自作小説を紹介！！

　　この人といると、調子が狂ってしまう…礼美はつくづくそう思う。なんで一緒にいるのか、わからないうちに、いつの間にか　乞われるがままに、結婚してしまったのだ。…

daisysacky

戦う骨無し女

こんばんは！暇人です。今日は朝から寒くて…かなり雲が広がっていました。昨日とはまったく、空気が違うヤバイ！雪が降るのかな？そう思っていたら、案の定…ヘルパーさ…

daisysacky

戦う骨無し女

　編入と新学期の初日。当然のことながら沙羅は緊張していた。当たり前だが知っている顔が一つとしてない。どんなに強がっても心細さは隠せない。校門を抜けて校舎に入ろうとするとき、沙羅は忘れられない昨年十二月の孤独を思い出した。友達すら遠く感じたあのとき。自分の思いひとつで何もかもが変わってしまったあの日。本当に、いま思い出しても信じられない日々ことを。―　さあ沙羅。しっかりしなくちゃ。今日が初日。新しい...

上遠野世方

よも　言葉のアトリエ

　　どこまで行くのだろう？　ふと裕太がそう思うと、ピタリと足を止める。ぐんぐんぐんぐん下の方へ、ジュンペイが向かっていく。まるでゼンマイじかけの人形のように、…

daisysacky

戦う骨無し女

「もったいないから、いいよぉ～」　捨てようとした、焦げ焦げの玉子焼きを、慌てて手に取る。「大丈夫、美味しいよ」そう言うコウタに、ついイラッとする礼美だ。「たま…

daisysacky

戦う骨無し女

こんばんは！骨無しです。(暇人…と言いたいところだけど、本日家にいたのが、夕方までたったの２時間なので…)  ま、忙しいのも、いいことだバタバタしておりました…

daisysacky

戦う骨無し女

手足をぐんと伸ばす背を伸ばしきって窓辺でまるまって太陽を浴びる片目をうっすらと開け鼻をひくひくさせる尻尾をあちこち動かし耳レーダーを傾ける緩みなく　気を配りつつも無防備に床に転がる思いを残す過去もなく思いを託す明日もなくただこうしてのんびりとただ気まぐれにうとうとと悠々と寝そべって忘れる痛みを　悲しみを　不安を　怖れを孤独よりも先にゆっくりと傷を癒していく少しずつこうして少しずつ取り戻す人間関係は...

上遠野世方

よも　言葉のアトリエ

「沙羅！起きなさい。今日から学校でしょう。初日から遅れるつもり」またカミナリ。二人暮らしが始まって以来いつもカミナリ。いいかげんに…そうだ！とわたしは飛び起きた。春休みは昨日まで、今日からは学校が始まる。それも新しい学区の新しい学校で、わたしは転校と進学の初日を向かえようとしていた。今日は特別である。新しくなるわたしの一歩となる日だ。そう、これまでの何もかもが。それにはわけがあった。昨年の十二月二...

上遠野世方

よも　言葉のアトリエ

「どうしたぁ？早く　こっちへ来いよぉ」　やけに元気な声でジュンペイが呼ぶ。（あいつ、まるでサルみたいだなぁ）スルスルと歩くジュンペイは、人間離れしている、と思…

daisysacky

戦う骨無し女

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

シランケン・重松シュタイン

シランケンの不純愛講座

　　メグミさんはというと…今日は人形の形に、布をくり抜きながら「あの人ね、なんでも昔…バリバリのキャリアウーマンだったそうなの…」チラリと礼美の横顔を見ながら…

daisysacky

戦う骨無し女

こんばんは！暇人です。今朝は雲が広がって…いつもよりも、少し暖かい…今朝はエレベーター点検があるので、洗濯機を回すと、すぐに買い出しへ昨日と今日、ちょっと寒さ…

daisysacky

戦う骨無し女

　　ヌメヌメとした海草のまとわりつく、石の段を滑らないようにと、気を付けて歩いて行く…確かに人の手で、加工された段のようなものが、裕太の目に入った。　まさか、…

daisysacky

戦う骨無し女

「礼美さんって、結婚しているよね？」　　練習終わりに片付けながら、エラは礼美に聞く。礼美は顔を上げると「そうよ！このグループの中で、唯一まともな社会人よね」す…

daisysacky

戦う骨無し女

「じゃあ…このガケのどこかに、あるんだね？」　思い切って裕太は、確認するように言った。「何を言ってるの？」わかってるだろ、とジュンペイは裕太を見る。「だって……

daisysacky

戦う骨無し女

　　礼美は一体どこまで、理解したのかわからないのだが…エラに協力することになった。Xデイは、まだいつになるのかはわからないのだけれど、それまでエラが帰るための…

daisysacky

戦う骨無し女

「どこか…はまだ、ハッキリわかりません」　そうキッパリと裕太が言うと、老人の顔をまっすぐに見た。「なんだぁ～わかんないのかぁ｝ヘラヘラとジュンペイが、からかう…

daisysacky

戦う骨無し女

「それは、分かってるつもりです」　王子は大きくうなづく。魔法使いはそれをじっと見つめると「あの靴は…きっと姫を探す大事な手がかりになってくるはず…　大切にしな…

daisysacky

戦う骨無し女

こんばんは！暇人です。今日もかなり寒くなりました…今朝は目覚めるとまぶしい光今日は、いい天気になるなぁ～と思いまして、ダンナの実家へ向かいました。船の時間を勘…

daisysacky

戦う骨無し女

　　あながちウソではなさそうだ…裕太はひそかに、そう考えていた。はははははは…老人は楽しそうに、手をたたいて笑う。「そうだなぁ、間違ってはいないようだ」ニコニ…

daisysacky

戦う骨無し女

　　王子の馬の傍らで、見守っていた魔法使いは「どうしましょうか？」馬の顔を見つめる。しゃがみ込んでいた王子は、ポカンと魔法使いを見上げると、「やっぱりダメです…

daisysacky

戦う骨無し女

あけましておめでとうございます！暇人です。とても静かなお正月…テレビ(格付けを見て)書いています。いつもは実家へ行ってるのですが、おとなしく家で過ごし…と言い…

daisysacky

戦う骨無し女

　　調べるほど、広くもなく、何かがあるわけでもない。だが老人は、裕太の心を読むように「本当に、そうかな？」　意味ありげに、じぃっと見つめる。その目は…明らかに…

daisysacky

戦う骨無し女