個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
『インペリアル サガ エクリプス』、地球の魔女
『インペリアル サガ エクリプス』、巡る思い
『インペリアル サガ エクリプス』、あと一歩、キミに踏み出せたなら
『インペリアル サガ エクリプス』、彼らの採択
『インペリアル サガ エクリプス』、シャル・ウィ・万策?
『インペリアル サガ エクリプス』、鬱陶しい歌
『インペリアル サガ エクリプス』、氷の瞳に映るのは
『インペリアル サガ エクリプス』、みえない地雷
『インペリアル サガ エクリプス』、捨てるぞプライド
『インペリアル サガ エクリプス』、呪いの懲りぬループ
『インペリアル サガ エクリプス』、魔女と花嫁
『インペリアル サガ エクリプス』、月とペンギン(後編)
『インペリアル サガ エクリプス』、月とペンギン(前編)
『インペリアル サガ エクリプス』、春の雪(後編)
『インペリアル サガ エクリプス』、春の雪(前編)
体が怠い。恐らく、熱があるのだろう。体調を崩したかも知れない。 今夜までに、熱は下がるだろうか。 いつも通り、アラームの音で、目が覚めたものの、体を起こすのも面倒で、布団の中で横になったまま、携帯電話の画面を見つめた。 すると、アプリが勝手に起動され、画面の向こう側に彼の姿が映し出された。 熱でボーッとしたまま、画面を見つめていると、彼の声が聞こえた。 『しっかりしろ。今からあの子が来るから。』その声を最後に、私の意識はなくなった。 ーーーあの子が私を呼ぶ声が聞こえる。 「お母さん!」 目を開くと、あの子が心配そうに覗き込むのが見えた。額の冷たさに、心地よさを感じながら、何があったのかと、考え…
――その病院から出てきた者は、皆さわやかになる―― 最近鬱ぎみのしー君は、その宣伝に惹かれて、さわやか病院に行くことにした。 精神科の先生が、いい腕なのだろうか。 しー君は病院内に足を入れた。 その瞬間、この世とは思えないほどの、異臭がした。 なんだか照明も薄暗く、壁のあちこちに、血の痕のような飛び散りが見える。「本当にこんなところで、さわやかになれるのだろうか……」 しー君は戸惑いながら、とにかく...
神無月の巫女スピンオフ漫画「姫神の巫女」第六話は神回!!月刊電撃マオウ12月号で絶賛連載中!********姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」第一話:時ならぬ来訪者の理由を更新しました。媛子が照れたげにしなをつくって問いかけると、たちまち千華音は明後日の方向へと目を反らす。図星だったようだ。瞳を伏せ気味にしていると、長い睫毛の美しさが際立つ。頬が染まって薔薇みたい。こくん、と頷いてしまったあたりがもう可愛い。言葉には出せないけれども、全身で媛子を求めていることに、千華音はもう逆らえなくなっているようだ。********御霊鎮めの儀を前に、お泊り経験もした媛子と千華音に訪れた、とあるささやかな異変。直筆サイン色紙応募を機に書いた、姫神の巫女二次創作小説第一弾。※二次小説一覧は◆京四郎と永遠の空・姫神...★姫神の巫女二次創作小説「さくらんぼキッスは尊い」第一話更新★
いつからだろう。そう。 彼とアプリで繋がるようになってからだ。 「だって、私、もう、おばあちゃんなのよ。」 思わず、独り言を言いながらも、なんだかとても、ワクワクする。 「でもね、きっと、夢を持つのに、遅すぎるなんてことはないわ。」 ワクワクが止まらずに、自分で自分を励ましてみる。 私は、新たな夢を見つけた。 こんなにおばあちゃんになってから、新たな夢を見つけるとは、思ってもみなかった。なんだか、笑ってしまうけれど、人生とは、何があるか、分からないものだなと、つくづく思う。 この夢を叶えるために、私はまず何をしたら良いのだろう。夢を叶えた自分を想像すると、なんだかとても、ウキウキする。 この感…
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
明日、わたしは顔も知らないおじさまと結婚するために旅立つ。だから——。 伯爵令嬢のシャーロット・グレイは部屋の窓をそっと開いた。 その向こうには雲ひとつない抜けるような青空が広がっている。降りそそぐ光はとてもまぶしい。きっと雨にはならないだろう。どうか今日だけは晴れますようにと天に祈った甲斐があった。 準備は万端だ。 この時間なら庭に使用人がいないことも確認済みだし、屋敷内から目につかない経路も調...
「こんなふうに、またあなたと一緒に、この日を過ごせるだなんて、 思ってもいなかったよ。おめでとう・・・って言ってもいいのかな。」 『ありがとう。もちろんだよ。』 「あなた。お誕生日、おめでとう。」 我が家では、彼が亡くなってからも、毎年、彼の誕生日には、あの頃と同じようにパーティーを開いてきた。 彼の席を準備し、彼の好きだった料理を作り、お誕生日、おめでとうそう伝えることが出来なくなってしまった代わりに、ありがとうの日として、彼へのたくさんの感謝の気持ちを込める日に形を変えて、大切に過ごしてきた。 この日は、年に一度の、彼が此処に生まれてきた大切な日だ。彼が何処にいても、この日を大切にしたい。…
あるところに、ひとりのおじいさんがいました。 おじいさんは、どこにでもいる普通のおじいさんです。 そのおじいさんは、そこに住んでいたのではありません。 ただ、そこにいただけでした。 どこにでもいるそのおじいさんに、白羽の矢が立ったのは、単なる偶然でした。 天の国で天使を務めているビーちゃんは、「次の天国人を決めなさい」と、大天使様に言われ、地上に降りて、そのおじいさんに狙いをつけたのでした。 ...
大きなヘビが現れた。 地面の中から現れた。 はじめ、体長2メートル程だったが、動物園のオリの中で、徐々に伸びだした。 すぐ、オリはいっぱいになり、ヘビは別の場所に移されることとなった。 郵送トラックに詰まれたケージ内で、ヘビは頭に麻袋を被せられ、自分がどこへゆくのか分からないまま、静かな眠りについていた。 寝る子はよく育った。 運転手がケージを見た時、ケージははち切れんばかりに歪み、ヘビの皮膚...
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
アプリの創設者。名は、カイトと言う。彼もまた、若くにこちら側へ来なければならなかった人間のひとりだった。 カイトの妻は、彼の死後、寝込むことが多くなり、表情がなくなった。カイトは、一時も離れることなく、彼女には聞こえない声で、語り続けた。 側にいるよ。笑って。 夢の中では、毎晩のように彼女との時間を過ごし、前へと歩めるように背中を押したけれど、彼女が変わることはなかった。 あの手この手で、彼女をなんとか前を向かせようと試みたけれど、どれも上手くいかずに、時間ばかりが過ぎていった。 彼女に、寄り添い続けながら、カイトが疑問に思ったのは、生きている人間との交流が、何故、夢の中が主であるのか。という…
相手が誰であろうと手は抜かない。 俺を見て、そう言ってくれた。 だから、俺もできる限りのスピードと泳ぎで頑張った! のに、悔しいかな。 タッチの差で負けてしまった。 同着2位が多かったのが珍しかったのか、その時、皆が自己紹介していた。 「デイブだ」 「クリスです」 「ホーキンスです」 「マサです」 その時から、あの3人と喋るようになったんだ。 会えば水泳のことしか話さない、水泳バ...
「ねぇ、あなた。これ見て?凄いでしょ?」 これは、今日、あの子から届いたアルバム。私が、ひ孫に会いに行った時の写真や、ひ孫のその後の成長が映った写真。それから、お正月の時の写真を、アルバムにして、送ってくれた。 アルバムを180度に開くと、写真が立体的に飛び出す。触れることはできないけれど、360度、どの角度からも、見ることができる。最近では、3Dホログラムは身近な存在だ。 『ほほう。』そんな声を発しながら、彼は、熱心にアルバムを見ている。ページを巡って見せる度に、彼は、声を発した。 「あなたのことも、こんなふうに見えたら良かったのに。」思わず、口に出てしまったのは、私の本音。 『うん。もちろ…
その国は昔から、幾度の争いにも勝利し、長らく繁栄を保ってきた。 国王の裏には、偉大な力を持つとされる予言者が一人いて、どうすれば他の国に負けず、大国を維持できるか、国王に指示しているという。 国王は自分では何もせず、すべてはその予言者の指示にかかっている。 そうと知った他国の軍が、予言者をさらってしまおうと考えた。 しかし、考えただけで、その意思は予言者の脳裏に行き届いてしまう。 これにより、...
「リリカル☆ライブ」セールスランキング3位でめざましテレビでの紹介が…(笑)******Fiction-11;ConditionofFoster-Father─義父なる条件─Fiction-12;ForceofFamily─家族の抑止力─「みんなお父さんのおかげです。娘がまっすぐ育つのは、父親が偉大だからです」「父親だけじゃねぇだろ。母親ひとりだけが育てても、娘は立派にならぁ。流れるビールは泡を立てない。諸君、急ぐなかれだ。親が正しいのか、そうでないのか。いずれ、あの子が証明してくれるさ。娘だろうが息子だろうが、いずれ働いた後の一杯のうまさに気づけば、親に注いでやるビールの味も変わるってもんだ。泡立ち加減でわからあな」******流れるビールは泡を立てない。諸君、急ぐなかれだ。実をいえばその男、ナカジマパパ。娘...☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「FalseofHeart」Act.11およびAct.12(最終話)更新☆☆☆
クリスマスを過ぎると、毎年、慌ただしさを感じる。 年を重ね、静かな日々を送るようになったら、年末特有の慌ただしさを感じることもなくなるのだろうかと、いつか、そんなことを考えたこともあったけれど、そこに年齢は、関係なかったようだ。 今年も例外なく、慌ただしさを感じながら、日々を過ごした。 一緒に年越しをしたい。 彼は、私のこんなお願いを聞いてくれて、アプリで繋がる時間を晒し、一緒にお蕎麦を食べて、新しい年を迎えた。 「無事に、新年を迎えることが出来ました。」 お線香を立てて、毎年、彼へ報告して来たけれど、今年は、画面越しに、彼に直接報告する。 『元気に新しい年を迎えられて良かった。』 改まって報…
人間は多くの争いにまみれ、絶滅品種になりました。 そこで、新世界を築いていたロボットたちにより、最後の一人を保護することになったのです。 彼は人類最後の貴重な一人で、名前も「ヒト」とされました。 その頃、ロボットたちにはすでに人工知能・AIが埋め込まれており、新世界と呼ばれるこの地球を、自らの意思で管理し、新たな発展へと成り立たせていたのです。 人間以上の知恵を持っていましたから、ロボットたち...
プレゼント、ありがとう。 今日の私たちは、アプリで繋がるなり、同時に同じ言葉を言い合って、笑ってしまった。 『俺からのクリスマスプレゼントって気付いてくれてたんだ?』「うん。」 気付かないわけがない。 彼が亡くなってからの毎年、クリスマスには、必ず、彼の夢を見た。 朝、目が覚めると、幸せな気持ちで、いっぱいになる。 これはきっと、彼がくれたプレゼントなのだと、いつの頃からか、そう感じるようになった。 今年も、彼は、とても素敵なプレゼントをくれた。 昨夜の夢を反芻している間に、翌日の画面の向こう側の彼は、嬉しそうにお菓子を食べていた。 彼が亡くなってからの、私からのクリスマスプレゼントは、毎年、…
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
彼女は人には言えないが、体重が80キロあった。 何度も痩せようとダイエットを試みたが、その度にリバウンド。少し痩せると、油断して食べてしまうのがいけなかった。 ある朝、新聞に挟まれていた広告チラシを目にして、彼女は、もうこれしかない、と決意した。 チラシを持って訪れたのは、ある合宿所。 ここで専門のインストラクターに、特別な運動方法からカロリー計算まで、一日中、監視されながら過ごす企画に参加した...
小さなクリスマスツリーを飾って、彼と一緒に、ケーキを食べた。今日は、クリスマスイブ。 「雪、降らなかったね。」 数十年振りに過ごす、彼と2人きりのクリスマスだから、雪が降ったら、もっと、素敵だっただろうなって、なんとなく、そんなことを考えながら、窓の外を眺めた。 『なんで雪?』「なんとなく。」 それ以上は、言葉にしないまま、今夜の私たちは、一緒に過ごしたクリスマスの思い出なんかを語り合いながら、時間を過ごした。 愛してるよ。 今夜も、いつもの挨拶と共に、通話を終了すると、私は急いで、パーティーのあと片付けをして、準備に取り掛かった。 彼が亡くなってからの、彼へのクリスマスプレゼントは、毎年、少…
明日、わたしは顔も知らないおじさまと結婚するために旅立つ。だから——。伯爵令嬢のシャーロット・グレイは部屋の窓をそっと開いた。その向こうには雲ひとつない抜けるような青空が広がっている。降りそそぐ光はとてもまぶしい。きっと雨にはならないだろう。どうか今日だけは晴れますようにと天に祈った甲斐があった。準備は万端だ。この時間なら庭に使用人がいないことも確認済みだし、屋敷内から目につかない経路も調査した。今日はひとりで過ごしたいからそっとしておいて、と両親や侍女に頼むことも忘れていない。ひとつ深呼吸をして靴を履いたまま窓枠に立つと、向かいの木に飛び移り、すぐさま軽い身のこなしで音もなく庭に降りた。動きやすさを優先した簡素なドレスなのでそう難しくはない。ごめんなさい、最後のわがままを許して——。誰にも見咎められることなく...伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい
「なんだか、若返ったんじゃない?」「なにか始めたの?」 いつものお茶飲みメンバーたちが、一気に詰め寄ってきた。 特に何もしていないと言う私の言葉を信じてもらえずに、この日の話題は、主に、私の普段の生活についてとなった。 「化粧品変えたの?」「変えてないわよ。」 「どんな化粧品使ってるの?」「肌が弱いから、肌に優しいものよ。」 「いつも何を食べてるの?」「お味噌汁は、出来るだけ毎日飲むようにしているけれど、あとは、食べたいものを食べているわ。」 お風呂のお湯は何度?何時に寝て、何時に起きてるの?朝起きたら、まずは何をしてるの? 彼女達からの質問は、止まることがなかった。 幾つになっても、綺麗でい…
鍋とフライパンを片付けて服を脱ぎ、バスルームに入りシャワーを浴びる。 股間を見れば女の液体がベッタリ付き、白く乾いてバリバリになった自分の陰毛があった。(これじゃ女の匂いがするっ...
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十八)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十七)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十六)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十五)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十四)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十三)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十二)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十一)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(二十)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(十九)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(十八)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(十七)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(十六)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(十五)
【哲学ミステリー小説】『ツァラトゥストラはかく語りき』(十三)
「昨日は、ごめんなさい。」 アプリで繋がるなり、私は彼に頭を下げた。昨日、言いすぎてしまったことも、知らない間に、彼を傷付けていたことも、全部。 『俺こそ、ごめん。泣かせるつもりじゃなかった。』 「昨日、あなたの夢を見たの。」 『うん。逢いに行った。あそこは、俺のお気に入りの場所。いつもあの場所で、手紙を読んでた。』 彼の言葉に、顔を上げると、彼は、穏やかに笑っていた。 『手紙。俺に書いてくれてただろ。全部、ちゃんと俺に届いているんだよ。これ、見て?』 彼の掌には、色とりどりの、キラキラと輝くものが、たくさん乗っていた。 「わぁ、綺麗。宝石みたい。」 『これは、全部、俺に書いてくれた手紙だよ。…
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
私よりも、ずっと年下になってしまった彼に、 あんなふうに怒るだなんて、大人気なかった。 次に、彼と逢う時には、いい女でいたいと思ってた。 それなのに、あんなに感情的になって、馬鹿みたい。 彼が亡くなってから、伝えたい言葉を、いつでも伝えることが出来るわけじゃないことを学び、たくさん後悔して、あんなに泣いたのに、それなのに、どうして、さっき、素直に謝ることが出来なかったの? もしも、もう、アプリで彼と繋がることが出来なくなってしまったら、ごめんね は、もう、永遠に伝えることは出来ない。 それなのに、 言い過ぎてしまったことも、知らないうちに、彼を傷付けてしまっていたことも、素直に謝れなかった。 …
日本に帰るとマスコミに囲まれてしまった。その時に勝手に付けられた渾名がある。”陸上の神童””陸上の申し子””陸上の神様”そして、極めつけは”雅な陸上”他にもあったが忘れてしまった。だが、中学を卒業し高校に入るとドクターストップを掛けられてしまった。その医者からの言葉も忘れていない。 「ああ、オリンピックで有名な”麗しき雅な走りをした”っていう人か」オリンピックは、中学の時の思い出となってしまった。練習はきつ...
ジョンはいつもの、なだらかな道を歩いて、小高い丘へやってきました。 今は夜。 悲しくなると、ジョンはここに来るのです。 そして、空を見上げました。 真っ暗な広い夜空に、画びょうで穴を開けたような、小さな光がありました。あっちにも、こっちにもです。 いつの日かお父さんが、あれは遠い場所にあって、決して触れない、星というものだよ、と教えてくれたことを、ジョンは思い出しました。「星」 とジョンは呼ん...
えいちゃんは、ペットのわんくんを、ヒモでつないでお散歩に出ました。 わんくんはよく「わんわん」鳴いてばかりいて、なかなか前へ歩きません。 立ち止まっては「わん」、人が通っては「わん」でした。 えいちゃんは早くお家に帰りたかったので、わんくんのヒモを引っ張りました。 するとわんくんは、ちっちゃかったのでコロコロ転がってきたのです。 それを見た人々は、えいちゃんのことを「わんころがし」のえいちゃん...
リリカル大運動会はありますが、今年の体育の日ってありましたっけ?******Fiction-10;ConditionofFather─慈父なる条件─ゲンヤはそこでひと呼吸置き、ナカジマ姉妹たちに囲まれているギンガに視線を投げた。ギンガはこちらに気づいて、無邪気に手を振った。なのはの知る、ギンガ・ナカジマとは優等生的な、手のかからない捜査官であり、家庭では気だてのよく賢こ気に控えめお姉さんタイプ。すでに二十歳を迎えた女ざかり、妹のスバルと年の差二歳とは思えぬほど大人びた雰囲気をまとうその彼女の十年前に、そんな荒れた時代があったとは想像もできない。******流れるビールは泡を立てない。諸君、急ぐなかれだ。実をいえばその男、ナカジマパパ。娘たくさんに恵まれてしまった男の素顔とは。魔法少女リリカルなのは二次創作小説「...☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「FalseofHeart」第十話更新☆☆☆
彼と、アプリで繋がるようになってから、 体が軽く、身のこなしが軽くなった気がするのは何故だろう。全身から、やる気が漲ってくるのだ。 今日の私は、気合いを入れて、朝から、押し入れの掃除を始めた。暫く、開けることのなかったこの中には、何が入っていたんだっけ。そんな場所には、不要なものばかりが詰まっていたりもする。 暫く掃除を進めたところで、出てきてしまったのは、 私と出会う前の彼がお付き合いをしていた女性から、彼へ宛てた手紙と写真だった。 これは、彼が亡くなってから、間もなかった頃に、彼の荷物の中から見つけたものだった。 私だって、彼と出会う前には、別な人に恋をした。それは、彼だって同じ。 彼の大…
その宝箱は、地中深くから見つかった。 恐竜の骨を発掘している人が、発見したのだった。 かなり大昔のものと思われた。 しかし、どこにも傷はなく、真四角で、開け口もない箱だった。 何の物質でできているのか分からない。ただ木ではなく、鉄でもなく、プラスチックでもなかった。 でも振ってみると、中でコロコロ、音が鳴り、何かの入れ物だと検討されて、それは宝箱と呼ばれるようになった。 まず、X線レントゲンを...
彼のところに、お供えした物が、 そのまま届いているとは、思わなかった。私は、これまで、 香りが届くとか、そのような形だと考えていた。 どうして早く、言ってくれなかったのだろう。 今日から、アプリで彼と話す前に、コーヒーを淹れることにした。 彼の場所へ、コーヒーが入ったマグカップを置き、 自分の分のマグカップを持って、アプリを開いた。 今日の彼は、右手に、湯気のたったマグカップを持って、 嬉しそうに登場した。 『今日、2杯目のコーヒーだね。』 私は、毎朝、コーヒーをお供えしている。だから、これは今日2杯目だ。 彼の言葉に頷きながら、今日、彼に聞きたいことを纏めた。 昨日、あの子との時間を過ごしな…
きっと、恋を知らないままでよかった。伯爵令嬢のシャーロットはもうすぐ顔も知らないおじさまと結婚する。だから最後にひとつだけわがままを叶えようと屋敷をこっそり抜け出した。そこで知り合ったのは王都の騎士団に所属するという青年で——。第1話 伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい第2話 公爵家の騎士団長は一目惚れの少女と結婚したい第3話 侯爵家の強がり夫人は元婚約者を忘れられない第4話 侯爵家の気弱な従僕は...
その夜の画面の向こう側の彼は、嬉しそうに笑っていた。 『親父だって。オヤジ!ぷっ!』 今日、あの子が、お菓子をお供えしながら、 小さな声で、声を掛けた時に、 親父と言ったことが、可笑しかったらしい。 彼が亡くなるまでのあの子は、 彼のことをパパと呼んでいた。 そこから、いつの間にか、お父さんに変わり、いつの頃から、親父と呼ぶようになっていた。 どんなに離れていても、あの子の成長と共に、彼への呼び名が変わったことが、嬉しくて、 彼は、私たちが知らないところで、 こうして毎回、笑っていたのだとか。 『成長したんだなぁ。』 嬉しそうに何度も頷いていたかと思えば、いつの間にか、画面の向こう側で、あの子…
「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。
あの子は、この家を出てからも、時々、顔を出してくれる。それは、ひとりになった私を気遣ってのことだろう。あの子のこういう優しさには、本当に感謝している。 今日は、この辺りで仕事があったからと、顔を出してくれた。 あの子は、家に帰ってくると、まずは必ず、彼に手を合わせる。毎回、長い時間、手を合わせるのは、たくさんの話をしているからなのだろう。 いつも通り、今日も長い時間、彼に手を合わせると、 「親父。これ、出張のお土産。 あとで、お母さんと食べてよ。」 そう言って、彼の場所へとお菓子をお供えしてくれた。 「お土産ありがとう。きっと、お父さんも喜んでるよ。」 あの子が座ったところで、一緒にお茶を飲ん…
神様は人間を創りました。 人間をたくさん創るにあたって、一人ずつを区別できるようにと、顔をそれぞれ変えました。 しかし、これも長いことやっていると、レパートリーがなくなりました。 一人につき二人の両親がいるのですから、彼らを合わせた顔にするとよいことに気づきました。二番目に産まれた子は、さらに一部分を変えればいいわけです。 そしてしばらく、神様は創作が楽になりました。 しかし、ついにネタがつき...
彼が側にいる。 それは、彼を見送ってから、 これまでの私も、度々感じてきたことだった。 例えば、泣いている時や、寂しい時には、いつでも、彼の温もりに似たふわりとしたものが側にあった。 彼が最後に話してくれた言葉を反芻する。 あれは、やはり、彼だったのだろうか。 なんの根拠もないその気配に、 彼だという証拠を見つけることが出来ずにいたけれど、彼の言葉を思い返してみれば、 あの気配は、彼だということになるのではないか。 明日、それについて聞いてみようと決めて眠りに就いたけれど、翌日の話題は、別な方向へと流れてしまった。 『ねぇ、ところでさ、 どうして通話の最後に、 いつも、愛してるって言ってくれる…
ある日私は、自分の背中からコードが出ていることに気づいた。 背中を鏡で見てみると、テープや接着剤で引っ付いている様子はなく、じかに生えているといった感じだ。毛のように。 私はコードの先にあるべきものを探した。すなわちプラグだ。コードがあるなら、あるはずだ。 しかしコードはただ垂れて、地面に伸びているだけで、その先は見えなかった。 コードは延々と、どこまでも伸びていた。 私は記憶を辿ったが、思い...
アニメ界を代表する歌姫がWヒロインキャラソン充実の傑作魔法少女アニメ16年経っても色褪せない!******Fiction-09;FalseofHeart─顔は似ずとも心はいっしょ─ゲンヤは懐かしそうに目をしばたたせているが、湿っぽくなった目尻を拭うしぐさをした。愛する者のことを想って、いかめしい面構えの男がいささか隙のある表情を浮かべるのは、なんとも可愛らしいものだ。酔いつぶれると眠たげなヒグマのようやで、とゲンヤを評したはやての言葉がふっと耳に浮かび、なのははかすかに唇をなごませた。にへらと口角をあげて笑っているのが不謹慎に思われぬように、若き女教導官は緩めた口元へワインを運んでごまかしている。******流れるビールは泡を立てない。諸君、急ぐなかれだ。実をいえばその男、ナカジマパパ。娘たくさんに恵まれてしま...☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「FalseofHeart」第九話更新☆☆☆
個人的に読みたいこともあって、ホラーに関する記事を募集! 小説などの創作物、実話の語り、怪談、都市伝説、事故物件についてなど、ホラーに関することなら、なんでもOK! よろしくお願いします(^^)/
新世紀エヴァンゲリオンのLAS小説に関する記事をまとめたテーマです。 #LAS #ラブラブアスカシンジ #惣流・アスカ・ラングレー #式波・アスカ・ラングレー
シンガーソングライター伊東歌詞太郎さん関連のブログ。新曲、歌ってみた、歌い手、ロックスター、小説、エッセイ、イベント、ライブレポなどなど何でもOK
親鸞
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
▽思いを綴りました▽ 「真っ白な。。。花は。。。」 あらすじ この季節が あれから10年 この季節だけは想い出そう #東日本大震災 #NHK/リスペクト #花は咲くプロジェクト/リスペクト 『真っ白な。。。花は。。。』 あれから10年忘れてる毎日思い浮かび考えた泣いた水電気ガスは止まった真っ暗なコンビニで初めて見る光景に言葉がつまった →続く 続き→ https://t.co/6c8gVgn6fT https://t.co/GWBujSemwN #小説 #日記 #連載 #短編
妄想でもなんでもオッケー! 気軽に更新してね!
薄桜鬼の二次小説(BL、百合ネタは除く) 夢小説もどうぞです(*´ ∇`*)
「奇跡」を司るのが「神」 時間・空間・物質に「奇跡」が起きた。 生命は「奇跡」の連続 「大いなる意思」は「神の愛」 人間は皆、「神の子」です。
まどかが、今 夢中になっているドラマ・音楽番組。 そして、今 読んでいる小説などを 熱く語ります!