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ブログみる案件きた!ブログリーダー - くろのお金ブログ

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  • 1位

    世相ユーモア短編集 -27- 朝ぼらけ

    朝ボケではない。朝ぼらけである。^^あんたは朝から何を言ってるんだっ!!とお怒りの方もおられようが、今日のお話は、[朝ぼらけ]なのである。^^[朝ぼらけ]といえば、百人一首で詠まれた二首の短歌が思い出される。━朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に触れる白雪━━朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに現れ渡る瀬々(せぜ)の網代木(あじろぎ)━の二首である。カルタ大会だと、♪朝ぼらけぇ~~♪と詠まれただけではどちらの札か分からず、二人の対峙する取り手は手を出せない訳だ。枕詞の次の[あ]か[う]で、サッ!!と瞬間に腕が伸びる訳である。このような分からない現象が政治の世界にも見られる。一時は同じ民主党だったものが立憲と国民という二つの政策集団[議席数により単独では政権を作れない組織]に生まれ変わり、他の政策集団とともに残念...世相ユーモア短編集-27-朝ぼらけ

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  • s1232 交番

    昭和30年代から40年にかけて沖縄出身者の心はかなり荒んでいた。 パスポートや離島と言う経済的なハンディ、或いは孤独や孤立等が原因だったでしょう。 犯罪のニュースには沖縄の苗字が結構出てきたのである。 それが偏見となってアパートには沖縄出身者の入居お断りという看板が出ていた程である。 ひかるは結婚にもろに反対され、最後は「犬や猫がくっつく訳ではない、式くらい挙げたらどうか」という相手の言葉に了解が取れたと飛び上がらんばかりに喜んだ。 しかし一緒にいたい気持ちが先走りし、結婚式の事など全く考えていなかったのです。 急ぎ結婚式を挙げなければと考えるのですがまったく金がありません。 悩んだ末、交番へ駆け込みました。 まだ24歳で明らかに田舎っぺの顔、沖縄の顔つき。 式を挙げなければ結婚出来ない、深刻に結婚したいと言う悩みは、なんと奇跡が起きたのです。 交番のお巡りさんが任せておけ、と引き受け警..

  • s1231 価値感

    最初から結婚をしないと決め込んで生きて来た友人を数多く知っておりますが60代になって大きな分かれ道が出てきます。 経済的にも余裕が出来これから友人仲間と数多く付き合って人生楽しむという事になるのですが、ところがどっこいそう簡単には行きません。 周りの話題は子供や孫の話、嫁さんの悪口であったり亭主がどーのこーのであったり、病気の話題であったり殆んど話題に入っていけません。 結果的に同年代の人達と輪になって楽しむ、が人間性や価値感に大きな違いが出、孤立して行きます。 若い時には予測出来なかった事が目の前に出てきます。 ですから年寄りの言う事と聞き流さずに、人生の総仕上げ、出来れば結婚をするのが一番ベターではないかと言います。 結婚感についても、例えばイケメンである程度金持ち、ちょっと条件を付け過ぎではないだろうか。 若い時から金持ちと言うよりは、二人でゼロから築き上げる過程が一番楽しいので..

  • s1230 結婚

    私の場合両親が80手前で他界しました。 たぶん私は80歳までは生きられるだろうと考えております。 現在78歳、あと2年後には鼓動が止まる計算になります。 私の人生は80センチの物差しで考えておりましたがもう2年先なんて言うのはあっと言う間に過ぎてしまいます。 人生最後の総仕上げ、悔いのないようにしたいのが今の段階です。 出来れば85歳90歳まで生き延び、ひ孫の誕生、そして鼓動を重ね合い、鼓動がひ孫まで伝わっているんだと言う実感を感じたいのが一番の願いです。 最近テレビで結婚をしないとか或いは子供を作らない事を自慢気に話す人がおります。 私の考え方からすると鼓動を己の代で止めてしまう、本当に自殺に等しいのではないか、と残念でしょうがありません。 子供が出来ない場合はともかくとして、親から引き継いだ鼓動、己の代で止めてしまう。 あってはならない事だと思います。 確かに子供がいなければ金もかか..

  • 世相ユーモア短編集 -31- 速(はや)過ぎる

    最近の慌ただしい世相に、思わず時の流れが速(はや)過ぎると思うのは私だけなんですかね。^^車社会になってしまったからかも知れません。^^木地師の村吉は山へ入り、器になりそうな木を探していた。これはっ!と思える木を適当に切り倒して適当な寸法に裁断して山裾の製材場へと運び、製材後の適当な寸法の木を加工小屋で個々に器にするのだ。この山では木地にするまでで、漆の塗りは山を下りた村でやっていた。その村にも最近は隣町から車が頻繁に出入りするようになり、どことなく時の流れが速くなったな…と村吉は思うでなく感じていた。「村吉さん、腹が減りましたね。そろそろ昼にしましょう…」仕事仲間の山神はそう言うと、チェーンソーのスイッチを切った。喧しいほどの音が半減し、村吉も切ったことで山に静けさが戻った。その静けさは人が忘れつつある...世相ユーモア短編集-31-速(はや)過ぎる

  • 世相ユーモア短編集 -30- 夢

    夢といえば、大まかに言っていい場合を思わせるが、悪夢となる場合もある。最近の世相はどうも暗く、夢であって欲しいような出来事が多い。国と国との戦いが現実に起きているが、これなどはもう、夢であって欲しいと願う今の世相に他ならない。疣川(いぼかわ)は夢を見ていた。自分が総理大臣になったもの凄く厚かましい夢である。^^『財政再建法案を成立させる第一段階として必要な二兆五千億円の財源を、どう捻出するかだが…』『総理、それは私にお任せを…』黒子(ほくろ)官房長官が、どこからともなくスゥ~~っと幽霊のように疣川の傍(かたわ)らに現れ、話に加わった。夢の中だから、スゥ~~っと幽霊のように現れ、スゥ~~っと消えられる訳である。^^『そうか、君がね…。では、そうしてくれるか…。当分は官房機密費で、と私は思っておったんだが…』...世相ユーモア短編集-30-夢

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