三月まで、一つの作品を仕上げるためにひたすら書いていた。書く。書く。とにかく書く。そのくり返しで、キーボードを打ち続ける日々を送っていた。 四月。書く衝動は少し落ち着き、新作のプロットを練って、アイディア探しのためにインプットをしたり、出来上がった作品の推敲に励んでいる。 しかし、ここが最大の難関で、私は推敲が死ぬほど苦手だ。出来上がると解放感と達成感で頭が沸騰してしまい、脱稿ハイというやつにかかって、しばらく頭と気力がぼーっとしてしまう。創作意欲も湧かなくて、自室のベッドで横になる休日を過ごし、眠りこけて一日が暮れるという怠惰な私になってしまう。 そのおかげで推敲に頭が回らず、作品を寝かせて…
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