自称他称は問いません。 歴女の方々の参加をお待ちしております。 (まあ、殿方だって構わないんだけれど……) 「歴史」に関する事を扱ってさえいれば、「オリジナル」だろうが「二次的なもの」だろうが「妄想の産物」であろうが構いません。 特に、何の基準もありません。制約もありません。 参加者が「歴史」的だと感じたことであれば、なんでもトラバしてください。 基本的に、管理者は放置プレイが好きです。
テーマは、参加ランキングのカテゴリー・サブカテゴリーに関係なく、記事のテーマが合えばどなたでも参加することができます。
1件〜100件
僕がジェフリー・ディーヴァーの著作を読むようになったきっかけは「ボーン・コレクター」だ。小説ではない。映画の「ボーン・コレクター」だ。日本公開が2000年で、当時はまだ映画を…
とりあえず、この本の紹介文(キャッチアップ)を引用しておこう。 『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後──。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟”として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在”…
辻村深月の作品を読んだのは、いつ以来だろう。このブログの読了リストでは2011年の「オーダーメイド殺人クラブ」が最後のようだ。その後まもなく「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞して、ミステリー作家として知る人ぞ知る彼女は全国区の作家に躍り出た。そのせいか、メフィスト賞に出自を持つ彼女のダークな世界観が脱色されてしまったかのような本格的な文芸作品が書かれるようになり、新作を心待ちにする気分が失せてしま…
由利麟太朗。横溝正史が生んだもう一人の探偵だという事はずいぶん前から知っていた。ただし、知っていただけで今にいたるまで「由利先生」が活躍する作品を一編たりとも読んだ事がなかった。横溝ファンなら読んで当然の「蝶々殺人事件」でさえ、金田一耕助が活躍するミステリーではないというだけで、ついつい読みそびれてきてしまった。有名すぎるトリックはずいぶん前に知ってしまったくせに、だ。要するにテレビや映画でお…
かつては西部劇というジャンルの映画がたくさん作られた。少なくとも僕の子供の頃にはテレビでも盛んに西部劇の映画が放送された。そういえば、中学生になって映画館で映画を見るようになる頃には西部劇はほとんど見当たらなくなったような気がする。子供の頃にテレビで観た西部劇にしても、僕が生まれる前に作られた名作だったのだろう。そんな西部劇の名作の一つに「シェーン」(1953年)がある。あらためて公開年を調べて「古…
特撮で有名な円谷プロの元スタッフのブログです。面白くてためになる「小説」や「お話」「詩」をお届けします。【通常ブログ画面】 からお入り下さい。
2021年も終わりですね。年末バラエティと紅白歌合戦を行ったり来たりしながらこの記事を書いています。2021年は、私も所属するシャカミス(社会人ミステリ研究会)が本格ミステリランキングの投票権をいただいたこともあって、新刊をいつもより多く読
読書の秋です。皆さん読書してますか?私は買ったのに読んでない本がたまってきたので、時間をみて年内に読んでしまおうと思ってます。さて、小説シリーズも2回目です。今回も5冊に絞ってご紹...
私が今まで多く読んできた”小説”の中からオススメを紹介をしたいと思います。私は経済小説やサスペンスを読む事が多いのですが、漫画同様にリアリティを感じるものが好きです。同じ様な趣味嗜...
銘特にすぐれた物品につける特定の名。「銘を付ける」銘/銘探偵特に優れた探偵であること。探偵を代表する呼称。 byともり前作の『メルカトルかく語りき』から10年。ついに待ちに待った、銘探偵メルカトルシリーズの最新刊が発売されました。ぽつぽつと
今回のおすすめ本は、 葉真中 顕の絶叫です。1人の女性の孤独で壮絶な生き様を現在から過去へ振り返りながら進んでいく物語です。
わが家では、ひとつ またひとつと耳かきが、消えていきます 消えゆく耳かきの謎を解明すべく、名探偵きゅう太郎がついに立ち上がりましたッ!!ーーーーーーーーーーーーー こんにちわ、きゅう太郎です! 耳かき気持ちいいですよね きゅう太郎は耳かきジ
囲碁&将棋がテーマのアンソロジー。囲碁好きなのでわくわくして読み始めたのですが、1作目の新井素子「碁盤事件」であまりに独特な文体に躓いてしまって、読む手が止まってしまいました(;^ω^)お気に入りは深見黎一郎「☗7五歩の悲願」かな。千澤のり子「黒いすずらん」も面白かったです。
少しでも痩せて綺麗になりたくて、せっせと某フィットネスゲームに励んでいる私にはアイタタタ…な内容でした(笑)何にせよ、人は平気で嘘をつくし、自分の見たいものしか見ようとしない生き物なんだということがよく分かる一冊でした。
衣装戸棚の女、ピーター・アントニイの感想。ネタバレなしです。あらすじ七月のある朝少し前、長身巨漢の名探偵ヴェリティはけしからぬ光景に遭遇した。町のホテルの二階の一室の窓から男が現われ、隣室の窓へ忍びこんで行ったのだ。支配人にご注進に及んでい
紅蓮館の殺人の感想です。(途中からネタバレあり)著者の阿津川辰海は1994年生まれの東大ミス研出身。2017年デビューの若手作家。現在27歳。これまで、最新作の「蒼海館の殺人」を含めて4作の長編と1冊の短編集を出版しています。1年に約1本の
九太郎の身に一体何が起こったのか!? ーーーそれは、いつもどおりの日常、いつもと変わらない帰り道に、突如起こったーーー ---「なんで、大切なものって、なくすまで気づかないのかな?」ーーー 謎が謎を呼ぶ大スペクタクル!! ーーー「じっちゃん
スカイレールみどり坂線に立ち寄った後、瀬野駅から山陽本線上り列車に乗車しました。列車は「瀬野八」を登ります。22.6‰あるという連続急勾配区間となります。現在の「瀬野八」では上り貨物列車に限って補助機関車が列車を後押ししていますが、かつては旅客列車も押していたそうです。しかも補助機関車を走行中に開放するといったアクロバティックなことも行われていたそうですね。そのことを知ったのは、むか~しテレビで放映してい...
その昔、フィリップ・マーロウという私立探偵がサンフランシスコを舞台に多くの物語を作った。 強さと優しさの狭間を不器用に生きた男の物語だ。 それを「探偵小説」と、ただ片付けてしまうのは忍びない。 彼は「紙入れ」というものを使っていて、それは「セダン」とか「コンバーチブル」なんて言葉と同じような不思議な響きを私に感じさせた。 豊かなアメリカという標識、象徴があったのだろうか。それは子供の頃の私に強い...
魂手形 三島屋変調百物語七之続(7) posted with ヨメレバ 宮部 みゆき KADOKAWA 2021年03月26日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 語り手1人聞き手1人、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」という三島屋の変わり百物語もこれで7巻目。聞き手も三島屋主人の姪おちかから次男坊富次郎へと変わった。彼になってこれが2巻目となる。
フレドリック・ブラウン「交換殺人」の感想です。海外のミステリは国内に比べると疎いので、少しずつ開拓中のこの頃。「フレドリック・ブラウン」の名前とタイトルの「交換殺人」を書評か何かで見た覚えがあって、神保町の三省堂で目に止まり購入しました。1
互いに面識のない男女十人が孤島に閉じ込められ、童謡の歌詞になぞらえて一人、また一人と殺されていく。今では使い古された感のある設定ですが、読んでいてちっとも古臭さを感じなかったのは、この作品が名作たる所以でしょうか。文章は淡々としているのにとってもハラハラさせられて、ページをめくる手が止まらなかった!
多島斗志之の「不思議島」の感想です。あらすじ《多島斗志之コレクション》二之浦ゆり子は青年医師・里見に誘われ、瀬戸内海の小島巡りに同行するが、その際、ひとつの無人島を目にしたことで、過去の悪夢が甦る。彼女は15年前誘拐され、その島に放置された
七河迦南の「七つの海を照らす星」感想。今回は再読です。最近、同じ著者の「夢と魔法の国のリドル」を読もうとしたのをきっかけに、この作品を思い出して久しぶりに読みたくなりました。結構内容忘れてるなぁと思いながら、初読時の感想の日付を見るとなんと
囲碁のタイトル戦を背景に起こった連続殺人事件と、それを巡る棋士・新聞社・政治家の駆け引きというのは面白かったです。囲碁ミステリーというふれこみだけど、別に囲碁じゃなくてもよくないか?というのが正直な感想。『ヒカルの碁』の緒方先生ファンは、彼のモデルになった人物が登場するのでぜひ読んでほしい!
どんでん返しに次ぐどんでん返しで面白かったです。まさにロンド!真相が明らかになったときには「おおー!」っと唸りました。
昭和の世代なら良く知っていること。 電話のハウリングというもの。 鶴光のオールナイトニッポンでもよく起きたことでした。 最近、エルキュール・ポアロの物語を見て改めて思い出した。 ポアロさんにかかってきた電話を「親子電話」で盗聴していた。 それをポアロは察知した。 そんなシーンがあったのでした。 「名探偵ポアロ」、ヤフーのメニューのGyaoというサービスで映画やドラマなんかが見られます。 &n...
「ミステリの女王」と言われたアガサ・クリスティ。 酒のお供にちょうどいいのがミステリだとアタシは思う。 やっぱり推理小説は「ミステリ」よねw。 不思議現象は「ミステリー」w。 アタシにはクリスティは「駆け落ち」とか「失踪」というイメージの人。 池田理代子とか、関根恵子みたいなww。 うわぁ、お歳がバレるww。 恋のためなら全てを投げ打ってしまう行動力と情熱のオンナだったのでしょうか。 ...
【前回までのあらすじ・・・】 「ネット広告監査」とは、広告の運用を報告して適正であることを保障するビジネスだ。 私の会社は顧客から委託を受け、広告収入やネットの流れなどを監査してグーグル社に報告している。 ある日、私は、コロナに感染した前任者の交代要員として顧客企業の外部監査に入ることになった。 コロナ禍は常態化し、世の中は徐々に適応しつつあった。 顧客会社のビルの入館証をもらうためには、コロナ陰...
【第一章】 その日、私は契約会社に行ってネット広告の監査をする必要があった。 四半期ごとに外から我々ネット監査士が入っていって依頼された会社のデータを調べ、その健全性をグーグルに保障する。 それがネット広告監査の仕事だ。 私の事務所が監査を担当していたその会社は、担当者が新型コロナウィルスに感染してしまい私が交代して監査に出かけることになった。 新型コロナウィルスは欧州で変異種とな...
ある日の放課後、わたる君は横断歩道の向こうから、一人のおじさんが歩いてきて、話しかけられた。「やぁ、やっと会えたな」「おじさんだれ?」 わたる君はおじさんの顔を見た。 どこか自分と似たような目をしている。「親戚の人?」「とりあえず止まって話さないか?」「えっ、横断歩道だよ。信号が赤に変わっちゃうよ」 わたる君が足を進めようとするが、おじさんはわたる君の腕を、がっしり掴んで放さなかった。「助けて...
新人の宇宙警察官は、一台の宇宙船に乗って、宇宙をパトロール中だった。 彼はまだ新人なので、早く手柄を取りたいと常々思っていた。 近々昇級試験があると聞いていたが、いつのことになるか、まだ未定だった。 だから日頃から手を抜かずに、訓練しておかなければならない。 今日も自ら宇宙船に乗り込んで、危険な異物などないか、パトロールに精を出していたのだ。 宇宙には、地球から出たさまざまなゴミが漂っている。...
ある日私は、通り行く人たちが、私のことをじっと見ていることに気づいた。 それはまるで、何か得体の知れないものでも見るかのように、恐ろしそうに、脅えていた。 ふと視線が合うと、すぐに目を逸らすのだ。 子供たちは私を指差して驚き、笑い出す子もいた。 私は何だか不気味に思った。 私の顔に何かついているのだろうか、そう思い、不意に取り出した鏡を見てみたが、いつもと変わらない姿がそこにはあった。 どこへ...
目が覚めると、いつの間にか新人がやってきていた。「やぁ、おはよう。初めまして」「初めまして。ところで……ここはどこだい?」「ここは監獄だよ。入れられた者は、二度と外には出られない」「そんなぁ……」「ほら、あそこに机と椅子が見えるだろう? 看守がいてね、そいつが夜になると、決まってそこに座るんだ。そして僕らを、オリごしに眺める。何か、晩ご飯を持参してくるよ」「僕たちのご飯はいつだい?」「何のん気なこ...
私は走ることが好きだ。 走り続けることで、生きていることを実感できる。 とりわけ、雨の日が好きだ。 体を潤おし、乾いた心に染み渡る。 だから私は、雨の日でも走る。 ある日、私は、友達と賭けをした。 私がよく走るので、一年のうちに、この世界を一周できるか、賭けようというのだ。 体力には自信があったので、私はこれから一年間、走ってきて、必ず戻ると約束した。 友達は、もし私が勝ったら、豪華ディナーを...
飲食店の片すみに、いつも一人のお爺さんが座っていた。 店の店長は、もうその光景にはすっかり慣れていたので、毎日お爺さんに、料理を多めに出していた。常連客へのサービスだ。 店長は、手が暇になると、お爺さんの側へ行き、他愛もない会話を楽しむ。 毎日そうしているうちに、お爺さんは、自分の身の上話を語り始めた。 それによると、こうだ。 お爺さんは絵描きだった。 手にスケッチブックを持って、外を散歩する...
角川文庫の、金田一耕助シリーズ『悪魔が来りて笛を吹く』(横溝正史)を読みました( ^ω^ )購入してから数年ずっと積んでました笑 こんな生意気なこと言ってはいけないかもしれませんが、プロローグで「この事件は後味悪いから、ためらわれるんだけ
「お集まりの皆様、こんにちは。今回は、全世界の各代表者が、お互い競い合うシステムで賞金を勝ち取る、というルールでございます」 司会者のような男が、一本のマイクを持って告げた。 彼を囲むように、世界中から集まった、さまざまな人種の者たちが、輪になって座っていた。「まずは、日本からお越しのタロウさん」 と司会者が言って、タロウと呼ばれた男にマイクを渡した。 タロウは椅子から立ち上がり、マイクで話し始...
ノースライト posted with ヨメレバ 横山 秀夫 新潮社 2019年02月22日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 昨年度の週刊文春ミステリーベスト10 国内部門1位の作品。ミステリー読みではないので横山秀夫は読んだことがなかった。もちろん「半落ち」「64」などは映像作品を見ていて原作のクオリテイィの高さは感じていた。今回、読もうと思ったのは昨年度の「本の雑誌ベスト10」で「ノースライト」はランキングに入らず「別格」になったから。「64」も別格だったらしい。「別格」とはどんな感じ?読まねば、と思ったのだ。 全体の4分の3ぐらいを読ん…
「わー!」「うわーいたい」「重い、足踏んでるよ!」「あ、ごめん」「いったい何が起こったんだ? 突然真っ暗になるなんて」「どうやら、地面が落っこちたらしい」「そんなぁ。ここはオレたちの敷地内だぞ」「そうだけど、もしかしたら他のグループも、この陣地に攻め込んできているかもしれないっていうことだ」「こんな立派な落とし穴作って!」「オレたちより腕は上だ。油断するな」「よし、こんなところにいてもしょうがな...
「今回、全世界中で、お米に合うものは何か、という議論が起きました。最も自分が合うと立候補される皆さんは、前へ進み出てください」 裁判官のような、低い声が言いました。 するとすぐあとから「それはわたしだ」とか「いや、おれだ」という勢いのある声が飛び交いました。「まぁ、静粛に」 と裁判官は落ち着いて言います。「まず、一人ずつ、自信がある者から前へどうぞ」「ではわたくしが」 真っ赤な顔のうめぼしでした...
罪の声 posted with ヨメレバ 塩田 武士 講談社 2019年05月15日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 昨日から「罪の声」の上映が始まりました。主演が小栗旬と星野源、さらに松重豊、古舘寛治、市川実日子他。監督がドラマ「コウノドリ」「カルテット」映画「ビリギャル」などの土井裕康。そして、脚本が「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」「MIU404」などの野木亜紀子。原作は塩田武士の同名小説です。 ううむ、これは期待度大!原作の「罪の声」は第7回の山田風太郎賞、2016年の週刊文春ミステリーベスト10国内部門1位に輝いています…
言語の七番目の機能 posted with ヨメレバ ローラン・ビネ/高橋 啓 東京創元社 2020年09月24日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さてさてさてさて、今回は気になる、気になる、気になる3冊。まずは出た本。ローラン・ビネの「言語の七番目の機能」。ローラン・ビネって大きな話題になったあの「HHhH プラハ、1942年」の作者じゃないですか!!「HHhH 」は確か本屋大賞の翻訳部門の1位にもなってる。刺激的ですごくおもしろかったなぁ。その作者の新作ならば無条件で読みたいのだけど、な、なんか難しくないのか?記号学的ミステリー?でも気…
逃げるは恥だが役に立つ(10) posted with ヨメレバ 海野 つなみ 講談社 2019年08月09日 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す というわけで、発表になりましたね「逃げ恥」の新春スペシャル!1月放送とあるだけでまだ正式な日時は発表されていません。番組ホームページからプロデューサーのコメントを! あの後、みくりと平匡はどんな人生を踏み出していったのか?きっと、あんなことやこんなことが起こるんじゃないかと想像するだけで、私たちも、キャストの皆さんも、そして、視聴者の皆様も、ムズムズしてしまうのでは!?2016年に放送いたしました連続…
きたきた捕物帖 宮部 みゆき PHP研究所 2020年06月01日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す by ヨメレバ 帯に「私がずっと書きたかった捕物帖です」と作者の言葉がある。もちろん宮部みゆきは捕り物もの?もいろいろと書いているが、「捕物帖」と名乗ったのはこれが初めて。「半七捕物帳」を書いた岡本綺堂をリスペクトしているので、このタイトルにはかなりの思い入れがあるような気がする。「新シリーズ始動」とも書いてあるけれど、最初のこの1巻は丸々1冊プロローグという感じがする。最後まで読んで「さぁ、始まり始まり!」という気分になるのだ。
特別版 らくがき絵本 えんぴつ付セット 五味太郎 ブロンズ新社 2020年09月07日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す by ヨメレバ さて、出る本。ちょっと前にも書いた、「らくがき絵本 五味太郎50%」の刊行30周年を記念した「特別版 らくがき絵本 えんぴつ付セット」(9/7)、本日発売です。えんぴつは筆圧の弱い子供にもぴったりの芯が濃くて柔らかいものと7色のマルチカラーのものがセットに。これはちょっとうれしいなぁ。下のリンクで紹介した有名絵本作家によるらくがきコラボも楽しいのでぜひぜひ見てみてください。 個人的に注目している宇佐美まこと…
にほんブログ村6月4日は、「虫の日」です。「む(6)し(4)」のごろ合わせが由来のようです。そこで今回は、「法医昆虫学」という耳慣れない学問を使って事件を解決していくミステリー、川瀬七緒『147ヘルツの警鐘~法医昆虫学捜査官』をおすすめします。6/4は何の日? 『147ヘルツの警鐘~法医昆虫学捜査官』法医昆虫学、という学問が実際にあるようです。ウィキペディアによると、法医昆虫学とは、死体を摂食するハエなどの昆虫が、人間の死体の上に形成する生物
「100日後に死ぬワニ」が完結し、映画化も決定しています。Twitterなどでは様々な考察が飛び交っていますが、私は「ネズミ君がワニ君を轢いた説」を考察していきました。すると、ネズミ君がワニ君を轢いたとしか思えなくなってしましました。今回はそれについて深堀していきたいと思います。
物凄く純度の高い毒を少量、時間をかけて、ワイングラスでゆっくりと、舌の上で丹念に転がして飲んだような読後感……でした。つまり全く爽やかではありません。どこまでも後引く余韻は最悪です(これは褒め言葉と申しますか、褒めるなどという立場ではありませんから、敬意なのですが)凄、かったです……
太刀洗シリーズの短編集。これまで読んだ太刀洗シリーズでいちばん好き。「満願」も面白かったし、米澤穂信は短編がいいなあ。真実の10メートル手前たった10メートル…
今日のなぞなぞ 「神隠しを描いた小説は?」 ここは異界か、現し世か。 あなたは、必ずだまされる。 ……というわけで。 新作小説『神様』をリリースいたしました。 <…
今年下半期の芥川賞、直木賞候補作が発表になりました。芥川賞、ううむ、名前は聞いたことあるけれどちょっと分からない人ばかり。高尾さん、古川さんは芥川賞候補になっていますね。 【芥川賞候補】 ◯木村友祐「幼な子の聖戦」(すばる11月号)1/24発売 ◯髙尾長良「音に聞く」(文學界9月号) ◯千葉雅也 「デッドライン」(新潮 9月号) ◯乗代雄介「最高の任務」(群像12月号)1/13日発売 ◯古川真人「背高泡立草」(すばる10月号)1/24日発売 発売されているのは哲学者の千葉さんの「デッドライン」のみで他は来月以降の発売になるようです。さて、受賞作は? 直木賞、前回は6作全員が女性ということで話題…
まずは訂正。先週の「出る本、出た本」で紹介した宮部みゆき「ほのぼのお徒歩日記」ですが、書いた時点では分かってなかったのですが「著者初のエッセイ集『平成お徒歩日記』に、書き下ろし一編を加えた新装完全版」だそうです。なぁ〜んだ、楽しみにしてたのに。先週分にも訂正入れましたが調査不足ですみませんでした。 さて、出た雑誌。文藝別冊「川上未映子 ことばのたましいを追い求めて」出ました。特別書き下ろし、単行本未収録作品、ロングインタビュー、対談などなどかなり充実した内容。これはじっくり読みたいなぁ。買おう。 文藝別冊「川上未映子 もう1冊、出た雑誌。「芸術新潮」の12月号、特集は「2020年美術展ベスト2…
辻村深月「朝が来る」 情報は前に出ていたのですが、主要キャストがやっと解禁になったので紹介します。原作の辻村深月「朝が来る」、読みたいと思いながらまだ読んでない。ううむ。「殯の森」「あん」「光」などで国際的な評価も高く、東京五輪の公式映画の監督でもある河瀬さんが選んだ原作なのでまたまた読みたい気分に。すでに文庫にもなっていますが、文庫では河瀬監督自身が解説を書いています。どんなストーリーかはアマゾンから。 長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。…
今日のなぞなぞ 「叙述トリック小説のおすすめベスト10は?」 「叙述トリック」が仕掛けられたミステリ10冊をまとめました。 叙述トリックとは…… ある要素を意図的に”語らない”ことで読み手のミスリードをさそう、ミステリの手法で…
というわけで7月も終わりなので、そろそろブログに載せちゃってもいいでしょうか?「本の雑誌」恒例の上半期エンターテインメント・ベスト10が8月号で発表になりました。さっそく1位からダダダッと紹介しますね。 1位 横山秀夫「ノースライト」 ノースライト posted with ヨメレバ 横山 秀夫 新潮社 2019年02月22日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 2位 瀬尾まいこ「傑作はまだ」 傑作はまだ posted with ヨメレバ 瀬尾まいこ ソニー・ミュージックエンタテインメント 2019年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 3位…
ケイトが恐れるすべて posted with ヨメレバ ピーター・スワンソン/務台 夏子 東京創元社 2019年07月30日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す このブログで外国の小説を紹介するのは珍しいのだけど、「ケイトが恐れるすべて」(7/30)は、「そしてミランダを殺す」のピーター・スワンソンの新作なので読まないわけにはいかない。まずはアマゾンの内容紹介を。 ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが到着の翌日に、アパートメントの隣室の女性の死体が発見される。女性の友人と名乗る男や向かいの棟の住人の話では、彼女…
ドロドロ不倫話かと思いきや、入れ替わりモノ。パン作りが趣味の中年主婦と、元ヤンの若いギャル中身が入れ替わってしまう。常識で自縄自縛のおばちゃんと、非ジョーシキ…
結婚相手は抽選で?冗談じゃない!派僥倖……! 派に分かれるよね。タテマエでは、結婚相手は自分で選びたい。そんな、抽選だなんて。とんでもない!って言う人が多いと…
この春、珍しく小説を読んだので記録。読んだ人にもわからない自己満読書感想文です。読み飛ばし推奨。ネタバレもあるから。 タイトルのみ列挙 闇の喇叭真夜中の探偵4…
ただの読書記録と読書感想文です。しかも読んだ人にもわからないような。読み飛ばし推奨。 ちょっと人生が変わっただろうと感じたので、記録しておくことにしました。…
大澤真幸の『現実の向こう』(春秋社)を読んでの発見。この本は社会学者の大澤が、2004年の春から夏にかけて、東京の神田三省堂と池袋ジュンク堂で、「現代」をテーマに行った講演を収録したものである。その内容は多岐にわたっているのだが、松本清張の『砂の器』に言及している箇所がある。つい先月にも東山紀之主演でドラマ化された、国民作家である清張の代表作については、いちいちあらすじを説明するまでもないと思うので、省略させていただく(ご存じなければ各自調べたうえでお読みください)。大澤は、2004年に制作されたドラマ版の『砂の器』をみて、今まで誰も気付かなかった原作の秘密を発見したという。以下にその箇所を引用するが、今回はほぼ引用のみで、僕の私見は付け加えられておらず、また、引用がだいぶ長いことをあらかじめお断りしておく。大...『砂の器』の名前の話
葵の大学生編が始まって、遠距離恋愛も始まって、葵の友達の香織の恋も始まって、どんどん先が気になりだした巻でした。 章ごとの話が長めで三章+掌編だったのもあっ…
6.5巻を忘れて読み始めた7巻。誕生日パーティーの話のところだけ分からなかったので、8巻の前に読むことにしました。 7月~3月までのお話。前以上に最初からいち…
目次を見て「一冊丸々ひとつの話しっぽい・・・これは確実に読み始めたら止まらないやつだ」と分かっていたのに読み進めた6巻。案の定でした笑読み始めた日はプロローグ…
リタイヤ3年目。損切りしない独自の投資方法を模索中。地形・古道・歴史散歩を通した東京の異なる魅力を探索中。
わりとこじらせた本棚かもしれない。誰もが一度は通過するんじゃなかろうか。そうでもないか。 SFの王道。マイクル・クライトン、ロバート・A・ハインライン、フ…
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
エッセイ Blue 24 note.mu こんにちは。ほぼ月刊となってしまいました「Blue あなたとわたしの本」、責任者の智(とも)です。 「以前カクヨムにあった『世間さま』を再読しにいったら公開されていなかったのですが?」というお声を先日いただきました。ありがたいですねぇ、再読しようと思ってくださったことが。 僕の小説は2回、3回と読んでくださる方がけっこういてくださるんですよ。これ、自慢です。だってこんな嬉しいことってないですものね。読んでもらうたびに新たな発見があるようにしたいとも思っています。でも2、3回読まないと面白さが伝わらないというのでは駄目です。1回目から楽しめるものでないと…
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
記事の情報が取得されるまで、しばらくお待ちください。
自称他称は問いません。 歴女の方々の参加をお待ちしております。 (まあ、殿方だって構わないんだけれど……) 「歴史」に関する事を扱ってさえいれば、「オリジナル」だろうが「二次的なもの」だろうが「妄想の産物」であろうが構いません。 特に、何の基準もありません。制約もありません。 参加者が「歴史」的だと感じたことであれば、なんでもトラバしてください。 基本的に、管理者は放置プレイが好きです。
喜多嶋隆が好きな人!管理人は写真で表現します。感想もよし、新刊案内もよし。喜多嶋隆に関することならなんでもOKです。どんどんご参加を!
原作のある作品(ドラマ、アニメ、漫画コミック、ファンタジー小説など)をモチーフにした二次小説、外伝等を書いたら、トラックバック! あなたの思い描くオリジナルストーリーを披露してください^^ 花より男子 君に届け 風の聖痕 機動戦士ガンダムなど ジャンル不問!!
ギャグ小説を書いて、笑いましょう。
アニメ化も決定した赤松中学さんのライトノベル、「緋弾のアリア」に関する記事を書いたらトラックバックしてください。
小説の神様〜作家〜志賀直哉さんについて語れ!
小説1Q84について 『1Q84』(いちきゅうはちよん)は、村上春樹の長編小説。
MF文庫Jライトノベル原作のアニメ「聖剣の刀鍛冶」のコミュニティーです^^ 主要人物 セシリー(CV.藤村歩) ルーク (CV.岡本信彦) リサ (CV.豊崎愛生) アリア (CV.豊口めぐみ)
小説を紹介し、アドバイスし、楽しく友達増やしましょ〜♪
ブログ小説。 少年の頃に負った心の傷を抱えながら、大人に成長をする切なさを描き、幸せや、愛とは何かを問いかけます。
個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
LAS小説に関する記事をまとめたテーマです。
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
妄想でもなんでもオッケー! 気軽に更新してね!
薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
まどかが、今 夢中になっているドラマ・音楽番組。 そして、今 読んでいる小説などを 熱く語ります!