個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
赤壁に龍は踊る 三章 その10 烏林の朝
赤壁に龍は踊る 三章 その9 曹操からの使者
赤壁に龍は踊る 三章 その8 刃をしのぐ
赤壁に龍は躍る 三章 その7 戦の支度をしたものの
赤壁に龍は躍る 三章 その6 聚鉄山
赤壁に龍は踊る 三章 その4 冷たい風のなかで
赤壁に龍は踊る 三章 その3 帰らない者たち
赤壁に龍は踊る 三章 その2 徐庶、仲裁に乗り出す
赤壁に龍は踊る 三章 その1 烏林の徐庶
赤壁に龍は踊る 二章 その8 陸口をめぐる意外な顛末
赤壁に龍は踊る 二章 その7 劉備と周瑜
赤壁に龍は踊る 二章 その6 樊口へ
赤壁に龍は踊る 二章 その5 行方を捜して
赤壁に龍は踊る 二章 その4 戸惑いの夜明け
赤壁に龍は踊る 二章 その3 眠りをやぶるもの
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・重松が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
車中はやや重い空気に包まれた。先に口を開くのは絢里しかいないと、伸彦も佐々本さんも思っていたので待つしかなかったのだ。「ごめん、コンビニ寄って」絢里に頼まれて最寄りのコンビニへ「トイレ行って来る。ついでに飲み物、2人共お茶でいい?」「ああ…いいよ」伸彦も佐々本さんも慌てて返事をする。絢里が車から出て行くとすかさず佐々本さんが「最初はあんな感じじゃなかったんです、今日見てびっくりしました。絢里には悪いけどあんなのと付き合ってたなんて親友としてショックです」「俺もびっくりしました。何か相談受けてませんでしたか?」「別れたいってのは、少し聞いてたんですけど、あんな理由だったとは…」「苦しかったんだろ…
(やっぱ佐々本さん、美人だなぁ)「伸!何ポーッとしてんの。則子さんきれいだなぁー、とか考えてたんでしょ!」(何でコイツわかるんだ?) 「バ!バカな事言うな!」「いいよもう、顔に書いてあるんだから」慌てて顔をなでる伸彦「馬鹿…」 伸彦は咳払いをしてから 「えー、先程絢里さんがサラダバー行ってる間に佐々本さんから重大発言がありまして」 「笑笑!何その言い方、選挙にでも出るの?笑」 「うるさい!いいかよく聞け。さっき佐々本さんが俺をイ、イケメンだって!」 そう言うと伸彦の顔が秒速で唐辛子のように真っ赤になった。 「なわけ無いでしょ!聞き間違い、空耳、妄想」 「どんだけ否定するんだ!」 「そんなこと則…
『ねえ伸、昨日の私の行動知ってる?』『これはこれは絢里さん、おはようございます、昨日の記憶があまり、ほとんど、いや全く残っていらっしゃらないんですか?』(わー、この言い方、私絶対何かやらかした)『ねえ、とにかくちょっと来てよ』 「おはようございます」伸彦は普段、絢里の家に入る時は“ごめん下さい”などの挨拶はせずにそのまま絢里の部屋に行く。昨夜は“荷物”があったから呼鈴を鳴らしただけである。「伸くんおはよう、昨日はありがとね」「いえ、別に…」「部屋にいるわよ」絢里の母親はそう言ってから自分の旦那さんに向かって「だから伸くんでいいのにねぇ」(昨日から何だよ!伸くんでって、でって、なんでおめんちの絢…
『のーぶーちゃん!笑笑』(うーわ、コイツべろんべろんに酔ってる!どうせ迎えに来いって電話だ、1億円賭けてもいい)『今わらしは、何処にいるんでちょうか?』『どうせ“太郎”だろ?そこしか行かねぇじゃんかお前』『何でわかるのぉ〜?伸って超能力ちゃ?』 (何だそのお茶は?) 『それともスカートー?』『俺はスカートォでもないし、ストーカーでもない!はぁ…』『ねえスカートォ、迎えに来て』(ほら始まった)『おい絢、側にもっとマシなのいないのか?』『あんたねぇ!スカートォの分際で何言ってん笑笑笑、代わってちょらい!』『もしもしお電話代わりました、佐々本則子です』『あっ!はっ!さっ、佐々本さん!こ、今晩は』『あ…
クリムゾンレッドのテーブルクロスの上には、幾何学模様が編み込まれたアイボリーのテーブルランナー。レース調に透かし彫りが施された白磁の皿と銀食器。テーブルクロスと同色のナプキンはをヤドリギを象った純銀製のリングで丁寧に丸められている。テーブルの中央にはイタリアで縁起物として扱われている黄金色の麦の穂が飾られ、その手前に置かれているのは創業250年の名門ガラスブランドのタンブラー。世界で初めてブドウの品...
深呼吸して店の中に入る。途端に名前を呼ばれる。 「彰君、お疲れ。こっちだよ」 「はい、ちづ………、雅デカ長」 「なによ改まって、変なの」だって、お小言食事とデートだと気分的に違う。しかも、もう1人は女性だし。 「食事はセット物だよ。もう頼んじゃった」 「ええっ」 「食べたい物あったの?」 「いえ、良いです」これはアルコール頼めないなと思い直していると、その女性を紹介してくる。は? なんだって、今、な...
一方、こちらは新潟。今日も彰は千鶴の後を追う。 「千鶴さん」 「彰君、どうしたの?」 「その……、あれは治に渡してくれましたか?」 「あれ?」 「治だけでなく俊平にも渡してくださいねって、頼みましたよね?」その言葉で分かったのだろう。 「ああ、手紙の事か」 「そうです」 「渡したよ」 「ありがとうございます。なら、どうして返事が来ないのだろう……」何かを感じ取ったのだろう、直属の上司である千鶴は溜息を...
ヒマで、本当に暇で仕方なかったというのもあり、ナイフが医学部で教鞭を執っている時間、雅治の実父である副学長は体育学部のある教棟に行っていた。 「え……」 「お、おい……」 「あの人は……」ざわめく中、学部担当は立ち上がると側に駆け寄っていく。 「どうされたのですか? 呼んで頂けると参りましたのに」 「これを教えて貰いたいなと思って」と言って見せたのは、息子から貰ったアーチェリー一式だった。 「これってど...
結婚式のあと、ウィンザー公爵家の若夫妻となったリチャードとシャーロットは、しばらく領地で過ごしてから王都のタウンハウスに戻った。この地で、この家で、これから二人の新たな日常が始まるのだ——。「数日したら非番だから、そのときは二人で街に遊びに行こう」結婚休暇を終え、久しぶりに騎士団の仕事に出かけようというところで、リチャードは見送りのシャーロットにそう言った。唐突だったせいか、彼女はすこし驚いたように目をぱちくりとさせる。「お仕事のほうはよろしいのですか?」「ああ……」タウンハウスに戻ってからの三日間は、不在時にたまった書類などを処理するのに必死で、とても遊びに行くどころではなかった。だが、もうあらかた片付いたので一日くらいなら問題ない。「急ぎの面倒な案件さえ来なければな」「ふふっ、では祈っておきますね」シャーロ...「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編公爵家の次期当主は愛する新妻とデートしたい
副学長は俺にくっついてきたナイフを引き離してくれると、こう言いながらパンフレットを渡してくれる。 「はい、これが英語学部のスケジュール表だよ。これを見て動いてね」最初からさせる気だったのかと気がつく。でも、するのはお試しだけだからな。だから再度強調していた。 「副学長。お試しですよね?」 「そ、そう。お試しだよ」まったく、この2人は侮れないなあと思いながら体育学部の教棟に戻ってきた。そのパンフレッ...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・重松が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
「重荷が人を作る」。それは、約260年もの長きに渡り続いた太平の天下を築き上げた人の言葉だ。不遇の幼少期を経て、謀略と策略に翻弄されながらも戦乱の世の終わりを見届けたその人の真意を知ることはできない。だが、臣下を「宝」だと言って憚らなかったその人の言葉に偽りはなかったのだろう。地位も名誉も、単独では意味を成さない。独りで君主だと喚いたところで、付き従う者が居なければ国は成らないのだ。民が居なければ国...
星々が煌めく美しい夜空に、黒と金の2色に染め抜かれた旗が翻る。それは、「ヨーロッパの父」と呼ばれるカール大帝の戴冠によって産声を上げた神聖ローマ帝国を象徴する色。青空に映える黄金色の旗地とそこに描かれた雄々しい双頭の黒鷲の色は、ヨーロッパにおいて800余年もの長きに渡り栄華と栄光を欲しいがまま手に入れた大国の誇りそのものだ。今からおよそ200年前に滅びてもなお、かの大国は死してはいない。この街で今も確か...
無事に夏休みも終えた9月、前期の後半が始まる。その日の終わり、副学長から話しを持ち出された。オリンピック前にも話しを出された事を思い出す。 「俊平先生、英語科の担当の話しだが、考えて貰ったでしょうか?」 「考えていませんでした」 「だろうね。来年度からになるので考えといてね」 「私は体育学部なので専門違いだと思いますよ」その言葉に即座に反応したのはナイフだ。 「基礎英語とヒアリングだけでもやってみ...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・重松が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
ランチ会が終わると、学生達はホールを片付けていく。体育学部の連中ばかりだ。そうか、これが条件だったのかと納得した。ま、その有り余っている体力の発散方法はナイフが考えたのかな、なんて思っていた。治がいたので声を掛けてやる。 「治」 「あ、先に行ってて」 「分かった」 「あー、ちょっと待って」 「なんだ?」ボソッと言ってくる。 「着替えて来てね」 その言葉にスーツを着ていたんだと思い出す。分かったと返...
一方、こちらは副学長と理事長たち。あきれ顔で言ってくるのはナイフ副学長兼理事長。 「ったく、いつまで経っても10秒挨拶だよな」 「いや、1分以上話したよ」その反論に返ってきたのはマッチョ理事長の言葉だ。 「正確には1分8秒だな」 「マッチョは測ってたのかよ……」フォローしてくれたのは手袋理事長。 「ゆっくり喋っていたから時間かかったのかもね」 「そうそう」嫌みを言ってくるのはメガネ理事長。 「でも、中...
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結婚式のあと、ウィンザー公爵家の若夫妻となったリチャードとシャーロットは、しばらく領地で過ごしてから王都のタウンハウスに戻った。この地で、この家で、これから二人の新たな日常が始まるのだ——。「数日したら非番だから、そのときは二人で街に遊びに行こう」 結婚休暇を終え、久しぶりに騎士団の仕事に出かけようというところで、リチャードは見送りのシャーロットにそう言った。唐突だったせいか、彼女はすこし驚いたよ...
学食のホールがいつもとは違う雰囲気になっている。ホールの奥と真ん中にはバイキング形式で料理や飲物が置かれ、大きな窓があるはずの日当たりのいい場所には大きなパネルが飾られている。やめて欲しい。しかも巨大スクリーンまであるし。これは、もしかしてDVDとか何かが流れるのか?やめてくれー。俺の思いとは裏腹に司会の声が流れてくる。 「それでは、学長の一言ではじめさせて頂きます。皆様、お飲み物はお持ちくださいね...
時の温もりに、12月11日誕生花シロバラ白薔薇師走十三日、葉牡丹―benedictionことん、かすかな響きに耳がたつ。音あわく消された静謐の窓、椅子そっと引いて立ちあがった。「…、」息ひそめて香が乾く、けれど仄かに渋い。ほろ苦い甘い渋さ香る、馴染まない空気にカーテン開いた。「ぁ、」ガラス曇る空、雪を透かして視線が止まる。呼吸ひとつ、振りむいて十字架を仰いだ。「…報いるとき、ね?」想い声こぼれて、足音ひそり扉に向ける。ほろ苦い甘い香まだ消えない、香る軌跡たどらせ扉ひらいた。「おはようございます、どうぞ?」微笑んだ軒先、ポーチの雪だるま動く。さらり銀色こぼれ落ちて、青年が顔を上げた。「…不審者だって思わないんですか?」あ、きれいな低い声だな?けれど言葉が不穏で、可笑しくてつい笑った。「ワケアリな方は見慣れています...師走十三日、葉牡丹―benediction
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危ない、危ない。13時だから12時に出ても間に合うが、30分で用意しないといけない。えっと、何だっけ。メダルとトロフィーも持って行かないと。荷物は解いてなかったので、そのまま荷物を持ち出る。ヒヤヒヤしながら大学に着いたのは12時50分。先に副学長室に行くと、ドアは開け放たれている。 「俊平先生、お帰りなさい」 「ただいま帰りました。遅くなって申し訳ありません」 「ギリギリ間際だね」ナイフのディスが懐かしい。...
今朝はあやうく寝坊するところだったが、スマホのアラームがちゃんと鳴ってくれたお蔭で予定どおり起きることができた。スマホには感謝しかない。 それ以前にベッドがあるお蔭で、僕は寝坊するほどに眠ることができている。ベッドにも感謝しかない。 もちろん寝るために必要なのはベッドだけじゃなかった。枕にも布団にも感謝しかない。シーツはもうところどころ破れかけてはいるけれど、破れないように頑張ってくれているのがわかるから、結局のところ感謝しかない。 羽毛布団からは頻繁に羽が飛び出してくるが感謝しかない。おかげで当初のふわふわ感はどこへやら、すっかりせんべい布団になってはいるが、それが布団である以上は感謝しかな…
賑やかだった会場の音が一瞬消えた気がした。誰もが目を奪われ、口を噤み、瞬きも忘れて、悠然と歩くその人たちを目で追う。1人は、艶やかな黒髪を丁寧に後ろに撫でつけ、シルクが織り込まれた光沢のあるタキシードで均整の取れた体躯を包んでいる。ウイングカラーの白シャツにはクリムゾンレッドのアスコット・タイを合わせ、胸元にはタイと同色のスリーピークに畳んだチーフ。袖口から覗く時計やカフス、靴に至るまで洗練された...
はるかな約束に、12月11日誕生花シロバラ白薔薇師走十一日、白薔薇―InnocentPromise頬ふれる、冷たい朝とひとつの香。「あ、この花よ?」大叔母ふわり微笑んで、息ひとつ凛と白い。まだ明るんだばかりの庭、霜柱さくり踏んで花を見た。「ん…いいかおり、」声こぼれて甘く澄む、唇かすめて香らせる。おだやかで静かな初冬の朝、たたずんだ花にアルト微笑んだ。「でしょう?斗貴子さんはこの香が好きだったのよ、」祖母の従妹が微笑む、その口もと皺ひとつ柔らかい。見つめてくれる瞳まっすぐ聡明で、はるかな面影に笑いかけた。「僕も好きです、」好き、ただ素直な想い香があまい。ひそやかな静謐あざやかな庭、アルトの追憶そっと微笑んだ。「やっぱり似ているのね、なつかしいわ、」なつかしい、そう微笑んで面影やわらかい。写真でしか知らない、それ...師走十一日、白薔薇―InnocentPromise
最終日、点呼の時間より30分前に副学長は戻ってきた。なにやら上機嫌だ。2人揃って会場に向かっていると話を振ってくる。 「俊平先生の呼び名が決まったよ」 「呼び名、ですか?」 「学生時代は長距離のキングだったけれど、今回は違う名前にね」 「違うって……」 「閉会式が終わったら、インタビュー3回、テレビ出演に5社。それが終わったら解散だよ。言葉は大体が決まっている。後でカンペを渡すからね」 「あの、それっ...
特撮で有名な円谷プロの元スタッフのブログです。面白くてためになる「小説」や「お話」「詩」をお届けします。【通常ブログ画面】 からお入り下さい。
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・重松が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
部屋へ戻ると副学長はシャワー室から出てきた。なんか早いなと思いながらでも言っていた。 「副学長は会話できるのですね。ナイフがディスっているからできないものと思っていました」 「英語と日本語だけだよ。あいつは医者だからドイツ語もできるし、全然かなわない」 「医学部は大変ですね」 「それ言うなら体育学部もだな」 「そうですね。でも身体だけでなく頭の中身も鍛えないとバランスよくなりませんからね」 「そう...
開会式が終わると、各々が部屋へと戻る。 「今度、ゆっくり話そうな」 「今、話そうよ」 「最後まで居ないかもしれないしな」 「ジョージって嫌な奴だな。誰も強制帰国されたくないよ」ということで、皆でホールに向かう。ホールにはたくさんの輪があり、その1つに副学長もいた。せめて近くに座ろうと思っていたら、誰かがサッサと座ってしまった。でも副学長の声は聞こえてくるので良しとした。 「懐かしい。でも、よく覚え...
同期一の出世頭と目されていた業田作一郎が、ある日仕事で重大なミスを犯した。彼はその責任を負わされて、このたび離島のワンオペ村へ飛ばされることになった。ワンオペ村はその名のとおり、何から何までワンオペでおこなわれると評判の村である。彼は転勤前から、その噂に戦々恐々としていた。何から何までというのが、どこからどこまでなのかがさっぱりわからなかったからだ。 転勤先のワンオペ村支店に出社する当日の朝から、作一郎はさっそくワンオペの洗礼を受けることになった。この村では、まず新居である自宅マンションの部屋を出る際に、玄関ドアを閉める動作と施錠を、なんと分業ではなくワンオペでおこなわなければならない仕様にな…
目覚めの辰に、11月30日誕生花カレクサ枯草霜月晦日、枯草―incomingofspring枯色、けれど黄金の時。「つめたっ」頬きる風、こぼれた声つい弾む。なぶられる髪あおられて乱れて、毛先あわく冷たく青い。「ははっ、夜明け前がいちばん寒いからな?」ほら、君の声も弾んでいる。笑っている瞳やっぱり明るくて、藍色さざめく原に笑った。「ほんと寒いんだねっ、いつも山の朝はこんな?」「うん、11月にはこんなだな、」話す声さくりさくり、登山靴の底かろやかに響く。すこし滑るようで、つい見た足もと君が笑った。「霜柱たってるな、滑るなよ?」低く透る君の声、足もと銀色あわい。まだ11月、けれど冷厳そめだす山路に瞬いた。「雪がなくても凍るのね?」「凍るよ、山の11月は冬だから、」応えてくれる横顔そっとネックゲイター上げる。口もと隠れ...霜月晦日、枯草―incomingofspring
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・重松が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
新世紀エヴァンゲリオンのLAS小説に関する記事をまとめたテーマです。 #LAS #ラブラブアスカシンジ #惣流・アスカ・ラングレー #式波・アスカ・ラングレー
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
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薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
まどかが、今 夢中になっているドラマ・音楽番組。 そして、今 読んでいる小説などを 熱く語ります!