短編小説 注目記事ランキング

  • 更新時刻:17/03/26 06:30現在
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1位
水円 岳さん
  • 情報提供まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい ぎょがん2 いまじなりぃ*ふぁーむ水円 岳さんのプロフィール
  • シーズン1 第二話 魚眼(2)すたすたと歩いてきた小さな騎士は、私の前まで来るとさっと跪(ひざまず)いた。「ゾディどの。無事、セレスさまを先方に送り届けてまいりました」「大変ご苦労であった。道中、危険なことは起こらなかったかの?」「幸い天候にも恵まれ、主要道を昼間のみ辿りましたゆえ、心配していたようなことは何一つ」「何よりじゃ。あとは……向こうでの暮らし向きだけじゃな」跪いていたテオがすっくと立ち

2位
あ〜る・ベルンハルトJrさん
  • 情報提供透明人間 ─関根博之の場合─「5」 夜更けのラプソディあ〜る・ベルンハルトJrさんのプロフィール
  • 昼間は暖かな日差しが降り注いでいたのに、夜の風はやけに冷たかった。慎重に後を付けた博之は、改札に向かうその背中を確認して、長めの切符を買った。隣の車両にと思ったが、帰宅ラッシュに重なったため、息をひそめるように同じドアから乗った。降りる駅など分かるはずもない。人の波に押されるようにターゲットが降りたのは、博之も名前は知っている駅だった。乗り換えが入ると見失う恐れがあったが、幸いそれはなかった。小さ

3位
水円 岳さん
  • 情報提供まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい ぎょがん1 いまじなりぃ*ふぁーむ水円 岳さんのプロフィール
  • シーズン1 第二話 魚眼(1)春は名のみ。荒れ狂う風の音だけが屋敷に容赦なく流れ込んでくる。これからひどく吹雪きそうじゃな。私は外套を二枚重ねてきっちり着込んでから、執務室にソノーを呼んだ。「ゾディさま、何か御用でしょうか?」「ああ、私はこれからちと出かける。昼過ぎにテオが戻ってくるゆえ、丁重に出迎えてくれ」「大事なお客様ですか?」ソノーが、小さな首をこくんと傾ける。「いや、この屋敷の同居人じゃよ
4位 あ〜る・ベルンハルトJrさん
  • 情報提供透明人間 ─関根博之の場合─「4」 夜更けのラプソディあ〜る・ベルンハルトJrさんのプロフィール
  • 「大変!」上ずった枝野みゆきの声に全員が顔を上げた。年齢は一つ上だが、彼女は博之の三年先輩に当たる。「関根君じゃないんでしょ? あたしが男だったら言ってやるのに!」先日上司に、ありもしないことで叱責されたとき、彼女は博之の腕をつかんでそう言った。入社当時の教育係ではなかったが、なにくれとなく世話を焼いてくれる、数少ない味方だった。「お具合でも悪くされましたか」「いえ、いつも通り家を出ましたが」そん
5位 蛙声爺さん
  • 情報提供これって「詩」なのかな 蛙声爺の言葉の楽園蛙声爺さんのプロフィール
  •            これってもしかしたら  なあ、ずーっと小さくした「欲」でもって過ごさないか  けっこういい夢3本もみた 夜中のトイレ2回のお陰か  サッシ戸の向こうの小枝に 白黒はっきりした可愛い小鳥が長いこと止まってた  きようの薄手のトックリの色柄 じつに春らしい  アスファルトの割れ目の野草 このあいだよりかなり伸びてる  くるくる寿司のマグロ いつもより少し厚かった  アメリカが決勝
6位 ホタルさん
  • 情報提供[No.750-1]叶えてあげる 冬のホタルホタルさんのプロフィール
  • No.750-1登場人物女性=牽引役  男性=相手-----------------------------「・・・これって、空き箱だろ?」「そうよ」彼に引越しするための荷造りを手伝ってもらっていた。「捨てても・・・いいよね?」もともとそのつもりで彼を呼んだ・・・はずだった。「ちょっと待って!」捨てられない性格ではない。その証拠に、目の前には捨てる物が仕分けられている。「いるの!?」「・・・う、うん」私の反応に彼が不思議な表情を浮か
7位 トオルKOTAKさん
  • 情報提供子供たちが鳴いている(10/10) トオルKOTAK 短篇小説トオルKOTAKさんのプロフィール
  • 「三沢さん、ちょっと待ってください。お話を整理させてください」結論に走る三沢を止めた私は、深呼吸して間を置き、手帳に記した語句を追いかけた。テーブルに置かれた桜色が陽射しを帯び、過去と現在を繋ごうとしている。「……つまり、明け方に……最初に鳴き出す子が、被害者・江坂恵子のお嬢さんだったんですね?」三沢は否定することなく、ライターを弄んだ。カチカチっという金属音が張り詰めた空気の膜を破っていく。「記
8位 水円 岳さん
  • 情報提供まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい すいきん2 いまじなりぃ*ふぁーむ水円 岳さんのプロフィール
  • シーズン1 第一話 水琴(2)両手を腰に添え、改めて空を見上げる。「のう、ニブラどの」「はい」「この子の魂はすでに身体(からだ)を離れておる。朽ちてゆくだけの肉体を親に返したところで、それは彼らにとって塵芥と何ら変わらぬ。そのようにしか扱われぬ」「……」「お主の優しい心遣い。それが……もっと早くこの子か私に届いておればな」ニブラは、そっと顔を伏せた。力のない儚いニンフに出来ることは、ほんのわずか。
9位 トオルKOTAKさん
  • 情報提供子供たちが鳴いている(9/10) トオルKOTAK 短篇小説トオルKOTAKさんのプロフィール
  • 私は手帳にキーワードだけを書きとめ、両の目と耳を三沢に集中した。「施設で、オレは毎晩泣いてたらしい。いつも明け方に、な。夢を見たり、哀しかったわけじゃない……まぁ、そういう癖がついてたんだろう。小学生だったさつきが、なぜかオレの寝かしつけ役で、ませたガキが親の仕事を手伝うってカンジだった。弟の面倒でもみるつもりだったんだろう」そこまで一気に言って、三沢は窓の外を眺めた。心の奥底に眠っている化石を少
10位 KOKORONOさん
  • 情報提供採卵の周期に入った トマトの芽々KOKORONOさんのプロフィール
  • 3月22日は不妊治療の生理3日目。朝は6時30分に車で向かい。8時着。8時30分から採血して、一応、今周期の採卵を予定しています。異常もないのだけれど、体重が3キロ増えてて、ちょっとずつ血糖値が不...
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11位 イカさん
12位 あ〜る・ベルンハルトJrさん
  • 情報提供透明人間 ─関根博之の場合─「3」 夜更けのラプソディあ〜る・ベルンハルトJrさんのプロフィール
  • 「魔法の指輪? 透明人間?」「ほら、ここを回すとさ、指輪をしてる人間が周りから見えなくなるんだよ。だから人前でやっちゃダメだよ。瞬間的に消えてなくなるから事件だよ。戻すときは逆に回すんだ。当然だけど、これも人前でやっちゃったら事件だ」凄い秘密を打ち明けるみたいに小声になったホームレスがおかしくて、博之は付き合ってみることにした。「じゃあさ」思い切り声をひそめた。「物も盗めるの?」「ん?」ホームレス
13位 とみさん
  • 情報提供きっとさいごまで とみのらくがきみだれがきとみさんのプロフィール
  • 私は人を傷つけてきた。今まで。そしてきっとこれからも。私は人に傷つけられてきた。今まで、そしてきっとこれからも。ああ、しかり。しかり。然り。誰かが言ってた。誰かも言ってた。生きるとはそういうことだって。意図せずに傷つけて。意図して傷つけて。意図せずに傷つけられて。意図して傷つけられて。『そしてそうやって、死んでゆくのだろう』ああ、しかり。しかり。然り。傷つけては後悔し、傷つけては喜び。傷つけられて
14位 かさかささん
  • 情報提供骨響 140文字で紡ぐ恋かさかささんのプロフィール
  • まだ空と大地と海が、その境界線を平和に保っていた頃、マウレは緑豊かな大地に立ち骨を響かせていた。マウレは神の子と呼ばれていた。大きく青くすんだ湖のそばにソバセセの木があり、その木の根元にそのあたりでは神と呼ばれる白い山羊とともにいた赤ん坊だった。神が自ら育てたと思われる赤ん坊は近くに住むヒトが見つけた。遠くから白い山羊がじっと見つめるのでメキトという男は導かれるように白い山羊に近づき、傅き、そして
15位 かさかささん
  • 情報提供紐付けされる記憶 140文字で紡ぐ恋かさかささんのプロフィール
  • 彼岸を忘れていた。数日前に脱衣室に置いてあった仏花を見てもピントこない有り様。で、義父母たちは墓参りに行ったようだが、私も子供行かなかった。定期的に所持品は捨てる。郵便物は来たときにすぐに見て捨てればいいのだが、後でゆっくりとか思って、たまってしまう。そんなものが入っている箱を見て捨てた。その中に使っていない手帳があって、中を見ると、灘の酒蔵を夫と巡ったときのスタンプが押されていた。モノに紐付けさ
更新時刻:17/03/26 06:30現在