個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
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『図書館のお夜食』原田ひ香
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絵馬専門の神を「絵馬神」という。絵馬というのはもちろん、願い事を書いて吊るす五角形のアレである。近ごろは神様の仕事も分業化が進んでおり、絵馬神は絵馬に書かれた願いごとを叶えること以外やってはいけないことになっている。いわゆる働き方改革というやつであり、おかげで残業が減ってプライベートが充実した。 とはいえ、人間というのは書けばなんでも叶うと思っているようで、神社には大量の絵馬が毎日のように追加されてゆくから、絵馬神は絵馬しか見ていないとはいえ全然暇ではない。 ただでさえ時間のない絵馬神、本来ならば、すべての願いを比較検討したうえで、叶えるべき優先順位をつけてから実力を行使してゆくべきところだが…
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
翌日の朝、おばさんに言っていた。 「おばさん、部屋探しなら郊外をお勧めしますよ」 「郊外かあ。区内より安いよね」 「アパートやマンションはたくさんあり、学生専用のところもありますからね」治が口を挟んでくる。 「でも、近いところがいいな」 「調布なら特急に乗れば一駅で新宿だ」おばさんも遮るように言ってくる。 「地震とか大丈夫そう?」「んー……、それを言われると……」治が助け船を出してくれる。 「日本は島...
「十六歳の誕生日おめでとう」あらたまって口にするのはすこし照れくさいが、それでも創真はしっかりと目を合わせてそう告げて、洋菓子店のロゴが描かれた白い紙袋を差し出す。「ありがとう」翼は小さく笑いながら心得たように受け取り、創真を招き入れた。翼の誕生日は、今日、四月一日である。小学生のころから、それぞれの誕生日に一緒にケーキを食べることが恒例行事となっている。今日もそのために来たのだ。このパーティーとも言いがたいふたりだけのささやかなお祝いが、創真は気に入っていた。「あら、創真くん」ケーキを使用人に託して、ふたりで翼の部屋に向かおうと二階に上がったところで、桔梗とばったり出くわした。これから出かけるのか、淡いピンク色のスプリングコートを羽織り、ショルダーバッグを肩に掛けている。「こんにちは」例の日帰り旅行以来なので...「オレの愛しい王子様」第20話ともに時を刻みたい
「こんなに早く亡くなるなんて……」「光平、迷わずお父さんのところへ行くんだよ」 八月二十日、身内だけで光平さんの四十九日法要を行い、お義父さんが眠る墓への納骨を終えた。 棺を閉じる...
治の部屋は電気が消えて真っ暗だが、ベッドに体操座りをしているみたいで、こんもりと山ができている。その山に近づき抱きしめる。 「治、頑張れ。俺も頑張るから。この部屋は治の部屋だ。泣きたい時、寂しくなった時はおいで。でも、卒論は手助けできない。卒論は一人でやっていくものなんだ。俺は大学4年になる前に教職を取った。4年生になると卒論があるからだ。『好きなことを武器にする』をテーマにして、走りと英語をかち...
ユメミダケ心中 第13回 男の転の壱,maruzohこと熱田丸蔵の綴る物語。誰もが持っている心の中のあの辺のお話。
割れ鍋に綴じ蓋 —ワレナベニトジブタ— 第14回 割れ鍋に綴じ蓋現象,〜大人の憧話とこどもたちの詩〜 やさしい人に、そうでない人にも。あなたの心に、こころの言葉。
俊平は、大学から帰ってきた治の母親との会話を思い出していた。 「俊ちゃん、今まで治の世話をしてくれてありがとう」 「おばさん、どうしたんです?」 「治は一人暮らしさせるから」 「は?」 「あの子は俊ちゃんに頼り切っている。今のままだと、あの子は甘えることしかできない。もっと挑戦していって欲しいの」 「それは、学生生活以外のことですか?」 「そうよ。俊ちゃんが高校から大学卒業して数年ほど仕事してたよ...
他人の二次創作の設定、もしくはそこに出てきたオリキャラなどを活かして、第三者がさらに派生作品を生むことを、三次創作、四次創作と呼ぶそうです。私の好きなジャンルではあまり見かけなかったのですが、原作物と二次創作の縦の構造に、さらに下請けがあるというか、むしろ二次創作者どうしの懇親会の産物という感じですね。ある二次創作小説サイトの運営者が、自作に登場するロボットのデザイン画をアマチュア絵師に任せて、その絵を小説の挿絵とさせたケースを見かけたことがあります。同人誌でも、小説書きと作画担当がペアで組んで一冊刊行している場合もあるかしれませんね。この場合は、共同作業を楽しんでいるわけです。字書きのなかには、自作の二次創作小説の挿絵を描いていただけたらいい、と思うひともいるでしょう。たとえばネット上で見かけた既製の絵師さん...二次創作には、うっかり子や孫ができることがある
いまでも俺はやり続けてる お前との約束を果たすためレコードとは違うものになってしまうけどお前のビートに乗せて 言葉を紡ぐ不幸が続き 狂気に抱かれ 闇に沈んだ正気を失くしたお前との約...
その夜、母と恋人である俊平から話しを持ち掛けられ反論していた。 「ど、して……。お母ちゃんっ」 「一人暮らしして自分の力を試しなさい」 「そんな急に」 「いつまでも俊ちゃんに頼るな」 「俊平は」 「治、なにかあったら手を貸す。俺も一人暮らししていたから治の不安は分かるよ」 「なら一緒に」 「あと1年で卒業するんだろ。なら、せめて自力で頑張れ」 「しゅ、ん……」 「卒論に専念するんだ」 「頑張るよ。でも...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
そんな気配を感じながら、放射線治療に投薬治療が続く毎日。 ひどく体が痛むときは鎮痛剤の医療用モルヒネを処方され、頭がボゥッとしてしまい意識を保つのも難しい。 ベッドに寝ているだけ...
紅茶を飲みながら久々の夫婦気分を味わっていた千鶴は、やっと切り出した。 「ところで、治の、どうしよう」 「んー……。一人暮らしさせたらどうだろう」 「一人ねえ」 「いつまでも俊平君が居ると思っているからだよ。突き放すのも有りだよ」 「由君は一人暮らししていて、どうだった?」 「両親が死んだからね。どのみち一人だった。大変だったけど楽しかったよ。それに千鶴に出会えたからね」 「そうだった。由君は苦学生...
「十六歳の誕生日おめでとう」 あらたまって口にするのはすこし照れくさいが、それでも創真はしっかりと目を合わせてそう告げて、洋菓子店のロゴが描かれた白い紙袋を差し出す。「ありがとう」 翼は小さく笑いながら心得たように受け取り、創真を招き入れた。 翼の誕生日は、今日、四月一日である。 小学生のころから、それぞれの誕生日に一緒にケーキを食べることが恒例行事となっている。今日もそのために来たのだ。このパー...
ふ・ふ・ふん♪ 「さあ、あのキレッキレ野郎と勝たないとね」そう意気込んでいたら声が掛かる。 「千鶴?」 「え?」私の名前を知ってる人は……と思い振り返ると懐かしい顔があった。 「あ……、よ、よ、し……」思わず抱きついていた。 「由君っ」 「うわっ」思わずよろけそうになるが踏ん張っていた。 「相変わらずの童顔ね」 「あのね……」抱きしめていた。 「元気そうで良かった」 「このまま連れて帰ろっかなぁ」 「治の...
更新を二ヶ月後に控え、目下賃貸物件を探して商店街を練り歩く憑彦が不動産屋の前を通りかかったのは、まさに運命というほかないだろう。その程度のお安い運命ならばどこにでも転がっている。 路上に設置された立て看板には、〈リーズンホワイ〉という店名が縦書きで記してある。その文字を修飾すべく脇に「理由あり不動産」と銘打ってあるのが気になるところだ。しかしその右列にはさらに「説明詳細、懇切丁寧! 理由がわかれば怖くない!」とフォローのキャプションが小さな文字で一行つけ足されている。 たしかに人は何よりもわからないものを恐れる。ひょっとしたらいい人かもしれない宇宙人を人間が異様に恐れるのは、その正体がただただ…
地面に目を落としていた姫子は、顔を千歌音のほうへ向け、自分の胸にそっと手を当てる。千歌音はその言葉の含意と仕草に訳が分からなくて、もどかしそうに顔をしかめる。「でも、私は私で、姫子は姫子。そんな土くれと一緒になるなんて嫌よ。ぜったいに嫌。私も姫子も、一生このままで生きていたらいい。変わらなければいい。変わって、違うものになって、また別れてしまうくらいなら、最初から存在なんてしなければいいのに…」千歌音の瞳からぽたり、ぽたりと落ちた涙の雫。それが足元の地面に透明な斑点となり染みこんでゆく。この子はこんなにも脆い。拙い。儚い。神のように完全な美しさに近くあるのに、かよわい。だからこそ闇に囚われてしまう。邪神に魅入られてしまう。でもだからこそ、とても愛おしい。人間には善か悪かでとらえきれない危うさがある。神の呪いを受...神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾弐)
2020年も月と地球と太陽と元気があればそれでイイ!********神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十二話:夕映えの穂波をたてる風を更新しました。姫子の説くなんだか煙に巻かれたような議論に、黒髪の少女は鼻を啜り上げつつ、やや困惑した表情で見つめていた。「ね、聞こえない?」「聞こえるって、なにが?」「稲穂の産声が、聞こえてくるの」やわらかな手がたわわな穂先を、黒髪に隠されないしろい耳元へ寄せる。ちくちくする軽い痛みに耐えながら、千歌音が耳をそばだてる。風がかるく唸りをあげて、頬をなで横髪を梳きあげた。(「創作小説ご案内」→「神無月の巫女二次創作小説(其の一)」→「禁色の圃(ほ)」)********神無月の巫女生誕15周年企画。いつか、どこかの、姫子と千歌音、前世の巫女ふたりのお話。神無月の巫女二次創作...★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十二話更新★★
歩めば聞き流せるような廊下での談笑の類なのかと思っていたが、そうでもないらしい。なのはは一向にここから動かずにいて、おそらく大事な交渉ごとをここで行うつもりなのだろう。正午を回った今頃は、隊員のほとんどは食堂に向かっているはずなので、人通りも少なかった。さきほどのばったり出会った清掃員すらいない。「ティアナはね、機動六課でもリーダーシップ発揮してたし。指揮官としては、八神部隊長も認めてたんだよ。わたしは、そういうの苦手だしね」「でも、あたしは…」「ああ、うんうん。わかってるって。ティアナの夢は執務官だってことはね」言うなり、なのはの腕がティアナの肩に回された。ああ、これがフェイトさん言うところのおねだりモーションなのだろうか。ティアナは誘惑の予感に、心ならずもときめいてしまう。「でも、残念だなぁ。ティアナはね、...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(七)
割れ鍋に綴じ蓋 —ワレナベニトジブタ— 第13回 16人の私,〜大人の憧話とこどもたちの詩〜 やさしい人に、そうでない人にも。あなたの心に、こころの言葉。
ユメミダケ心中 第12回 男の承の参,maruzohこと熱田丸蔵の綴る物語。誰もが持っている心の中のあの辺のお話。
インターホンが鳴る。 「はい」 「俊ちゃん、治は?」 「居ますよ。どうぞ」数分後、やってきた。 「部屋?」 「はい、こちらです。大学から通知がきてから、ずっと籠もりっぱなしで……」そう言うと、おばさんは溜息をついていた。部屋の前にくるとドアをノックすることもなく、バンッと大きな音を立てて部屋のドアを開けると荷物を後ろに放り投げてくる。なんとかキャッチしてると大声が聞こえてきた。 「治! あんたは何を...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
もしも1億円当たったら?とりつかれちゃった?魔法の扉 第3章 信じる者は救われる?…17
勤労、ご苦労様!お姫様とハッピーデート!キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…56
大雨と落ち込む娘と…キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…49
お姫様、お風呂騒動前編~とりつかれちゃった?魔法の扉 第3章 信じる者は救われる?…9
ばあちゃんは鉄子さん!キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…42
子育ては親も育てられる?キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…39
いつまで暑い?異常気象!とりつかれちゃった?魔法の扉…第2章 なんで、ついてくるの?…23
もう二度と乗らない、と娘言う~御手洗さんのいうことには…169
ようやく感じる秋の風~とりつかれちゃった?魔法の扉…第2章 なんで、ついてくるの?…21
美味しいものは、二人で~御手洗さんの言うことには…160
やはり私は嵐を呼ぶ女?御手洗さんの言うことには…158
足指の筋力がある娘!キミをさがして…第4章 秘密のかくれんぼ…26
親バカ仮面、ここにあり~とりつかれちゃった?魔法の扉…第2章 なんで、ついてくるの?…11
ゴンベ君はお米が大好き~とりつかれちゃった?魔法の扉…第2章 なんで、ついてくるの?…9
暑い日は、これにかぎる!とりつかれちゃった?魔法の扉…第2章 何で、ついて来るの?…4
緩和ケア病棟は、今いる病棟の南側にある。 二つの病棟をつなぐ二階の連絡通路に行くため、俺たちはエレベーターに乗り込んだ。 扉が閉まると、俺は溢あふれ出る涙を袖口で拭き、大きく溜...
治の頭のでき云々の話は、必修科目である英語を3単位とも落としていたことだ。しかもギリギリのラインだ。それは残りの4年間を必死に頑張ればなんとかなる。選択英語は別に落ちていても構わない。だけど、一番の問題はコレ。卒業論文、未提出!たとえ単位を全部取得しても、教職の試験に受かっても、卒業はできない。治の成績に驚いたのは俊平だけでなく、父親である大学の副学長もだった。んー……、勉強嫌いな自分でも、ここまで...
その様子を見て、俊平は今日の昼間、呼び出されたことを思い出していた。 「俊平先生、ちょっといいかな?」 「え……」振り返るとナイフ理事長が居た。 「あ、はい。なんでしょうか?」手招きされ副学長室に入るよう促される。これは、もしかして治をなんとかってやつかと思い当たった。それは正解だった。だけど、その内容に驚いたのだ。驚きのあまり、しばらくは口がきけなかった。目の前に居る雅副学長は声を掛けてくる。 「...
「失礼しま~す!」 今日も失礼くんが、元気よく知らない家に上がりこんでゆく。もしもあなたが彼に失礼されたくないのなら、この時点で「失礼しないでください!」と即座に返答しなければならない。さもなくば、失礼くんはこのひとことが受け入れられたことによって、以後すべての失礼を許されたと解釈し、失礼の限りを尽くすことになる。この日も特に返事は聞こえなかった。 失礼くんは失礼な人なので、もちろんインターホンなど鳴らさないしノックなどするはずもない。とはいえ玄関の鍵さえ閉めておけば勝手に上がりこまれる心配もない……と言いたいところだが、失礼くんが上がりこむ家は、決まって玄関の鍵を掛ける習慣のない家と相場が決…
連載 ローズマリーの詩 31 口をつぐんだ罪破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。アフリカに赴任する聡史の子を宿してしまった。迷った私は、千里さんの店を訪ねた。私の迷いを見抜いた千里さんが「変なこと考えてないでしょうね
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
「治、そこ座れ」「どしたの?」「いいから、座れ」「は、はい」なんなんだろう。しかも眼鏡を外しているし、なにか怒られるようなことをしたっけ。俺、雅治は東響大学体育学部の4年生。間近に卒業を控えている。卒業したら何をしようと不安になるが、俊平がいるから大丈夫だろうと思っていた。しかし、学年末テストの結果がまだ来ないんだよね。見てると俊平はなにやら分厚い封筒を鞄から取り出している。もしかして自宅学習?う...
がんばって、がんばって努力した年は未来のあなたを裏切らない!******Lesson-07:ティアナ・ランスター勧誘される「ティアナ・ランスター二等陸士の臨時教導。受講者は、高町なのは一名」「へ?」開いた口が塞がらない。この人から貰いたいものはまだいくらも残っていて、あと一箇月もない別れが惜しいというのに。こちらから渡すものなどありえない。「なのはさん、それ本気ですか?」「本気だよ。ティアナに教わりたかったんだから」「…なぜ?」******やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。愛する家族のために、ある学び直しを決意した高町なのはさんたちの奮闘記。初めての方は、「創作小説御案内」→「魔法少女リリカルなのは二次創作小説」が入口です。**********★二次創作小説・考察レヴューのご注意★いつもお読...☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」第七話更新☆☆☆
いつも読みに来ていただきありがとうございます。本年もよろしくお願い致します。最新作の開始です!タイトルは、こちら ↓↓↓『お前の帰る場所は俺の所だよ』~あらすじ~ 大学4年生の冬。 そろそろ卒業が決まり就職先も決まっているだろう、この時期。 治は、まだ決まっていなかった。 そんなとき、俊平が大学から貰ってきた物を手渡してくれた。 それを見て、思考回路が固まり止まってしまった。 ...
しばらくの間、椅子に座ったまま天井を見ていたが、やはりというか、当然のことだが思考が停止してしまい何も考えることができない。 頭の中にあるのは『死』の文字だけ。 人は誰でも死ぬと...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
連載 ローズマリーの詩 30 受胎告知破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。再会を果たしたおじと千里さんは、最近、よく会っているようだ。もう、『スカボロー・フェア』も歌わなくてすむらしい。しかし、私の体には、小さな変化
「そうね。野山の自然になった果実や草花や河川の水や魚や貝、それらは意思を持っていないけど、自分で餌を捕ったり、光を浴びたり水分や養分を取ることを、生まれながらに知っているのよね。私も千歌音も、その恩恵に預かって生きている。だからどんな小さな命にも感謝しないといけないわ」姫子の教え諭すような物言いに、千歌音は瞳を伏せて口をすぼめた。いつもはそんな姫子の言葉を、ただ黙ってしたがっているだけなのに。どうしても、きょうだけは、いまことのときは言い出さずにはおられない。「…ときどき思うの。その他の命を犠牲にしなきゃ成り立たない自分の身体なんて、なくなってしまえばいいんじゃないかって…」「…な、何を言うの、千歌音?!」姫子は驚いて、空いたほうの手で千歌音の片腕をきつく掴んでしまった。千歌音はそれでも動じなかった。相手の痛さ...神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾壱)
2020年も月と地球と太陽と元気があればそれでイイ!********神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十一話:ひと粒のいのち、もし死なずばを更新しました。姫子が、千歌音との握り手に力を篭めつつも、その頑な心を解きほぐすように、慰めの言葉をかける。「どんな小さな生命だって、いらない生命なんてないの。たったひと粒の米ですら、ひとしずくの露ですら、いのちを救うことがあるのだから。きっと何かのために存在していて、誰かのために生きているの。私は千歌音の生命が無駄だなんて思いたくない。貴女はわたしの一番のたいせつだから」(「創作小説ご案内」→「神無月の巫女二次創作小説(其の一)」→「禁色の圃(ほ)」)********神無月の巫女生誕15周年企画。いつか、どこかの、姫子と千歌音、前世の巫女ふたりのお話。神無月の巫女...★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十一話更新★★
道路に出て、車を走らせてから少しすると、やっと緊張から解放され息が整っていく。 ここ最近、自宅で起こる怪異や俺のスマホに自分からのメールが着信するなど、不思議な現象が続いている。...
今回はとてもとてもデリケートな話題です。アンケートでもとって調べたいところですが。二次創作を楽しんでいる皆さん、カミングアウトしていますか。ちなみにカミングアウトの範囲にもよりけりです。大別すると「何をどこまで」「誰にどこで」にわかれます。どの作品が好きか、どのカップルが好きか、さらにはどの性癖が好きか。これが「何を、どこまで」の範囲。原作ジャンルはかならず明確にしないと二次創作の前提がないので、当然でしょう。カップルも受け攻めまで区別してきっちり示すひともいます。個人的にやや困惑してしまうのは、性癖というもの。SNSでよくつぶやきを見かけましたが、やや反応に困るシチュエーションが好きだと豪語する猛者もいます。同じ傾向のひとは、その情熱に惹かれて同時に萌えるもよし、灰になるのが怖いなら避けるもよし。さて、つぎに...二次創作者は娑婆でカミングアウトすべきなのか?
個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
新世紀エヴァンゲリオンのLAS小説に関する記事をまとめたテーマです。 #LAS #ラブラブアスカシンジ #惣流・アスカ・ラングレー #式波・アスカ・ラングレー
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
妄想でもなんでもオッケー! 気軽に更新してね!
薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
まどかが、今 夢中になっているドラマ・音楽番組。 そして、今 読んでいる小説などを 熱く語ります!