ひかるは15歳時、四角いブラックボックスTVの解明を目指し、生涯天職として貫きました。 早い時期に方向付けが出来、その分幸せが大きかったと思います。 親からもらった己の鼓動、いずれ止まる宿命を背負っています。 昨夜来 一分たりとも休むことなくポコンポコンと何んのため、これから先、何んのため・・ 全ての人々が境遇は違うかも知れませんが、一人一人鼓動に対する哲学が必要です。 恋人がいてこれから結婚する人なら結婚と鼓動、或いは子供に対する考え方の鼓動哲学があっても良いと思います。 50代の人ならば孫の事も想定した鼓動哲学が必要でしょ。 70代なら孫と家族、先祖と子供に対する考え方の哲学があっても良いのではないだろうか 私は初めて孫が出来た時、孫を抱いてお風呂に入りました。 母親の匂いと違う為か、孫は小さな手足をばたつかせ、ありったけの声で泣いておりました。 耳..
聞いた話ではあるが、ある男が弁護士になるのだと言って司法試験を受けたそうだが、20回を数えても合格出来なかったそうである。 年も50を過ぎ、奥さんが子供達の教育資金もままならないので、諦めて欲しいと懇願。男は挑戦する事に意義がある、と女房を一喝。 70歳過ぎて亡くなるまで合格出来なかったそうだ。 何のための人生だったのか・・ 立派な風貌と弁も立つ、他の事をやっていれば素晴らしい人格者に成っていただろうに、と笑い話になってしまった。 若い内に己の脳質を少しでも検討すればよかったのに。 私は脳学者ではない、個人的な勝手な脳内酵母論、信じるか否かは個々に任せる。 自分なりにどのように舵を取るかによってその結果に幸せが感じられるのではないだろうか。 ここで自分なりに思った通りに生きる事がなかなか難しい。 人は産声を上げ、無の状況から色々見聞き、脳内に知識を蓄え、二十歳までは親の庇護の下に生き..
ひかるは中学迄ランプで育ち、地区に高校は理系が無く商業科、簿記そろばんを勉強せざるを得ませんでした。 その後人生をやり直すべく東京へ出、理系の専門学校へ通いテレビ局へ入ります。 当時のテレビ局は IT の最先端企業で、夜間の専門学校で2年間理系の勉強をしたからとて、とてもテレビ業界は務まるような所ではない、と悩みました。 しかしよくよく考えると父は南の小さな島で手先が器用で、お土産物など小物を内職として夜な夜な作っておりました。 いわゆる物作りの得意な父だった事を思い出し、私にも物作りという点ではたぶん大丈夫ではないだろうかと考えました。 そこからテレビの番組作り、物作りに通じるのだと考え、天職として一生番組作りをして見ようと腹に決めのです。 40年間勤め振り返ると、やはり間違いではなかった、番組作り物作りが一番向いていたんだと納得しています。 これから羽ばたく若者には是非、己の先祖や..
世の中の動きは本人の意思に関係なく動いていく。その動きに抗(あらが)う者は挫折し、従う者だけが世の中に溶け込んでいくのである。抗うこともなく、かといって従う訳でもない者は、ただ世の中の流れの中で浮かぶ木の葉のように流されていくだけだ。鏑矢(かぶらや)も流れに浮かぶ木の葉のように、ただ流されて生きる男だった。『鏑矢さん、専務がお呼びです…』内線が課長席に座る鏑矢の耳に聞こえた。秘書課の藤尾美香からだった。美人の美香は若い男性社員達の中でマドンナ的存在として獲得合戦の的になっているOLだった。「分かりました…」いつもの図太い鏑矢の声が緊張で高くなっていた。鏑矢もすでに三十路に入り、そろそろ身を固めるか…と思う年齢になっていた。そうは思う鏑矢だったが、世の中の流れは鏑矢のそんな思いとは関係なく、日々の仕事の雑念...雑念ユーモア短編集(75)世の中
対馬・壱岐 島めぐりの旅 20 ツアーで旅することのメリット・壱岐土産
さてさて。ここらでひとくさり、ツアー旅のメリットなんぞを語らせていただきましょうかね。上の写真は壱岐の島をめぐる我らの足、玄海交通さんの観光バスです。ご覧の通り全面に壱岐の観光スポットが貼り付けられており、港でこのバスに迎えられた瞬間から旅気分が盛り上がりましたねぇ。対馬のドライバーさんもそうでしたが、こんな大きな観光バスを、島のけっして幅広とは言えない山道小道にいれるドライビングテクニックは見事...
今までXでは、メタバース「セカンドライフ(通称SL)」中心で、たまに仕事やリアルのことなどを呟いていました(プロフ画像がSLのアバターです) でも最近は……こ…
車通勤しているし、日々の生活にも車は必須なのですが今年で新車購入から12年目に突入、距離ももうすぐ14万kmになるので相当ガタがきています 信号待ちや渋滞で一…
ふと、思いつくことがある。それは、その瞬間まで考えてもいなかった考えで、矢橋は、さて、どうしたものか…と迷う雑念に苛(さいな)まれた。やらなくてもいい…と考えれば確かに今、やらなくてもいいことなのである。ただ、してしまった方が明日はどうなるか分からないから、やっておいた方が賢明といえば賢明だ…とも思えた。そんな雑念に苛まれた矢橋の動きはピタリと止まってしまった。矢橋は居間で茶でも飲むか…と思いながら取り敢えず台所へ行った。思いついた内容をするには材料が一つ足りないことにふと、矢橋は気づいた。矢橋はそのことに気づいたとき、茶を飲むことを忘れていた。材料が足りなければ思いついたことも出来ない。そんなことで、矢橋は、まあ、いいか…と、思いついたことを先延ばしにすることにした。それから半年が経過したが、矢橋が思い...雑念ユーモア短編集(74)思いつく
わんちゃんの好きなところは?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう わんちゃんは愛情表現がストレートなところが好きですね U・ω・U 押しが…
夢を見ましたw ビートルズのライブを観に行っている夢でステージではマッシュルームカットにスーツ姿の若き日の4人が「And I love her」を演奏していま…
水で柔らかくした干し柿を一週間ほど食べ続けていた篠塚は、まだ食べられるだろう…と、夕食後、一つ齧(かじ)った。味は甘く、少しもダメになっていないように篠塚は感じた。『なんだ…ちっとも傷んでないじゃないか』そう心で呟(つぶや)くと、篠塚は二つ目の干し柿を齧った。『まあ、今日はこれくらいにしておくか…』篠塚は、そう思うでなく湯飲みの茶をガブリと飲んだ。その十分後、篠塚の腹は少し鬱陶しくなってきた。痛くはなかったが、トイレへ行きたいような感覚が篠塚を襲ったのである。仕方なく篠塚はトイレでコトを済ませた。少し緩くなっていた大便だったが下痢ほどではなかったから、さほど気にせず篠塚はトイレから出た。『二粒ほど飲んでおくか…』雑念を感じた篠塚は、念のため丸薬を二粒飲んだ。就寝したあとは何事も起こらなかった。翌日の夕方、...雑念ユーモア短編集(73)限界
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