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  • 坂東道 満願寺 ❷-❷ の彫刻・・栃木市。

    遥かなる峰々、断崖絶壁、豊かな森を目にすると、何か、崇拝的な心地になって、ここへ来て、良かったと思い、今度は、深山・幽谷に分け入ってみたいとも思う。寺院僧侶が、袈裟を着て法螺貝を吹き、説法を解きながら案内する先達・・修験道、理屈よりも実践修行を尊重する入峰修行、修行者は、みだりに未入峰者に、その内容を語ってはならないという、修験道の古法を守っっていて、その神秘性を保っているという。出流山・満願寺の奥の院も、修験者が訪れ、滝行をして、日光に出向くという。その神秘性に見合うように、里村離れた山奥の大御堂、軒を支える升組、壁から柱を支える肘木を置いて、その上に桁を乗せて、三段、三手先工法。社寺の優美をかもす、軒の僅かな反り、その隙間を埋める計算の技、感心するばかりです。更に、龍の彫り物・・・う~ん・・・です‼奥...坂東道満願寺❷-❷の彫刻・・栃木市。

  • 坂東道 出流山・満願寺 ❷-❶ 栃木県栃木市。

    日光東照宮のある栃木県、日光を開山したのは勝道上人で、彼の父母は、今の群馬県高崎市の片岡町辺りから、栃木県芳賀辺りに移り住み、この一帯の国司になった方。子宝に恵まれなかった母は、栃木市の満願寺の奥の院にお参りし、授かったのが勝道上人・・735年に生まれ、幼いころから寺修行、山伏修行の場は、ここ出流山・満願寺・・・のちの坂東札所17番。上人となって、18歳・762年で具足戎を受け、栃木市出流山・満願寺を開創した765年、日光輪王寺を開山したのは、その翌年。今でも、日光の開山が勝道上人ということで、日光の修験者は年中行事の一つとして、必ずここで入峰の修行を行なうという。👇山門は、1700年中ごろのデザインで、茅葺の屋根も、今は修復していて金属板にしてるけど、仁王像は1330年頃の鬼気迫る形相・・蟇股に七福神さ...坂東道出流山・満願寺❷-❶栃木県栃木市。

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