個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
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1件〜100件
老後を豊かに生き抜くノウハウを詰め込んだ定年本とよばれるジャンルがあります。有名な学者さんや有識者の方が語るノウハウは老後の参考になる事が盛りだくさんです。ノウハウ本は、具体的な老後の課題とその対処法が詳細に提案されているものが多く、知れば将来の安心につながる内容が沢山あります。
豊かな老後を暮らすためにはどうすればいいか?お金、仕事、親の介護、健康維持など幅広く未知の世界への心構えが必要。こんな情報をストーリーで楽しめる定年小説というジャンル。垣谷美雨、渡辺淳一、内館牧子、浅田次郎、村上 龍、有名作家さんが描く物語は老後の参考になる事が盛りだくさん。
人生100年時代、健康寿命を延ばさなくては幸せな老後を過ごすことはできませんね。豊かな老後を過ごすために定年小説を紹介してきました。引き続き「老化に負けない豊かな老後」と題して参考書となる書籍をセレクトし勉強していきたいと思います。
70歳が老化への分かれ道には具体的な老後生活の参考書として有効と思われるところがたくさん紹介されています。健康長寿のカギについてと老いを遅らせる生活について要旨をまとめてみましょう。内容を理解して長生きをめざしましょう。
人生100年時代、この言葉もすっかり定着してきました。120歳まで見えてきているとも。しかし、何もしなくて成り行きで長生きできる訳ではありません。寿命が延びることは喜ばしいのですが、大切なのは健康寿命を延ばすこと。幸せな老後を過ごす条件です
供の子供の頃、まんがの本の片隅にこんなことが書いてありました。 だれも通らない所に砂で階段を作っておくと、小人が歩くので砂に小さな足あとがつくでしょう・・・ ワタクシは母の実家のいなかへ行ったとき、裏庭の隅に小さな砂の階段を作ったのでした。 この本を読んでいたら、そのことがふっと思い出されてなつかしくなりました。 さて、この本『だれも知らない国』では、 ぼくがその小さな人に出会った日のことを、こんなふうに書いてあります。 小学校三年生のときだった。 もちの木をさがしにいったぼくは、こんもりした小山や杉林にかこまれた、三角形の平地を見つけた。 小さないずみががわき、まっかなつばきの花のさく、どこ…
「私が出会った一冊 夏目漱石『硝子戸の中』」 「吉本隆明全集28 1994―1997」(晶文社) 全部で30数巻ある吉本隆明の全集(晶文社版)の一冊、第28巻です。市民図書館の
引き続きアジアの旅エッセイです。前回ご紹介したマミヤ狂四郎さんの『アジア裏世界遺産 とんでもスポットと人を巡る28の旅』は、著者みずから率先してトラブルに巻き込まれようとするフシがあり、一般の旅行者にはなかなか体験できないエピソードだらけでした。 一方、今回取り上げる宮田珠己さんの『旅の理不尽 アジア悶絶篇』(1995年)には、アジアを旅する人の多くが経験してきたであろう、ありがちなハプニングが並んでいます。 出だしからこんなふうに書くと〈凡庸な作品なのでは?〉と思われてしまうかもしれませんが、凡庸なエピソードを非凡な作品に仕上げてしまう点が宮田さんの凄いところ。マジでこの人、どうかしています…
100days100bookcovers No.76 (76日目) 田中小実昌『ポロポロ』(中央公論社) すみません。9月4日のSimakumaさんのNo.76からずいぶん時間が経ってしまいました。今回作家は早
◆第521位 『海賊キャプテン・ドレーク~イギリスを救った海の英雄』評価:075点/著者:杉浦昭典/巻数:全1巻/ジャンル:西洋史/2010年 ◆第522位 …
何だか妖怪づいています。前回の『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』はバリ、ランカウイ、沖縄、ボルネオを舞台にしていましたが、沖縄のみならず、日本にも全国津々浦々たくさんの妖怪がいるはずだよな~と。 ならば今度は日本妖怪めぐりをしてみようといった具合です。そこで思い出したのが『水木しげるの日本妖怪紀行』(2006年/新潮文庫)。日本の妖怪を語る上で、妖怪研究の第一人者である水木しげる先生を外すわけにはいきません。 実用的なガイドブック 文庫オリジナルで刊行された『水木しげるの日本妖怪紀行』の本編は、①まず見開きいっぱいに水木先生が書き下ろした妖怪の挿画がドーンと現れ、②次の見開き…
「華氏451度」 著 レイ・ブラッドベリ SF小説の古典ですね。「火星年代記」のレイ・ブラッドベリの代表作です。 アメリカでは、国民的文学のとさえも言われている作品です。 ディストピアものとしては、オーウェルの「1984」と双璧ですね。
◆第511位 『ローマ人の物語Ⅷ~危機と克服』評価:075点/著者:塩野七生/巻数:全1巻/ジャンル:西洋史/1999年 ◆第512位 『ローマ人の物語ⅩⅠ~…
「憂鬱なペンギン」 著 アンドレイ・クルコフ 90年代に書かれたウクライナ人作家の作品ですね。 一見不思議な印象を残す話です。 個人的には、星新一さんのショートショートを長編にして、さらに不条理さをつけ加えればこんな風になるのかな……などと
恋愛小説作家 「愛川耀」 のネコ日記 作家ネコちゃん、近年は著作をもっぱら電子書籍で発表していますが、紙で読みたい方々に向けて、ペーパーバック(新書サイズの…
梅雨の真っ只中。ジトジトした季節には怪談話がよく合います。かの『四谷怪談』だって、かつて四谷が鬱蒼とした湿地だったからこそ、生まれたはずですしね。 そんなこんなで、今回は林巧さんの『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』(光文社文庫)を選んでみました。 なお、ゾクゾク感で暑さを忘れられるから夏に怪談話を多くするようになった……というのは後付け的な俗説らしいです。 先祖の霊だけでなく、怨霊や無縁仏も一挙に帰ってくるお盆に合わせ、鎮魂の意を込めて浮かばれない霊たちの無念を語っていたのが、そもそもの由来。私もさっき知りました。 つまり、本来はお盆の時期に紹介するのが相応しい本だったのかも…
こんにちは!トヨさんです。 本日はおすすめの中国小説をご紹介していきます。 1.小説の概要 【題名】上海、かたつむりの家 【著者】六六(Liu Liu) 【訳者】青樹 明子 【出版社】プレジデント社(2012年出版) 【原題】蝸牛(2007年出版) 今から15年前の上海をリアルに描いた作品です。 この作品は実写化されていますが、あまりのリアルさのため、当局によって放送禁止になっています。 小説の中では、当時の上海について「貯金の増える速度は物価上昇の速度に、永遠に追いつかない」と表現されています。 現在日本においてはも物価上昇が起こっておりますが、当時の上海はその比ではありませんでした。 2.…
100days100bookcovers no75 (75日目) 田口俊樹「日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳この四十年」(本の雑誌社) 100日100冊チャレンジですが、75冊目が回ってきました。これで四分の三ですね。100冊ぐらい
今週のお題「本棚の中身」 はい! いきなりヘンな質問です! あなたはちょっとした知り合いに 本棚「見せてー」って言われたら すんなり見せれます? 私は、きっとためらうな。 と本棚を眺めながら思いました。 本棚って、その人の趣味嗜好が まるわかりじゃないですか? 興味のあること。 好きな作家。 勉強してる本。 写真集。 へぇーこんなの好きなんだぁ 興味あるんだね なんてね。 仲の良い知り合いなら 大丈夫だけど、 ちょとした来客者に 見られる、思われるのが、 なんとも気分的に 心地悪いような 恥ずかしいような。 なので、本棚はリビングに 置かず、寝室に置いてます そして本は、自分の手元に 置いてお…
コインロッカーに捨てられた二人の乳児の破壊の物語は何度読んでも強烈。学生時代に読んだ村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』を再読。考えてみるとこの小説の主人公だけじゃなく、我々も「何かの箱」、コインロッカーに囚われているのかもしれない...。
◆第501位 『宇宙137億年のなかの地球史』評価:075点/著者:川上紳一/巻数:全1巻/ジャンル:宇宙/2011年 ◆第502位 『一万年の進化爆発~文明…
100days100bookcovers no74(74日目) ジョセフィン・テイ『時の娘』小泉喜美子訳 早川書房 ハードボイルド・ミステリーの名作の紹介が2作続いて、次にどうしようか。血管が切れたせいか、歳のせいか、
What)断捨離、ミニマム/シンプルライフ! Why)定期的にこのジャンルの本を読んで、気を引き締めるのです。 How)座禅に通じるものがある、精神を鍛えるシンプルライフ本じゃ! 内容紹介(「BOOK」データベースより) モノが多すぎると苦しい。持ち物は「家賃が高くつく同居人」。 捨てるだけで家は45%も広くなります。フランス・シンプル生活。 目次(「BOOK」データベースより)第1章 身軽に生きる(自分の所有物の多さに気付く/モノを多く持つことの苦しみ ほか) 第2章 「不安」が身軽になることを阻む(お金を失うという不安/貧しくなるのでは?という不安 ほか) 第3章 「決断する」という技(決…
What)小学生向けのプログラミングの本…? Why)小学生のプログラミング教育というのが、具体的に何なのかわからない。 How)それはプログラミングじゃないじゃん、というのがプログラミング教育らしい。 プログラミングの会社が、小学生のために真面目に作ってくれた本だと思う 内容、真摯です。 製作したのは、プログラミングの会社。 小学生のために、真面目に作ってくれた本だという印象を受けました。 「小学生のプログラミング教育」は、我々のイメージする「プログラミング」とは全然違う BASIC COBOL C 違うんです。 こういうの、プログラミングじゃないらしいんです。 私たちの感覚だと、プログラミ…
What)トップガン(1986年)の、続編(2020年予定がコロナで公開が延期してた)。 Why)ドッグファイトが観たい。 How)胸アツ展開。 おっさんホイホイじゃないか −公式による異様に完成度の高い二次創作− タグライン アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。 任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られ…
「ユフラテの樹」 著 手塚治虫 手塚先生らしいテーマ性の強いSF作品ですね。 主人公は高校生の男女三人。彼らが研究発表のために訪れた島で見つけたのがユフラテの樹であり、彼らがその実を食べたことで話が展開していきます。 ようするに、実を食べる
ホルヘ・ルイス・ボルヘス アドルフォ・ビオイ・カサレス 「ボルヘス怪奇譚集」(晶文社・河出文庫) ホルヘ・ルイス・ボルヘス、1899年8月24日 にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、1986年6月14日
「消失の惑星」 著 ジュリア・フィリップス これは傑作でした。 社会テーマ性や文学性が高いだけじゃなく、いわゆる読ませる本でしたからね、ほとんど非の打ちどころがない作品です。 まずこの作品について触れなければいけないのは、舞台がロシアのカム
100days100bookcovers no73(73日目) 矢作俊彦『マンハッタン・オプⅠ・Ⅱ』角川文庫 遅くなりました。 仕事の忙しい時期と重なったこともありましたが、今回は何を採り上げるかなかなか決まらなかったと
恋愛小説作家 「愛川耀」 のネコ日記 作家ネコちゃん、近年は著作をもっぱら電子書籍で発表していますが、紙で読みたい方々に向けて、ペーパーバック(新書サイズの単…
仕事に育児に家事に、それから自分磨きと趣味などなど・・・ 毎日100%活動してもまだまだ満足できないというあなた。 自分の役割をどれもこれも完璧にしたいけれど、エネルギーや時間が足りなくて、 家事が出来ずに落ち込んだり、イライラしているあなたに、ぜひ本書・愛のエネルギー家事を読んでいただきたいです。 一読すれば、ふっと肩の荷がおりて気持ちがやさしくなるのを感じることでしょう。 愛のエネルギー家事・加茂谷真紀著/すみれ書房 お題「我が家の本棚」 ≪感想≫ 仕事を持って、子供を持って、介護をして、ご近所や親戚などのお付き合いやパートナーとの事、なんやかや日々やらなければならないことや、やりたいこと…
◆第491位 『世界は分けてもわからない』評価:075点/著者:福岡伸一/巻数:全1巻/ジャンル:生命/2009年 ◆第492位 『メルロ=ポンティ入門』評価…
砂川文次「ブラックボックス」(講談社) 歩行者用の信号が数十メートル先で明滅を始める。それに気づいてか、ビニール傘を差した何人かの勤め人が急ぎ足で横断歩道を駆けていく。佐久間亮介は、ドロップハン
気温が上昇していくにつれて、当ブログもすっかり夏モードに突入。ハワイ、沖縄、バリ、カオハガン……と、南の島を題材にした作品が続くなか、今回は池澤夏樹さんの『南の島のティオ』(1992年/文春文庫)をピックアップしました。 さまざま人生が交錯する島の物語 『南の島のティオ』は、池澤さんが初めて子ども向けに書いた連作短編集。南の島に住む少年が、小さなホテルを営む父を手伝いながら、ひと癖もふた癖もある旅人や島民と出会ったり別れたりしていく10編の物語です。 もともとは季刊誌『飛ぶ教室』(祝・創刊40周年!)で連載され、1992年に同誌の版元である楡出版より書籍化された本著。現在は、児童文学作家の神沢…
100days100bookcovers no72(72日目) レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』(ハヤカワ・ミステリ文庫) 遅くなってすみません、と書くことすら憚られる遅刻で、いまは、やっと書くことができている
伊坂幸太郎の「殺し屋シリーズ」第三弾、『AX アックス』を読んだ。軽妙洒脱な会話、張り巡らされた伏線と回収、ほんのり温かくなるラストは伊坂作品の真骨頂。今回も存分に堪能。外では腕利きの殺し屋、家庭では恐妻家の主人公が願ったものとは...。
◆第481位 『東国源氏の京都進出』 評価:075点/著者:奥富敬之/巻数:全1巻/ジャンル:日本中世史/1989年 ◆第482位 『ワカタケル大王』 評価:…
「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか」 著 鈴木 忠平 現役時代に三冠王を3度も獲得した落合博満さんの監督時代の話ですね。 作者は当時の中日ドラゴンズの番記者なのですが、落合監督本人だけでなく、選手や球団関係者などから多くの証言を拾
谷川俊太郎・文 白根美代子・絵「あいうえおつとせい」(さ・え・ら書房) 「ことばあそびえほん」という「さ・え・ら書房」という本屋さんが出していたシリーズの1冊です。最初のページに、この絵本の
本はいろいろなジャンルを読むけど、今回は数十年ぶりに伝記を読んだ。とあるポッドキャストの番組が吉田松陰の特集をやっていて、俄然読みたくなったから。勢い込んで上下巻を買ってきたけど、いやぁ、読み終わるまでにかなり苦労した。その理由とは...。
あなたは子供のころ、駄菓子屋さんへ行ったことはありますか? 駄菓子屋さんって、なんだか魅力がありますよね。 ふしぎ駄菓子屋『銭天童』へは、誰もが来られるわけではありません。 幸運を求める幸運な人だけだと、おかみの紅子さんが言います。 お店に並んでいる駄菓子も、「妖怪ガムガム」「招き猫もち」「闇のカクテルジュース」「あかん棒」・・・などなど、駄菓子のようだけど、もっと違った特別な力を秘めたお菓子なのです。 駄菓子を買った人はみんな、それぞれに不思議な体験をして願いが叶うのですが、願いが叶っても、それが吉となるか凶となるかは、あなた次第かもしれませんよ。 ふしぎ駄菓子屋●銭天堂/廣嶋玲子・作/jy…
今回取り上げる書籍は、『何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす』(1995年/新潮社)。いいな~、いいな~、いいな~……と、この本を読み終えるまでに500回くらい心の中で呟いたと思います。 退職金で島を購入? 本題に入る前に、まずは著者である崎山克彦さんの略歴からご紹介しておきましょう。以下、作中で崎山さん本人が書かれているものを要約しました。Wikipediaに載っている年代とは若干異なりますが、たぶんこちらが正解かと思われます。 慶應義塾大学を卒業した1959年に、講談社へ一旦入社した崎山さんは、アメリカ留学を経て、設立間もない講談社インターナショナルに再就職。 やがて同社の役員…
◆第471位 『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』評価:075点/著者:J・E・スティグリッツ/巻数:全1巻/ジャンル:経済/2006年 ◆第472…
100days100bookcovers no71 71日目 馳星周「神の涙」(実業之日本社文庫) 前回の70日目から20日が過ぎました。遅くなってすみません。 「外出が続きます」と投稿が遅れることを告知していましたが、わけ
恋愛小説作家 「愛川耀」 のネコ日記 作家ネコちゃん、近年は小説をもっぱら電子書籍で発表していますが、紙で読みたい方々に向けて、ペーパーバック(新書サイズの単…
「火星の人」 著 アンディー・ウィアー 端的に言うと、火星に行った宇宙飛行士の一人が火星に取り残されてしまって、どうやって生き抜くかと言う話ですね。 文庫版の解説にもありますが、多くの人は奇しくもどちらもトム・ハンクスの主演作である「キャ
あなたは、いらないものを持っていませんか? 捨てたいけど捨てられないもの、 使わないけど捨てるにはもったいないと思うもの、 そんなものがあったなら、作り直しの魔法で素敵なものに変えてみませんか? 作り直し屋・十年屋と魔法街の住人たち/廣嶋玲子 作/静山社 お題「我が家の本棚」 『作り直し屋』の店主の魔法使いは、ツルさんというおばあさんです。 初出は「十年屋」の最初の物語に出てきます。いらなくなった雪だるまをスノードームに作り直してくれました。 ツルさんという魔法使いは、髪がサーモンピンクに染めたボブカットで、ガラス瓶のようなぶ厚い眼鏡をかけています。 その格好といったら、ツバが広い真っ赤な帽子…
前回ご紹介した『マリカのソファー』の続き。今回は著者である吉本ばななさんが、『マリカのソファー』の取材のためにバリを訪れた際のエッセイ『バリ夢日記』(1994年)です。 小説との読み比べ どうやら私は紀行小説の裏話を読むのが好きらしいです。例えば、吉本ばななさんだったら『なんくるない』の取材日記的な『なんくるなく、ない』がそうですし(※詳しくはこちらから)、沢木耕太郎さんだったら『深夜特急』の誕生秘話が窺える『旅する力―深夜特急ノート―』もそう。 少しニュアンスは異なるものの、船戸与一さんの2006年作『河畔に標なく』のミャンマー取材に同行した高野秀行さんが、まったく別の角度から道中の出来事を…
過激な本のタイトルですね。 この本で言われているバカは 学歴などの、頭が良い悪いのバカでは ありません。 なんとなく違和感を感じつつも 現状に満足、もしくは我慢をしつつ 時間を無駄にし、行動をしていない人などの事を 言っています。 読み進めてすぐに 「バカばっかりの環境に居続けるバカ」 とありました。 終始、この本では行動せよ! というメッセジーで溢れています。 ・成功している人って運がいい訳じゃなく、 勝つための情報集めを行っている。 ・環境は選べるし、変えられる ・失敗も重ねれば重ねるほど 経験値がたまり、経験の積み重ねだけが 勘の鋭さを磨く。 ・知識があって行動ではなく。 行動してから知…
日の名残り 10px; width 108px;">日の名残り (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ] 内容紹介(「BOOK」データベースより)ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々-過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。 ★*――――――――――*★**★*――――――――――*★…
藤野可織「爪と目」(新潮文庫) 小説という表現形式は、たぶん、どこまで行っても「誰か」の眼で見た「世界」が、「誰か」によって書かれるほかには書きようがないと思います。その「誰か」が「私」であ
みたび、金関丈夫の『考古と古代――発掘から推理する』(法政大学出版局)から。この中の一章「十六島名称考」で、島根県の、十六島と書いて「ウップルイ」と読む地名の由来が考察されている。金関はその語源を朝鮮のほうに求めているのだが、話はほかの地名にも及んでおり、かつて壱岐に「於路布留」という地名があったが、読みは「オロプル」だったという推論を述べたあと、話題は蛇に転じる。壱岐の於路布留はオロプルだったとわかりましたが、このオロはまた、出雲に現われたヤマタのヲロチのヲロと共通かも知れません。いったい蛇には「ヘビ」「ハミ」「ハブ」の系統の名称の他に「チ」という名があり、水に住むものが「ミヅチ」(水の蛇、竜)、野にいるものが、「ノヅチ」(野の蛇、野槌)などといわれています。(中略)蛇の一名であるこの「チ」は、アルタイ語系の...蛇と生命、その語源
読書術や速読に関連する本って 沢山ありますよね。 私も、気になっていろんな本読んでます。 で、今回は 池上彰さん、佐藤優さんの対談形式で書かれている 「僕らが毎日やっている最強の読み方」 を読んでみました。 もう、頭の仕組みからして違うし、 知識のカタマリのお二人。 到底マネできないとわかっていますが、 ちょっとでも、自分にも使える事が あるかも?! 本の冒頭では、 池上彰さんの研究室。 佐藤優さんの仕事部屋の写真が紹介されてます。 それこそ、このはてなブログのお題にもなってます、 「ホーム画面」も見せてくれてます(笑) ・そしてどんな本を読んでいるのか。 ・どの新聞を読んでるのか。 ・二人の…
横尾忠則「タマ、帰っておいで」(講談社) 市民図書館の新刊の棚で見つけたのですが、2020年3月30日発行ですから、新刊ではありません。 横尾忠則「タマ、帰っておいで」(講談
前回に続いて吉本ばななさんの旅エッセイを取り上げようと、『マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅①』(幻冬舎)を選んでみました。 本書はバリを舞台にした小説と、その小説の取材日記を1冊にまとめたもの。当初は後者の『バリ夢日記』をメインに感想文を書くつもりでしたが、久々に読み返した小説パートにも改めて心を射抜かれ、2回に分けてアップすることにします。 心の傷を癒す旅 まずは『マリカのソファー』について。同作は1994年に『マリカの永い夜』というタイトルで発表され、1997年の文庫化に併せて改題。この時、登場人物の設定も一部変更されています。 幼い頃から両親に虐待され、自分の中に複数の人格を形成す…
田泰弘「紛争でしたら八田まで5~9」(MORNINNG KC 講談社) 田泰弘「紛争でしたら八田まで 9」(MORNINNG KC)が2022年4月のマンガ便で届きました。1巻から8巻が2022年1月のマンガ便でし
◆第461位 『合衆国崩壊』評価:075点/著者:トム・クランシー/巻数:全4巻/ジャンル:政治小説/1996年 ◆第462位 『リエンジニアリング革命』評価…
「スマートな悪 技術と暴力について」 著 戸谷 洋志 この話は、実はわたしが日々違和感と恐怖を感じていたことでした。 タイトルにあるように最近「スマート」という言葉がスマートフォンの普及とともに広がっていて、あたかもスマートであることが正し
糸井重里「ボールのようなことば。」(ほぼ日文庫) なんだか久しぶりの糸井重里です。「おいしい生活」とか「不思議大好き」とか、いまとなってはどこの、なんのキャッチコピーだったのかわからない
前回、小林聡美さんの『アロハ魂』を軸にハワイの話をしたものの、いくら渡航制限が解除されたとはいえ、やはり実際に現地へ行くのはまだまだ敷居が高め。コロナに加え、円安も悩ましい問題です。 そうした背景もあってか、本土復帰50年を記念したNHKの朝ドラ『ちむどんどん』が影響してなのか、もともと人気の高い沖縄が2022年の夏休みの旅行先として大きな注目を集めていると、先日某ネットニュースの記事で知りました。 そんなこんなで、今回は沖縄を舞台にした、よしもとばななさんの『なんくるなく、ない―沖縄(ちょっとだけ奄美)旅の日記ほか―』(2006年/新潮文庫)を取り上げたいと思います。 沖縄に宛てたピュアな恋…
ロシア軍 旗艦「モスクワ」が沈没 米報道官「戦力に影響」nhk2022年4月15日こうした中、ロシア国防省は14日、ロシア海軍の黒海艦隊の旗艦「モスクワ」につ…
佐伯一麦「アスベストス」(文藝春秋) いつの間にか、大家になってしまった佐伯一麦の2021年秋の新刊、「アスベストス」(文藝春秋社)という短編(?)集を読みました。 目次 せき らしゃか
『ミス・サンシャイン』吉田修一映画演劇史の教授の紹介で、往年の大女優、80代の和楽京子(わらく きょうこ)こと、鈴さんのもとで、荷物整理のアルバイトをすることになった大学院生の岡田一心(いっしん)。共に長崎出身だった鈴さんと一心の交流から、徐々に浮き彫りになるのは、被爆で人生が大きく変わってしまった人たちの深い深い悲しみと失った大切な人への思い。何と言っても鈴さんのキャラクターが素敵でした。20代の一心...
『ガラスの海を渡る舟』寺地はるなもっとたいへんな人がいる。その言葉を口にする時、人は自分自身の感情をないがしろにしてしまう。やえちゃんの感じた恐怖は、やえちゃんのものなのに。大阪、空堀商店街でガラス工房を祖父から引き継ぐことになった兄妹の話。兄の道(みち)には今でいう発達障害の症状があり、じっとしていられない、他人の感情がわからないなど、子どもの頃から周囲に溶け込むことができませんでした。妹の羽衣...
中村明珍「ダンス・イン・ザ・ファーム」(ミシマ社) 珍しいことに、4月のマンガ便に字ばかりの本が入っていました。中村明珍という人の「ダンス・イン・ザ・ファーム」というミシマ社の本です。ミ
小梅けいと「戦争は女の顔をしていない(3)」(KADOKAWA) 2022年4月のマンガ便に入っていました。ノーベル文学賞のジャーナリスト、スヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチの「戦争は女の顔をしていない」(岩
◆第451位 『カント』評価:075点/著者:小牧治/巻数:全1巻/ジャンル:哲学/1967年 ◆第452位 『ヘーゲル』評価:075点/著者:澤田章/巻数:…
What)脳科学の紹介ではなく、中野信子さんの「自伝」なのです。 Why)以前読んだ「人は、なぜ他人を許せないのか? [ 中野信子 ]」が面白かったので。 How)周りがひどいよ! と言わずにはいられない。 連休明けはサボって本ばっかり読んでいたいですねー。 サボってもサボらなくても、本を読むのはやめられませんが。でも、忙しいときは娯楽ジャンルを控えたりと、少しは考えてます(笑)。 さて本日はこちら。 脳科学者の本なのできっと面白いだろう! …と思って手にとったのですが… 現代日本の人間関係について、考えさせられることになりました。 序盤を読んですぐに分かりますが、これは「周りがひどい」です。…
「昭和16年の敗戦」 著 猪瀬直樹 総力戦研究所の話ですね。 総力戦研究所とは、真珠湾攻撃によってアメリカとの戦争が始まる少し前に開設された内閣総理大臣直轄の研究所のことなんですが、各官庁・陸海軍・民間などから若手エリートたちを選抜して集
三省堂書店本店が、社屋建て替えのために一時閉店したようだ。板橋の実家に住んでいた頃には、通っていた高校も都営三田線沿線にあったので、毎週のように通い詰めていた。立川に越してからは、そうそうは訪れる事ができなくなってしまった。それでも最近は、確か半年前ぐらいに行っている。JR中央線に乗ってお茶の水…
GWも終わり、そろそろ夏休みの計画を立てはじめる時期でしょうか。先月アップした『週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包』についての記事内で、〈日本旅行業協会が年に3回発表する人気旅行先ランキングを遡って見てみたところ、コロナ前の数年間はハワイと台湾が1位を競い合っていた〉と書いたものの、夏に限定するとハワイは2015~2019年の5年間のうち4回1位を獲っていました。強い! 渡航制限が緩和され、〈今年の夏はハワイに行こうかな〉と考えている方もきっと少なくないはず。そんなわけで、今回はハワイを舞台にした『アロハ魂』(2009年/幻冬舎)を紹介したいと思います。 小林聡美×ハワイ!? 本著を書かれた…
松本大洋「ルーヴルの猫(上・下)」(小学館) いわずもながですが、こちらが上巻の表紙です。で、下が下巻です。 2022年の4月の終わりのマンガ便に上・下二巻で入っていました。松本大洋
商品を見る→カラスの親指 道尾秀介 946円 人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。 意気投合した二人は今日も人様をペテンにかけるのだ。 ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。 やがて同居人
郡司芽久「キリン解剖記」(ナツメ社) 解剖はいつも突然に 私とキリンが紡ぐ研究の物語を始める前に、まずは私の仕事である「キリンの解剖」について具体的にお話ししようと思う。キ
前回の記事では、本書のテレビドラマ草創期の苦労話をすっとばしてしまったので、そこか…
久しぶりにブログを更新。『マクサン式Webライティング実践スキル大全』の本を読みました。ネタバレしない程度の内容と感想&個人レビューをまとめます。ブログ初心者は実績のある著者たちから情報収集をして、ヒントを探すのがおすすめです。
スタート! ドイツ語A1 作者:岡村りら,矢羽々崇,山本淳,渡部重美,アンゲリカ・ヴェルナー 白水社 Amazon 今のところA1、A2、B1レベルの3冊が出版されている『スタート!ドイツ語』シリーズ。去年A2から入ろうとしましたが難しすぎて、、A1を買い直しました(笑) 皆さん、本はちゃんと中身を見てから買いましょうね(笑) 著者は全員獨協大学の外国語学部ドイツ語学科の教員で、全員NHKのラジオやテレビのドイツ語番組で講師を務めた経験があるらしいです。 今一通りA1を読み終わりましたが、内容は悪くなかったです。実用的な基本表現が抑えられてます。同じ表現が何度も何度も出てくる構成が良いですね。…
今年3月に国会演説を行ったウクライナのゼレンスキー大統領が、〈ウクライナ人は日本の文化が大好きです〉と前置きし、オレーナ夫人が目の不自由な子どもたちへの支援プロジェクトに参加した際、日本の昔話をウクライナ語でオーディオブックにしたエピソードを語っていました。 私は演説を聞くまで、日本の昔話がウクライナで親しまれていたことを知りませんでした。夫人が朗読したのは『桃太郎』と『2ひきのかえる』。YouTubeの公式チャンネルにアップされていた音声を聴くと、何だか不思議な気持ちになります。 youtu.be youtu.be なお、再生数に応じて多少の広告収入がウクライナの地域団体に入ると思うので、ぜ…
松井五郎さんが運転する空いろのタクシーには、 ときどき、ちょっと変わったお客さんが乗ってきます。 ちょっと不思議なお客さんといったほうがいいでしょうか。 そんなときでも松井さんは、快くタクシーを走らせていきます。 するとタクシーは、ときどき不思議な場所へと走っていって・・・。 車のいろは空のいろ 春のお客さん/あまんきみこ作/ポプラ社 お題「我が家の本棚」 春のお客さん 林のそばのほそい道を、空いろのタクシーが走りだしました。 「なの花橋のちかくの、いずみようちえんまでおねがいします。」 客せきでそういったのは、わかいおかあさん。そのそばに、小さい男の子が五人、そっくりのまるい顔をならべていま…
◆第441位 『ローマ五賢帝』評価:075点/著者:南川高志/巻数:全1巻/ジャンル:西洋史/1998年 ◆第442位 『春の嵐』評価:075点/著者:H・ヘ…
谷川俊太郎 作・松本大洋 絵「かないくん」(ほぼにちの絵本) 谷川俊太郎の「詩」的な散文があって、松本大洋の静かな絵があります。ちょっとページをめくって中をお見せしたい誘惑にかられるのですが
個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
LAS小説に関する記事をまとめたテーマです。
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
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薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
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