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  • 初めて褒められた日

    今夜も蛙が賑やかだ。ゲコゲコゲコ、いやゲロゲロゲロかな。モニター画面に目を細めているときはさほど気にならなかったのが、一度耳に止めてしまうと駄目。集中力は途切れて、ぼんやりししてしまう。そうだ今日は歯医者に行ったんだ。それにものすごく暑かったなあ……とりとめなく思い出す。不思議に記憶は過去もリアルタイムも差異はない。あの日あの時が鮮明に浮かび上がる。山下先生、そうだ鏡子先生だった。覚えている小学校時代の先生で、下の名前までシッカリ覚えているのは、山下鏡子先生ただひとり。どうしてだろう?そうだ、僕を初めて褒めてくれた母以外の女の人だったんだ。「へー、上手だね。写生好きなんだ」突然かけられた言葉に固まってしまった私。そう可愛げに欠けた影の薄い子供……。画板に向かって写生に夢中だった私を背後から覗きんだ山下先生だった...初めて褒められた日

    つねとおる

    ボクの描く世界

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  • 馴染めぬ現実

    深夜1時。寝静まった家を気遣いながらの入浴。開け放した浴室の窓から、あの賑やかな蛙の歌が飛び込んでくる。田舎ならではの醍醐味とでも言えるかな。(苦笑)昨日は久しぶりに妻の買い物に同行。実は市役所やそのほかへ出来がったイベント通信のチラシを配布するため。しかし、久しぶりの訪問先の変貌に驚いてしまった。閑散とした市役所、窓口には透明の遮蔽物が。そそくさとチラシを頼んで、逃げるように市役所を後にした。(勝手が違うと、こうなってしまう性格。笑)買い物も、違和感がついて回った。マスクでガードの私と妻。入り口に「買い物は一人が代表して……」と案内表示。待機する私の目には、マスクなしの買い物客が飛び込む。さほど多くないお客さんの中だから、かなり目立つ。(怖くないんだなあ)臆病者の私には考えられない光景だった。まだまだ私が気楽...馴染めぬ現実

    つねとおる

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  • ぼくの神様

    小学校に入った早々に、未来への希望を閉ざされた私。その後も暗く寂しい学校生活を余儀なくされた。自己主張するどころか、先生や級友の目に留まらない存在である続けた。誰も、そこにわたしという存在があることに気付かないように思えた。絶望感を過ぎると、もう諦観に似た心境に陥ってしまった。毎日の学校生活は、いくら苦痛に思っても、逃げる勇気などあるはずもない。諦めるしかなかったのである。捨てる神あれば拾う神あり。そのまま何も変わらなければ、多分私の人生は無くなったに違いない。しかし、幼い小学生は救われた。救ってくれたのは先生でも級友でも親兄弟でもなかった。人間ではなかった。(あ?)トイレに向かう廊下で、それは目に飛び込んだ。半分あけ放たれたドア越しに見えたのは本だな。ギッシリ詰まった本がさ迷える幼子を誘った。自分で行動を起こ...ぼくの神様

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