三高流行の今時、しっかりした考え方に、感心させられました。 確かに三高に越した事はないはずですが、世の男性に求められているのは、外見や条件よりも、その人の持てる、内命的な考え方や個性、生き方ではないだろうか。 夢を語り、人生を語り、一緒になって、人生ドラマを築き上げて行こう、と真剣に取り組む姿に、本当の男らしい魅力が感じられるのです。 燃える男の情熱、希望に胸膨らませ、光り輝く瞳に、心惹かれる女性が現れるはずだ。 見果てぬ 夢がある限り! たった一度の人生なら! 試してみよう この人生! 必ず 結果が出るはずだ! 何を言われようとも、たった一人の、自分だけの夢を持ち、未知なる道を求め、見た事のない、他人の真似事でない花、人生の一輪を咲かそう・・ そして人は、泣いても笑っても、黙っていても年を経りますが、この世に生まれた以上、幸せを求めない訳にはいきません。 生まれたい、と望んで生まれ出..
子供の頃、日めくり暦でしたがこの暦、不思議と夢が詰っていた事を思い出します。 誕生日や夏休み迄あと何枚かと、1枚1枚めくる楽しみ。 夏休みが日1日と過ぎ、宿題の重みがヒタヒタと乗しかかり焦る日々。 年末には、ほんのチョッピリと薄くなった暦をめくり、お年玉までもういくつ寝ると、とウキウキ。 そして一年間の反省。 元旦には、分厚く真新しいページをめくり、新学年や今年1年間の夢を見る。 昔の子供達は暦をめくり、知らず知らず日1日を重ねる意味。 夢が積み重ねられていたのです。 日めくり暦、今の若者達にもぜひ利用し、常に夢を膨らませ続けて欲しいものです。 そして、夢を追い求め、40年が過ぎた今、人間は、パンのみに生きるものではない事が、本心から理解できるようになりました。 貧しくても、夢のある人生、自分の考えた通りに生きられる人生が最高の人生で、夢のない、老いを待つばかりの人生は、最大の苦痛なので..
そして、少年の求めた魔法の箱は、当時の状況下、あまりにも大きな夢でした。 好奇心旺盛なひかる少年は、諦める事なく、心に秘めて上京するにも、三千円の家賃さえ遅れがち。 オーバーが買えない、初めての冬、「沖縄だってね〜、死んだ亭主のオーバーだから、着な、家賃は出世払いでいいよ!」と励まし、慰めてくれた大家のおばちゃん。 オーバーを着た時、湯気が出る程、ぽかぽか暖かかったのは、忘れられません。 トラックの助手時代、寮費は心配するな、と声をかけてくれた社長。 卒業時、「決して悪いようにはしない、我が社に留まれ!」、と言われましたが、どうしても、テレビの世界を求めたいと、丁重に断りました。 苦しい中で初めて鼓動に触れ、自分にとっては、夢を追い続けるしかない! たとえ、苦しみが続こうとも、進むしかない、と言い聞かせ、自らの手で、全国へ映画を放送した時、思わず流れ出た、歓喜の涙は、生涯忘れられません。..
「さて、どうするか…」口橋は足元の革靴を見ながら言うでなく口を開いた。山道を歩くには分不相応な靴である。「かなりの距離ですかね?」「さあな…。今の男も行ったことがねぇ~って言ってたからな…」「どうします?」「どうしますも、こうしますも、ねぇ~さ。俺達ゃ刑事なんだぜ。行くしかねぇ~だろ、鴫田」「ですね…」二人は初老の男に言われた麓の細道からゆっくり登り始めた。鴫田のショルダーバックの中には、コンビニで買った茶のペットボトルがまだ、半分ほど残っていた。口橋はいつも水筒を肩から掛けて捜査する刑事で、署内でも有名だった。十五分ほど右に左にと登ったとき、前方の樹木の間に庵(いおり)らしきものが見えた。「口さん、あれは?」「婆さんの庵か…」二人はその庵らしき樹々が繁る地点へと少しづつ分け入っていった。数メートル前まで...ユーモア推理サスペンス小説無い地点<12>
HOSアディ環境でグランドマスターになりました! 1500くらいまでは絶望ドラゴン、1500~グラマスまではトリモン入りテイカーネクロ一本でした。 使ってみ…
「すいません…」口橋(くちばし)は玄関扉横のチャイムを押し、声をかけた。しばらく待っても応答がない。口橋は再度、チャイムを押した。『ピンポ~~ン』と響く音が建物の内部からしたが、やはり応答がない。「留守ですかね…」鴫田(しぎた)がボソッと口を開いた。「…かな?」口橋はもう一度、チャイムを押そうとした。そのときである。息を切らせた男の声がした。『は、はいっ!二階にいましたもので…。あの、何か?』「警察の者です。ちょっとお訊(き)きしたいことがありまして…」『今、開けますので…』バタバタと入口へ近づく気配がし、ガチャリ!とドアが少し開いた。中から初老の男が二人を覗き込み、ドアチェーンを外した。口橋と鴫田は玄関へ入り、警察手帳を背広の内ポケットから出して提示した。「麹町署の口橋です」「鴫田です」「はい…」「この...ユーモア推理サスペンス小説無い地点<11>
坂本トンネルの前方左側道路横に車の一時休憩場が見えた。「西東京バス、坂本園地か…。よし、ここで変わろう!」口橋は、すっかり疲れていた。鴫田は口橋の言葉を聞き、口さんも年だな…と、思うでなく思った。^^車を止め、二人はしばらく休むことにした。途中のコンビニで買った茶のペットボトルとサンドウイッチでとにかく腹を満たした。「口さん、来過ぎたんじゃありませんか?しばらく走れば峰谷橋ですよ…」「…だな。だが、鴫田(しぎたに)、婆さんが籠りそうな地形じゃねえか…」「それもそうですね…。民家が見えれば、ここら辺りで止めましょう…」「ああ、このままじゃ甲府へ抜けちまうからな…」意味もなく二人は、ははは…と呵(わら)い合った。峰谷橋を越えた地点に自由乗降バスのパーキングエリアがあった。とはいえ、トイレと駐車スぺース以外、店...ユーモア推理サスペンス小説無い地点<10>
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