10:54
    UFO研究家

      UFO研究家の博士は、頑固な性格で有名だった。 人々の誰もが「ありもしない」と、UFOや宇宙人の存在を否定しても、博士だけは「存在する!」と言い張っていた。 博士は若い頃から、UFOが空から降りてきて、宇宙人が自分と握手する光景を、何度も夢に見ていた。 宇宙人が悪者であるわけがないと、博士は思っていた。 宇宙人は友好を築く為、いつの日か必ず地球にやってきてくれる、と信じて疑わなかった。 博士は...

  • 2020/11/03 05:21
    ss201025白紙15

    ss201025白紙15:雪山。その白き頂は人の足を踏み入れるのを拒むがごとく真白に覆われている。そしてその麓まで続く雪の中を進もうと試みれば山の怒りに触れて・・・「あなた、どうしたんですか。生きていますか」はっと愚妻の声かけに遠のいた意識が戻って来た。いや、逃避か。「生きとるとは何か。まだ吾輩はお迎えが来る程の歳ではない!」「いいえ、そういう歳です。大体そういう事を言う人ほど危ないですからね。というよ...

  • 2020/11/03 01:01
    ★姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」第二話 更新★

    16年後に返ってきた神無月の巫女「姫神の巫女」コミックス一巻発売決定(予約限定特典は特製タペストリー)********姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」第二話:その傷口に覚えありを更新しました。千華音と媛子のふたりがいる空間、いま、ここがそれであれば、よかったのだった。古びた習わしが支配する島育ちの自分には家族との想い出など無きに等しく、写真などを撮ったこともない。(…)写真の中の自分はいつも仏頂面で、感情が見えない仮面のようだった。誰かのために笑みをつくろうこともない冷めた顔、自分をそうだと思っていた。媛子の撮る写真には驚きがあふれてくる。こんなに自分が笑顔咲かせるなんて、知らなかった。なんだか、温かいものでくるまれた気分になってくるのだ。********御霊鎮めの儀を前に、お泊り経験もした媛子...★姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」第二話更新★

  • 2020/11/02 05:24
    詩201024ビターなナイフを持つ彼女3

    詩201024ビターなナイフを持つ彼女3:放課後誰もいないはずの教室に彼女は独り窓辺に佇んでいた僕はドアから教室の中に入る事ができなかった何故なら彼女は心臓にビターなナイフを持っているそのナイフを抜いて手に握りしめているそしてそのナイフでもう一方の手の人差し指ふっくらとした腹を持つ第一関節をぷつりと指した赤い血が垂れるそして彼女はその地を舐める艶めかしいその唇で僕はその場を離れることができない彼女の唇か...

  • 2020/11/01 11:13
    moth

      子は、小さな頃から母に聞いていた。 私たちは、光の方向へ進んで生きているの。 光がなくては生きられないのよ。 子は最近、強烈な光を見つけ、何度もそこへ向かおうと考えていた。 でもね……と母。 強すぎる光は、その分刺激的よ。 でも、命を落としてもしまうのよ。 あなたの父は、光に長く当たりすぎたのね。 最後にはビリビリになって、体を溶かしてしまったのよ。 子は疑問に思う。 ぼくらは、光を夢見ることを...

  • 2020/11/01 11:10
    さわやか病院

      ――その病院から出てきた者は、皆さわやかになる―― 最近鬱ぎみのしー君は、その宣伝に惹かれて、さわやか病院に行くことにした。 精神科の先生が、いい腕なのだろうか。 しー君は病院内に足を入れた。 その瞬間、この世とは思えないほどの、異臭がした。 なんだか照明も薄暗く、壁のあちこちに、血の痕のような飛び散りが見える。「本当にこんなところで、さわやかになれるのだろうか……」 しー君は戸惑いながら、とにかく...

  • 2020/11/01 04:41
    ss201023焼きそばパンとミルクレープ

    ss201023焼きそばパンとミルクレープ:昼。ここはとある学校の校舎の屋上。俺は昼飯を食べ一人本を読んでいるはずだった。そう、はず・・・「うめぇ、購買の焼きそばパンやっぱりうめぇよな、委員長」そう、こいつは同じクラスの同級生。他につるむダチがいるのに何故か昼休みになると俺の憩いの場に乱入してくる変な奴だ。「お前、毎回毎回焼きそばパン食べて飽きないか。ああ、飽きないから食べているのか。どうでもいいが、食べ...

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