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  • 【散文詩/ショートストーリー】骸骨の街

    骸骨の街の片隅に、今にも息絶えようとする女が自らを捨てて横たわっていた、微かな海の記憶が女に蘇っていた、初夏の匂い、青空に雲が高く渦を巻くように動いているのを見て歓喜の声をあげたことや、晴れた夜にこの海辺を、ドレスをはためかせてドライブした記憶も、まだ内部に残っていた、捨てるべきものは全てであったのに、愛しいものの記憶だけは捨てることができなかった、あのまま二人でどこかへ行きたかった、そんな思いが女を留めていた。 骸骨の聖母の守護する海辺のこの街にはありとあらゆるものが捨てられていた、誰かへの想い、家族の役割、希望、素晴らしい夢、嘘、そして名前までもがこの街では至る所に捨てられているのだった、…

    獏の骨

    独白、散文、詩【ブログ朗読】獏の骨

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  • 山岸厚夫さんの作品展に

    こんにちは京都の朗読家 馬場精子です昨日の記事でもお知らせした馬場精子の世界展が開催されるラネージュさんで山岸厚夫さんの漆器の作品展があり伺いました迫力ある作…

    馬場 精子

    朗読家 馬場精子 〜ことばの世界〜

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  • 【散文詩/ショートストーリー】編集室

    「何なんですかこれは!」 ジーンズ姿の青年は息を荒くして編集室に駆け込んできた、「おかしいですよね、こんな風に取材されてたなんて、何で僕の事をかわいそうな人扱いするんですか!」、一瞬室内は静まり返ったがまたにわかにいつものざわめきが蘇り、何事もなかったかのように時間が流れ始めた。 タバコのにおいの染みついた煤けた編集室の一角で、初老の男は自分と対峙する青年を見据えていたが、同時に仕事をこなすために受話器に耳を当てていた、しかし青年を諭すように青年の発言に対して頷いて見せた。 わかってるとでも言いたげなその表情すらなんだか役者めいていて、しかも青年よりも一枚も二枚も上手の演者であるために余計に、…

    獏の骨

    独白、散文、詩【ブログ朗読】獏の骨

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  • 「馬場精子の世界展」は12月5日6日に開催します

    こんにちは京都の朗読家 馬場精子ですホームページなどでお伝えしていた10月に予定しておりました馬場精子の世界展12月5日(土)午後5時〜6日(日)午後2時〜延…

    馬場 精子

    朗読家 馬場精子 〜ことばの世界〜

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  • ”ガス燈朗読会 vol.5 ~声で聴く文藝作品~ 谷崎作品”

    当時、「蘆刈」の自筆本を出版してらしたそうです。別漉きの雁皮紙に、著者の自筆で浄書したものをオフセット印刷したとか。 雁皮紙、というのは、野生の雁皮(ジンチョ…

    kaki

    かきのブログ

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  • 【散文詩】生魚の心臓を食す男

    ホテルのドアに布団とガムテープで目張りをするんだよ、声が漏れないようにね、そう、ドアの隙間に布団のはしをぎゅうぎゅうに押し込むんだよ、ドア全体も毛布で覆ってね、そうしないとほら、喘ぎ声っていうのは結構響くもんだからさ、そうだねえこれは喘ぎ声ならともかく叫び声も遮断するかもしれないね、慣れている人はまずそうするんだよ、俺、目張りしてきますって言って少しは役に立つ働きをアピールするんだよ、そうすると次もお声がかかるでしょ、乱れた行いってやつをしたいわけだからね。 言葉は独り歩きしているよね、ほんとのものなんかはどうなんだろうね?本当に男女が入り乱れてするのは、あるいは多人数の男が一人の女を、みたい…

    獏の骨

    独白、散文、詩【ブログ朗読】獏の骨

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  • イチジク

    こんにちは京都の朗読家 馬場精子です昨日も今日も車の多いこと連休だからですねここしばらく…なぜか眠れませんそれなのに朝は4時半には目が覚めてしまいますなので5…

    馬場 精子

    朗読家 馬場精子 〜ことばの世界〜

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