個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(13)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(12)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(11)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(10)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(9)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(8)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(7)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(6)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(5)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(4)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(3)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(2)
『インペリアル サガ エクリプス』キャラ記録(1)
ロス:タイム:『インペリアル サガ エクリプス』(終)
ロス:タイム:『インペリアル サガ エクリプス』(10)
「史記列伝(2)」 主君への忠義と敬愛にあふれる楽毅の生き様に、諸葛孔明も憧れた 藺相如の「廉将軍は、秦王より強いか?」は古代中国史屈指の名言
パリピ孔明 映画上映中 三国志ファンとして
転生の龍!!乙女の歌声と天下泰平の道🈡劇場アニメ『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』
巨星落つ!!伏龍の涙と転生ロードへ④劇場アニメ『三国志・完結編 遥かなる大地』
2月 グーグル検索順位の発表 諸葛孔明から秘策をもらう
はねぴょん孔明
赤壁に龍は踊る 三章 その10 烏林の朝
赤壁に龍は踊る 三章 その9 曹操からの使者
赤壁に龍は踊る 三章 その8 刃をしのぐ
赤壁に龍は躍る 三章 その7 戦の支度をしたものの
赤壁に龍は躍る 三章 その6 聚鉄山
赤壁に龍は踊る 三章 その4 冷たい風のなかで
赤壁に龍は踊る 三章 その3 帰らない者たち
赤壁に龍は踊る 三章 その2 徐庶、仲裁に乗り出す
赤壁に龍は踊る 三章 その1 烏林の徐庶
いつも読みに来て頂きありがとうございます。 今回の『自分の道は自分で決める!』は如何でしたでしょうか? 東響大学医学部を卒業した10人のうちの1人である、マサの物語でした。 あらすじでも書きました。 父母が道しるべとして警察へ、警視庁へと尽力を注いでいたが、一人息子の正孝は医学部へと進んだ。 「医学部では人体について詳しく教えてくれる。被疑者や犯人を捕まえるには、もってこいな学部だと思うよ」...
ジュンヤの心療に引っかかり、内心を曝け出したのですっきりした。 日本にエアメールを書くことにした。 『お父さん、お母さん。 私は仲間と一緒に毎日を過ごしています。 2人とも元気で。 By Masataka 』 さようならという言葉は心の中だけにした。 だから、私は甘いのかな。 迷わず投函した。 その年の10月。 47歳の誕...
そんな表情をしているユタカを見るのは久しぶりだ。いつぶりだろうと記憶を遡っていたら思い出した。 「そういえば、ボスが骨折紛いなことされた時のユタカの表情ったらなかったぞ」 その言葉に食いついてきた。 サトルは興味津々な顔をして、「なになに」と。 ジュンヤは遠い目をしている。 「そんなことあったね」 「真っ青でドンヨリとしたドス黒いオーラで、この世の終わりが来たみたいな感じだった」 「...
約380個ある鍵のうちの1つ。それを手に、アルフレードはぽかんと口を開けてしまった。ロンドンと並ぶ世界トップクラスの世界都市、ニューヨーク。1524年にフランス国王の命を受けたイタリアの探検家ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノがこの土地に足を踏み入れ、そのおよそ100年後にオランダ人の手によって交易場として築かれた街。そうして今や、アメリカ合衆国のみならず、世界の政治・経済・文化・ファッション・エンターテイン...
居住スペースに移動するとスポーツドリンクのペットボトルを1本ずつくれた。 「ありがと」 「どいたしまして」 4人で喉を潤す。 「そっか、マサのとこは毒親なんだね」 「なに、それ」 「親の強いたレールの上より、自分で歩くことを選んだ。反抗期はないと言っているが、医学部を受けることは反抗の一部だったのだろう。それとフランス行きもだな」 「いい顔されなかった」 「母親とは、得てしてそん...
遠い昔。地図もない世界を歩いた旅人は、夜空の星を道標にした。テレビもラジオもない国で生きた人々は、夜空の星に物語を見た。人智の及ばない出来事に直面したとき、夜空の星に願いや祈りを託した。「月がない漆黒の夜でも、闇にならないのは星があるからなんだよね」今のように電気がない世界を生きた人々にとって深い夜の中に輝く光は、どれほど安心するものだっただろう。太陽のように、大地を隅々まで照らす強いものではない...
良い子でいれば笑ってくれるだろう。 良い成績を取れば褒めてくれるだろう。 そういう思いで頑張ってきたんだ。 それを……。 お母さんは、自分がこうだからって。 自分の好みを子どもに押しつけているのか。 それをなんとも思わずにバカ正直に従っていた自分が情けない。 ヨシと離れろと言われていた理由も分かった。 私の意思はなんだ? 私の思いを……。 お母さんは、粉々に砕いてくれた。 付き合う仲間を親に...
まだ3歳ほどの小さな男の子が大きな瞳を更に大きく丸くし、くしゃりと顔を歪めて泣き出す。何事かと足を止める人々の視線を横から受けながら、ハインリヒは突然のことに成す術もなく固まった。救いを求めるように隣を歩いていたアルフレードを見れば、居るはずの場所に彼の姿はなく。幼子に視線を合わせるようにしゃがんだ彼の旋毛を見つけたとき、心から安堵したのは言うまでもない。「どうしたのー?ぶつかってはいないと思うけ...
中学を卒業するまでヨシと一緒だった。 ヨシは近所の公立高校に行ったが、私は区を跨いだ進学校に進んだ。それでもヨシとは仲が良かった。 水泳をやめて武術を習いに行きだした。 もちろん、ヨシと一緒だ。 近場の道場に通い、2人して空手と少林寺を習った。 大学を卒業しても、私は習いに行っていた。 勉強もそうだけど、武術も段を取ると笑顔を見せてくれるだろう。 褒めてくれるだろうと思っていた。 医学部に金...
熱病に冒されているように頬を染め、焦点の定まっていない鳶色の瞳はしっとりと濡れている。それは、ともすれば熱を分け合う行為で見せる表情にも近く、扇情的な色香でハインリヒは噎せそうになるのを何とか堪えた。琥珀色のブランデーが半分ほど残っているグラスをテーブルに置き、「アル」と彼の愛称を呼ぶ。「なぁーにー?」「…酔っているな。水飲むか?」「ん?ふふ、だいじょーぶだよ」ぽやっとした表情で笑うアルフレードの...
ヨシが近寄ってくる。 「マサ、何か言えよ」 「バカ……」 「俺たち、友だちだろ」 「バカ……」 「それもそっか。俺たち、バカ友たちだもんな」 「バカ……」 「それしか言えないのかよ」 「大バカ」 ヨシは笑い出した。 その笑い声を聞くのは久しぶりだ。 少し力を貰えた気がした。 だから勇気を出して言ったんだ。 「お母さん、ごめんなさい。約束は守ります。だからぶたないで、殴らないで」...
創業1610年。400年以上の歴史を持つその小さな店は、ニュルンベルクの象徴とも言える聖ローレンツ教会の隣にある。レースのような精巧で緻密な彫刻が施されたファサードと天に向かって真っすぐ伸びる2本の尖塔は荘厳で、そのゴシック様式の美しさを前に人々は思わず足を止めるだろう。だが、それを視界に入れることもなく足早に教会の前を通り過ぎた男が居た。街並みを一瞥することもなく、彼は老舗らしい趣ある重厚なドアに手をか...
このスイミングスクールは都内でも有名な所だ。 あのお母さんだって最初は近場で良いと言ってたのだけど、テストを受けて合格したから許してくれたんだ。 そんなスイミングスクールにヨシは、どうやって入れたのだろうか。 帰りのバスでヨシは話しかけてくる。 「なあ、俺ばっか話しているのだけど。マサは、いつも何してるんだ?」 なにも言わず目を瞑って黙っていたら覗き込んでくる。 「おーい。マサー」 ち...
突然の天候の悪化による航空機の運休は、誰にも予想できないトラブルだ。しかし、不測の事態だからと言って何もかもが許されるものでもない。「代わりのモデルを探していますが、この天気ですから難航しているようです」「だが、これ以上のリスケジュールは無理だろう」「今後の編集作業と納期を考えれば、極めて難しいですね」クライアントの意向に合った広告を作ることだけが広告代理店の仕事ではない。1つの広告を作り上げるま...
選択肢はいくつかあっただろうに。何故、あえて“ソレ”なのか。王道と言えば王道だが、何故“ソレ”なのか。しかし、楽しそうに咲き誇る笑みを前に、ハインリヒは言葉を飲み込んだ。「これはまた随分と可愛らしいトナカイですね」「ちゃんと赤鼻まであるんですね、可愛い」可愛い可愛い、と繰り返す部下たちに内心で同意しながらも、トナカイに扮しているアルフレードにハインリヒは脱力した。主治医であるダイトの診療所で、子供たち...
それがヨシと遊ぶようになって、お母さんは変わった。 「付き合う子は選べって言ってるのよ」 「僕は、ヨシ君と遊びたいの」 「正孝っ」 バチンッと殴られた。 挙げ句の果てには、こうも言われた。 「お母さんの言うことを聞かない子は幼稚園に行かなくて良い」 「そんなの嫌。幼稚園行きたい」 「なら、ヨシのような子と付き合うな」 「お母さん……」 「返事は?」 「分かりました」 それをヨ...
最初に気が付いたのは幼稚園の頃だった。 どこからか声が聞こえてくる。 「何に気が付いたの?」 その言葉に促されるように話しをしていた。 母が笑顔を見せてくれない。それが不思議だったんだ。 「体調が悪かったとか」 いや、いつもなんだ。 他の子の親は○○ちゃんとか笑って話しかけているのに、自分だけ呼び捨て。 それに、いくら頑張っても褒めてくれない。 一度、口答えしたことがあった。 その当時、僕...
どんなに小さな光でも食む、柔らかな金糸の髪。きめ細かく、滑らかな白い肌。一度味わえば忘れられない極上の果実のように、甘く瑞々しい唇。穢れなど知らないかのようで、その実、世界の醜さや残酷さと向き合ってきた鳶色の瞳。細い腕は剣を握り、華奢な背中には計り知れないほど苛酷な過去を背負っている。ただ綺麗なだけの存在ではない。ただ護られるべきでも、美しいだけの存在でもない。「っ、は…ふ…ぅん、」蕩けるように甘い...
あぁ、彼はただ護られるだけの存在ではないのだ、と改めて思う。普段の穏やかな微笑みや声音からは想像もできない、苛烈な眼差しにぞくりと肌が粟立つ。それは、恐怖からではなく。神聖なものが目の前に顕現したときのような心地の良い緊張感に、心が高揚する。「オレに触らないでください」声を荒げているわけではないが、凛としたそれは力強く。行き交う人々が思わず足を止める中、ハインリヒは駆け出した。アルフレードが対峙す...
「この中のものを一式、カードで」ハインリヒが黒く輝くカードを無雑作にポケットから取り出し、店員の手に渡すのをぽかんと口を開けて見ていたアルフレードはその流れるような動作を止めるタイミングを見失った。はっ、と気付いたときにはもう遅く。彼のカードを預かった店員の背中は、賑わう店内のどこかに消えていた。「…は、はいん?」「何だ?」「この中のものって、この中のもののこと?」「あぁ。気に入ったんだろう?」ア...
誰かのフォローをするというのは苦手な部類なのだけど、この際だから仕方ない。 そう思い、少しでも笑いを提供してやろうと話し出す。 「そのジュンに、今朝迎えに行ったら不審者呼びされて参ったんだ」 「迎えってなに?」 「毎日、チャーチに送迎している」 「なんで不審者?」 「昨日までと違う顔だから」 ぶははっと3人に笑われてしまった。 「スズメが出てこようとしたから急いで2人を担ぎ上げて...
上等な洋酒をたっぷりと使い、時間をかけて漬け込まれたドライフルーツの甘味と酸味が口内に広がる。その後を追うようにナッツの香ばしさが鼻から抜けていくのを感じながら、アルフレードはふにゃりと笑みを浮かべた。シュトレンを頬張り、もぐもぐと頬を動かすその様は小動物が木の実を口いっぱいに入れている姿に似ていて。ハインリヒもまた、瞳を細めて口端を緩めた。「お前は本当に美味そう食うな」「はっふぇほいひいんはもん...
悲しかった。 なにも言われず勝手に配線も取っ払われて。 だけど隠れ聞いていたジュンヤの言葉で気付かされた。 「黙っていても分かって貰える。そういう存在」 トモ。 私はトモを愛している。 たとえ届かなくても、この思いは揺るぎない物だ。 しかし、サトルの隣に居る真っ黒がマサだとは気が付かなかったな。 「で、そこで隠れてなにをしているのかな?」 「え、他にも誰かいるの?」 サトルが手を出...
“何か”を求め続けていた。己の全てを注ぎ込めるだけの、“何か”。漠然としたその想いを上手く言葉にすることもできず、あの頃はそれこそ手当たり次第だったと今になって気付く。「フェンシングもそのひとつだったんですか?」「そうですね。ですが、その“何か”ではありませんでした」努力をせずとも何かを為す人は居る。だが、他者の目にどう映ろうが、自分がそうかと問われれば違うのだ。確かに記憶力は良い方なのかもしれないが、...
ジュンヤにアドバイスを貰いたくて行く。 背中も見せると、こう言われた。 「諦めろ」 「どういう意味だよ」 「背中は服で隠れる。時間は掛かるが消える。だが顔は今のが地顔だと思え」 「えー」 「色白な顔に色が付いたと思えば良い」 その言葉に応じたのはサトルだ。 「それもそうだな」 「おい」 「物は考えようだよ。色白でいつまで経っても細身でおれると思うな」 「人をなんだと思って」 ...
白いローブの両肩に金糸で十字架を施された赤いストラを掛けたアルフレードの姿は、聖職者そのもので。ハインリヒは微かに瞠目させたあと、ふっと相好を崩した。あぁ、やはり彼は“そちら側”の存在なのだな、と。(…アルが掴むはずだった未来の1つの姿、か…)普通にハイスクールを卒業していたら、育ての親であった司教を追って聖職者になるつもりだった。彼からそう聞いたときは、驚きもしなかった。神は居ない、と口にしながらも...
仕方ない。 こうなると左腕だ。 ケーキ屋に向かう。 ドアを開けると左腕のパートナーが顔を向けてくる。 「こんちは」 怪訝そうな表情をしている。 「いらっしゃいませ」 ああ、やっぱり気が付いてない。 仕方ない、ダイレクトに聞くか。 「ひだ……、サトルは?」 「居ますが」 「呼んでくれる?」 「待ってくださいね」 少し待ってると、サトルは店内に顔だけを覗かせている。 あの子は、どんな...
白。それは、純潔や清純、清浄を表す神聖な色。しかし、故に酷く冷たい色だ、と一面の白銀世界を見つめながらフルアは思った。冬が深いドイツで雪は珍しいものではなく、ミュンヘンの象徴でもある家々のオレンジ色の屋根も今は真っ白に塗り潰されている。車のタイヤの轍もあっという間に埋め尽くされ、吐く息も白い。当たり前のようにあったはずの街の色が、無い。(けれど、これが私にとっては普通だった…)屋根も石畳も仕掛け時...
翌日、ジュンの送迎のために裏口に向かう。が、思い出した。 そうだ、スズメのとこだ。 スズメの中華店の裏口のインターホンを押して声を掛ける。 「モーニン、チャーチの時間だよ」 ジュンの元気のいい返事が聞こえてくる。 「はーい。行ってきます」 「行ってらっしゃい」 裏口を出たジュンはキョロキョロしているので声を掛けてやる。 「ほら、行くぞ」 「不審者っ!」 その声の大きさに驚いた。 ...
無事にパースに帰り着いた。 「うー……、寒い」 「ったく、暑いと言えば、今度は寒いかよ」 「冬だから仕方ないだろ」 ヨットから下りると裏口に向かう。 「ただいまー。2号どんな?」 顔を覗かせると唸ってくる。 「え、なんで」 「真っ黒な顔だ」 「あ、そうか。顔は塗ってないや」 「イヨン、新しいのに替えてやる」 「ねえダウンクリームはどこ?」 「時間掛かるぞ」 ショーンが2...
ミュンヘンは、「人口130万人の村」と言われている。ドイツで3番目に大きく、130万人もの人口を擁する大都市でありながら、小さな村に居るような居心地が良い街という意味だ。近代的なビルも増えてきたが、それらはオレンジ色の屋根が立ち並んだ旧市街の中に見事に調和している。近代的な文明と歴史的な文化が互いの存在を認め合い、その中に流れる時間は穏やかで。ミュンヘンは時代の移り変わりや人々の営みを見守る街であり、こ...
口減らしのために森に捨てられた兄妹が悪い魔女に見つかって誑かされるも、危機的な状況を何とか脱するという有名な童話がある。その童話を象徴するのが、空腹な兄妹を惑わせた“お菓子の家”だ。ジンジャーブレッドの壁に飴やグミで飾られた屋根、透き通った砂糖で作られた窓。童話の中に描かれたその家が。もしも、目の前にあったとしたら。「…これは…本物、だよな…」目の前にあるのは、童話の世界に出てくるそれそのもの。上着を...
今、ショーンはなんて言った? 聞き返そうかどうしようと思っていたら、ショーンは再度言ってくる。 「俺の中に入れるか?」 「入れるとは……」 こう返してきた。 「童貞を卒業させてやる」 「だ、誰が童貞」 「違うか?」 その言葉に返すことができなかった。 ショーンは私の大事な所を握ると、自分の穴の中に押し込む。 「あぅ、ぐ……」 「んー……、いつもと逆だからな」 「あ、あ、あ、あ……」 ...
終わりの見えない長い戦争の中で、一時的な休戦を選択することは決して珍しくない。政治的な理由、資源の枯渇、戦力の不足。理由や状況は様々で、意図的なものから自然発生的なものまで、挙げればキリがないだろう。「俺も何度か経験しました。それこそ、意図的なものも自然発生的なものも」「私たちが知らないだけなんですね」「大規模なものは報道されますけどね…あとは、歴史的なものとか」「あぁ、“クリスマス休戦”ですか」首...
「ん……」 何かを感じる。 これはなんだろう。 とっても気持ちいい。 でも、なにをしているのか気になるので目が覚めてしまった。 「な、に……」 「お、起きたか。もう朝だぞ」 「もう、そんな時間なんだ」 ベッドに身を起こし、ウーンと伸びをする。 ショーンは含み笑いをしているのか、いたずらっ子のような笑みをしている。 「なに、どうかしたの?」 「見事に焼けたなあ」 「なにが」 「その...
人間は1匹では生きて行けないか弱い羊で、その羊を加護し、良い方向へと導く羊飼いが神であると言う。クリスマスツリーによく飾られている赤と白のストライプ模様の可愛らしい杖のオーナメントは、その羊飼いが持つ杖を模したものである。つまり、それは。神が、人間を導くための杖。「ハインはそれを傲慢だって言うんですよ」「傲慢?」「羊が1匹では生きて行けない弱い生き物だと勝手に決めつけるな、って」プラスチック製のオー...
ショーン視点 「マサ」 返事が無い。これは寝てるな。 ヒロの言葉が思い浮かんでくる。 「あのね、人間って寝てる時が一番重いんだよ。だから起きてる時は軽いんだ。知っておくといいよ」 ヒロ。 ヒロ、会いたい。 マサはヒロに似ている。だから抱いているんだ。 本当ならばヒロを抱きたいんだ。 重すぎるのでゴロンと転がしてやる。 スースーと寝息を立てて寝ている。 これはどうしようかな。 このま...
目の前に差し出された真っ白なそれは、空に浮かぶ雲をちぎり取ったもののようで。見た目の質量はあるものの、煙のように輪郭はおぼろげで。微かに甘い香りが鼻腔を擽り、ハインリヒは首を傾げた。「な、何だこれは…」「え?食べたことないの?」鳶色の丸い瞳を更に丸くするアルフレードに、ハインリヒは困惑したまま首肯で返した。菓子だということは甘い香りで分かったが、全く食べ応えのなさそうなそれとの遭遇に戸惑いが隠せな...
パースを出て2時間後、ヨットは赤道付近に近づいたみたいだ。 思わず言っていた。 「熱い」 ショーンはシャツの袖を腕捲りして半袖にしており、下は珍しく短パンを穿いている。どんな格好をしていても様になるなあ。 エンジンを切って止める。 「熱いのと寒いの、どっちが苦手?」 「んー……、どっちだろう。日本には程よいという言葉があるだろう」 「うん。程よい、丁度いいという意味ね」 「日本語って難...
人が人を想うとき、その形は様々あれど。その根本にあるものは等しく“愛情”であると知ったのは、いつだったか。鼻歌混じりにバルコニーで日光浴を楽しんでいるアルフレードの背中を見つめながら、そんなことを考える。たとえば、今。氷点下になることも珍しくないミュンヘンの冬にしては稀な暖かな陽射しを満喫している彼の嬉しそうな姿に、純粋に嬉しく思う。楽しそうな鼻歌に、心が和む。彼と過ごす穏やかな時間が、ひどく心地良...
食料を買い込みショーンの家に行く。 先に2号に水をやり、それから人間だ。 ショーンはムスッとふてくされ暖炉に火を熾している。 「ショーン、どうしてヘソに行きたがるの?」 「まあ、マサが居るならどこでもいいけど」 「いきなり言われても無理だよ。せめて2,3日前に言って欲しいな」 「ところで、えらく綺麗だな。家政婦を雇った覚えはないが」 「月に3回、掃除死に来ているんだ」 「どうして?」...
ひらり、と何かが落ちた。毛足の長いラグの上に直に腰を下ろしていたハインリヒは、音もなく滑り落ちていったそれに手を伸ばして。黒に限りなく近いブラックサファイア色の瞳を微かに瞠目させた。(これは…)小説を読むようにじっくりとページを捲りながら見ていたアルバムのどこかに挟まっていたらしいそれは。トナカイとサンタクロースのイラストが描かれた、クリスマスカード。そこに書かれている文字は見慣れたもので。そっと...
銃を取り出し銃尻の出っ張りではずそうとしていた。そしたら何かに足を噛まれた感がきた。 「え、なに……」 2号がじゃれついているのかと思っていたら、その2号は5匹と対峙している。 5匹の目が今までとは違うことに気が付いた。 「早く外せ」 「う、うん」 出っ張りを引っかけ引っ張る。 だけど中々外れない。 「落ち着け」 「分かってる」 手を噛まれ銃を落としてしまった。 その反動で手錠が外...
人工的な光。所謂、イミテーション。言うなれば、偽物。そんなものに何の価値があるのか、と内心で吐き捨てながら、ハインリヒは不機嫌さを隠しもしないで壁に凭れた。「もう少し取り繕ってください」「はっ、無駄なことはしない主義なんでな」「これも仕事ですよ」やれやれと言わんばかりに肩を竦める部下の苦言も右から左に聞き流し、無理矢理持たされたグラスのワインを煽る。国内のみならず、世界的にも名のある一流ホテルが客...
防弾コート? 「本当にどこも怪我してないのか?」 「うん。だよね、ワン?」 ワンと呼ばれた医者は応じている。 「ああ。擦り傷もない」 その医者に聞く。 「診察の結果は?」 「疲れからくる寝不足」 「それはなんだ?」 「仕事のしすぎということだ。仕事を一つ減らしたらどうだ?」 「なるほど。マサは掛け持ちしてるからか」 「そういうことだ」 GPから出ると2号は寝そべっていた。 ...
キラキラ、と。小さな光の粒が散る。「…Berro…」思わず零れた感嘆は足元に落ち、その上に雪が降り重なった。吐く息が白く染まり、怜悧な空気に晒されている頬や耳がジンジンと痛むほど寒いというのに。上等なスーツの上にコートを羽織っただけのハインリヒの背筋は、ピンと伸ばされている。左手には重たそうなビジネスバックを持ち、右手でモバイルを耳に当てている。誰かと通話しているようで、時折唇が動き、その度に真っ白...
ショーン視点 さて、迎えに行くか。 麻酔銃で、人は死なん。 まあ、心臓になにがしかの病がある奴は死ぬだろうが、マサは大丈夫だ。 ただ寝るだけ。 あんな見晴らしのいい場所で信号が変わるのを待っている状態の人間なんざ楽に撃てる。 目が覚める頃にはヘソに着いているだろう。 ゆっくりと歩いてもいいが、マサを何処かに連れて行こうとしているのが見える。 信号が青に変わると同時にマサはGPに連れて行かれた...
耳鳴りのように鳴り響く、エマージェンシーコール。それは、人の命の悲鳴。救いたくても救えなかった多くの命の悲鳴が、今も耳の奥で鳴り続いているような感覚が消えない。大切な命を奪った酷い雨が降っていたあの日の夜も。医師として初めて命を救うことに躊躇したあの日も。甲高いコール音が連れてくるのは、いつもいつも残酷で苛酷な現実ばかり。医局長にまで上り詰め、長く勤めていた大学病院を辞めてドイツで開業することを決...
ジュンからの魔除けをペンダントよろしく首に掛けていた。1週間ほど経った頃だろうか、冬とは言え、その日はそんなにも寒くなかった。だから中庭で5匹の相手をしつつ意思疎通を図ろうとしていた。 いつの間にか5匹の耳がピンと立ち、ある一点を見つめている。 何かが起こりそうな予感がする。 姿を現したのは1匹の黒い犬。 5匹は唸っているが、その犬はお構いなしに向かってくる。 「まさか、2号……?」 2号は...
でも、他にも気になる言葉があるので聞いていた。 「で、裏ボスってなんだ?」 「だから警視総監の裏ボスだよ」 「はあ?」 「フランスに10年間居たんだ。その間のマサのことも知ってるよ」 「どんなこと?」 「決闘とか」 「決闘ってなに?」 「国立競技場でやってただろ」 その言葉を聞いた途端、思わず吹き出していた。 「まさか、あそこに……。観てたのか?」 「もちろん」 その言葉に、...
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新世紀エヴァンゲリオンのLAS小説に関する記事をまとめたテーマです。 #LAS #ラブラブアスカシンジ #惣流・アスカ・ラングレー #式波・アスカ・ラングレー
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
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薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
まどかが、今 夢中になっているドラマ・音楽番組。 そして、今 読んでいる小説などを 熱く語ります!