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海外ライフのエッセイ THEME

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海外ライフのエッセイ
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海外ライフのエッセイ
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海外生活を通してのエッセイ、大集合!
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海外ライフのエッセイの記事

1件〜50件

  • 緩みまくるパリ
    2020/05/22 02:58
    緩みまくるパリ

      5月11日のコロナウイルスによる外出禁止令の解除後のパリの人達の弾けっぷり。それは日本人的な価値観では分からない様な「快楽の享受のためなら死んでも本望〜!…

    あつあつ

    パリは動く祝祭〜Movable Feast

  • あと一週間!
    2020/05/06 00:53
    あと一週間!

       フランス全土に外出禁止令が出たのが3月17日だから今日でもうすぐ7週間目に突入。外出好きではない私でも流石にこれはなかなかきつい。 多分、私一人だったら…

    あつあつ

    パリは動く祝祭〜Movable Feast

  • 外出禁止20日目のパリ
    2020/04/09 01:37
    外出禁止20日目のパリ

    今日は気温が22度まで上がって今年になって初めて「あ、本当の春の気配。」と感じた日曜日でした。 これまでは太陽の明かりの温かみを感じていたのが、今日は初めて空…

    あつあつ

    パリは動く祝祭〜Movable Feast

  • 戦争中みたいなパリの生活
    2020/03/23 00:58
    戦争中みたいなパリの生活

      人の間にも文化にも毎日の気温にも温度差があるものですが、中国の地方都市の武漢から飛び火してスタートしたコロナウイルスの脅威が一気に世界を巻き込んでありとあ…

    あつあつ

    パリは動く祝祭〜Movable Feast

  • あと数年、数年頑張ったら。。。
    2020/01/15 19:12
    あと数年、数年頑張ったら。。。

    幸運に巡り合ってその嬉しさでやりどころのないエネルギーを発散したい人もいた、不運に見舞われ打ちひしがれ崩れ落ちるように涙にくれる人もいた。 ギャラリーのドアを押し開けて入ってくる人たちの、様々なちょっとした人生の一コマを私は10年間に渡って見続けてきた。 アートから発せられるストーリーを読み解いているうちに、自分自身のことも語りたくなるのだろか。 情感溢れるアート作品に影響されて、自分の感情まで溢れ出てしまうのだろうか。 お客たちは自分のなんでもない日常から起きる小さな悩みから、一人で抱えるには重すぎる現実まで、ありとあらゆるドラマをギャラリーで吐き出していく。 私は時にお客たちと仰け反って笑…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • こういうのをありがた迷惑って言うのよね
    2020/01/14 09:44
    こういうのをありがた迷惑って言うのよね

    「このカフェはね、全てオーガニックなのよ。安心して食べたり飲んだりできるって大事じゃない?」 友人に誘われてやってきたこのカフェは、人いきれするほどの混雑ぶりで、効きすぎの暖房と相まって、ムンムンするほどだった。 正直に言って、私はオーガニックだろうがそうでなかろうがあまり気にしない。 自分にとっておいしいか、美味しくないかの基準の方がよほど大事だし、ぎゅうぎゅう詰めの自然派カフェより、ゆったりとした時間が過ごせる場所の方が気持ちが落ち着く。 そんなことをこの友人の前で喋りでもしたら絶交ものなので、おとなしく彼女の言うことにウンウンと頷いて、背もたれのない小さな丸椅子に”よっこらっしょ”と腰掛…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 移住するってどういうこと?
    2020/01/12 07:22
    移住するってどういうこと?

    ”理想郷ってのは大げさだけど、今の味気ない日本の暮らしから飛び出して、自分の好きな国、ドイツに移住したい。” こんな相談を受けた。 私が日本を飛び出してドイツで一人なんとか生計を立てている、とどこからか聞きつけてきたらしい。 数名の女性たちがわざわざ日本からギャラリーにやってきた。 ”異国で充実して楽しく暮らす”アドバイスが欲しい、と若々しい表情で私に詰め寄った。 話を聞くと、彼女たちは日本でバリバリと仕事に励んでいる方々で、責任のある仕事を任されているし、好きな習い事にも時間を割いて、時には友人たちと一緒に旅行を楽しむ。。。そんな公私共々にこの上なく充実した生活を送っている人たちのようだった…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • かなり危険信号灯っているよ!
    2020/01/11 08:46
    かなり危険信号灯っているよ!

    思わぬいいことがあったりしたら、みなさんは一体どうその小さな幸せに対応するのだろうか。 一人でほくそ笑み、喜んで終わりにしてしまうのか、ちょっと街に出て頑張ったご褒美を買うのか、家族に話して褒めてもらうのか。。。 今日ちょっとした大きなビジネスが動いて、何ら期待もしていなかった幸運が転がり込んできた。 私はちょっといいことがあった日や、良い出会いがあった時には、仕事帰りに近所の素敵なバーに立ち寄ることにしている。 平日だったら静かにジャズが流れていて、ほとんど誰もいないバーでカクテルを飲む。一時間ほどそこでゆっくりとして、幸運だったその日の余韻に浸る。 今日のような週末になるとちょっとバーは混…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • ネットで知り合った彼は。。。
    2019/12/23 06:37
    ネットで知り合った彼は。。。

    毎日犬と散歩していたその公園は、すっかりとよそよそしくなっていた。 我が家の犬が亡くなって、久しぶりに一人で散歩をした。 あれからたった二ヶ月半しか過ぎていないのに、もうすっかり季節は冬の真っ只中で、冷たい風が頬を刺していく、目に入るのはモノトーンの色味のない世界。。。 何だか久しぶりに会った懐かしい人に邪険にされているような、そんな気になってしまった。 きちんと防寒をして、暖かなブーツに足を差し入れて、カメラを首から下げる。 ”さあ、出かけよう!”と口に出して、ついつい犬の姿を探してしまう。 どうやらまだ私の気持ちは癒えていないらしい。。。 ドイツ人の散歩好きはよく知られている。 ギャラリー…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • グレイヘアってどうよ!
    2019/12/20 06:23
    グレイヘアってどうよ!

    今の段階でまだ家族や友人にクリスマスのプレゼントを用意していない人は、かなり冷や汗をかいて焦り、店から店へと駆けずり回っていることだろう。 もう一ヶ月も前のことだろうか、ある友人に電話でつい興味本位で聞いてみた。 「彼に今年のクリスマス、何プレゼントするの?」 彼女は平然とした声で言った。 「あら、彼にはクリスマスプレゼントをもうあげたのよ、夏だったかしら。。。」 絶句の私を前に、さも当たり前という感じで彼女は続けた。 クリスマス前になって苦労してプレゼントを探しても、いざそれを開けたら気に入ってもらえなかった、というのは骨折り損、ほしいものがある時にそれをさっさとプレゼントしてしまうのだそう…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 専業主婦でなぜ悪い!
    2019/12/19 07:11
    専業主婦でなぜ悪い!

    「彼女と離婚をしたい。これは揺るぎない私の気持ちです。 一人の人間として彼女を魅力的に思えなくなってしまったのです。」 厳しい顔でそう言ったのは、知り合いの知人、つまり私には縁もゆかりもない男性だ。 私はどういうわけだか、アートとは全く畑違いの人間関係、夫婦問題について本当によく相談を受ける。 自称”人間嫌い”を通している私にどうしてこのような役回りが巡ってくるのか、何故人々は私に相談役の白羽の矢を立てようと思い立つのか、そちらの方にずっと興味がある。 とりあえず私は彼に椅子を勧めて、話をするように促した。 彼の妻は日本人、娘が二人いる。 彼はもう随分と前から妻に働くようにと勧めているが、彼女…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 詰めが甘いな、ドイツ人
    2019/12/19 07:11
    詰めが甘いな、ドイツ人

    「日本人は性能にこだわり、ドイツ人は効率に心血注ぐ」 こう言ったのは、あるドイツ人女性だ。 先日面白い会合に参加をした。 集まった人たちは皆日本と何かしらの関係をもつ仕事をしている人たちで、それぞれの人が日本とドイツ、あるいはそれぞれの国民性についていろんな思いを持っているようだった。 先述の彼女の話を続けよう。 日本人は仕事をする時、どうすれば商品の性能・機能がより良くなるかを命題としていて、ゴールに向かうために時間外労働も惜しまず、休日返上で仕事をする。 それに比べ、ドイツ人達はいかに自分たちが短時間でより速く仕事を片付けることができるかが一番重要なテーマだ。 だから自ずとして日本製品は痒…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • キミがいなくなってしまって。。。
    2019/12/17 06:56
    キミがいなくなってしまって。。。

    つい数日前に眠れない、とここで打ち明けた。 いくら眠れないかといっても皆に平等に朝はやってくるわけで、”さっき眠ったばかりなのに。。。”と泣きたくなるような気持ちをぐっと飲み込んで、引き剥がすようにしてベッドから起き上がるのが、ここのところの日常になってしまっている。 kunstkeiko18.hatenablog.jp とは言っても私は元来物事をあまりひきづっては考えない方なので、朝食を食べ始める頃にはすっかり仕事モードにスイッチを切り替えることができる。 睡眠不足でモヤモヤすることもなく、一日の始まりを新鮮な気持ちで迎えられるのは自分ながらとても助かっている。 友人、知人からは総じて”気味…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 心の闇を照らしてくれるのはやはり。。。
    2019/12/12 08:03
    心の闇を照らしてくれるのはやはり。。。

    「こんなところで会うとは、奇遇だねぇ!」 先日の夜、数名のギャラリーのお客からいわゆる”忘年会”のお誘いを受けた。 その日の夕方ギリギリになっていろんな瑣末な仕事が入ってしまって、私は約束の時間に遅れまいと走るようにしてレストランに飛び込んだ。 息を整えるまもなく、勢揃いの皆に挨拶をしたちょうどその時、後ろから声をかけられたのだった。 振り向くと、そこには顔見知りのギャラリストがいた。 年齢はよくわからないが多分四十代と思われる彼は、映画の配役で言えば、悪役にはなれないもののどこか小狡賢くて要領よく、でも周囲からはあまり重要視されない役どころがはまり役、そんな感じの人である。 彼のことをよく知…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • もしもあの時、こうしていたら。。。
    2019/12/11 07:32
    もしもあの時、こうしていたら。。。

    ”もしあの時こうしていたら。。。”と考えること自体、時間の無駄なのだが、それなりに長く生きてきて、大なり小なり様々な選択を繰り返してきた今、もしも他の選択肢を選んでいたらと、自分自身を振り返ることも時にはある。 小説のチャプターが変わるような大きな節目が私の人生の中にも何度かある。 生活拠点をドイツに移したのは、その良い例かもしれない。 今から考えると、”なんて大それたことをやってしまったのだろう”と自分でも呆れてしまうが、その時の自分には確かに”この道しかない”と考える何かがあった。 今となってはあの爆発的な原動力の源泉は彼方に遠ざかってしまい、つかみどころのない不透明さに覆われてしまってい…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 人は誰しも孤島ではない、けれど。。。
    2019/12/10 19:52
    人は誰しも孤島ではない、けれど。。。

    ”あなたと友達になるのはすごく難しい” 知り合いの女性に言われた。 彼女は自分が一人っ子だったから、同世代の友人を作ることは必須のことだったらしい。 またもう長くシングルの生活をしている彼女にとっては友人はかけがえのない存在だ。 まさに持つべきものは友、という。 確かに彼女の周りにはいつも友人がいて、今回の旅行はこの人と、コンサートにはあの人と、といった具合に上手に友人関係を築いていて、孤独とは無縁な暮らしを送っている。 彼女からすると、仕事もたった一人で切り盛りし、誰も迎えてくれる人のいない家で細々と暮らしている私を見ると、手を差し伸べたくなるようだ。 そんな親切はとてもありがたいことなのだ…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 挫折する前に挫折だよ
    2019/12/10 19:52
    挫折する前に挫折だよ

    ”あなたのギャラリー、ステキです。” 片言の日本語を話すお客がやって来た。 彼はミュンヘンに旅行でやって来て、偶然にも当ギャラリーを見つけたという。 日本語を話したい彼は時間をかけてゆっくりと慎重に言葉を選んでいく。 私もできるだけ彼の意味を汲み取りながら日本語でゆっくりと、しかもできるだけ易しい単語を使うよう心がける。 そこまでは良いのだが、だいたいこうした日本語を話すお客は語学の勉強にとても熱心であり、何とか日本語をものにしたいとの熱意にあふれている。 日本人の私の使う日本語の一字一句は、彼にとって本場の日本語を聞く絶好のチャンスなのだ。 私の口からついて出る言葉をまるで日本語のお手本のよ…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 皮肉よね、自由が永遠にすり抜けていく
    2019/12/08 03:26
    皮肉よね、自由が永遠にすり抜けていく

    メールボックスを開くとそこに馴染みのない名前の主からの便りが来ていた。 私の少ない特技の一つは、当ギャラリーを訪ねてきてくれたお客の顔、購入した作品が全て頭にインプットされていることだと思う。 しかしながらそこには大きな弱点がある。 情けないことに、名前と顔が全く一致していないのでメールをもらっても、”はて、誰だろう?”となってしまうことだ。 それはとても長いメールだった。 読んでいくうちにその女性の雰囲気、声、彼女がどの作品を好きだったか、現像する写真が徐々に浮かび上がって来るように思い出されてきた。 彼女のメールによると、もう三年も前のことらしい。 ほっそりと凛とした佇まいをした高齢の女性…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 何が書いてあったの?お母さん!
    2019/12/07 08:30
    何が書いてあったの?お母さん!

    12月6日、聖ニコラウスの日をご存知だろうか。 この日子供達はお菓子や果物と言った小さなプレゼントをもらう。 12月はドイツの子供にとっては贈り物尽くしの月である。 私は自分に子供いなければ、周囲に小さい子を持った人もいないので全く普通の日と変わりないので、”聖ニコラウスの日”と言われてもピンとこない。 聖ニコラウスはサンタクロースのモデルになった聖人である。 4世紀の時代のビショップ(キリスト教の高位の聖職者)で心優しく慈悲深い司教であったらしい。 貧しい人々を支え、子供たちに恵みを与える誰からも慕われる存在だった。 その彼がいつも携えている金色の本には、子供たちすべての一年間の行状が事細か…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • いたずらもまた楽し!
    2019/12/06 06:02
    いたずらもまた楽し!

    ”いたずらもまた楽し” 人にちょっとしたいたずらや悪さを仕掛けるのは、その人に害を及ぼさない程度ならば、陰でくっくと笑いを噛みしめる楽しさがある。 私はミュンヘンに住む前、三年間ほどデュッセルドルフに暮らした。 ドイツの中でこの街は日本人がとてもたくさん住んでいることで知られている。 確かにここで暮らしていた間、日本人の友人はたくさんできたが、ドイツ人の知り合いは数えるほどしかいなかったような気がする。 日本人の友人の中でもっとも親しくしたのが、私より10歳くらい年上の女性だった。 彼女は結婚してからというもの、夫の駐在勤務で世界中を渡り歩いていた。 駐在員の妻は夫の駐在地で仕事を持つことがで…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • まるで修行僧のように
    2019/12/04 11:08
    まるで修行僧のように

    日本と全く同じ状況なのが、この年末。 まるで日本の忘年会のように、毎日のように何かしらの誘いを受けてしまう。 私は元来少食だし、アルコールが好きなわけでもない。 さらにこうした集まりでみんなとワイワイやるのが不得手である。 人と会って食事をするならば、差し向かいでゆっくりと美味しい食事を楽しみながら過ごしたいほうだ。 だから忘年会だのパーティーだのに誘われなくてもちっとも平気だし、誘われなかったからといって恨み辛みを持つつもりも全くないが、独女の寂しさをおもんぱかってか、様々なお誘いの声がかかってしまう。 そんなに嫌ならば断ればいいものを、とも思うのだが、誘いをバッサリと切り捨てていくうちに、…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • どんな時だってどこにだってあるよ
    2019/12/03 06:55
    どんな時だってどこにだってあるよ

    雪の季節になった。 真っ白な雪が降り積もると、昼間でもどんよりと暗い外の様子が一変して明るくなる。 大量の雪は困りものだが、暖かな家の中から降り積もる雪を見るのは、心地よい自宅の温かみをより深く感じることができるような気がする。 ”幸せって身近なところに転がっているではないか!”と思い起こさせてくれるのもこんな時である。 家にいる時とは反対に、ギャラリー周辺が雪に埋もれると私はイライラが募る。 歩道に雪が積もると市の職員は細かな小石を専用の車で撒いていく。 歩く人たちが雪で滑って転んだりしないための処置なのだが、この小石がとてもやっかいだ。 ギャラリーに入ってくる人たちの靴に付いてくるこの小石…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • ちくりと胸が痛むクリスマスプレゼント
    2019/12/02 07:17
    ちくりと胸が痛むクリスマスプレゼント

    この時期プレゼント選びでうんざりとしている人はとても多いだろう。 私はさほど多くの人にプレゼントをあげる必要もないし、もらうこともないからかもしれないが、人に贈り物を選ぶのが好きだ。 確かに、足を棒のようにして歩き回っても何も良いものを見つけられなかったり、ネットで吐き気がしそうなほどいろんなものを見ても、ぴんと来るもの探し出せなかったりすると、流石の私でも贈品選びを投げ出したくなるのは事実だ。 贈り物を選んでいる間は、贈る相手のことを考え、その人の趣味嗜好に想いを馳せる。 普段は自分のことで精一杯なのに、この時期は自分のことをほっぽり出して、贈る相手の気持ちに寄り添う。 もしもその相手を想う…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • これでいいのだ!
    2019/12/01 21:46
    これでいいのだ!

    空を見上げると、”今日は晴れていたのか!”と意外に思うほど、この時期は日差しが弱い。 クリスマスマーケットがオープンした。 どういうわけか、クリスマスマーケットが開かれる時期になると、急に寒さが厳しくなり、雪が舞う日が増えてくる。 クリスマスのイルミネーション、華やかなクリスマスマーケットには雪はとても似合う。 疑いなく、外側から見るクリスマスは華やかで詩的で、幸せに満ちているが、中身はというと、かなりドロドロとした人間模様が渦巻いているというのが本当のところだ。 kunstkeiko18.hatenablog.jp クリスマス後に離婚率が跳ね上がるのは有名な話だが、人間とは理不尽な生き物で、…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 必要な時に入り用なだけの幸せ
    2019/11/30 08:04
    必要な時に入り用なだけの幸せ

    ”わぁ!ラッキー!”と思えるようなことが人生にどのくらい転がっているのだろう? 一人のお客が寒く暗く小雨の降りしきる夕方にやってきた。 彼は満面の笑顔を抱えて、ギャラリーの重いドアを軽やかに開けた。 彼の周りだけ真夏の太陽が照り輝いているような、陽気なサンバが響き渡り、彼は今にも踊り出しそうな。。。いったいどうしたというのだ? 「宝くじが当たった!まぁたったの一万ユーロ(日本円:120万円)だけど、ね!」 彼は世界的にも名の知れている会社の重役だ。 彼にとってそのくらいのお金は一万円くらいの感覚なのかもしれない。 しかし濡れてに粟で手にしたお金はどこか密やかな嬉しさが潜んでいる。 その証拠にギ…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 雨垂れ石をうがつ?!
    2019/11/29 09:27
    雨垂れ石をうがつ?!

    十年一昔というが、十年前の今頃何をしていたか、どんなことがあったかを覚えている人がいったいどのくらいいるだろうか。 普通なら昨日食べた食事すらまともに思い出せないほど忘れっぽい私だが、今から十年前のちょうどこの時期のことはとてもよく覚えている。 私がギャラリーを開くきっかけになったあの日のことだ。 私はギャラリーを開く前には写真のプロダクション会社で働いていた。 広告写真を作る会社だ。 今でも自分が関わった広告写真が街の看板に使われていたり、雑誌の広告となっていたりすると、ちょっと気恥ずかしいような、誇らしいような気分になる。 広告写真一筋でやってきた女性の下でアシスタントとして働いた。 この…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 手負いの兵士みたいよね
    2019/11/27 07:04
    手負いの兵士みたいよね

    好きな人にはとことん優しくできる。 言い換えれば、嫌いな人には知らず知らずのうちに冷たくなる。 そもそも人を嫌いなるというのはどういうことなのだろうか、と思った。 ”好き、嫌いは表裏一体”、それだけ相手のことを想っているからこその感情だとか言われるが、本当にそうなのだろうか。 ”あの人は虫が好かない”とも言う。 相性がよくない、一緒にいて気に食わない時に使う言葉だ。 ”嫌い”とはちょっとニュアンスが違うような気もするが、”さてどこがどう違うのだ、説明せよ”、と言われても難しい。 私の中では、嫌いな人は滅多にいないが、虫の好かない人は結構いる。 目下もっとも私のしゃくに触っているのは、とあるお客…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 蛇に見つめられたあの日
    2019/11/26 07:07
    蛇に見つめられたあの日

    どんなに完璧な人でも弱点の一つくらいはあるものだ。 ギリシャの神話のアキレウスが幼子の時、彼の母が彼の身体を不老不死の川で身を清めたために不死身となり、また屈強な英雄に育った。 しかしアキレウスの母は、その川で踵だけを水に浸すこと忘れ、彼はトロイの戦いでパリスに踵を弓で刺し抜かれ命を落とした。 ほら、英雄だって弱点がある。 ついでに言うが、アキレウスと聞くと、どうしても2004年のアメリカ映画”トロイ”が頭に浮かぶ。 ブラッド・ピッドがアキレウスを演じていたが、私は映画を見ながら、 ”アキレウスのような英雄の役をオファーされるってどんな気持ちなのだろう、 ブラッド・ピットはアキレウスこそ自分に…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • クリスマスは不協和音が鳴りっぱなし?!
    2019/11/25 01:29
    クリスマスは不協和音が鳴りっぱなし?!

    クリスマスマーケットがいよいよ始まる。 1310年に開催されたニコラウスマーケットが由来とされる、大変歴史の古いミュンヘン市庁舎前のマーケットを中心に、市内のあちこちで大小様々なマーケットがクリスマス直前まで開かれる。 このクリスマスマーケットには、変わりばえのしない工芸品、クリスマスのデコレーション用品が並び、人々はグリューワインと呼ばれる香辛料の入った温かく甘いワインを飲みながら熱々の食べ物を食する、というのもいつもと同じである。 誰もが家族と共に、友人たち、恋人と期間中何度か足を運ぶのも恒例だ。 毎年判を押したように同じことを繰り返しているのだが、どういうわけか皆このクリスマーケットを心…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 絶句
    2019/11/24 04:47
    絶句

    ギャラリーに元気いっぱいなオーラを振りまくおばちゃん風な女性が入ってきた。 背中には大きなリュックサックを背負い、両手に手提げ袋を抱えている。 私はすぐさま”荷物を預かりましょう!”と申し出た。 彼女はニッコリと微笑んでそれを拒んだ。 「展示を見にきたわけじゃなくて、ちょっと見てもらいたいものがあって。。。」 私は内心”またか!”と大きなため息をついた。 ギャラリーには鑑定まがいのことをお願いに来るお客も結構いる。 ”1980年代に買った日本人作家の絵だけれど、現在の価値を知りたい。” ”昔日本に旅行に行った友人からもらった掛け軸。かなり有名な作家だと思うけれど、鑑定してほしい。” ”蚤の市で…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • いい加減私から離れてくれません?
    2019/11/23 07:32
    いい加減私から離れてくれません?

    父は博学で、そして武士道が根底に太く流れる精神の持ち主だった。 私たち子供は父から習字を習うときには、まずはその理念から教え込まれる。 山登りが好きだった父は週末になると母と子供達を連れて出かけるが、まずは”山登りとは”のうんちくを聴かなくてはならない。 兄は要領よく、そんな父の長い口上を聞きたくないものだからさっさと抜け出してしまっていたが、末っ子の私は”お父さんの話はきちんと聴かねば!”と純粋に思い従ってきた。 だからだろうが、乾いた砂が一気に水を吸い込むように、私は父の教えやら考え方を強く踏襲してしまっている。 kunstkeiko18.hatenablog.jp kunstkeiko1…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 私みたいな人です!
    2019/11/22 06:34
    私みたいな人です!

    「どんな人がアート作品を買っていくのですか?」 二週間くらい前だろうか、15〜16名の大学生がギャラリーを視察に来て、私にいろんな質問を浴びせかけた。 アートマネージメントを勉強している学生たちだ。 私はもらったその問いにすぐには答えず、同じ問いを大学生たちに返した。 「どんな人たちがアートを買っていくと思いますか?」 答えはやはりステレオタイプだった。 お医者、弁護士、大会社のオーナー、会社の重役。。。つまり自由になるお金をたくさん持っている人たち、という答えだった。 一部は当たっているが、しかし正解からは外れていると言わなくてはならない。 ”アート作品を買うのを特別なこと”、と捉えているか…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 母のことが懐かしくて仕方がない
    2019/11/21 07:40
    母のことが懐かしくて仕方がない

    子供連れの客が立て続きにやって来た。 ドイツとイタリアの両親を持つ小さな女の子は、お母さんとはイタリア語をお父さんとはドイツ語を上手に使い分けていた。 その子のお母さん曰く、”あの子、時々わかんなくなるとドイツ語とイタリア語を引っ付けたような自分の言語で話してくるのよ!私たちの方がわからなくて、困ってしまう。”とか。 その子の幼稚園での一番の友達がやはりドイツとイタリアのハーフらしく、二人の会話はこのドイツ語とイタリア語をミキサーにかけたような言葉で、何不自由なくコミュニケーションが成立しているのだという。 そうやって時代が変わり、環境が変わることで言葉は少しづつ変容していくのかもしれない。 …

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    短編ギャラリー

  • 女性はどうしてこうも若くありたいと願うのだろうか
    2019/11/20 06:55
    女性はどうしてこうも若くありたいと願うのだろうか

    若さを保つとはどういうことなのだろうか。 ギャラリーにお客がやってきた。 会社の重役である彼女は62歳。 生き生きとした表情と充実した仕事をしているという自信からだろうか、年齢よりも随分と若く見える。 ふと彼女の手を見ると、赤く痛々しげな傷がいくつも見える。 尋ねてみると、シミをレーザーで取ったのだという。 ”今はひどい様子だけれど、1ヶ月もすると綺麗さっぱりシミも消えるのよ”と彼女は嬉しげに言った。 そういえば、私もこの前ふと自分の手にシミがあるのを見つけ、衝撃的なほどショックを受けた。 ほんの小さな薄いシミなのだが、点々と広がっている。 彼女に私の手を見せると、彼女は嬉しげに手を打って言っ…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 諦めずに頑張るから!
    2019/11/19 06:28
    諦めずに頑張るから!

    ドイツ人に私の名前をちゃんと呼んでもらうのは難しい。 別に隠しているわけでもないので言うが、私の名前はKeikoだ。 Kの次にくる”ei”をドイツ語では”アイ”と読んでしまう。 つまり私の名前はドイツ人から”カイコ”と呼ばれるのだ。 初めの頃は”カイコ!”と呼ばれても自分のこととは気づかないことも多かったし、ちゃんと名前を覚えて欲しい!と意気がっていたので、”カイコじゃなくてケイコです”といちいち訂正していたものだ。 最近は”カイコ”と呼ばれても、”ハイ、ハイ!”という感じで訂正するどころか”カイコってのもいいかも。。。”と思ったりもする。 ”カイコ”と呼ばれると絹糸の”お蚕”を私は思い出して…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • こんな男とは生涯を添い遂げられない!
    2019/11/19 06:28
    こんな男とは生涯を添い遂げられない!

    両親に大きく感謝すべきことの一つが、私に丈夫な身体を授けてくれたことだ。 滅多に風邪もひかない、お腹も壊さない。 病弱な方々すると私は憎らしいほどだろう、本当にこれまでの人生、病気に縁を持たずに生きてきた。 昨日の夜から喉が痛み、悪寒がする。 そしてとうとう今日は久々に寝込んでしまった。 こういう時に独り身というのは辛い。 誰も優しく看病してくれるわけでもなく、熱いお茶一つ運んでくれる人もいない。 熱っぽく、身体中の骨の節々がギシギシと音を立てるようで、おばあさんのように腰を丸めてトイレに向かうのがやっと。。。 一人の気楽さは何物にも代え難いが、自分の体調が思わしくない時の一人暮らしは、特別に…

    keikothings

    短編ギャラリー

  • 水のようになれ、友よ
    2019/11/16 10:10
    水のようになれ、友よ

    金曜日は結構辛い。 仕事をしている人の多くは金曜の夜が好きだろう。 束縛とストレスから解放されて、一週間で最ものんびりできる夜ではなかろうか。 私の場合、金曜日はやたらと会食の予定が入る日なのだ。 お昼も夜も人に囲まれてレストランのざわめきの中で食事をする。 気の置けない友人とならばのんびりもできるが、仕事となると一体何を食べたのか、何をどれだけ飲んだのかも定かでない。 ただお腹が膨れているのを無意識のうちに感じ、目の前のお皿やグラスが空になっているのを見て、”なんだかよくわかないけれど、全部平らげたんだ!”と気づく始末だ。 お昼に周りの人と同じ量、同じペースで食べたり飲んだりした数時間後には…

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  • 生粋グルメと頭脳グルメ
    2019/11/15 07:42
    生粋グルメと頭脳グルメ

    「もう人生、レコードで言えばB面なんだからさ、体裁とか考えずに好きにすればいいのさ。」 仕事の仲間と一緒に昼食を食べているときに、一人が言った。 するともう一人の彼がとある新聞記事を私たちに紹介した。 ”この頃の人たちは暴飲暴食をしなくなった。 誰もが健康志向で、お酒を飲んで荒れることも、楽しくどんちゃん騒ぎをすることも少ない。 血の滴るような肉やがっつり油を吸った揚げ物よりは、サラダにノンオイルドレッシングをかけて食べるのを選ぶ。 夜更かしして片手にアイスクリーム、もう一歩にポップコーンを抱えてNetflixを見るようなバカな真似もしない。” その記事によれば、若い人ほどその流れが強く、さら…

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  • ナメてかかるなよ!
    2019/11/14 07:36
    ナメてかかるなよ!

    私の両親がまだ健在だった頃、よく姉に言っていたそうだ。 「あんたの妹、一体異国で何してるの? ギャラリーって何? あの子のことだから胡散臭い仕事にでも手を染めてるんじゃないの? 一度様子を見に行ってきてよ!」 そういうわけで、日本から絶対に外へと出たくなかった姉が、彼女の夫と娘を連れてしぶしぶやってきたのは、もうかれこれ7年くらい前になるだろうか。 姉は自分の仕事を辞めてでも両親の介護を精魂込めてやる、私のようなボンクラな妹にも愛想をつかすことなく付き合ってくれる、心の広く深い人である。 両親の願いとあらばと、ミュンヘンにまで飛んできた。 姉たちがここに来ていた時はみんなで旅行したり、買い物し…

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  • 物欲に支配されず、瑣末な違いに惑わされず。。。
    2019/11/13 07:58
    物欲に支配されず、瑣末な違いに惑わされず。。。

    人と比較すると自ずといろんな差や違いが目に留まる。 ”あの人の方が収入が高い”、”あの人の方がすらりとして美人”、”あの人の方が友人が多く、人に好かれている”。。。 高い方を見上げればいくらだってすごい人たちはいる。 低い方を見ればこれまたずらりと並んでいる。 上を見ては嫉妬を覚え、下を向いては優越感に浸る。 冷静な判断ができる時には、それらの感情がいかにバカらしく、何の為にもならないとわかっていても、頭に血が上っている時には、簡単に妬みが燃え上がったり、大したこともない優越感で人を見下してしまう。 子供の頃に母に連れられてお寺のお坊さんから話を聴いたことがある。 その時に一人のおばあさんが質…

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  • 老いらくの恋
    2019/11/13 00:44
    老いらくの恋

    「モテ期到来!モテ期到来!」 電話口で叫ぶのは一年に一度か二度会って食事をする友人だ。 ”友人”と一応は書いたが、仕事のことで繋がっている関係なので、厳密にいえば友人と言えるほど親しいわけではない。 夫と二人の生活で専業主婦、年齢60歳をすぎた彼女は、気が向いたらおこずかい稼ぎに仕事がしたくなるようだ。 まずわたしに電話をかけてきて一緒に食事をしようと誘う。 彼女の本当の目的は、一ヶ月かそこらのバイトを私にお願いすることだ。 彼女は残念ながら、コンピュータのスキルもないし、”作品の片付けはネイルが剥がれるからやりたくない!”とお上品ぶる、何とも使えないバイトなのだが、性格に華がある人なので接客…

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  • 11月の霧と痴漢
    2019/11/12 00:07
    11月の霧と痴漢

    今日のように天気が悪いと一日中暗くて気分が上がらない。 ギャラリーに来るお客たちも心なしが気持ちが塞いでいるように見えてしまうのは、気のせいだろうか。 雨の降る薄暗く寒そうな外を眺めていると、明るい思い出が出てきてくれず、ネガティブなことばかりが頭の中を駆け巡る。 11月が誕生月の方には申し訳ないが、この月は冷たい雨が降り、霧が濃く出て憂鬱な気分をいやが上にも盛り上げてくれる。 あの日の夜も霧が深く、身体中が湿って体温を少しずつ奪っていく嫌な天気だった。 私は知り合いのギャラリーの展示オープニングに出かけ、そこから家に帰る途中だった。 地下鉄を降り、”温かい我が家で本でも読んで過ごした方がよっ…

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  • ハリネズミの夫婦
    2019/11/12 00:07
    ハリネズミの夫婦

    人の持って生まれた性格とは不思議なものである。 自分の性格を変えようと努力をしても、そうやすやすとはいかないが、日常を暮らしているうちに、知らず知らずに変わってしまうことも大いにある。 私の親しい友人はとてもせっかちで導火線が短く、はっきりといえばキレやすい。 その代わり温情に溢れ、人を見捨ててはおかれぬ優しい面がある。 私はといえば、滅多に沸騰することがないのでおっとりと優しげに見られるが、反面、白か黒かをはっきりと決めたい仕切り屋で、冷酷な一面のある人間だと思っている。 つまり私とその友人は両極端だ。 彼の人情に厚い部分と私のおっとりした所が合えば、しっくりと良い関係が持てるのだが、彼のせ…

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  • 渡る世間に鬼はなし
    2019/11/12 00:07
    渡る世間に鬼はなし

    ビジネスは仲良しこよしではやっていられない、そんなことはわかっているつもりでも、あまりに殺伐としている商売の世界の中にいると、疑心暗鬼に陥るばかりだ。 先日はビジネスの相手にまんまと裏切られてしまった。 アート界の人たちは海千山千の世才にたけた人が多いのだろう。 すぐに人を信じて頼ってしまう私のような存在を騙すのは、赤子の手をひねるより簡単な仕業ではなかろうか。 それにしても悔しい。。。 kunstkeiko18.hatenablog.jp ”ウォーキング・デッド”というアメリカのドラマシリーズをご存知だろうか。 世界的な長寿人気ドラマである。 ゾンビが蔓延した世界の中で、生き延びた人たちが苦…

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  • 今日という日は残りの人生の始まりの日
    2019/11/12 00:07
    今日という日は残りの人生の始まりの日

    私はヤドカリではないが、数限りなく自分の宿を変えてきた。 父が転勤族であったこともあって、子供の時から数多くの引越しを経験した。 数年ごとに家を変わることに馴染んでいたせいか、自分の置かれている状況を嘆くこともなく、新しい場所、学校をとても楽しみにする自分がいた。 ”私の周りの場所と人が変わる”、それは私にとって短編集の一話の終わりを意味し、新しい土地への期待は、次の話を読みたくてワクワクしながらページをめくる、その気持ちに似ていた。 ある時、自分という人間性はそのままなのに、場所が違っただけで人々は私を全く違うように受け取ることに気が付いた。 今までの学校では、”引っ込み思案で目立たず、おと…

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  • 家の中を覗けば。。。
    2019/11/12 00:07
    家の中を覗けば。。。

    日暮れが早くなって家々の明かりが私の興味をそそる。 温かみのあるランプが灯された家の様子を目端に止める。 ソファに座って本を読んでいる女性がいる、夫婦だろうか、二人で食卓を囲んでいる様子が見える、かすかに聞こえる子供達の歓声と共に、部屋を走り回る小さな人影が映る。 家にはそれぞれのストーリーがあり、背景がある。 喜ばしいこと、悲しいこと、怒りで震えること、そして幸せなこと、全てをひっくるめて家族があり、そして人生がある。 どの家もぬくもりのある明かりのせいで、外から見ると優しさに包まれて、祝福されているようにみえる。 たった一人キッチンの食卓でこれを書いている私の様子も、外から見れば落ち着きの…

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  • 死は人を癒す
    2019/11/12 00:07
    死は人を癒す

    父が亡くなってもうじき4年が経つ。 ”死は人を癒す”と何かの本で読んだが、父とは生前多くぶつかったことが今はすでに癒されているか、と問われれば、そうでもない。 もちろん今はふつふつと湧き出すような怒りがあるわけではない。 ”どうして父はあんなに自己中心的な暴君でいられたのだろう?”と未だに彼の心の中を理解できないでいる。 とは言っても、家族の中で実は私が一番父に似ている、と私の周囲の誰もが思っている。 父のあの身勝手で独善的な性格が似ていると言われてしまうととても心外だが、最近は、自分でも父の嫌な部分が私の中に強く流れているのを感じてしまうことが多く、自己嫌悪に落ちること、しばしである。 ku…

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  • パリの完全ガイド
    2019/11/10 02:32
    パリの完全ガイド

      私の苦手な夏時間がやっと終わって、冬時間に切り替わったパリ。パリの冬は鬱々とした曇りがちでジメジメとした暗い日が続くから好きじゃない、という声も聞くのです…

    あつあつ

    パリは動く祝祭〜Movable Feast

  • 長男の嫁の義務(後編)
    2019/09/24 01:48
    長男の嫁の義務(後編)

    〜前編からの続きです。  今回の滞在では以前の馴染みのある別荘を借りずに相方のお母さんの別荘のすぐ近くの昔からの知り合いの築100年ちょっとの別荘を借りました…

    あつあつ

    パリは動く祝祭〜Movable Feast

  • 長男の嫁の義務(前編)
    2019/09/22 05:33
    長男の嫁の義務(前編)

     サンルイ島で愛でる中秋の名月。   面白いもので支離滅裂な、でも心に鮮烈に渦巻く生々しい感情も、ちょっと時をやり過ごして後から振り返ってみると時間に濾過され…

    あつあつ

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