個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
待機状態の中、ソレイユの中の基板の上には、わずかな電気が流れていた。 繰り返される時間の中で、大きく違っているのは、外の天気のことだった。 雨が降るのは、雲が出るから。 そんな小さな情報を、基板の電子回路がメモリに運ぶ。 雲が出ると、気温が下がる。雲が出ると、充電供給率が減る。雲が出ると……。 窓の向こうに見えていた草木が、ゆっくりだが着実に成長していった。 つぼみが膨らみ、花が開く。花が枯れ、...
警官たちの黒い帽子が、夕日に艶やかに照らされている。 西日の赤い光の中で、主人のいなくなった家の中や周辺を、彼らはアリのように行ったり来たり、せわしく動き回っていた。 ソレイユは暖炉の部屋の窓際に、椅子を横向きにつけて座っていた。 この位置なら、午後からの長い陽を浴び、十分に充電することができる。 以前の失敗を活かす、自身の学習機能の結果だった。 警官たちは、ラボや温室から草花を採取したり、暖...
丸本はしばらく身動きが取れなかった。 すべては、一瞬のようでいて、またスローモーションのようにも見えた。 頭の中で疑問と恐怖が入り混じる。 滑落した。周一さんが、事故に遭った……。 丸本は慎重に、ゆっくりと崖に近寄って行って、下を見た。 吸い込まれるような落差があった。その底で、うつ伏せに倒れている周一が、動かない。「周一さん!」、丸本が何度か叫んだけれど、答えは返ってこなかった。 携帯電話を取...
薬は、二つ用意した。 親指ほどの、小さなガラス瓶に入れ、一つを資料と一緒に、鞄の中にしまった。 紛失を恐れて、もう一つは、ここに残して行くことにする。 もともと生えていた桜の木が、庭先やレンガの道に、柔らかな絨毯を敷いた。 暖かい日差しを浴びながら、周一はソレイユと並んで、家の回りを歩いた。 これから、しばらく留守にする。こうして二人で歩くのは、当分ないだろう。 歩きながら、家に隠した薬の場所...
【第一章】 その日、私は契約会社に行ってネット広告の監査をする必要があった。 四半期ごとに外から我々ネット監査士が入っていって依頼された会社のデータを調べ、その健全性をグーグルに保障する。 それがネット広告監査の仕事だ。 私の事務所が監査を担当していたその会社は、担当者が新型コロナウィルスに感染してしまい私が交代して監査に出かけることになった。 新型コロナウィルスは欧州で変異種とな...
ここのところ降り続いた雨が、冷えて雪に変わった。 降り積もる音は静寂だったが、気配で分かった。 家は白い幕に包まれ、空気が冷蔵庫のように、部屋中を低い温度で漂った。 大きな暖炉の前に、あぐらをかいて座り込み、資料をめくっていた周一の耳に、遠くの方で、ゴトン、という何かが倒れる音がした。 スリッパをはいた足音を響かせて廊下を曲がり、音の正体を探す。 中庭の温室で、水やりを任せていたソレイユが、床...
ここに来て二度目の秋が訪れた。 木々は鮮やかに紅葉し、木枯らしに落ち葉がカラカラと舞う。 少し肌寒くて、人恋しくなるような季節だった。 周一は髪を切り、白髪を黒く染め、軽くクシを入れた。 髭も剃り、薄い白衣の代わりに、薄茶色のコートを羽織った。 小奇麗にする必要はなかった。しかし、毎日会う男の風貌が、自分とは不釣り合い過ぎた。 黒い、タイトなスーツを着こなす、青い眼のソレイユ。ソーラーパネルの...
丸本は毎日同じ時間にやってきた。 周一の日常に食い込んでくる、丸本という男の存在。 何度「必要ない」と帰しても、次の日にはまた現れる。 その男の素性が、知りたくもないのに周一には分かってきた。 都会で生まれ育った。機械工学にたずさわってきた。物作りが好き。ビールをよく飲む。 手土産にビールの缶を何本か持ってくることもあった。 ふもとの町まで、買い出しに行かなければ手にできないので、唯一、周一に...
「ごめんください」 来客の訪問は突然だった。 長い間、誰とも話さず一人だったため、周一は声の出し方を忘れていた。「……はぃ、なんで、しょうか」 声はかすれていたが、なんとか出るということが分かってほっとした。 実験記録用のレポート用紙を、周一は小脇に挟んだまま、天井の高い玄関ホールで、久々に人と会話した。 髪は耳より下に伸び、白髪も目立ち、白衣は土に汚れている。 そんな主人を見ても、訪問者の顔はに...
山奥の開けた土地に、その廃墟を発見したのは、偶然だった。 人通りのない獣道を通って、山頂付近まで歩くと、突然、視界が開けた。 雑草が生い茂る地面の所々に、赤茶けたレンガが埋もれていた。 レンガの道のその先に、崩れかけの古びた洋館が建っていた。 外国人の別荘のようだが、すでに住居として使われていないようだった。 ツタが伝った壁や屋根は、コケに黒く汚されている。 窓は割れ、ボロボロに擦り切れたカー...
大学の研究室で教授を務めていたしゅういちは、漢字で「周一」と書く。 同僚や教え子たちは、親しみを込めて「いち」を伸ばす発音にし、「シュー教授」と呼ぶことにしていた。 歳は四十過ぎ。毛量は多いけれど、白髪を染めないので老けて見える。 しかし性格は明るく、人当たりも優しかった。 生徒の勉強を、その子が解かるまで親身になって指導していた。 親身になり過ぎたのかもしれない……。 あとになって、シュー教授...
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新世紀エヴァンゲリオンのLAS小説に関する記事をまとめたテーマです。 #LAS #ラブラブアスカシンジ #惣流・アスカ・ラングレー #式波・アスカ・ラングレー
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
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薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
まどかが、今 夢中になっているドラマ・音楽番組。 そして、今 読んでいる小説などを 熱く語ります!